日々雑感

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どうにもやりきれない

2013年02月20日 | Weblog
どうにもやりきれない


「私が先に死ねば、妻が困る。疲れた。」96歳の男が、91歳の妻を絞殺し、逮捕された。
妻は元看護婦で認知症が進行していた、夫は警察官である
夫婦は盆栽 が共通の趣味。夫婦仲がよく手をつないで、歩いていた。
妻の面倒は俺が見ると頑張っていた老夫
食事、徘徊 入浴 意志の疎通ができない、
妻のおむつを取り替えるのが、しんどい。ご飯を食べさせるのに1時間もかかる。自分の足腰もよわって杖が手放せない。

こういう状況の中で殺人が行われた。何ともやりきれない事件だ。
こうなると人生は悲惨である。生死はままならないが、96才が91才の認知症の妻の面倒を見ていたと言うだけでも、どれほどの地獄か察しが付く。
その挙げ句の果ての殺人である。
他にも似た様なケースがある。
身体が不十分な夫を、妻が殺した。
病気がちの妻を夫が殺した。
寝たきりの妻を夫が殺した、
アルツハイマの妻を夫が殺した、
認知症の夫を妻が、殺した。
一体どうすればいいのだ?天を恨む他はない。老夫婦の殺人事件はホントにやりきれないものがある。