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まるでおかしい再生可能エネルギー

2018年06月19日 19時21分41秒 | その他
 必要なエネルギーを安全かつ低コストで得る事は万人の理想とするところ。

 しかし、よく言われる「再生可能エネルギー」。ほとんどの人が地球環境に優しくて素晴らしいものと誤解している現状には、笑うどころか恐怖さえ感じます。

 実は「再生可能」の語句は自然科学の法則を無視した全くのデタラメ。公文書に使われたり、公職にある人が口にするのは国家レベルの詐欺的行為と言えます。

 なぜならエネルギーは不滅なもので、形を変える事はあっても消失したり再生したりする事は決してありません。初耳だろうと何だろうとこれは科学の常識中の常識であって、とかげの尻尾の再生やお肌の再生と一緒にされては困ります。

 「再生可能」を言い出した人は頭がよほどご不自由か、間違いの無い重症の科学オンチ、あるいは世論をミスリードする政治的な意図を持つ他国籍の確信犯。

 人目を引くために「再生可能」のような言葉を用いて科学用語を飾る事が世間ではよくあります。修飾語には具体的な意味が無いのが普通で、くれぐれも誤解なさらないように。私が開発に携わった際にもそのような名称の材料の話はよくありました。

 ようやく本題に戻りますと。

 現在の日本の発電量の8割以上は火力発電に頼っています。残りの約2割のうちには水力発電も有りますから、それを除く、いわゆる再生可能エネルギーに由来する電力はほんの数%。増えているとは言うものの現実はその程度。

 私が小さい頃、日本の電力のほとんどは水力発電でまかなえました。その後電力消費量が増加するにつれ、火力発電の割合が増えました。理由は水力発電を行なうのに適した場所は限られ、ダム工事に対する反対運動や水没に対する補償の問題が有るからで、水力発電の割合を増やす事は事実上不可能。

 いわゆる再生可能エネルギーの代表格とも言える太陽光発電。天候や時間帯によって発電量が変動するし、太陽光を電気に変える太陽電池の寿命は20年くらい。蓄電池に電力を貯める場合なら蓄電池の寿命が10年くらい。さらに太陽電池自体を作る際の電力消費が多く、二酸化炭素放出の一因となっています。

 もう一つの代表格は風力発電。夜でも発電可能とは言うものの、風の吹きやすい地域を選ぶ必要がありますし、それでいて強風や台風にとても弱いのには笑うしかありません。得られる電力もそれほどではなく、発電設備が人里離れていると新たな送電設備を要し、コスト高にもなります。

 いわゆる再生可能エネルギーは発電量、発電コスト、二酸化炭素放出の面から見て未だ既存のものに及ばないにもかかわらず、必要以上にチヤホヤされる理由はなぜか。多分、原子力発電と言う「悪玉」に対する「善玉」が居ないと困る人が居るためで、政治的、社会的に過大評価されています。要するに選挙目当てに過ぎません。

 今のところ、日本の火力発電への依存割合は高まる一方で、二酸化炭素排出も減りません。世論を喚起して電力消費を抑制する事も必要ではないかと思います。例えば各地のナントカルミナリエなどはエネルギーの無駄遣い。眺めて元気になる事が重要と思うのかも知れませんが、そんな情緒一辺倒では国が滅びます。


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