ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

もう一つフルート協奏曲

2018年07月25日 06時01分46秒 | フルート
 もう一曲見付けました。

 Youtube上にあり、CDも販売されたものなので新発見では有りません。特許で言う「公知」の状態、知っている人が実在するかどうかは関係無い。ペルシャ語で書かれたものなら誰も読めないので公知と言えないのではと言うイランに失礼な議論が有りましたが、現代なら自動翻訳もできますから、通用しないのでは。

 たわごとはそれくらいにして、ご紹介するのはPiacentino(ピアチェンティーノ)のフルート協奏曲ト長調の第2楽章。URLは下記の通り。

 https://www.youtube.com/watch?v=6nOuTLQSwx0

 Youtubeに第1楽章と第2楽章が別々にアップされており、CDのデータによれば第3楽章もあるらしい。

 シチリアーノと雰囲気が似ていてメロディーがとても優れています。ヴィヴァルディのフルート協奏曲の緩徐楽章はなかなかのものと思いますが、ピアチェンティーノのフルート協奏曲の第2楽章はヴィヴァルディにも決して負けません。

 技術的に難しい箇所はありませんが、表現の難しさは有るかも知れません。かつての名手ランパルの演奏は、笛吹童子と揶揄されたイメージとは違って意外にも思い入れたっぷり。

 この作曲家は1598年イタリア生まれ、1653年2月19日イタリアで亡くなっていますからバロック初期の作曲家ですが、18世紀の人であるとの記述も有ります。曲の感じからは確かに後者のような気がします。Romano Antonio Piacentinoがフルネーム、他にA.M.Piacentinoと表記したものも有ります。もしも17世紀の作品であればオリジナルはリコーダーの曲かも知れません。

 IMSLPのサイトには作曲者名すら無く、また市販の楽譜も見当たりません。Youtubeのランパルやゴールウェイの伴奏指揮をしているクラウディオ・シモーネは学者なので、どこかで探し出したか自ら校訂した楽譜を使用した可能性が有ります。

 やむを得ずランパルの演奏を聞いて楽譜に起こして見ました。伴奏はYoutubeの演奏を離れてオリジナルで作って頂こうと思います。無論、私的に楽しむだけ。

 この曲、とてもおすすめです。何曲か吹ける場合ならこのような曲も加えると良いと思います。アンコールにも向いています。


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