歌を観る
今まで歌は聴くものだとばかり思っていたが、今日歌謡祭に参加して目かける情報が、歌の出来栄えの善し悪しを左右することに大いに関係ありということがわかった。
声もいい。聞いている限り感情もこめられている。にもかかわらず感情が伝わってこない。おや?これは変だぞ、どうして満点をつけることができないのかと考えたときに、 ハタッと気がついた。
歌を聞くときは、歌い手の表情に視線は1点集中である。
ところが上手いはずのこの人の表情が、舞台の上では一本のマグロである。
そこで思いに至ったのは歌は耳で聴くと言う情報の受け止め方以外に
目から得る情報にも大いに左右されていることを知った。
今後歌唱指導をするときに、この点をよく教えておかなければと思った。