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■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】11 まとめ

2020-10-23 05:46:00 | 【経営】 コンサルタントの選び方

■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】11 まとめ

 経営コンサルタントに依頼してみたいけど、「いくらくらいかかるのか?」「本当に効果があるのだろうか?」など、ご心配な経営者・管理職の皆様は多いかと思います。

 何万人という中から、自社に最適な経営コンサルタントを見つけ出すことは至難の業です。経営コンサルタントを選定せざるを得ないときにどのようなポイントに重点をおいたらよいのでしょうか?独断と偏見でまとめてみました。

 経営者・管理職向けですが、裏を返しますと、経営コンサルタントや士業の先生にも参考となると信じます。

本

■ まとめ

 

 十数回にわたりまして、「信頼できる経営コンサルタントの選び方」につきましてお話してきました。

 それらを振り返りながら、目と目的なアドバイスを記述したいと思います。

 「社員研修慣れ」とか「経営コンサルタントずれ」という言葉があります。その罠に気をつけましょう。

 経営革新に熱心な企業の多くは、一度は経営コンサルタントに依頼をしている経験がおありでしょう。

 その多くが「経営コンサルタントを使ったけど、大して効果がなかった」とおっしゃいます。

 既述の通り、残念ながらホンモノのプロに会うことができる確率が非常に低いことが原因であることが多いです。また、依頼をする経営者側に真贋判定に誤りがあることが多々あります。

 経営コンサルタントを次々と変えている企業もあります。そのような企業の経営者と話をしますと、「いろいろなコンサルタントにあってきたので、コンサルタントの見分け方は非常に上手になった」とシャーシャーとして言っています。

 そのような経営者に、いろいろと提案しますと、「先生、そんなことはどの企業でも常識でしょう」「そんなことは知っています」「そのようなことは過去にやってきました」「その方法は効果がないですね」という返事が返ってきます。

 「では、なぜ御社は、今このような問題を抱えているのですか?」と質問を返しますと、きちんとした回答が返ってきません。

 経営コンサルタントずれをしてしまって、経営コンサルタントに依頼するという意味がわからなくなってしまっているのです。

 その結果、経営コンサルタントの提案がどのような意味を持つのかを理解できなくなっている可能性が高いのです。

 同様なことが社員研修でも言えます。

 社員研修に熱心な企業は、今までにいろいろなテーマで研修をやってきていますので、今までにやったことのないテーマで講師をできる人を見つけるのが難しくなるほどです。

 どうでも良いようなテーマで研修をしても、経済学の基本である効用低減の法則といわれますように、効果が少なくなっているのです。これを社員研修の「麻薬性」と言います。

 プロの経営コンサルタントは、「経営コンサルタント不要な企業作り」を目指します。

 彼等は、コンサルティングをしながら、経営コンサルタントがいなくても自分達だけで継続し、効果が持続できるような仕組みを、風土として定着させていってくれるのです。

 そこまで、依頼側の企業が、特に経営者自身が経営コンサルタントの使いこなしができていないことが原因であることが多いのです。

 経営コンサルタントを使うことにより、下記のことを身につけることが肝要です。

  1.経営コンサルタントを使いこなせる力

  2.温かい管理を愚直に実施できる企業創り・仕組み創り

  3.当たり前のことが当たり前にできる企業作り

 そして、経営コンサルタントの苦言を取り入れられる経営者の度量と、自分が先頭に立って旗振りをする気概がなければ、経営コンサルタントを使いこなして、成果を上げることは困難でしょう。

 経営コンサルタント選びのポイントは、その経営コンサルタントがこれまで何をやってきたかではなく、どのような考えでクライアント・顧問先と取り組む経営コンサルタントであるかなのです。


 皆様方のますますのご発展とご健康を祈念します。

 

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■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】10 口コミから判断する

2020-10-16 05:46:00 | 【経営】 コンサルタントの選び方

■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】10 口コミから判断する

 経営コンサルタントに依頼してみたいけど、「いくらくらいかかるのか?」「本当に効果があるのだろうか?」など、ご心配な経営者・管理職の皆様は多いかと思います。

 何万人という中から、自社に最適な経営コンサルタントを見つけ出すことは至難の業です。経営コンサルタントを選定せざるを得ないときにどのようなポイントに重点をおいたらよいのでしょうか?独断と偏見でまとめてみました。

 経営者・管理職向けですが、裏を返しますと、経営コンサルタントや士業の先生にも参考となると信じます。

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■10 口コミから判断する

 

 口コミの影響力が、非常に大きいことは、いまさらいうまでもありません。とりわけ、昨今のようにSNSの利用率が高まってきますと、良きにつけ、悪しきにつけ、無視できません。

 一方で、それが正確な情報かどうかは別問題です。

 このシリーズで、信頼できる経営コンサルタントの選び方について記述しました。経営コンサルタントを選ぶときには「口コミ」は最適な方法の一つであるといえます。

 しかし、口コミの特質を知っていないと、誤った判断をしかねません。

 実は、口コミの源を辿って行きますと、意図的に口コミに載せられたマーケティング手法であったり、おおもとが、マスコミで取り上げられたことを、我知り顔で、無責任な発言をしていることが多いのです。

 類似の他の商品・サービスを調べもしないで、思い込みという無責任な発言は後を絶たないのです。

 同様に、経営コンサルタントの評価というのは、聞きかじり情報だけでは、正しい評価ができると言えません。確たる証拠があるように見えましても、見方を変えますと、逆の評価に繋がったりします。

「好事門を行でず、悪事千里を走る」という言葉もあります。

 評判の悪い経営コンサルタントや商品・サービスをよくよく調べてみると、悪意を持って流された、根拠のない噂に過ぎないことが多々あるのです。

 若手経営コンサルタントには、しばしばアドバイスをするのですが、「ウラを取る」「刑事現場百遍を見習え」ということを繰り返します。

 クライアントさんに対しても、これを実行していただくようにしています。

 また、「伝聞」と「個人の意見」をキチンと区別して、数値と固有名詞を多用して報連相を行うようにアドバイスをします。

「ホンモノを見分ける力」が経営者・管理職だけではなく、ビジネスパーソン全般に広く求められます。

 

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■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】9 客観的指標から判断する

2020-10-09 05:46:00 | 【経営】 コンサルタントの選び方

■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】9 客観的指標から判断する

 経営コンサルタントに依頼してみたいけど、「いくらくらいかかるのか?」「本当に効果があるのだろうか?」など、ご心配な経営者・管理職の皆様は多いかと思います。

 何万人という中から、自社に最適な経営コンサルタントを見つけ出すことは至難の業です。経営コンサルタントを選定せざるを得ないときにどのようなポイントに重点をおいたらよいのでしょうか?独断と偏見でまとめてみました。

 経営者・管理職向けですが、裏を返しますと、経営コンサルタントや士業の先生にも参考となると信じます。

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■9 客観的指標から判断する

 

 経営コンサルタントを評価する客観的な指標というのは、とくにありません。

 しかし、詳しく調べていきますと、それに近い指標を得ることもできます。

 たとえば、日本で最古の経営コンサルタント団体であります、日本経営士協会が認定しています「経営士」という資格の詳細を見ますと、さらに詳細ランクがあります。

 アシスタントコンサルタントとしての資格に「経営士補」という資格があることは、ご存知の方も多いでしょう。

 ところが、意外と知られていないのが、「経営士」の資格のランクです。

 近年、経営士の資格取得は、コンサルティング実績がありませんとなかなか資格を取れません。ですから、経営コンサルタント資格といわれます中小企業診断士の資格を持っている先生でも、経験が浅いと、なかなか経営士の資格を取ることができないのです。

 一般に「経営士」の資格といいますと、日本経営士協会では「経営士Cクラス」という分類になります。

 さらに、コンサルティング実務経験を積みますと、「経営士Bクラス」に昇格できます。そして、その数は非常に少ないですが、その上に「経営士Aクラス」という先生もいらっしゃいます。

 これらは、客観的な指標とは言い切れませんが、判断材料としては参考になるでしょう。


 人を”診る”ときに、客観的な指標があればベターですが、それがない場合には、上述以外の代替方法を採ることになります。

 経営コンサルタントを探す場合には、今日では検索サイトを利用するのが一般的でしょう。

 検索サイトを利用していますと、トップページの上位や右側に関連サイトが紹介されています。これらは有料で掲載されているサイトですので、必ずしも客観的に支持されたウェブサイトとは言えません。

 検索サイトで上位に表示されることは、それだけ閲覧率が高くなります。そのために各社とも上位表示のために下記のようなことを実施し、高額な投資をしています。

  SEO 検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)
  SEM 検索エンジンマーケティング (Search Engine Marketing)

 従って、上位表示をされているサイトが必ずしも客観的に高い評価をされているわけではないのです。

 一方で、SEOやSEM対策などをあまりやっていないサイトが上位表示されていることもあります。

 後者のような経営コンサルタントで、検索によりリスティングされる件数が多い先生は、それなりの実績があると推定されますので、検索で表示される件数も、だいたい指標として利用することは可能かもしれません。

 

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■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】8 学歴・経歴・業歴・年齢から判断する

2020-09-27 11:53:12 | 【経営】 コンサルタントの選び方

■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】8 学歴・経歴・業歴・年齢から判断する

 経営コンサルタントに依頼してみたいけど、「いくらくらいかかるのか?」「本当に効果があるのだろうか?」など、ご心配な経営者・管理職の皆様は多いかと思います。

 何万人という中から、自社に最適な経営コンサルタントを見つけ出すことは至難の業です。経営コンサルタントを選定せざるを得ないときにどのようなポイントに重点をおいたらよいのでしょうか?独断と偏見でまとめてみました。

 経営者・管理職向けですが、裏を返しますと、経営コンサルタントや士業の先生にも参考となると信じます。

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■8 学歴・経歴・業歴・年齢から判断する

 

 人を”診る”目を持ちませんと、第三者的に判断できそうな、学歴や職歴などに判断を頼ってしまいがちです。経営コンサルタントにとっては、学歴や職歴よりは実力が重要です。

 それが解っていながら、その罠に陥ってしまいがちです。

 経営者にとって、必要な能力・資質の一つとして「人を”診る”目」があると考えています。

 「みる」という言葉には、いろいろな漢字があります。汎用性のあります「見る」が思い当たりますが、経営コンサルタントは、企業を診断したりしますので、経営コンサルタントにとりましては「診る」という漢字が適していると考えます。

 ここでは、経営者・管理職が、人を判別するのですが、経営コンサルタント的な見方が必要と考え、「診る」という漢字を用いています。時には、「判(み)る」という字を充てることもあります。


 人を診る目を持たない経営者は、学歴とか経歴などを物差しにしないと、相手の能力や実力、実績を判断できないのです。

 外資系のコンサルティング・ファームに入社するには、MBA(経営学修士)が不可欠といいましても過言ではありません。MBAを持つ多くの人は深い知識を持っています。また、有名大学や大学院を卒業している多くの人もまたしかりです。

 しかし、それらの先生方が、中堅・中小企業の経営コンサルタントとして適しているでしょうか。多くの場合には、頭でっかちな人の発想となってしまったり、教科書で学んだ大企業向けの手法を、そのまま中小企業に当てはめてしまう先生もいらっしゃいます。

 一方で、学歴もなく、知名度もないのにプロ経営コンサルタントとして活躍している先生も多数います。

 これらの先生の多くは、学歴も知名度もなく、苦労されてきています。人間性が醸成されている先生が多いです。


 経営コンサルタントの実力は、お金を頂きながら、経営者や企業が高めてくれるのです。

 ですから、経営コンサルタントだからといって威張り散らしている先生がいるとしましたら、経営者や企業からそっぽを向かれ、実力を高める場を失っているはずです。

 若造と言われる年齢の経営コンサルタントでも、現場をきちんと踏んでいる先生であればきちんとした経営支援をすることができます。

 なまじ何もしないで年だけ重ねているベテラン・コンサルタントや、頭でっかちの思考しかできない先生方よりも、遙かにコンサルティングの実力を有しているかもしれません。

 経営は心でするもので、頭でするものではありません。

 学歴や資格は参考にはなりますが、その人が持つお人柄こそが重要なのです。人柄とは、人当たりがよいというのではなく、プロ意識の高い人格者であることを指します。

 経営コンサルタントに求められる「三つの力」は、「気力、知力、体力」です。フットワークの良さは、委託企業側には何かとプラスになるでしょう。

 

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■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】7-6 情報の切り売りコンサルティング

2020-09-18 05:46:00 | 【経営】 コンサルタントの選び方

■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】7-6 情報の切り売りコンサルティング

 経営コンサルタントに依頼してみたいけど、「いくらくらいかかるのか?」「本当に効果があるのだろうか?」など、ご心配な経営者・管理職の皆様は多いかと思います。

 何万人という中から、自社に最適な経営コンサルタントを見つけ出すことは至難の業です。経営コンサルタントを選定せざるを得ないときにどのようなポイントに重点をおいたらよいのでしょうか?独断と偏見でまとめてみました。

 経営者・管理職向けですが、裏を返しますと、経営コンサルタントや士業の先生にも参考となると信じます。

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■7-6 情報の切り売りコンサルティング

 

 「信頼できる経営コンサルタント」については、経営コンサルタント志望者向けのサイトにも既述してあります。そちらも合わせてご覧ください。 
  経営コンサルタントへの道
     http://www.glomaconj.com/consultant/3keikonhenomichi/keikon.htm


 経営者と自分との、知識や情報の差を利用して、それらを切り売りしているだけのコンサルタントも中にはいます。

 コンサルタント業が職業として形となり始めた20世紀初頭には、このような知識・情報格差を利用してコンサルティングができた時代もあります。

 しかし、今日のように情報が氾濫している時代には、知識・情報格差だけでは、企業がコンサルティングを受ける価値が薄いのです。

 プロ経営コンサルタントは、自分自身の専門分野を明確に持っていて、その専門性の高さは高邁です。

 それだけではなく、周辺の知識・情報や経験の豊富さ、底辺の裾野の広さは、「能ある鷹は爪を隠す」ごとく、それらをひけらかすことをしません。

 自分は何でも知っている、いろいろな企業で実績を上げている、というようなことを公言したり、既述のように大企業名を並べるようにして固有名詞を不用意に口にしたりするコンサルタントには注意をしましょう。

 

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■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】7-5 受注に淡泊な経営コンサルタント

2020-09-13 10:11:11 | 【経営】 コンサルタントの選び方

■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】7-5 受注に淡泊な経営コンサルタント

 経営コンサルタントに依頼してみたいけど、「いくらくらいかかるのか?」「本当に効果があるのだろうか?」など、ご心配な経営者・管理職の皆様は多いかと思います。

 何万人という中から、自社に最適な経営コンサルタントを見つけ出すことは至難の業です。経営コンサルタントを選定せざるを得ないときにどのようなポイントに重点をおいたらよいのでしょうか?独断と偏見でまとめてみました。

 経営者・管理職向けですが、裏を返しますと、経営コンサルタントや士業の先生にも参考となると信じます。

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■7-5 受注に淡泊な経営コンサルタント

 

 「信頼できる経営コンサルタント」については、経営コンサルタント志望者向けのサイトにも既述してあります。そちらも合わせてご覧ください。 
  経営コンサルタントへの道
     http://www.glomaconj.com/consultant/3keikonhenomichi/keikon.htm


 経営コンサルタントも、人間ですので、自分自身の生活がかかっています。

 実力や実績のない経営コンサルタントは、企業との契約を取ることに必死になっています。そのために、商工会議所や各種の経済団体を廻って、講師の仕事を取ることに必死です。

 すなわち、それらで講師をしているコンサルタントが、素晴らしいコンサルタントとは限りません。

 一方、実力のある経営コンサルタントは、口コミでクライアント・顧問先が次々と生まれてきます。

 企業経営者の中には、経営コンサルタントの使い方をきちんと理解せず、経営コンサルタントが自分の思うように動いてあたり前と考えている人がいます。

 経営者は、経営コンサルタントに依頼するときに、事前に面談して、その先生が自社に適しているかどうか、適切に判断しなければなりません。

 経営者は、経営コンサルタントを値踏みしているつもりですが、経営コンサルタントは、その経営者を見たり、企業を見たりして、すでに診断を始めているのです。

 プロ経営コンサルタントは、コンサルタントを使いこなせない企業と見ると契約を断ることがあります。

 仕事の選り好みをしているのではなく、コンサルティングをしても結果を出せない企業で時間を浪費するよりも、経営コンサルタントを必要としている企業が多数ありますので、そちらで仕事をしたいと考えるからです。

 しかし、なによりも、企業さんにムダ
な投資をさせない配慮でもあるのです。

 得てして、多くの経営者が、人を判断する目が弱くて、経営コンサルタントの実力を見抜けないのです。

 経営コンサルタントは、プロです。プロの力は、たくさんの著書を書いているとか、学歴だけでは判断できません。

 一方で、コンサルタントも受注を採りたいがために、大風呂敷を広げる人もいます。

 経営者は、ふろしきを拡げているのか、真の実力が滲み出ているのか、より良い判定を下せなければならないのです。

 

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■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】7-4 全体最適を重視した漢方薬的治療法と体質強化

2020-09-04 10:09:18 | 【経営】 コンサルタントの選び方

■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】7-4 全体最適を重視した漢方薬的治療法と体質強化

 経営コンサルタントに依頼してみたいけど、「いくらくらいかかるのか?」「本当に効果があるのだろうか?」など、ご心配な経営者・管理職の皆様は多いかと思います。

 何万人という中から、自社に最適な経営コンサルタントを見つけ出すことは至難の業です。経営コンサルタントを選定せざるを得ないときにどのようなポイントに重点をおいたらよいのでしょうか?独断と偏見でまとめてみました。

 経営者・管理職向けですが、裏を返しますと、経営コンサルタントや士業の先生にも参考となると信じます。

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■7-4 全体最適を重視した漢方薬的治療法と体質強化

 

 「信頼できる経営コンサルタント」については、経営コンサルタント志望者向けのサイトにも既述してあります。そちらも合わせてご覧ください。 
  経営コンサルタントへの道
    http://www.glomaconj.com/consultant/3keikonhenomichi/keikon.htm


 企業経営者は、経営コンサルタントに依頼することにより短期間に結果を求めたがります。

 しかし、プロの経営コンサルタントは、功を焦って部分最適を図ることをしません。常に全体最適の中で、今何をすべきかを見守りながら、企業と一体になって全体最適を求めます。

 部分最適では、その部分では改善などプラス面が出ましても別の部分でマイナス面がでて、結局、プラス・-マイナス・ゼロであったり、ひどい場合には、返って悪い方向に行ってしまったりします。

 「木を見て森を見ず」という言葉があります。プロの経営コンサルタントは、「木も観て、森も観る」支援をしてくれます。

 一時的に応急処置的な対応をコンサルタントが採ることがありましても、それはあくまでも応急措置です。緊急手術をすることもありますが、手術をすることが最適な対処法かどうかは、ケース・バイ・ケースです。

 よいお医者さんは、患者さんの肉体的な負担をできるだけ抑えることを重視します。経営コンサルタントは、長期的な視点で、リスクのある治療よりは、漢方薬的な治療法とリハビリを重視し、次第に体質強化を図って行きます。

 その過程で、重要なことは「当たり前のことが当たり前にできる企業」になることです。

 依頼企業の「あたり前」がなんであるのかを、企業全体に浸透させ、全社員があたり前を繰り返す中で、その企業のノウハウを蓄積して行きます。

 そして、蓄積されたノウハウを使いながら、さらに一歩上の「あたり前」に挑戦して行くのです。

 プロの経営コンサルタントは、クライアント・顧問先にとって「現在のあたり前」がなんであるのかを気づかせることができます。そして、そのあたり前があたり前にできる仕組み作りやその進捗管理ができる支援をして行くのです。

 その結果として、企業はゴーイング・コンサーンたり得る健全な体質に変化し、体力を強化できます。

 急がば回れ

 プロコンサルタントは、緊急手術か、投薬治療か、漢方薬で体質改善する方法か、その適切な判断を経営者ができるように支援します。

 

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■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】7-3 先見性を持った創造的なアドバイス

2020-08-28 08:29:08 | 【経営】 コンサルタントの選び方

■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】7-3 先見性を持った創造的なアドバイス

 経営コンサルタントに依頼してみたいけど、「いくらくらいかかるのか?」「本当に効果があるのだろうか?」など、ご心配な経営者・管理職の皆様は多いかと思います。

 何万人という中から、自社に最適な経営コンサルタントを見つけ出すことは至難の業です。経営コンサルタントを選定せざるを得ないときにどのようなポイントに重点をおいたらよいのでしょうか?独断と偏見でまとめてみました。

 経営者・管理職向けですが、裏を返しますと、経営コンサルタントや士業の先生にも参考となると信じます。

本

7-3 先見性を持った創造的なアドバイス

 「信頼できる経営コンサルタント」については、経営コンサルタント志望者向けのサイトにも既述してあります。そちらも合わせてご覧ください。 
  経営コンサルタントへの道
    http://www.glomaconj.com/consultant/3keikonhenomichi/keikon.htm

 顕在化した問題や潜在的な問題を解決するだけでは、企業は成長をし続けられません。

 明日の経営環境を予測し、それに見合った創造的な経営課題に対処できるように取り組みませんと、利益率や成長率は鈍化し、やがて製品ライフサイクルのプラトー期から衰退期に落ち込むがごとく、企業がマイナス成長に陥ってしまいます。

 経営コンサルタントと一丸となって企業が取り組み、「経営コンサルタント不要な企業創り」の支援をするのがプロの経営コンサルタントです。

 「企業創り」であって「企業作り」と表記している点にご注意ください。

 企業をつくることは、「起業」でして、起業専門のコンサルタントもいます。

 ここで「創る」と表記しましたのは、他社と同じことをやっていては、企業は成長どころか、生き残りも困難でしょう。

 他社との差異化(差別化)を図る、これが企業存続・成長の再スタート地点です。

 先見性を持ったプロの経営コンサルタントは、マンネリ化などしているゆとりはないのです。次々と新しい課題を見つけてきては、それをクライアント・顧問先に定着させて行くのです。

 経営とは、「機を推(み)て機を活かし、臨機応変に対応する」ことです。「推る(みる)」というのは、見えないものを推測するということで、それを活かすという、臨機応変な対応が、企業には求められ、ホンモノの経営コンサルタントは、その支援をするのです。

 

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■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】7-2 潜在的な問題点を発見する能力

2020-08-22 09:51:40 | 【経営】 コンサルタントの選び方

■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】7-2 潜在的な問題点を発見する能力

 経営コンサルタントに依頼してみたいけど、「いくらくらいかかるのか?」「本当に効果があるのだろうか?」など、ご心配な経営者・管理職の皆様は多いかと思います。

 何万人という中から、自社に最適な経営コンサルタントを見つけ出すことは至難の業です。経営コンサルタントを選定せざるを得ないときにどのようなポイントに重点をおいたらよいのでしょうか?独断と偏見でまとめてみました。

 経営者・管理職向けですが、裏を返しますと、経営コンサルタントや士業の先生にも参考となると信じます。

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■7-2 潜在的な問題点を発見する能力

 

 「信頼できる経営コンサルタント」については、経営コンサルタント志望者向けのサイトにも既述してあります。そちらも合わせてご覧ください。 
  経営コンサルタントへの道
    http://www.glomaconj.com/consultant/3keikonhenomichi/keikon.htm
    
 当シリーズで記述の通り、プロの経営コンサルタントは、潜在的な問題点を発見する力を持っています。大半の依頼主である経営者は、経営コンサルタントに問題解決力を求めます。

 経営コンサルタントが、リーダーシップを発揮して、いろいろと変革をしてくれることを期待するだけでは、企業は良くなりません。

 企業をよくするのは、経営コンサルタントではなく依頼主側、すなわちコンサルティングを受ける企業が行うことなのです。経営コンサルタントが、何かをやってくれるわけではありません。

 この点をはき違えている企業は、「今度のコンサルタントはだめだ」と判断したり、「一人のコンサルタントによるマンネリ化を防ぐ」と言ってコンサルタントを次々と変えたりしています。

 経営コンサルタントは、経営者が望む方向に、企業が変革できるような支援をしてくれます。支援というのは、問題点を見出したり、方向性を示したり、その方法を示したり、実施するときにアドバイスをしたりしてくれます。

 企業は、体質改善をすることなしに、世間が騒ぐ、ま新しい「革新的な経営手法」を取り入れても、未消化で終わってしま舞うことが多いです。結局高額なコンサルティング・フィーを支払った割には自社の血となり肉となっていないのです。

 顕在的な問題の陰に潜んでいる潜在的な問題を発見し、正しい重点化を図れる経営コンサルタントこそがプロなのです。

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■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】7-1 信頼性から判断する

2020-08-14 07:35:55 | 【経営】 コンサルタントの選び方

■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】7-1 信頼性から判断する

 経営コンサルタントに依頼してみたいけど、「いくらくらいかかるのか?」「本当に効果があるのだろうか?」など、ご心配な経営者・管理職の皆様は多いかと思います。

 何万人という中から、自社に最適な経営コンサルタントを見つけ出すことは至難の業です。経営コンサルタントを選定せざるを得ないときにどのようなポイントに重点をおいたらよいのでしょうか?独断と偏見でまとめてみました。

 経営者・管理職向けですが、裏を返しますと、経営コンサルタントや士業の先生にも参考となると信じます。

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7-1 信頼性から判断する

 

 「信頼できる経営コンサルタント」については、経営コンサルタント志望者向けのサイトにも既述してあります。そちらも合わせてご覧ください。 
  経営コンサルタントへの道
      http://www.glomaconj.com/consultant/3keikonhenomichi/keikon.htm
    
 
u 言うとおりに動かない経営コンサルタント

 企業には、顕在的な問題だけではなく、潜在的な問題もあります。経営環境の明日を見た新規課題もあります。

 一方で、企業経営者は、自分の会社を実力以上に見ていることが多いのです。

 そのために、マスコミを賑わしている新しい経営手法をいち早く取り入れて、自社を、最先端を行く会社にしたいと考えます。

 勉強することは絶対に必要なことですが、物事には手順というものがあります。

 砂上の楼閣という四字熟語があります。

 砂の上に城を作っても、すぐに傾き、崩れてしまいます。砂上の楼閣を避けるために、プロの経営コンサルタントは、企業経営者が望むことはひとまず後回しにしてでも、基礎固めを優先させます。

 依頼主の経営者の言うことをそのまま実行計画に作り込む経営コンサルタントがいたら要注意です。

 経営者が、自分の会社を全てわかっているというのは、自己過信です。経営者自身に見えない潜在的な問題点・課題に気がついていないかもしれません。

 人間が、毎年健康診断を受けますように、企業も経営診断を受けるべきです。正しく健康診断できる経営コンサルタントに、簡易診断を依頼してみてはいかがでしょうか。

 

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