防衛大臣、次官、陸上幕僚長が揃って辞任する事に。一連の経過はお粗末極まりないし、大臣を含む防衛省トップクラスの相互信頼関係にも疑問があり、やむを得ません。しかし責任者不在中に防衛上の問題が発生したら困ります。
問題となったPKO派遣部隊の日報、防衛省も官庁の一つなので、情報公開すべきである事が原則。
しかし、活動中や最近まで活動していた部隊の日報を公開するのは隊員の安全を考えると疑問があります。公開と言う言葉がいつでもどこでも正義であるかのように誤解するのは自由であるとしても、今後も含めて隊員の生命を危険に曝しかねない事に無頓着なのか、故意に目をつぶっています。
日報の内容がいかなるものかは承知しておりませんが、日々の活動を記す目的で、周辺の治安状況、発砲や爆発などの注目事象の有無、派遣部隊に敵対する動きや具体的な攻撃があればそれについて書き、なおかつそれらにどう対処したかを書くものと思います。
PKO活動は武力を背景に平和を作り出す事なので、武器の携行は必須。でも国内世論が過敏で大した武器は持って行けません。今回も現地部隊が持つ武器はほぼ全員が持つ小銃に加えて拳銃、僅かな軽機関銃、それに軍用車両くらい。弾幕を張って逃げ道を確保する際に小銃弾を発射するだけの軽機関銃ではいかにも心細いと思います。
携行武器の詳細はともかく、武器の数や配置、燃料や弾薬の保管場所などは外部には知られない方がよいし、駐屯地で外部の動きにどう対処するかと言う手の内が知られる事も好ましくありません。公開すれば無知を敵に笑われます。
PKO活動の必要な地域は、日本と違って一般市民も武器を所持しています。銃声がしても格別異常ではないし、派遣部隊の武器を盗む目的で襲撃を企てる輩が居てもおかしくはありません。現地で出回っている武器はお手製などの粗悪品が多く故障しやすいため、部隊の武器が狙われる可能性もあります。撃たれて犠牲者が出ない限り反撃できない派遣部隊のストレスも考えて見たらどうか。
PKO活動とは意味が異なりますが、私の父は太平洋戦争当時、ビルマ(現在のミャンマー)で歩哨に立つ事があったと聞きます。英軍退却後の平和な一時期であったとは言え、不審な人物が接近したら、「誰かー」(たれかーと発音します。)と間を置いて3回誰何(すいか)し、返答が無ければ発砲すべきと言うのがお役所でもある陸軍の公式ルール。
しかし3回目以前に撃たれたらおしまい。歩哨に立つのは恐ろしいそうで、「誰か誰か誰か」(たれかたれかたれか)と早口に3回叫んで発砲するのが実際の要領だったとも聞いて居ます。笑い話ではなく外国はそれくらい危険と言う事。
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コメントを下さる方は、恐れ入りますがご自身のブログのURLをご記入下さい。
お考えとあまりに違うご返事を差し上げるのは失礼になると思いますので、ブログを拝見してどのようなお考えの方かを私なりに理解した上でご返事を書きます。悪しからず。
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しかし、活動中や最近まで活動していた部隊の日報を公開するのは隊員の安全を考えると疑問があります。公開と言う言葉がいつでもどこでも正義であるかのように誤解するのは自由であるとしても、今後も含めて隊員の生命を危険に曝しかねない事に無頓着なのか、故意に目をつぶっています。
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PKO活動は武力を背景に平和を作り出す事なので、武器の携行は必須。でも国内世論が過敏で大した武器は持って行けません。今回も現地部隊が持つ武器はほぼ全員が持つ小銃に加えて拳銃、僅かな軽機関銃、それに軍用車両くらい。弾幕を張って逃げ道を確保する際に小銃弾を発射するだけの軽機関銃ではいかにも心細いと思います。
携行武器の詳細はともかく、武器の数や配置、燃料や弾薬の保管場所などは外部には知られない方がよいし、駐屯地で外部の動きにどう対処するかと言う手の内が知られる事も好ましくありません。公開すれば無知を敵に笑われます。
PKO活動の必要な地域は、日本と違って一般市民も武器を所持しています。銃声がしても格別異常ではないし、派遣部隊の武器を盗む目的で襲撃を企てる輩が居てもおかしくはありません。現地で出回っている武器はお手製などの粗悪品が多く故障しやすいため、部隊の武器が狙われる可能性もあります。撃たれて犠牲者が出ない限り反撃できない派遣部隊のストレスも考えて見たらどうか。
PKO活動とは意味が異なりますが、私の父は太平洋戦争当時、ビルマ(現在のミャンマー)で歩哨に立つ事があったと聞きます。英軍退却後の平和な一時期であったとは言え、不審な人物が接近したら、「誰かー」(たれかーと発音します。)と間を置いて3回誰何(すいか)し、返答が無ければ発砲すべきと言うのがお役所でもある陸軍の公式ルール。
しかし3回目以前に撃たれたらおしまい。歩哨に立つのは恐ろしいそうで、「誰か誰か誰か」(たれかたれかたれか)と早口に3回叫んで発砲するのが実際の要領だったとも聞いて居ます。笑い話ではなく外国はそれくらい危険と言う事。
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