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コンサルタントバンクは、コンサルタントや士業の先生方の異業種交流会で、無料で登録できる組織です。関連情報をお届けします。

■【経営コンサルタントのひとり言】 人間関係構築のための距離の縮め方

2025-04-15 12:21:00 | 【経営コンサルタントのひとり言】

  ■【経営コンサルタントのひとり言】 人間関係構築のための距離の縮め方   

  「そんなこと、常識だろう」と言ったり、言われたりしたことはありませんか?

 コンサルタントなど士業・経営の専門家だけではなく、ビジネスパーソンの皆さんの「あたり前」とはなんでしょうか?

 「常識」とか「あたり前」と思っていることが、じつは、必ずしも適切な判断に繋がるとは限りません。

 こんな、日常茶飯事のことに疑問を持つことの積み重ねが、思考力を高めたり、相手のことを思いやったりと、人間性を高めることに繋がるような気がします。

 経営士・コンサルタントを1970年代からやってきた経験から、思ったこと、考えたことを独断と偏見でもって述べてみたいと思います。

 

◆ 人間関係構築のための距離の縮め方
 充分に人間関係ができていない相手との会話は難しいです。相手との距離を縮めるには、どの様に話、どの様に接したら良いのでしょうか。
 簡単な事例も含めてご紹介します。

◇相手との距離を縮める事例
 初めてあった人との会話からビジネスが始まります。相手は、こちらがコンサルタント・士業だからといって硬くなっている場合もあります。そのように感じたときには、お互いがリラックスするような話題から入って行きます。
 相手の名前が特徴的な名前であれば、最初の話題としては最適です。
 「セラタさんとお読みしてよろしいのでしょうか?」
 相手は、それを契機に「世良田」の由来などについて話してくれるかも知れません。もし、そこで話が途切れそうになったら、「私は、以前、仕事の関係で太田市の方にいったことがあります。近くに〃世良田〃という駅がありましたが、世良田さんは群馬県のご出身ですか?」などと、自分の経験と相手の名前を結びつけてしまう方法もあります。それにより急速に親近感が湧いてきます。
 話材に困ったら、別項でご紹介しています「キドニタテカケシ衣食住」の項をご参照くださると幸いです。

◇相手がこちらに失望しないようにするには
 相手との距離を縮めるには、知ったかぶりは厳禁です。できるだけ、相手にしゃべらせるようにしています。こちらが、雑学や当たり障りのない、どこかで耳にしたことがあるようなことしか発しないと、相手から「この先生は本当に大丈夫なのだろうか」と思われてしまうかも知れません。そうなったら、その商談の成立は難しいでしょう。
 コンサルタント・士業として仕事上の失敗も、初期段階では厳禁です。ただ、当たり障りのない自分の小さな失敗は、両者の関係を縮めることに繋がることが多いです。
 逆に、はじめから仕事上の成功例などをぶつけるのも、「この先生は自慢話ばかりをする人」とレッテルを貼られてしまうかの性が高いです。

◇事前準備で信頼関係を構築する
 相手の人や会社について、事前に調べられる場合には、それを話題にするようにしています。サイトを持っている場合には、「ごあいさつ」などというタイトルのついたサイト・ページに、経営者の考え方や経歴などが紹介されていることが多いです。取引先が判っている場合には、先にそちらの企業から情報を得ることもしばしば行います。
 事前に調べると言うことでは、相手が関係する業界情報は、絶対に入手しておくことが肝要です。これは、相手からの信頼関係を構築するのに効果的です。
 ある大手建機会社の人事部に呼ばれて、社員研修の引き合いが入ったときのことです。担当者と話をしていた過程で、何気なく「御社の場合には小型では圧倒的に強いですが大型犬機の方の商品開発や営業活動の強化が必要ですね」といいました。その担当者は、その直後、同席していた部下に、ひそひそ声で指示を出しました。指示を受けた部下が離席したかと思ったら、すぐに研修課長を連れて戻って来ました。もちろん、その場で契約が成立しました。

 要するに、「この先生なら自分の会社をよくしてくれる」と確信させる会話ができるように、焦らず、機会を見てタイミング良く決め言葉を発することにより、人間関係が急速に近づいてくると考えます。

 

 

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■【プロ目線でひと言】 日本では「あたりまえ経営」を昔からやっていた

2025-04-14 12:21:00 | 【経営コンサルタントのひとり言】
■【プロ目線でひと言】 日本では「あたりまえ経営」を昔からやっていた

 「プロ目線でひと言」といいますと「上から目線」に聞こえるかも知れません。ここでは、読者の皆さんと同じ目線にたって、しかしコンサルタント・士業が、平素、仕事を通して感じていることを多少異なった視点でご紹介するコーナーです。
 経営士・行政書士としてマルチライセンスで活躍していらっしゃる、日本経営士協会会員の若狭晃司先生が、2025年1月から、毎月第二火曜日正午頃の発信でブログを投稿してくださっています。
 先生らしく、実体験や博識から、謙虚に、しかも大胆に、辛口も含めてお感じになっていることを皆様にお届けしています。その号外編として、下記をお届けします。
■ 日本では「あたりまえ経営」を昔からやっていた
 基礎体力がなければ、その継続ができません。基礎体力の原点は、「あたり前のことがあたり前にできる」こと・・・これです。
 明日への投資をする「だけ」の会社は存在しません。
 本業をやりながらが現実です。両利きの経営と評論するのは学者です。
 本業現業を維持し収益を上げ、その収益で明日への投資と事業化をやらないといけない。だから企業経営の足腰である基礎(あたり前経営)がしっかりできていないといけない。
 あれもこれもの二項動態経営の故野中郁次郎氏は最後に経営の本来の在り方を示した。二項動態経営をやるにも「あたり前」経営ができなきゃ、あれもこれも経営はできません。 企業経営の基礎である「あたり前」経営ができてこそ可能だと日本経営士協会は相当前に世に教示した。
マクドナルドの原田氏はマックの大戦略を実行するまえにまず基礎であるQSC(品質・サービス・清潔というサービス業の基本・基礎)を徹底的に鍛え、収益を戻した。
どのような業界といえど基本・基礎は一番大事。
 結局、日本経営士協会はやっぱスゴイじゃん、ということヒト・モノ・カネの良質化循環、そのスタートが人への人材化教育投資。他にも膨大な思想思考を世に問うべき。
 イノベーションを起こす企業制度を企業風土にして更にそれをアイリスのように「あたり前」にする。だから本当にイノベーション企業になる。
 「あたり前」経営の恐ろしさがここにある。
 日本人は昔からあたり前経営やっていたのかも・・・。
 技を磨く、職人気質にも通じるかも・・・。
 強みをあたり前にすると、2倍速で・・・。
 日本人の生き方なんでしょう。
■プロの異業種交流会「日本経営士協会」
 日本経営士協会は、ご存知かと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 「マルチライセンス」を掲げ、いろいろな専門分野のコンサルタント・士業の集まりです。専門分野毎に研究会を開催したり、「共業・共用・共育」を掲げて、切磋琢磨したりしています。
  日本経営士協会
  経営コンサルタントへの道




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■【若狹の生意気言ってすみません!】4 投資・スタートアップ・個人の資産運用の前に

2025-04-08 12:21:00 | 【経営コンサルタントのひとり言】

本  ■【若狹の生意気言ってすみません!】4 投資・スタートアップ・個人の資産運用の前に   

 日本で最初にできた経営コンサルタント団体である「日本経営士協会」は、戦後復興期に当時の通商産業省(現在の経済産業省)や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくして誕生しました。
 「専門業の異業種交流会」の異名を持つ、この団体ですので、いろいろな分野の専門家が集まる組織です。
 この度、同協会の会員で経営士であり、行政書士としてもご活躍の若狭晃司先生にもご執筆をお願いできることになりました。令和7年1月より、毎月第二火曜日正午の発信で皆様のところにお届けしています。

 筆者挨拶

 特定非営利活動法人「日本経営士協会」首都圏支部の経営士 若狹晃司です。

 当ブログに、私の経営士として日常考えたこと、感じていることをラフなスタイルで掲載させて頂きます。「生意気なヤツ!」と言われるのを覚悟で出来る限り本音のお話をしていますので、よろしくお願いします。

■【若狹の生意気言ってすみません!】 No.4

 ~~~ 投資・スタートアップ・個人の資産運用の前に ~~~

 若狹の「生意気言ってすみません」と言い訳しながら言いたい放題言うコーナーの第4回です。毎回皆様の御気分を悪くさせて本当にすみません。で、話に入ります。
 先日、当協会でスタートアップ研究会というものが立ち上がりました。若い方々にスタートアップのプレゼンテーションの表彰制度やスポンサー企業を募集したりする事業です。巷でよくある手法ではありますが、当協会の齋藤先生が緒方先生を「崖の上から落とす」くらいの【勢い】で説得し立ち上がったようです。私には真似ができません。敬服致します。この日本にスタートアップ企業、ユニコーン企業が多数輩出されるようにしたいというのが本研究会の目的と心得ております。陰ながら応援です。
 本事業ではプレゼンテーション表彰に向けて色々なイベントが開催されると思います。研究会の資料から政府が税制の他各種制度等で応援し官民挙げて動いているのがわかりました。事業が軌道に乗るまでのメンバーの奮闘、投資家ファンドの資金投入などごく「あたり前」のことかもしれませんが実に詳細に記載されていました。
 ここで個人的な話です。3月の中旬に尼崎へ行く用事があり、新幹線に乗りました。自由席1号車(1・2両しか自由席は通常月はありません)の2席側の窓際に座ったところ、後から外国人の若者が相席されました。Can I have some conversation ?と声を掛けた所、「いいっすよ!」と日本語で返されました。二十歳のカナダからの国費留学生でした。京都までアメリカ大陸英語とイギリス英語の違いや彼の海外経験など、楽しく過ごさせて頂きました。「あなたは将来何をしたいですか?」と質問したところ、彼から「日本で起業したい!」との答えでした。彼は心理学を日本で学んでいますが、これをビジネスで活かして起業するということでした。「君はきっと成功するよ!」と伝え別れました(特に名前住所などはメモしておりません)。
 何が言いたいかというと、このカナダの若者のチャレンジ精神、開拓精神、意気込み、生き様、そういうマインドが根底にあるべきで「これぞスタートアップ精神だ!」と私は言いたいです。彼が言うには「日本はチャレンジしがいのある機会が豊富な国だ」そうです。そうなのか!?!と多少ビックリしました。彼は高校時代に香港にも短期留学したり、外国に対する興味関心が強く、日本語を勉強した際に覚えた漢字でなんとか中国語でコミュニケーションを図る?という無謀なことをやったり、様々なチャレンジをしていました。(実際には中国語の四音というイントネーションが困難で結局英語で話したそうです。)
 欧米のスタートアップの業界は熾烈な競争がある一方で日本はそこまでではなく、生活面でも安全で人々は真面目な国民性で、こんなスタートアップに恵まれた環境は無いということでした。なるほど本や新聞ではわからないことが多いなと感じました。また、彼は人を引き付ける何かあるな、と感じました。私も何か引き出す力があるのかも?と思いました(自惚れです)。
 話が脱線しましたが、スタートアップがなぜ日本では育たないかという根本原因はこのマインドにあるのだろうというのがこの話の結論です。経済産業省等が進める手段・方法がどんなに多く施策されても、事業を起こす「ヒト」の心、心de経営、マインド、等々が
あまりに日本は出来ていないからこんな状況なのだと思いました。また、マインドのある日本の若者に必要なのは、先にスタートアップして成功したり、結果を残したりした先駆者との交流等を行って、マインドをさらに磨き、吸収し、突き進むという環境を提供することかもしれないと思いました。
 しかし、それでも何か違う感じがします。与えるのではなく、自分から獲得するのが事業家(起業家・企業家)ではないでしょうか。国家公務員エリートが設定した方程式が成功方程式とは思えません。そもそも彼らは受験戦争エリートであって起業戦争エリートではありません(今や受験戦争は死語であり中国・韓国の学生用語)。政府の施策で成功した人が多数いるわけでもなく、政府の施策でGAFA、マグニフィセントセブンが生まれる訳でもありません。あくまでインフラです。成功する者は自らチャンスを獲得します。人脈すらそうです。孫正義はシャープの有名副社長兼技術者「ロケット佐々木」(佐々木正氏)を自ら尋ねて翻訳機を買っていただき、その後の起業資金(当時1億円)にしたということです。これが本当の「起業家」であり、スタートアップです。
 企業家精神に溢れる人との交流や親交からマインドが触発されたり、同じマインドの人が集まって最初の企業の「核」となったりするのではと私は考えております。成功する手段や道筋ばかりを設定したところで、企業家精神そのものを育てなければ何も生じません。そこが国家公務員の方々はおわかりになっているのでしょうか。明治維新の官僚達がいかに優れていたかわかります。
 また、スタートアップやベンチャーに関する株式やネットによる資金調達の話が出てきますが金融機関も大事な関係と私は考えております。新興企業の事業が軌道にのり始めると様々な人が集まり、それがさらに銀行の有名支店長への紹介に繋がり、様々に成功していった例もあります(個別の会社は守秘義務があり言いません)。実際に自分の元上司の話では、「この会社の社長に会ってくれ。」という話が法人新規班のみならず地方財界の有力者等からも舞い込んだりしたそうです。そのくらいメガバンクのネットワークは凄いものがあります。信用金庫様のとある方から「ウチも上場支援している会社がいっぱいありますよ。」(裏には「信金も結構やってる!舐めるなよ!」というニュアンス)と言われたことがあります。預金総額の規模に係わらず上場を目指す世界では、金融機関同士凄まじい競争が繰り広げられているのでしょう。メガ銀行が本気で支援するとなると不動産・証券・海外展開、様々な関与があり、全国展開・海外も含めた全世界展開となっていきます。マネーパワーの力です。
 時価総額10億円超がユニコーンの定義らしいですが、時価総額の強調ばっかりのような印象がします。時価総額の金額のレベルというよりマネーワパーの本質がどうなっていうかが問われるべきだと思います。マネーパワーの本質は、ヒト・モノ・カネ・情報が多大に流入する効果のことで、だからこそ「時価総額が大きい!=凄い!」ということです。単純に株価を上げれば良いという問題では全くありません。上場を目指すことが社内で決定されると、「ヒト・モノ・カネ・情報」が流入し且つ各々が【良質化していくスパイラル】になり、企業が大きく成長していきます。上場をする会社の社員の方と何度か話をしたことがありますが、上場までの社内の雰囲気や動きなどほんの一部ですが成長の躍動を感じました。マネーに引き寄せられる様々な人が従来出来なかった部分をあっという間に補強していきます。大変な状況ですが、それに耐えないといけない。ここがポイントなのだろうと思います。これも起業家・社員のマインドの問題ではないでしょうか。
 言いたい放題言いましたが、日本経営士協会の取り組みが明日のスタートアップのみならず将来の日本の産業を強化することに貢献できれば幸いです。そういう方程式は存在せず、あくまでマインドを作らないと何も起きません。「心de スタートアップ」なのかもしれません。アイデア・思想発想を収益に変えることがスタートアップ起業ですから、「心(マインド)」が一番大事だと思います。
 スタートアップやユニコーンの件で、「銀行が当初から関与していると様々な点で金融機関が彼らの成長の芽を潰して台無しにする。金融機関ってとんでもない。」との話を聞いたことがあります。おっしゃる通り、よく「あるある」の話だと思いました。というのも金融機関はお金の出し手というだけで上から目線、資金管理目線が本能的にあります。それだけでなく、金融機関では毎日営業報告書をネット(以前は紙)で報告して、毎日何があったか、どういう成果(失敗も?私はしっかり報告しましたが)があったか、など報告と計数管理が凄かった記憶があります。そういう事に慣れていない方(含む公務員)から見れば、「アイツら銀行が成長の芽を潰してる!」となるでしょう。イチイチ細かいことまで報告を求め、いつまでに何をどうした・どうなった・どうする?と毎日聞かれます。こういう業界体質ですから金融機関がスタートアップ支援や企業支援をする際は相手に対する十分な配慮が必要と思います。実際失敗例や批判例が多々ある以上は。かといって金融機関は短期嗜好・目先思考ばかりでビジネスセンスはゼロだ!と徹底的に貶す人もビジネスマンとしてはいかがなものかと思います。
 銀行員の中にもスタートアップを上場させた人もいます。私の別の元上司が何某スタートアップ(ベンチャー企業)に副社長として招聘され、本当に睡眠時間や体力を削り、過激な業務にも耐え上場に成功させました。私が銀行の中でも最も尊敬する方のお一人です。新店舗開設の際の支店長としての最初のお言葉は「(この街の)街作りに貢献しましょう!」がスローガンでした。預金を集め貸出をしてNo.1にしましょう!ではありません。地域・お客様に貢献することが我々の使命だ!とおっしゃっていました。そういう優れた銀行マンもかつてはいました。金融機関の者がすべからく糞でゴミだというのには反論したくなります。公務員とて別の意味で職場文化バイアスで問題はあるぞと言いたいです。上記の元上司は上場の数年後病気になりお亡くなりになりました。このくらい頑張らないとユニコーンだのスタートアップだのは夢で終わってしまうのだろうと思います。身近な話だからそう思っているとしたら私の見当違いですが。
 いろんな話をしましたが、企業(起業・ビジネス)というのはマインドが極めて重要なファクターであることがお分かりいただけたかと思います。

 次の話に移ります。
 最近NISAだの、グロカン(グローバルカントリー)だの、(金融の)資産運用について政府自ら宣伝しており金融界・証券界は恩恵に預かっていると思います。小学生から金融リテラシーを学べというイベントも散見されます。金融界出身の自分としては、半分OK!でもう半分は「?」という気持ちです。
 ネットで伝説の投資家ウォーレンバッフェット氏のYouTube番組をたまたま発見し、視聴しました。とても参考になりました。一例として「投資は習慣である。投資の習慣が無い者はお金持ちになっても投資をしない。感情によるキャッシュコントロールが出来ない者はいくら収入を上げてもその分金を浪費してキャッシュは残らない。無駄を省き少額からでも始めない限り投資で成功は無い。」などなどです。よく世のFPは人生のライフ・サイクルを念頭に資産・資金の運用をしましょうと言っております。しかし、そのライフサイクル(人生の金融設計)の前の段階で、日々の生活における「感情によるキャッシュコントロール」ができるようになっていなければいけないのだと、あたり前のことが話されていました。
 また、投資は少額でも始めないといつまで経っても自分の投資スタイルが確立できません。これも大事なことです。一度やり始めると株価―為替―金利の三面バランス、日々の出来事などさまざまな事に注意や関心が生まれます。私自身は少額であれ自らの考えで積極的に投資をしようとしたことがなく(本当に少額しか運用経験は無し)、「先を読む習性・習慣」は身についていません。確かに貯金至上主義から抜け切れていない私には投資を語る資格もないでしょう。私の別の別の上司など資金運用専用PC2台を机に並べて運用で儲け、車を数台買い替え、家も1棟買い替える程です。私のFP1級の国家資格は何の意味があったのでしょうか。名刺に掲示するのがお恥ずかしいです。
 それでも言いたいことがあります。投資は貯金とのバランスが1丁目1番地だということです。住宅ローンの担当をしていた頃の話です。「住宅ローン借入のある家はそもそも貯金など無理ですね。」と私がローン課長に話をしたところ、「住宅ローンを返済しているからといって貯金を全くしない人はいないよ。返済額と同額とまでは言わないが必ず将来必要資金について貯金をしているのが大半だよ。見当違いだよ。」と諭されました。なるほどその通りです。ということは、投資というものも同じく、人それぞれの金融嗜好により違いはあるものの、返済(借入や家賃)・投資・貯金のバランスを調整しながら長期に亘って行うべきだということです。投資をするなら同額を貯金するという意味ではなく、生活プランに合わせて一定額を必ず投資だけでなく貯金もやって初めて生活が長期にわたり安定するということだと思います。「貯金が貯まったら運用するなんていつになったら投資できるの?運用に良好な時期を外してしまうよ!」と言われてしまいます。とはいえ、やはり、資産運用はあくまでバランスだと思います。家計も企業会計と同様に、PLとBS、CF計算書を念頭に入れ、キャッシュコントロールしながらBSも成長させるということだと思います。PLの最後に捻出される「利益(当期利益)」を全て有価証券等の投資に回す企業は存在しません。個人の家計も同じことではないかと思います。
 若い頃(地主新規工作班だった頃)、お客様から言われた言葉に「四・六(シブロク)」というのがあります。金融資産4割、土地建物6割の比率で保有・運用するのが鉄則だという意味の言葉です。経済環境の変動や現在及び将来の税金の発生を考慮して考えた配分割合だそうです。これが全ての人に合致するとは言えませんが、資産運用の堅い考え方として素晴らしいと思います。預貯金は安全資産に対する投資と考えるべきでポートフォリオの構成としても外せるはずがないです。政府がNISAで運用!運用!とばかり喧伝して国民に対して金融資産運用の一大キャンペーンを張るというのは役所としてどうなのだろうかと思います。預貯金も投資の一部として、毎月(年間)残るお金の半分なり3分の1なり(又は一定割合)を毎月(毎年)積み立てることをお勧めしたいです。―――割合はライフプランの上で毎年見直し、むしろ預貯金の積立てが金融資産運用の中心にすべきと考えています。ウォーレンバッフェット氏は私のようなことは言っておりません。上記はあくまで、私個人が主張するFP風運用指針です。お粗末で大変失礼致しました。
 いつもこのコーナーのネタをどうしたらいいか、ああしようか、こうしようかと直前まで悩んでおります。一旦PCを打ち始めてやっとネタを思い浮かべる有様です。できる限り、面白い話題や日常の出来事を絡めて皆様にお伝えしたいと考えております。次回も頑張りますので、今後共どうぞご贔屓下さいませ。

 以上で第4回を終了致します。

本
【経営士 若狹晃司先生 プロフィール】
 メガバンク21年勤務(個人富裕層担当・新規開拓班)後、行政書士として独立し、難案件(公益財団移行に伴う組織改革、55年に亘る8行とのバンクミーティング、数年難航の生産緑地解除など)の変わった実績も有り。
 コア・イデオロギー:組織関係無し、世の為、人の為に貢献する。
 
【 注 】  著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。
本
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■【プロ目線でひと言】 企業倒産と再生

2025-03-25 17:21:00 | 【経営コンサルタントのひとり言】
■【プロ目線でひと言】 企業倒産と再生

 「プロ目線でひと言」といいますと「上から目線」に聞こえるかも知れません。ここでは、読者の皆さんと同じ目線にたって、しかしコンサルタント・士業が、平素、仕事を通して感じていることを多少異なった視点でご紹介するコーナーです。
 経営士・行政書士としてマルチライセンスで活躍していらっしゃる、日本経営士協会会員の若狭晃司先生が、2025年1月から、毎月第二火曜日正午頃の発信でブログを投稿してくださっています。
 先生らしく、実体験や博識から、謙虚に、しかも大胆に、辛口も含めてお感じになっていることを皆様にお届けしています。その号外編として、下記をお届けします。
■ 企業倒産と再生
「欧州各国では、倒産手続とは別に、倒産状態前において裁判所の認可の下で債権者の多数決により債務整理を行う制度が存在するが、日本には存在しない。」という問題があり、それを補強する法案である「早期事業再生法」が閣議決定され今国会へ提出される予定らしいです。
 資料 ←クリック
◇ 企業倒産と再生
 「欧州各国では、倒産手続とは別に、倒産状態前において裁判所の認可の下で債権者の多数決により債務整理を行う制度が存在するが、日本には存在しない。」という問題があり、それを補強する法案である「早期事業再生法」が閣議決定され今国会へ提出される予定らしいです。
 資料 ←クリック
 https://www.meti.go.jp/press/2024/03/20250304003/202503004003.html?fbclid=IwY2xjawJNkohleHRuA2FlbQIxMAABHcvigzbNqPu63oHedR0z35XOJqPC1YQ2DyVtELB3Mld-ZenQF7RJyxbiwg_aem_6Sz0y_OYQiH6HLFRh6us2A

 多分、大きな効果は無いと個人的には考えます。
 手続をどう変えても再生するには?が問題の核心であって、倒産する前の資金余裕、人的余裕、社長の心を変えられるなど余裕のある時にやるべきことが多く、手続きは逆に債務処理を早くするだけでは?と思います。
 傾いてどうしようもなくなる少し前に、「ウチの会社は今後5年~7年、通常通り、【あたり前に】、やっていけるのかどうか」という企業の健康診断を受けておけば、まだどうしようかと、動くことができます。
 企業健康診断を受けていなければ、傾く少し前かどうかがわかりません。V字回復ストーリーがこの世の全てではありません。既に遅かったというのが現実です。
 「あたり前」に毎日会社経営してるからといって、来年も再来年も、「あたり前」に経営できるとは限りません。
 「あたり前」経営は、企業を今後も継続させる大きな源になるものです。足腰の強い、イノベーションを起こす力をも生み出す、基礎力を作り上げるのが「あたり前」経営というものです。だから「あたり前」は創るものです。
・・・こう説明しないと理解されるかもしれません。
・・・何もかも全ての「あたり前」のことが常に将来も出来て継続する企業って、存在しません。でもあたり前を無視したり過小評価したりでやっていないから、どこかで危機を迎えるのではないでしょうか。「成長しなくとも絶対に潰れない」だけでなく改善の中から新しい成長を見つけて再度成長軌道に乗せられるのも、優良企業の「あたり前」です。
でも、「あたり前」経営には「方程式」はありません。
 あたり前の実践の中から、自社の方程式を見出す、これだと思います。両利きの経営・二項動態経営・〇〇戦略経営・DX経営・・・、やり方を示したところで、実際の経営は自らオーダーメイドするもので、それもあたり前のことです。コンサルに答えを求めることもおかしいです。答えは自社の中にあって、コンサルや外部の頭の中には真実の答えはありません。
 人間味溢れるあたたかい心と現場主義コンサルこそ、日本経営士協会のスピリッツ(精神)じゃなかろうか。
 あたり前経営の普及活動をどこかの時点でやらないと・・・。
 その前にしっかり学び、狼狽えることがないよう自分も基礎基本を身につけないといけないです。日本経営士協会の長い歴史を特徴とか強みと言うだけでは、長い歴史はあたり前じゃん!と我々が歴史的価値を過小評価する様では良質化循環に繋がらないと思います。
 長い歴史が・・・といっても、So What ?となります。
 温故知新も大事です。協会のルネサンスが大事かと。
 まったく偉そうな口を長々と、本当にすみません。
 なんでいつも熱っぽくなるのかわかりません。
 申し訳ございませんでした。
■プロの異業種交流会「日本経営士協会」
 日本経営士協会は、ご存知かと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 「マルチライセンス」を掲げ、いろいろな専門分野のコンサルタント・士業の集まりです。専門分野毎に研究会を開催したり、「共業・共用・共育」を掲げて、切磋琢磨したりしています。
  日本経営士協会
  経営コンサルタントへの道

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■【若狹の生意気言ってすみません!】3 「あたり前経営」で注意したいことの一つは、・・・

2025-03-11 12:21:00 | 【経営コンサルタントのひとり言】

本  ■【若狹の生意気言ってすみません!】3 「あたり前経営」で注意したいことの一つは、・・・  

 日本で最初にできた経営コンサルタント団体である「日本経営士協会」は、戦後復興期に当時の通商産業省(現在の経済産業省)や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくして誕生しました。
 「専門業の異業種交流会」の異名を持つ、この団体ですので、いろいろな分野の専門家が集まる組織です。
 この度、同協会の会員で経営士であり、行政書士としてもご活躍の若狭晃司先生にもご執筆をお願いできることになりました。令和7年1月より、毎月第二火曜日正午の発信で皆様のところにお届けします。

 筆者挨拶

 特定非営利活動法人「日本経営士協会」首都圏支部の経営士 若狹晃司です。

 当ブログに、私の経営士として日常考えたこと、感じていることをラフなスタイルで掲載させて頂きます。「生意気なヤツ!」と言われるのを覚悟で出来る限り本音のお話をしていますので、よろしくお願いします。

■【若狹の生意気言ってすみません!】 No.

 ~~~ 「あたり前経営」で注意したいことの一つは、・・・。 ~~~


 第三回目の「生意気」コーナーです。いつも私は「あたり前経営はこんなに素晴らしい!これぞ日本経営士協会の核となるものだ!」と喧伝しておりますが、注意点も少々ございます。その一つを今回は申し上げたいと思います。

 

<言いたい事>
 「あたり前」にやるべきこと、やらなければいけないこと、というのは人それぞれ個人差があります。また、あたり前と思っている物事の裏に隠れて見えていない事や本当に見えないこともあります。また、あたり前であっても重要な本質の部分を適当に扱ったり、表層的に扱ったりして、重要な本質が忘れられていたりすることもあります。更には、大半の人が気づいていない重要な事を一部の者だけが独占し何も表に出さないこともあります。実際の問題として、「あたり前のことをあたり前にやる」ということは、実に様々な状況があると思います。

 強みとの関連を言うならば、「あたり前」をやり続けながらも心の底で「もっともっと良くして行こう!」というマインドを持って努力し、たとえ一つ一つが地味であっても世の中の流行に流されず、「あたり前」の中に新たな発見や新たな気づきを見い出し、自分の強みに気づいたり、強みを獲得したり、新たな強みに仕上げたり、強みを増強することになると考えています。

 よって、ただ単に「あたり前」をあたり前にやり続ければ良いということを私は主張しているのではございません。マインド、心の持ち様が大切です。組織全体に行き渡らせるには経営理念や企業文化をも変えて行く姿勢が大事です。その意味では、非常に泥臭いものかもしれません。

 

<営業という世界のちょっと泥臭い話>

営業を例に取ってみます。優秀な営業マンが「これをやっていれば自ずと営業成績が上

がります。」と方法を開示したとします。それを部下や新人営業マンに命じて営業活動をかけた場合、全ての新人営業マンや部下が大きな成績を出して成功しました!ということは稀です。方法マニュアルがいつどのような状況下で渡されているのかにより効果は変りますし、そのマニュアルがどのような営業マンにとっても万能な方策であるとは限らないからです。また、優秀な営業マンは自分の武器をそう容易く他人に渡すことはなく、十分吟味しないといけないと思います。個人差のある「あたり前」事項や隠された有効策があるのに表面的な手法だけを命じられた場合でも、言われた内容だけで成果を出せる人は確かに一部にはいると思います。しかし大半の人にとっては何らかの不具合があるものと思います。この中で成果を上げるには、自分に合った有効策を独自に作り上げることではないでしょうか。一方的に自分に不似合いの策を強制され且つ独自路線を否定された世界では、成果を思う様に出せない人が出て来てもおかしくはないと思います。左記の状況が続き、上司や組織が結果について更なる追求をすれば、次第にその部下や新人営業マン等(該当部署や組織体)は疲弊していくのではないでしょうか。

 よって、時と場合によっては「あたり前の事項」について中身を十分吟味し、その運用についても柔軟対応なのか固持対応なのかなど、状況の把握と適切な対応も気をつけていきたいと考えます。


<あたり前の吟味>
 「あたり前の事項」でまだやっていないことはないか?見過ごしたり忘れている「あたり前の事項」はないか?「あたり前の事項」は出来ているとは思われるがそれで十分なのか?まだ改善できることはないか?自分のみならず組織全体でも十分行き亘っているのか?他人・他社の「あたり前の事項」と比べて問題はないか?いつもやりながら惰性で緩慢になっていないか?出来ていることに対して傲慢になっていないか?あたり前をやっていて、ちょっと変だなと思うことはないか?その際見過ごさずに立ち止まって考えないのか?・・・左記のマインドを常に以って毎日の活動をしなければ「あたり前」経営の良さが発揮されないと思います。

<自分が過去経験したお恥ずかしい事例・話。少し長いです。>
 私の銀行員の新人時代の話を恥ずかしながらお話し致します。私は大学時代あまりアルバイトをしておらず、日中は大学の講義をフルに受講し、夜間はDISCOだの居酒屋だのと遊び呆けていました(経験したアルバイトといえば、見本市の絨毯引き、ゴキブリ退治、家庭教師、百貨店の裏方、工務店のお手伝い、実家紳士服店の朝晩の商品出し・店舗掃除など)。日々遊んだだけの大学生活で「営業」というものがそもそもわからず、社会人の新人時代のみならず自営業をしている今においても「営業」というものは本当に苦手だと感じています。今から35年超前の入行1・2年目のこと、夏・冬のボーナス時期は全店挙げての預金獲得シーズンでした。リスト(一定時期の普通預金残高が掲載)を渡され、「これで電話工作しろ。とにかく達成だ。100%と勘違いするな。皆、目標の2倍・3倍取って来るぞ。」と言われました。日中はグループ大企業の各種工場や大規模学校法人・地元商店等の集配金に追われ、夕方に支店に戻って現物(通帳・現金手形小切手)を金庫に格納します。午後6~7時半ころに電話工作して夜間外訪、預金獲得という形の預金獲得営業しておりました。・・・勿論現在はこのようなことは厳禁です。一方諸先輩達は大口取引先を担当しており、いろんな形で億単位の預金を獲得します(詳細は問題があるのでここでは割愛)。私はいつも目標が未達で「営業会議」で絞られました。「おまえは訪問件数が少ない。」「常に材料先(実績に結びつくお客様)の発掘をしていない。」「リストを片っ端から電話しているのか?」「営業トークが駄目だろ。」「やる気あるのか?」などなど叱られました。営業のイロハを教えているハズだと上司や先輩は思っています。しかし、ハテ?と私は思いました。

 リストに電話する・担当顧客にセールスする(但し私の顧客の主担当は先輩)・商品を学ぶ・・・、確かにこの程度は教えてもらいました。これだけをひたすらやっていても成績は上がりません。セールスのイロハではありません。データの深堀りもしておらず、お客様分析もしておらず、セールス話法と顧客の落としどころの攻め方や効果的な時間差工作、誘導方法など全く知りませんでした。売れるハズがありません。そもそも営業マニュアルというものがありませんでした(Mバンク)。Sバンクは、A3版の紙で100ページ近いマニュアルがありました。とある機会で入手して驚愕しました。営業マニュアルは、剣道・柔道・空手など武道でいう「形(型)」にあたります。マニュアル至上主義は駄目ですが、形(型)を身に着け、更に努力をした先で革新的な工夫や改善が出来ます。マニュアルがいかに大事かご理解されている方が多いと思います。その後の地主新規工作においても2年間実績ゼロという悲惨なことがありました。しかしながらなんとか独自のツールを自分で開発して乗り切りました。融資提案の型(あたり前の型)が自分なりに出来たからです。
 結局、これが営業の「あたり前」というあたり前なのか、本当の意味で励行する「あたり前」なのかよくよく考えないといけないと今更ながら思います。

<銀行員時代の「あたり前」がその後、あまりに良かったことは?>

 私がかつて勤務していた銀行では三唱という言葉を課毎に行う朝礼や支店全体の朝礼がありました。その締めくくりに、「三唱」を全員で唱和します。「いらっしゃいませ。」「お待たせいたしました。」「ありがとうございました。」が三唱です。これを今迄何回唱和したか。数え切れません。しかしながら、その結果、自然とどんな繁忙時でも「いらっしゃいませ。」と難なく言えるようになります。他の業種の仕事をするようになってもサラッと口から言葉が出てきます。これは財産です。私の妻も元銀行員ですが、他業種の仕事をしていても「いらっしゃいませ」「お待たせ致しました」「ありがとうございました」を難なく、心を込めてサラッと大きな声で言えるのには職場の同僚の方から驚かれる様です。

 

<銀行員時代の「あたり前」が、今ではちょっと問題かと思うこと>

 それは、銀行員のものの見方・考え方の習性・習癖です。常に物事に対して、リスクは?問題点は?とネガティブな発想を「自然と」してしまうことです。始めから駄目な状態や最悪の結果になった場合を想定して考えるという習癖が未だに抜けません。しかも自分が社長だったらどうするかというシュミレーションを勝手にします。これは第三者から見れば【要らぬお世話】です。もっと視野を広くして、Good Job!を見るようにしないと見誤ります。

 

<脱線した話を元に戻します>

 今井先生のお言葉に「あたり前は創るもの」というお言葉があります。「あたり前に行うべきもの」を自分で設定し、その「あたり前」を「あたり前」に出来るように自身を創っていくということだと思います。私は、この理論に「常に自分(自社)を見つめ直し、もっとよりよい未来にするために、やるべきこと、やっていないことを確認して、極くあたり前に出来るようにあたり前を励行する」のが「あたり前」経営だと付け加えさせて頂きたいです。

 

 以上で第3回を終了します。

本
【経営士 若狹晃司先生 プロフィール】
 メガバンク21年勤務(個人富裕層担当・新規開拓班)後、行政書士として独立し、難案件(公益財団移行に伴う組織改革、55年に亘る8行とのバンクミーティング、数年難航の生産緑地解除など)の変わった実績も有り。
 コア・イデオロギー:組織関係無し、世の為、人の為に貢献する。
 
【 注 】  著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。
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【経営コンサルタントの独り言】 コミック誌の歴史は長いことに驚きます 717

2024-07-17 12:01:00 | 【経営コンサルタントのひとり言】

 

  【経営コンサルタントの独り言】 コミック誌の歴史は長いことに驚きます 717      

 

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■ コミック誌の歴史は長いことに驚きます 717

 7月17日は「漫画の日」でした。

 コミック誌の歴史は長いことに驚きます。

 手塚治虫の「ジャングル大帝」や「鉄腕アトム」は、初期の頃の作品とは思えない完成度の高いものです。

 東京山手線高田馬場駅近くのトキワ荘を拠点に藤子不二雄や石ノ森章太郎、赤塚不二夫など、錚々たるメンバーが影響を受け、今日に至っています。

 手塚治虫が、医学博士であることもよく知られています。

 アトムやお茶の水博士の描写にそれが滲み出ていると言えます。

 成功している人というのは、ひとつの道に秀でるだけではなく、それを引き立てる別の能力や知識、経験が背景にあることが多いです。

 私は、若手経営コンサルタントに「マルチライセンス」ということをお薦めしています。

 日本経営士協会のメールマガジンのヘッダーは20年余「マルチライセンス」を謳っています。

 

■【経営コンサルタントの独り言】 コミック誌

 漫画本
 最近は、以前ほどには聞かなくなりました。

 手塚治虫が、まず頭に浮かびます。

 東京山手線高田馬場駅近く(今は板橋区)のトキワ荘を拠点に、藤子不二雄や石ノ森章太郎、赤塚不二夫など、錚々たるメンバーが影響を受け、今日に至っています。

 功績の大きさは、アニメの世界的ブームにまで及んでいます。
 秋葉原も、電気街からアニメ街へと変身してきています。

 コミック誌にも、いろいろな歴史と変化がうかがえます。

(ドアノブ)

 

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【経営コンサルタントの独り言】 ■ 人間性のスケールの違い 615

2024-06-15 10:00:05 | 【経営コンサルタントのひとり言】

 

  【経営コンサルタントの独り言】 ■ 人間性のスケールの違い 615 

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■ 人間性のスケールの違い 615
 イチローが、大記録を達成したときに、それまで記録保持者であったピート・ローズは「高校野球のヒット数を加えた数字を計算に入れたヒット数と比べても意味がない」と、イチロー選手の偉業を認めようとしませんでした。
 もちろん、イチロー選手の4257本というのは、彼の高校時代のヒット数が加算されているのではなく、日米におけるプロ野球でのヒット数です。アメリカ人特有のアイロニー(皮肉)表現であることは、アメリカ生活がなかがったり、アメリカ通と言われたりする人にはすぐにお解りであったと思います。すなわち、ローズは、日本のプロ野球を低く見ているのです。
 王貞治氏が、ホームラン数でハンク・アーロンの記録を破り、756本という記録を残しています。その時に、ハンク・アーロンは、王氏に対して、絶大なる賛辞を送ったというエピソードが残されています。それに対して、王氏が「アメリカの球場の大きさと日本とは差がありますから・・・」というようなことをおっしゃっていました。
 ローズの発言に対して、「日米を合わせた記録というところが難しい。だから、いつかアメリカで、ピート・ローズ氏の記録を抜く選手が出てきてほしいし、もっと言えば日本だけでローズ氏の記録を抜くことが、おそらくいちばん難しい記録だと思うので、これを誰かにやってほしい。」とイチロー選手は述べたそうです。
  イチロー選手も、本当は王氏と同様に、余計なことを言わないで、心からでローズをたたえたかったのでしょうが、ローズ発言で上述のような表現になってしまったのだと思います。首位打者を3回獲得したり、最優秀選手の栄誉に輝いたりしているローズですイチロー選手は「日米」、メジャーリーグの最多安打記録は、ローズであることには変わりがないのです。器の小ささを露呈してしまいましたね。晩年、野球賭博問題を起こすなど、意志薄弱な面を持っていたのかもしれません。
 

(ドアノブ)

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【経営コンサルタントの独り言】 省エネ技術が進んで来ていますね 0325

2024-03-25 09:39:03 | 【経営コンサルタントのひとり言】

 

  【経営コンサルタントの独り言】 省エネ技術が進んで来ていますね 0325    

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

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■  省エネ技術が進んで来ていますね 0325

 2010年東日本大震災の時には、計画停電が実施されました。

 その時には、日本国中が省エネ努力をしたと思います。


 喉元過ぎれば熱さを忘れる

 あの時の必死さは、薄らいできているように思えます。

 われわれの世代では、停電をしばしば経験していますので、電気をこまめに切るというのは身に染みついています。

 ところがそうでもない年配者が結構いるのですね。

 ある会社に週末訪れたときに、お休みですので社長さん以外は誰もいません。

 その誰もいない部屋にも電気が点きっぱなしでした。

 私に対する配慮から点けたままにして下さっていたのでしょうが、「もったいない」という思いが強いです。


 近年は、技術進歩で、人感センサー付きの電灯が普及してきています。

 人がいなくなれば自動的に電気が消えます。

 電気を食うといわれる冷蔵庫にしろ、エアコンにしろ、省エネ技術のおかげで、なんと一般家庭の電気使用量は減ってきているそうです。

 電気料金は、電力会社の利益が出るように勝手に変更できる法律になっていますので、下がっていないのが現状かもしれませんね。

(ドアノブ)

 

 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

   ユーチューブで見る

 

 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月5日 サラリーマンの処世術

2023-08-05 00:26:00 | 【経営コンサルタントのひとり言】

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月5日 サラリーマンの処世術

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

 

■【小説風 傘寿の日記】

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に会社を任せて数年になります。

 老いぼれコンサルタントが日々起こったことや感じたことなどを徒然に記述してゆきます。
 また、毎日のように、私のところに業務報告に来ては、二人で昔話をするのが日課となっています。話し上手な彼は、まるで小説の朗読でもするかのように思い出話をしてくれます。私自身の記録として、それを文字変換して、そのままここに記述してゆきます。

 

 大山は、私のかつての部下で、秘書的な業務もこなしてくれていたコンサルタントです。

 現在は、竹根の指揮の下、大阪支社長としての大役を果たしてくれています。

 その【カレンダー】からメールが入っていました。
 彼の顧問先のひとつ、洋菓子メーカーが、池袋の東西デパートで開催される「菓子博(菓子博覧会)」に出品するので上京すると連絡がありました。

 彼の仕事ぶりは好ましく、大いに助けられましたので、何年かぶりに会うことができるのが楽しみです。

 
◆ 竹根好助(よしすけ)が業務報告にやってきて、このような話をしてくれました

 毎日のように、私のところに業務報告に来ては、二人で昔話をするのが日課となっています。話し上手な彼は、まるで小説の朗読でもあるかのように思い出話をしてくれます。私自身の記録として、それを文字変換して、そのままここに記述してゆきます。
 

サラリーマンの処世術

 

 竹根が、本日の業務報告を終わると、竹根の商社マンとしてのサラリーマン時代の話の続きを始めました。日本製品が「安かろう、悪かろう」と悪口を言われる時代に、まだ社歴の浅い竹根がアメリカ駐在員の候補になったことに、ベテラン課長など、その情報を知っている人達では不満の声が上がってきました。

 竹根は、サラリーマンの処世術の一つとして、「上司の命令には素直に従う」と物の本に書いてあった。角菊事業部長から打診をされたときには、その教えに従って、とにかく『ハイ』と返事をしたまでのことである。
 『ハイ』と返事をしたことには、別の理由もある。

 竹根は、予感というのか、あたかも霊感を持っているかのように何かを感じ取ることがある。

 もちろん霊感とか言うような、超常的な優れた能力というのではなく、むしろ『予測力』といった方が正確である。

 周囲の状況を総合的に判断して、そこからひらめきを導き出す力を持っているようである。
 

<続く>

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ 「はしの日」は、隅っこに小さくなって過ごす? 804

 「は(8)し(4)」から、何の日であるかは想像できるのではないでしょうか。

 先日、日本語の表音の乱れについて記述しましたところ、私と同じように、標準語のアクセントがおかしくなっていることが気になるというコメント(コメントは特定の人に制限しています)を戴きました。

 8月4日は、「箸の日」であり「橋の日」でもあります。

 箸と橋を区別して発音できますでしょうか。

  箸  / \
     は し
  橋  _ /

 私独自の表記法ですので、正しく伝わるかどうかわかりませんが、少なくてもNHKのニュースのアナウンサーには、標準語で話してほしいものです。

  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/872f24953ff4fd022ba7b7ab6add19e5

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

>> もっと見る


■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db

 

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