■■【経営コンサルタントの選び方・使い方】23 専門分野が明確 1
~ 経営コンサルタントを使いこなせない社長は引退せよ ~
経営環境のグローバル化や技術革新の収束な発展で、経営者は従来の延長線上での経営ではやって行けない時代になりました。
このような時には、スピーディな経営意思決定により、臨機応変な時代対応の経営ができなければなりません。
新興国の急速の発展には、社内だけのでの人材では追いつかなくなってきています。せかいじゅうの先進国は、社外取締役を活用するのが当たり前な時代です。
第2章 信頼できる経営コンサルタントの見分け方
■ 2-4 専門分野が明確 2
某コンサルタントは「生産財製造業の営業・マーケティングに重点をおいたグローバル経営戦略」を標榜して活躍しています。
しかし企業の立場では、コンサルティングの過程で他の部門も含めてアドバイスをして欲しいと考えても当然です。
この経営コンサルタントは、この問題を解決するために専門分野の異なる複数の経営コンサルタントと共に仕事をしています。
大学の先生や研究者には多いのですが、経営コンサルタントは、専門莫迦であってはなりません。
自分の専門外においても経営に関わる基礎的な知識や情報を持ち合わせていて、他分野の経営コンサルタントがどのように仕事をしているのかを理解しています。
多くの企業経営者・管理職は経営コンサルタントというのは経営に関しては何でも知っていると思い込んでいるようです。
経営コンサルタントに専門外のことを尋ねたり、仕事を依頼してきたりするときに中途半端な答えを返してくるようであれば信用できません。
むしろ「それは自分の専門外のことですので、専門のコンサルタントをご紹介します」とか「今は不確かな情報しか持っていませんので調べてから回答します」というような潔い経営コンサルタントなら信用できるでしょう。
コンサルティング・ファームであれば専門分野の異なる経営コンサルタントがチームで対応することは可能ですが、コンサルティング・フィーは高いのが一般的です。
では、独立した経営コンサルタントではダメなのでしょうか?
その様なことはありません。
独立系の経営コンサルタントでも、その経営コンサルタントが所属している団体の仲間などとコラボレーションを組んで仕事をしていますので、相手次第という面はありますが、この点において心配しすぎる必要はないでしょう。
【 注 】
弊著、経営者・管理職のための「発展し続ける企業の“秘密”の道」(グロマコン出版、A5サイズ約60ページ)は1,000円(税/送料込み)でおわけしています。
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何万人ものコンサルタントの中から最適な先生を探すのは至難の業です。その様な経営者・管理職の悩みに少しでもお役に立てればと言う気持ちでまとめてみました。
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日本経営士協会は、ご存知かと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
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