ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

東芝への親しみが増した

2015年07月25日 06時55分07秒 | その他
 東芝と言えば土光さん。立派で尊敬できる人だったと思いますが、残念なのは半ば神格化されていて一挙手一投足に至るまで話がオーバーに伝わっている事。質素な生活を象徴する有名な目刺し、実は高級品として知られる高知のうるめだし、落ち葉で焼き芋も広大な庭だからこそ出来る話。

 東芝の歴代社長が粉飾決算に関与していて、誰も逆らえなかったような報道がされているのには驚きました。日本を代表する企業なのに。でも、東芝も他の会社とそう変わらないと知るとなぜか安心して親しみが増したように思います。

 日本の企業には程度の差はあれダークな部分があります。社長の一族が会社の仕組みのどこかに組み込まれて分け前を頂いているケースは珍しくありません。世襲企業、家族経営なんて言われる会社には特に多いと私は想像します。

 アイデアマンで知られる社長の親戚が購買部と納入業者の間でペーパーマージンを得ていた例、実際にもお会いしました。かなり極端な例と言えますが、購買部の取引業者として親戚や知人が入り込んでいるのは普通。そこまで行かなくても、ビルの清掃、保守点検、植栽の管理、社員食堂、売店などであれば、本業とは無関係で目に付きづらく、入り込む余地があると思います。

 今回の東芝の件はそんなケチな話ではなく、収益の目標を過大に設定して達成を強要したことがそもそもの原因と言われます。でも、これはどの会社でもやりますね。経営者にはプライドが有るので、自分がトップであるときに業績を向上させたいもの。他企業のトップと歓談する際にも鼻が高いからと思います。ついでに言えば社員の給与水準にトップの見栄が影響を与える事もあるそうで、そんな見栄は大いに張って頂きたいもの。

 そこで本論。粉飾決算が監査でバレなかったのは不思議に感じる人が多いと思いますが、会社側が巧妙で監査法人が分からなかったのか、監査法人が薄々知っていたか、あるいはグルだったのか。今回、不正が明るみに出たのは監査法人の指南の限界を超えたため、さすがの監査法人も手が後ろに回るのを恐れ、異を唱えたからと思います。

 さて、一般人で正義の人の貴方は、会社上層部の反会社的行動を社員がなぜ阻止出来ないのか不思議に思う筈。でも会社員に尋ねれば大多数の人が阻止出来ないと答えると思います。

 極端な例として上層部から人を殺せと言われたら、さすがに躊躇する人が大部分と思いますが、実行する人が皆無とは言い切れないのが、会社と言う集団の恐ろしさであると思います。勿論、各社員は知識も常識も備え、普段は社会規範に従って行動しています。こう言う人であっても状況によっては反社会的な人に急変します。

 かつて企業倫理が叫ばれた際には、経団連が主導して傘下の各企業の企業倫理を確立させる目的でそのための新たな社内組織を誕生させました。私が在籍した会社でも同様の組織が立ち上がりましたけれど、世間の非難をかわすためのみせかかけの行動と言う面が強く、実効性は疑問と思った事があります。


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ロマンス第一番ト長調をフルートでの具体案

2015年07月24日 17時21分49秒 | フルート
 この案ではC管のフルート1本でソロパートを吹くものとし、ヴァイオリンで三重音や四重音を弾くやり方を参考に、二重音の低音側の音を前打音のように吹く事を考えて見ました。ただ、すべての重音をそのように吹くとしつこくなりますので、場所を選んで適用した方がよいと思います。この案ではまだ絞り切れていません。

 ヴァイオリンとピアノの楽譜から音を拾い出してありますが、37、44、45小節の「↑」箇所では変えてあり、音が適切でないかも知れません。また、スラーはヴァイオリン演奏用に付けられているものをそのままにしてあります。フルートで吹く場合には付け直した方がよいかも知れません。


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首相談話ねぇ

2015年07月23日 21時15分17秒 | その他
 報道によると、中国は安倍首相が今夏に出す談話に「植民地」「侵略」「おわび」などのキーワードを盛り込むよう求めているらしい。日本の野党や大新聞の一部も全く偶然に同じ考えを持つとか。

 基本的には外国がこの種の要求をするのは内政干渉であり、大陸の国や半島の国がいかに吠えようと聞き流せばよいと思いますが、それでは因縁を付ける格好の材料を自ら提供することになり、外交としては得策と言えず配慮が必要と思います。

 回りくどい言い方はやめて単刀直入に言えば、ウソも方便と言うことに尽きます。その道の先輩である中国や韓国を見習いましょう。

 その方便。これから出す首相談話は、過去の首相談話の内容をすべて引き継いで含んでいるものであり、来年以降についてもまた同様であると強調します。そして確認の意味で、今年に限り、過去の談話のポイントを復唱してやります。そうすれば来年からは心にもない自虐的な表現をいちいち口に出して言う必要が無くなります。

 ところで、今頃になって植民地や侵略とは何を指して言っているのか。日本人には理解できません。

 中国に関しては日本軍が出向いて戦争を行なったのは事実なので、当方の言い分はさておき、先方の顔を立てて侵略としておけばよいと思います。

 植民地を持ち出すのは多分韓国。日本は過去に朝鮮半島を統治しましたが、戦争に勝利して占領したのではなく条約によるもの。侵略も植民地化もしていませんから、根拠の無いいいがかりに過ぎません。中国を立てて韓国を無視するのは、いわゆる「遠交近攻」で中国から伝来した外交技術。中国も当然同意するものと思います。


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ロマンス第一番ト長調の補足

2015年07月21日 15時28分25秒 | フルート
 最も簡単ですぐにでも可能な方法を見落としていました。

 楽譜はそのままで、ヴァイオリンソロの重音部分の低音をピアノで弾く方法があります。

 この第一番のヴァイオリンの重音部分はオーケストラの伴奏がお休み、つまりヴァイオリンは無伴奏なので、フルートとピアノで弾く場合でもピアノ奏者はその間手を休める事になりますから、重音のうちの低音部をピアノで弾くことも可能。

 更には、キーボードや電子ピアノでピアノとフルートの音が出せる場合なら、切り替えも考えられます。ただ、アコースティックでない楽器を持ち込むのに抵抗を感じる向きもいらっしゃるかも知れません。

 なお、重音部分を1本のフルートで吹く場合について、その後、具体的に考えて見ましたので、そのうち案を提示することにします。



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ロマンス第一番ト長調をフルートで

2015年07月19日 21時01分01秒 | フルート
 ベートーヴェンのロマンスには第一番ト長調と第二番ヘ長調の二つがあります。

 第二番は華やかな美しいメロディーを有することから演奏される機会が多く、加藤克朗氏の「フルート名曲26選」にも収録されていて、フルートの重要レパートリーになっています。

 先日、ご一緒させて頂いた先生が第一番ト長調の話題を出されたので考えてみました。

 第一番は冒頭などに登場するソロヴァイオリンの重音部分があり、このままではフルートで演奏できません。そこで次のような変更が考えられます。

 その1は重音の高音部のみを演奏する方法。一般にヴァイオリンの重音をフルートで吹く際に普通に行なわれます。演奏は容易になりますが、この曲に限って言えば原曲の重音部分の重厚さが失われます。

 その2と言うほどでの方法ではありませんが、フルート1本で弾くなら、重音部をヴァイオリンで三重音を弾くときのように分割して時間差で弾く、例えば出だしの「シ」と「ソ」はシを前打音として吹きます。ただ、しつこさが生じる上、メロディーの滑らかさを損ないます。原曲の雰囲気を考慮しつつ分割して吹く箇所を絞ればと思いますが、実際やってみないと分かりません。

 その3は2本のフルートで演奏する方法。この場合、低音部ではヴァイオリンの最低音であるソとC管では吹けないシが有ります。ソは省くとして、シを吹くにはH管を使う必要が生じますから、C管しか無い場合には困ります。

 その4は原曲通りの楽譜を使用し、アルトフルートを併用する方法。あるいはフルートとヴァイオリンを使う方法。フルートとヴァイオリンは案外調和します。

 なお、その3からその4までは、H管フルート、アルトフルート、ヴァイオリンのいずれを使うとしても、低音部を担当する奏者は演奏する時間があまりに短くなります。従ってお弟子さんにお願いするか、アマチュアにお願いしてみたらと考えて見ました。低音部のみの演奏なら私にもそれほど難しくありませんので。


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