地元のスーパー

　デパートだけではなく、スーパーも必ずしも好調ばかりとは言えないようです。

　私が通う地元スーパー。片仮名で言えばインティメートな雰囲気。県内企業かと思ったら本社は都内。高級品でも訳あり品でもない安価な品揃え。便利な場所に立地しています。

　レジのメンバーはおなじみ。こちらの家族構成も嗜好も買い物の中味でバレています。挨拶も「いらっしゃいませ」はとうに通り越して「こんにちは」、さらには「こんちは」と言う少々乱暴な場合も。接客マニュアルにしがみつくよりは感じが良いかも。

　レジで馴染みの客と個人的な会話をしているのがよく見受けられ、客も客でレジにお土産を置いて行く人さえ居ます。日用品の売り場のレジでは客が長々とおしゃべりを楽しんでいます。

　地元の高齢者や一人住まいの人のたまり場となっている面もありますが、ムダ話だけではもったいない。これらの客の困り事を汲み上げれば新たなビジネス、少なくとも商品の仲介は出来る筈。

　人はスーパーの商品のみにて生きるものにあらず。なんてね。


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