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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月30日 ◇元気な会社 IT導入補助金活用で成果上げる種苗メーカー ◇オートフォーカスカメラ

2024-12-01 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月30日 ◇元気な会社 IT導入補助金活用で成果上げる種苗メーカー ◇オートフォーカスカメラ 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

11月30日

 早いもので、12月、年末もすぐに来ます。

 食品価格の値上がりが続いていますが、最近コーヒーの値段も値上がりしています。異常気象による減産に追い打ちをかけているのが円安です。実は、コーヒー価格が上がっているのは、それだけではないのです。
 中国では、今、ドリアンブームなのだそうです。ドリアンは、美味ではありますが、世界一臭い果物と言われています。
 隣国ベトナムはコーヒー(世界第二位)やドリアン栽培が盛んです。中国が高く買ってくれるので、ドリアン栽培から、利益率の高いドリアン栽培に変わってしまっています。その結果、世界的なコーヒー不足に拍車がかかってしまい、コーヒー価格が上がってしまったのです。

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。

 場所が遠方ですのでオンラインで会社紹介と社内案内をしていただきました。

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 IT導入補助金活用で成果上げる種苗メーカー 2406-3b30
 K社(兵庫県加古川市)は、野菜や穀物の種子開発から輸出までを手掛ける種苗メーカーだ。加古川市内に総面積7haに及ぶ研究農場を保有、病気への抵抗力が強い「耐病性育種」など改良を施して生産した種子をイタリアやオーストラリア、ニュージーランドなど海外の委託採種農地に送り、現地で種子の生産を行う。種子の約95%が海外向けで、アジア、アフリカ、南米諸国など約70カ国で販売している。

 創業は1910(明治43)年。K社長は曽祖父、祖父、父、母と続いた5代目で、海外との取引拡大に努め、業容を拡大してきた。オンライン販売も12年ほど前に始めたが、近年は「既存客の購買リピート率を上げること」が課題になっていた。500円の商品を客が1回しかリピートしないと売り上げは1000円。だが、何度も買ってくれれば1万円にも2万円にもなる

 あるとき、Kさんは知人から中小企業のIT導入を支援する補助金の話を聞いた。さっそく「顧客管理ソフト」「メール配信ソフト」「リモートワーク用ソフト」の導入補助金を国に申請。21年1月に採択された。顧客管理ソフトで、オンラインサイトの顧客実績を登録し、顧客の過去から現在までの注文内容を把握、メール配信ソフトで顧客ニーズに合わせた提案を強化した。すると、全購入者に占めるリピーターの割合が増えた。毎月入ってくる注文のうち2回以上買ってくれる人がどのくらいの割合でいたかという数字を1月から4月で見ると、2019年は55.9 %、20年に56,4%、21年には59・8%と上向いたのだ。

 次の課題はリピーター増で得られた収益を新規客の獲得費用に回し、全体の顧客数増につなげることだ。同社の売り上げの9割は対面など通常の販売ルートによる農家や販売店などのビジネス客が占めているが、Kさんは「オンライン販売の新規客を増やせば、もっと成長できる」とみる。ただ、中小企業の常で、オンラインサイトの業務を専業でできるほど社内の人員に余裕がない。品揃えを増やして攻めに転じれば注文は増えるだろうが、増えた分の仕事を捌けるだろうかという不安もある。

 頼みの綱は今回の補助金で導入したものの、まだ使い切れていない「リモートワーク用ソフト」だ。このソフトはチャットやオンラインミーティング、オンライン会議などがパッケージになっているから、うまく使えば「オンラインサイト業務」の効率化ができるかもしれない。海外とのやりとりもできるようになれば他の業務の生産性も上がるはずだ。ネットメディアやSNSを持活用した集客なども考えられる。同社のITツール本格活用はこれからだ。

【 コメント 】

 日本を代表するブランドイチゴが、海外で栽培され、海外で販売され、日本からの輸出に影響が出てしまっているというショッキングなニュースを聞くようになって、しばらく経ちます。

 種苗というのは、改良に時間と人手・費用がかかります。その種苗が海外で勝手に生産されては、改良者・開発者はたまったものではないですね。

 K社は、研究所を持って、そこで病気や天候に強い品種改良をしています。改良・開発には多大な費用がかかりますが、それを公的資金でまかなっています。

 開発した新商品を海外で種子の委託生産をして、それを販売しています。「新商品開発」を自社で行い、生産を海外委託をするという「ノンファブリック・ビジネス」のコンセプトを活かしています。

 台湾には、工業製品を受託生産する専門の会社があり、急成長しました。日本で開発した商品を、台湾で生産してもらい、それを日本に輸入したり、他国へ輸出したりします。

 受託の台湾企業は、自社ブランドを持たず、委託者(例えば日本の企業)の設計・指示等で製造をするのです。委託者は、工場建設という投資をしなくてもビジネスをすることができるのです。両者の信頼関係がなければできないビジネスです。

 K社では、それができている、成功例の一つといえます。

   出典: e-中小企業ネットマガジン

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

◆ オートフォーカスカメラの日 b30

 今日、カメラ機能がないスマホ/携帯電話機を持っている人を探すのは困難なくらいにカメラは持ち歩かれています。

 日本経営士協会事務所から近いこともあり小石川後楽園庭園にはしばしば行きます。

 年配の方が立派な望遠レンズを付けたカメラを持って盛んにシャッターを切っています。
 池面を飛ぶ野鳥を撮っているのでしょうか。

 私もかつては思いカメラと交換レンズを持って写真を撮ったり、現像したり、引き延ばしたりとやっていました。

 今は、肩こりもありますので、息子サンタが買ってくれた一眼ミラレスを使うことがほとんどです。

 1500mmの望遠ズームの交換レンズも持ち歩きますが、12mmから50mmのワイドズームでほとんど用が足りてしまいます。

 写真に詳しい人なら、このことから私の撮るのは風景写真が中心であることが直ぐにお解りでしょう。

 ブログ【カシャリ!一人旅】の写真を撮っています。

 日本全国処々を回った写真を全部掲載したいのですが、撮る方が多く、溜まるばかりです。

 これまで掲載した写真はほんの一部でしかありませんが、お時間の取れますときに【カシャリ!一人旅】をご覧いただければ幸いです。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

  >> もっと見る

■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db  

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【季節 一口情報】 12月 師走 その名前の由来は?

2024-12-01 07:21:00 | 【話材】 季節・気候

【季節 一口情報】 12月 師走 その名前の由来は?

お節介焼き経営コンサルタント」が、経営やコンサルティングに関する情報だけではなく、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。

「日本には四季がある」といいます。それに伴い、四季を表すいろいろな言葉もあります。二十四節気は、四季を感ずる契機となります。それらの中から、話材になるような、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。

  12 月
 
■ 12月 師走(しわす)

 街中にはジングルベルの曲が各処から聞かれるようになりますが、かつてほど年の瀬の雰囲気を感じなくなりましたのは歳のせい(年の瀬)でしょうか。<親爺ギャクで失礼>

 平安時代「色葉字類抄」に「師匠の僧がお経を上げるために東奔西走する月」から「師馳す」という説が有力と聞きます。その他諸説があるようです。

【Wikipedia】では、「しはす」の語源は、古いことなので分からない。「大言海」は、「歳極(トシハツ)ノ略轉カト云フ、或ハ、萬事爲果(シハ)つ月ノ意、又、農事終ハル意カ」と言い、また「十二箇月ノ名ハ、スベテ稻禾生熟ノ次第ヲ逐ヒテ、名ヅケシナリ」(「睦月」の項)と言っている。
  
■ 英名の由来

 英語での月名、December(ディセンバー)は、「10番目の月」の意味で、ラテン語で「第10の」という意味の「decem」の語に由来しています。

 紀元前46年まで使われていたローマ暦では、一年の始まりが3月を起算とているために、一年365日と日数合わせを一年の最終月の2月で行いました。すなわち3月から1月までの日数との差を2月に当てました。そのために、年末にあたる2月は日数が少なくなっています。閏年に2月29日があるのも、一年の最終月で調整しているからなのです。(【Wikipedia】を参照して作成)


■ 12月の異名(Wikipedia)

おうとう(黄冬)、おとづき(弟月)、おやこづき(親子月)、かぎりのつき(限月)、くれこづき(暮来月)、けんちゅうげつ(建丑月)、ごくげつ(極月)、しわす(師走)、はるまちつき(春待月)、ばんとう(晩冬)、ひょうげつ(氷月)、ぼさい(暮歳)、ろうげつ(臘月)


■ 12月の季語(Wikipedia)

短日、冬の日、冬の朝、冬の雲、冬霞、顔見世、冬の空、冬の鳥、冬の雁、梟、木兎、冬田、 水鳥、浮寝鳥、鴨、鴛鴦、鳰、初雪、初氷、寒さ、 冷たし、息白し、冬木、冬木立、枯木、枯木立、枯柳、 枯山吹、枯桑、枯萩、枯芙蓉、枯茨、冬枯、霜枯、冬ざれ、枯草、枯蔓、枯蔦、枯葎、枯尾花、枯蘆、枯蓮、 枯芝、枯菊、枯芭蕉、苗代茱萸の花、枇杷の花、臘八会、大根焚、漱石忌、風呂吹、雑炊、葱、根深汁、 冬菜、白菜、干菜、干菜汁、干菜湯、胡蘿蔔、蕪、蕪汁、納豆汁、粕汁、闇汁、のっぺい汁、寄鍋、鍋焼、 おでん、焼藷、湯豆腐、夜鷹蕎麦、蕎麦掻、蕎麦湯、葛湯、熱燗、玉子酒、生姜酒、事始、神楽、里神楽、冬の山、山眠る、冬野、枯野、熊、熊穴に入る、熊突、熊祭、狩、猟人、狩の宿、薬喰、山鯨、狼、狐、 狐罠、狸、狸罠、狸汁、兎、兎狩、鼬罠、笹鳴、鶲、鷦鷯、都鳥、千鳥、冬の海、鯨、捕鯨、鯨汁、河豚、 鮟鱇、鮟鱇鍋、鮪、鱈、鰤、鰤網、 杜父魚、潤目鰯、塩鮭、乾鮭、海鼠、海鼠腸、牡蠣、牡蠣むく、牡蠣船、 牡蠣飯、 味噌搗、根木打、冬の蝶、冬の蜂、冬籠、冬座敷、屏風、障子、炭、消炭、炭団、 炭火、埋火、 炭斗、炭竈、炭焼、炭俵、炭売、焚火、榾、炉、囲炉裏、暖房、温突、ストーヴ、スチーム、炬燵、置炬燵、助炭、火鉢、火桶、手焙、行火、懐炉、温石、温婆、足温め、湯気立、湯ざめ、風邪、咳、嚔、水洟、吸入器、竈猫、綿、蒲団、背蒲団、肩蒲団、腰蒲団、負真綿、衾、毛布、夜著、綿入、紙衣、ちゃんちゃんこ、ねんねこ、厚司、胴著、毛衣、毛皮、皮羽織、重ね著、著ぶくれ、冬服、冬帽、頭巾、綿帽子、頬被、耳袋、マスク、襟巻、ショール、手袋、マッフ、股引、足袋、外套、コート、被布、懐手、日向ぼこり、毛糸編む、飯櫃入、藁仕事、楮蒸す、紙漉、藺植う、薪能、一茶忌、北風、空風、隙間風、鎌鼬、冬凪、霜、霜夜、 霜柱、霜除、敷松葉、雪囲、雪吊、薮巻、雁木、フレーム、冬の雨、霙、霧氷、雨氷、冬の水、水、水涸る、 冬の川、池普請、狐火、火事、火の番、冬の夜、冬の月、冬至、柚湯、近松忌、大師講、蕪村忌、 クリスマス、社会鍋、師走、極月、暦売、古暦、日記買ふ、日記果つ、 ボーナス、年用意、春支度、 春著縫ふ、年木樵、歯朶刈、注連作、年の市、羽子板市、 飾売、門松立つ、注連飾る、煤払、煤籠、煤湯、 畳替、冬休、歳暮、年貢納、札納、 御用納、年忘れ、餅搗、餅、餅筵、餅配、年の暮、節季、 年の内、行年、 大年、大晦日、掛乞、掃納、晦日蕎麦、年の夜、年越、年取、年守る、年籠、除夜、 除夜の鐘

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【経営コンサルタントの育成と資格付与】
 
since 1951 特定非営利活動法人・日本経営士協会
 
 日本経営士協会は、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 詳しくは、サイトでご覧下さい。 
   https://www.jmca.or.jp/
 
 
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【経営コンサルタントへの道】 4.なぜ経営コンサルタントに依頼するか 1 新幹線理論

2024-12-01 00:21:00 | 【専門業】 経営コンサルタントへの道

  【経営コンサルタントへの道】 4.なぜ経営コンサルタントに依頼するか 1 新幹線理論 

 私は1970年代から半世紀にわたり、「経営コンサルタントとはお節介焼き」「当たり前のことが当たり前にできる企業作り」「現場を重視」「管理とは温かいもの」をモットーとして経営コンサルタントという職業に就いてきました。
 経営コンサルタントになってから、いろいろな人から「なぜ経営コンサルタントになったの?」「経営コンサルタントになるにはどうするの」あるいはすでに経営コンサルタントになっている人からは「経営コンサルタントとして成功するこつは」などと聞かれてきました。
 経営コンサルタントを目指す人の大半が、世の中に漂う“常識”的な方向定めと方法で準備を開始しています。しかし、経営コンサルタントへの道は厳しいですが、成功法による近道もあります。
 経営コンサルタントを目指す人が一度は辿るこの道に、正しい回答になるかどうか、お役に立つかどうかはわかりませんが、独断と偏見をお許しいただき、以下のようにまとめてみました。ご参考にされ、皆様の自己責任でもって判断し、行動して下さい。
■4. なぜ経営コンサルタントに依頼するか 
 既述の通り、顧問先の人たちはその業界ではベテランである人が多く、経営コンサルタントよりその業界については詳しいのが通常です。
 それではなぜ企業の経営者は経営コンサルタントに仕事を依頼しようとするのでしょうか。
新幹線理論   

 皆さんは「新幹線理論」をご存知でしょうか。何か難しい技術的な理論のようですがそうではないのです。私事になりますが、息子が小さい頃、速い新幹線に乗りたいとういうので乗せました。上りの新幹線と交叉したときに「ああいう速い新幹線に乗りたい」と言い出しました。自分から見ると自分の新幹線は止まっているように思えたのかもしれません。すれ違う列車の方が速く走っているように見えたのかもしれません。

 その渦中にいると、自分が高速で移動していることを忘れてしまうのです。自社の状況は、自分が一番よくわかっているつもりでも、あまりにも身近で見えなくなっていることが多いのです。客観的な目で見るとなんでもないようなことを見落としていたり、あまりにも当たり前になってしまっていて、自分たちがやっていることが第三者から見るとおかしなことをしているということが多々あるのです。すなわち経営者は経営コンサルタントに冷徹な第三者からの目で見てほしいと望んでいるのです。

 経営者の中には、社員の言うことには耳を貸さないという人もいます。そのような時には、社員の代弁をし、経営者をいさめることも必要です。しばしば、その企業の問題点の元凶が経営者にあるので、経営者を変革させることが最も重要なテーマであることもあります。
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