【カシャリ! ひとり旅】 | |||||||||||||
|
- 写真・旅行(43)
- 【カシャリ!ひとり旅】 埼玉(35)
- 【カシャリ!ひとり旅】 神奈川県(31)
- 【カシャリ!ひとり旅】 東京散歩(18)
- 【カシャリ!ひとり旅】 北陸(11)
- 【カシャリ!ひとり旅】 京都(10)
【カシャリ! ひとり旅】 | |||||||||||||
|
■■【心de経営】 論語講義に学ぶ経営16 国を為むるには礼を以てす 先進第11-25 278 29
【心de経営】は、「経営は心deするもの」という意味になります。それとともにフランス語の前置詞であります「de(英語のof)」を活かしますと、「経営の心」すなわち、経営管理として、あるいは経営コンサルタントとして、企業経営をどの様にすべきか、経営の真髄を、筆者の体験を通じた内容をお届けします。
【筆者紹介】 特定非営利活動法人日本経営士協会理事長 藤原 久子 氏
北海道札幌市出身、平成元年7月に財務の記帳代行業務並びに経理事務員の人材派遣業の会社を設立し代表取締役として現在に至っています。
平素、自社において、従業員満足・顧客満足・地域貢献企業を目指し、ワーク・ライフ・バランスを重視した経営に心がけています。
一方、自社における経験をもとに、経営コンサルタントとしての専門知識を活用しながら、客観的に現状を認識し、問題発見・解決策の提案や業務改善案、経営戦略への提言など、企業の様々な問題の共有を図りながらアドバイスをしています。
混濁した世の中を生き抜く術・視点は何処にあるのかを私なりにお伝えする事ができればと願いつつ、企業経営の心髄に論語の精神が重なっている事に気付かされ、渋沢栄一に共鳴し、論語が愛読書の一つとなっています。
中国、戦国時代の思想書「大学」におきましては、治国平天下(治国平天下:国を治め天下を平和に保つ事)の方が主体でありますが、私の論語への想いは、論語は個人的規範が主体になっています。
そのことから自らの修養の為に論語を学んでゆくのが最適であると考えたのです。何時の時代にあっても、また時代の変化の中でも、いわゆる不倒翁(「起き上がりこぼし」と同意として行き抜いて人間の持っていた、自らの修養と経験に基づくものが、企業経営をしてゆく上で極めて重要であると確信しています。
ここでご紹介する渋沢栄一の生涯は『論語』との出会いにあります。「明治維新を作った徳川時代的教養とはどういうものであったのでしょうか。徳川時代は、一般的な民においても職字率が非常に高く、当時の世界的水準ではトップではなかったかと言われております。『雨夜譚』をみますと、6歳のときに父の市郎右衛門から教育を受けていたとあります。
その前の5歳のときから既に文章を読む教養を教えられていて、学ぶという一番基礎を幼児に叩き込まれた渋沢栄一が一番親しんだのは、論語でした。7歳の頃に読み始め亡くなるまで読み続けていた渋沢栄一は、84才から2年余かけて膨大な『論語講義』を遺しました。この点ではまさに不易(ふえき:いつまでも変わらないこと)です。
■ 渋沢栄一の論語講義 29 先進第11-25 278
国を為むるには礼を以てす
■【読み】
国(くに)を為(おさ)むるには礼(れい)を以(もっ)てす
■【口語訳】
子路(しろ)、曾(そうせき)、冉有(ぜんゆう)、公西華(こうせいか)の4人が陪席していた。子曰く、今日は私が先生だからといって少しも遠慮しないで話をしてもらいたい。諸君は雑談のおりにいつも口癖のように、自分の才能を用いてくれる人がいないと言っているが、もし本当に登用される機会があったら、何をしたいと思うかね。子路(しろ)が口を開いた。戦車千乗を常備する一流国家で、強国の間に介在し、戦争で疲弊したあと、飢饉(ききん)があって困窮していたとします。私がその国の政治を任されたなら三年も経った頃には再び活気を取り戻し、その上、道義を尊重する国に育てあげてみたいと思います。
国を治めるには礼譲の精神が不可欠だ。しかし子路(しろ)の言葉には譲り合いの精神が感じられない、だから私は笑ったのだ。冉有(ぜんゆう)もまた国の統治に志があるようだ。
参考文献 論語と渋沢栄一 プレジデント社
■【コメント】
自分を律して「礼」の原点に戻ることができるということは、人々が「仁の心」に立ち戻る瞬間でもありましょう。すべては自分次第で、決して他人を責めてはいけないと思います。
「礼に適わぬ時は見ない、聞かない、言わない、動かない」ことに徹し、他人に対する敬意をこころがけて行動すれば、まわりにいる人々と真心や思い遣りを互いに感じ取る事ができるようになります。
人をつくり、組織を創ること、そこには夢の社会実現に向かう豊かな環境創りがあります。やがて礼を以て国を治めることに繋がります。
企業経営、組織運営に於いても同様で、相手の立場に立って思い遣りの精神がとぎすまされてゆく事が必要です。私達は、謙虚に学び続けるこころと素直な気持ちが未来の成長を支えることを知っているはずです。
さて、去る2月20日(土)に開催されました日本経営士協会の今井会長による講座では「信頼される経営士・コンサルタントのための成功への道・プロに求められる資質と能力」等々多義にわたりご教示賜りました。
経営士・コンサルタントにとって必要不可欠な要項を心の底から伝授して下さったのですが、すべてが重厚でした。
経営とは、夢の実現を通して社会貢献をすること、また経営コンサルタントの定義は、一定の事項について相談・助言・指導を行う専門家でありますが、クライアント様と共に考え、成長してゆくことで、経営者様に寄り添い気付きを覚えていただきながら、様々な事柄の変化を楽しみながら、心に響く経営の大切さをご指導賜る機会に恵まれたのです。
「コンサルタントのためのコンサルタント」と呼ばれて40余年のご経験とその歴史から生まれた魂の叫びは重厚で宝物として拝受できました。ひとつでも多くを、後世に繋ぐべき責任を感じております。また同時に、この教えを今後はプロの経営士・コンサルタントとして研鑚を重ねとぎすまされた形となって成長してゆくこと、それは社会貢献に繋がります。
そして最後に経営士・コンサルタントがこれまで以上に求められている現代であることを感じ大きな希望を持つ事が出来たのです。礼を以て精進してゆく心の絆を深めて参りましょう。
■■ 経営コンサルタントを目指す人の60%が覧るホームページ ←クリック
【カシャリ! ひとり旅】 | |||||||||||||
|
【カシャリ! ひとり旅】 | |||||||||||||
|
【カシャリ! ひとり旅】 | |||||||||||||
|
■■【経営コンサルタントのお勧め図書】 「終わった人」 定年を迎えたメインバック出身の男性を描いた内館牧子著の話題作
「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。
日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。
■ 今日のおすすめ
『「終わった人」〔内館牧子著 講談社〕』
内館牧子(うちだて まきこ、1948年9月10日 - )女史は、脚本家として、いろいろなドラマで活躍していますが、作家としての道も歩まれています。
日本で最初の横綱審議委員会委員として活躍された時期もあり、東京都教育委員会委員を始め、公職としても活躍しています。
■【経営コンサルタントの本棚】 「終わった人」 内館牧子著 講談社
◇ <その1>「終わった人」とは
「定年小説」というジャンルが、小説にあるそうです。これまでの代表作として城山三郎氏の「毎日が日曜日」を私は挙げることができます。
2107年に発刊された内館牧子氏の「終わった人」という小説が、映画化されるなど、大変脚光を浴びています。
私は、このタイトルを見たときに、「社会的に存在価値のなくなった人」という捉え方から、自分も、その仲間入りしつつあるのではないかと実感するようになってきました。
そんな気持ちを確かめるために、この本を手に取ることにしました。しかし、日常業務にかまけて、なかなか紐解くことができなかったのです。
ところが、読み始めたら、脚本家として培ってこられた、わかりやすく、読みやすい文章ということもありますが、ストーリーに引き込まれてしまいました。仕事の合間を見ての読書から脱して、連休を利用して一気呵成に読んでしまいました。
それだけ、評価の高い作品といえます。 <その2へ続く>
◇ <その2> 主人公の生い立ちと出世街道
大手銀行の出世コースをまっしぐらに走る主人公は、東大法学部出身者です。その様な人が銀行に入れば、当然のことながら、エリートコースに乗ることになります。早い出世は、約束されたようなもので、将来は、役員間違いなしでしょう。
主人公は、予想通り、成功して行き、いよいよ役員選考時になり、当然のことながら本人も「今回は間違いなし」と確信しています。
本人は、もとより、周囲も、学歴からも、その実力と実績からも高く評価されていました。
上司に呼ばれ、役員昇進が決まったことを告げられれば「なんと言おう」と思案しながら、また、どの様な部署を担当する役員なのか期待しながら、上司の個室に向かいました。
まもなく、自分にもこの様な個室が与えられることになると、ネガティブな言葉が待っているとはみじんも思わず、ドアをノックします。
上司から、告げられたのは、社員30名ほどのシステム関係の子会社の専務取締役としての出向でした。
左遷であることは明白ですが、周囲は「栄転」と言って送り出してくれました。パーティー会場から送り出されるとき、慣例として黒塗りの車での送り届けの車内の主人公の心中を適切に描いている内舘氏、経歴を見たら、本人もサラリーマン生活を送ったことがあるのです。
出向先の子会社では、気持ちを切り替えて取り組まざるを得ません。経営改革努力は、実を結び、結果として出てきました。本社への配転も視野に入ってきました。
しかし、会社の性格上、本社等からの受注産業的業務で成り立つ企業です。売上は安定していますが、大きな変革は期待できません。かといって、銀行という信用を重んじる企業ですので、無関係の会社からの受注は許されません。成長に限界があるのです。
早く本社に戻りたいが為に、それでも体質改善の努力をしますが、なんと、出向から、その子会社への転籍という通知が来たのです。本社へ戻る道は絶たれたといっても良い状況になりました。
大企業には、派閥争いという出世に大きく影響する潮流があります。主人公は、超一流の大学、しかも銀行での出世コースのための法学部を優秀な成績で卒業したのです。
しかし、自分の配属部署にいることで、成り行きで所属することになった派閥が、主流から外れてしまい、トップで入社したにもかかわらず、同期の、しかもどちらかというと、それほどでもない男に、自分の進むべき道を盗られてしまったのです。
その気持ちがいかばかりであるかは、われわれ凡人には解らないかも知れませんが、想像はつきます。出世競争というのは、厳しいものですけど、運・不運が伴うということは、なんとなく公平性に欠けているように思えます。 <その3へ続く>
◇ <その3> 定年退職者の心理
前回、内館牧子女史の「終わった人」という書籍のイントロの部分として、主人公の学生時代からの生い立ちと、就職から出稿までの経緯についてお話しました。今回は、その後の主人公について、お話します。
本社へ戻る道が絶たれた主人公は、定年延長という道を選ばず、会社が定めた62才で定年退職する道を選びました。送別パーティが終わり、型どおりの花束贈呈が済むと、一人寂しく家路につきます。
翌朝からは、自分だけの時間を謳歌できるようになります。
数日の謳歌が済むと、なんとなく居心地の悪さを感ずるのでしょう。これは、大半の定年退職者が感じることではないでしょうか。
肩書きのない生活は、サラリーマン生活に浸りきってきた主人公には、馴染めずにいます。
健康的な老後を過ごすためにスポーツジムに通うのですが、明るい、健康的なところを想定していたにもかかわらず、予想とは異なり、高齢者の吹きだまりのような思いを主人公はします。
「あの人達のようには、なるまい」と思う主人公の気持ちがわかるような気がします。でも、あの人達と同じように、主人公も、誰が見ても年寄りなのです。しかし、同じようになるまいともがきます。
ひとり、年齢の若い男性がいて、年寄り達に囲まれて、ランチを一緒にしています。それを別に羨む気持ちはありませんが、主人公も誘われるものの、乗り気にはなりません。
居場所のなさを感ずるのが、定年退職者の性でしょうか。 <その4へ続く>
◇ <その4> 第二の人生が始まる
定年退職すると時間が自由に持てます。ところが、しばらくすると、それに疑問を持つようになります。主人公は、スポーツジムに通うのですが、予想と異なり、スポーツジムは高齢者のたまり場なのです。
そのような中で、主人公は、大学院に行こうと決めたのですが、入学試験として論文があります。そのテーマをなににするのか迷いながらも、関心のあるテーマが、自分の専門外であることから、論文に仕上げられる基礎知識を習得するためにカルチャースクールの門をたたきます。
受付の担当者と話をしているうちに、自分の故郷の有名人、石川啄木をテーマにすることに考えを変更しました。受付担当の女性が親切で、親しくするうちに、すんなりとそうなったわけではありませんが、食事に誘う仲となりました。
しかし、東大出の秀才でも、不倫とはいえないが、女性との交際と大学院受験とは両立為ません。論文をまとめるということは簡単ではなく、やがて、それに集中するようになります。
その様な折、スポーツジムに通っていたときの40歳代の男性と、道でばったりと会います。
ジムに通っているときには、高級車を乗り回す、その男性にはあまり関心を持ちませんでした。ところが、彼が、ICT関連の会社の社長であることが判明、それだけではなく、主人公を顧問として迎入れたいというのです。
その理由は、主人公の学歴、銀行定年退職(実際は、子会社)という経歴に関心が高いのです。ICT企業というのは、若い社員が多く、顧客からの信頼をなかなか勝ち取れませんし、金融機関からはなかなか資金貸し付けなどを得られません。主人公の経歴は、その様な企業にとっては魅力的なのです。
サラリーマン生活の長い主人公には、その”性(さが)”が、頭を持ち上げ、顧問を引き受けることになりました。
幸い、主人公の経歴がモノをいい、業績も向上し、主人公も、その会社では不可欠な存在と、社長だけではなく、社員も思うようになりました。以前いた会社と同じような規模であり、そこでの経験を活かすことができたのです。
大学院受験は棚上げ、一方、気分的にゆとりが出てくると、カルチャースクールで出遭った女性と再び食事をするようになりますが、それ以上の進展はありません。 <その5へ続く>
◇ <その5> 若い社長の突然死
銀行で出世競争に敗れた主人公が、その子会社で定年を迎え、悠悠自適の生活を始めましたが、それに満足できません。通っていたスポーツジムの会員である、40歳代の男性の誘いで、ICT企業の顧問を務めるようになりました。
主人公は、定年退職でくすぶっているような人ではなく、”働くこと”に生きがいを感じる人ですので、ICT企業における新しい日々を謳歌できるようになりました。
しかし、よいことは、いつまでも続くとは限りません。若い社長が突然他界し、明るい空気が一変してしまいます。
主人公は、後任の社長候補を心に決め、取締役会に臨みます。その場で、その案を提示しますが、意に反して、四人の取締役は、主人公を社長に迎入れたいと、固い決意を示します。
主人公は、一旦は断りますが、結局、引き受けることになりました。
経営者が代わると、金融機関や取引先が心配するので、挨拶回りをします。幸いなことに、主人公の経歴がモノをいい、大半が従来のマーケティング間継続できることになりました。
新たに打つ手が当たり、好調に推移します。
国内事業だけではなく、海外展開も視野に入り、幸いなことに東南アジアの某国の顧客との商談がまとまりました。相手企業は、国の高官が関与する企業で、その契約を進めることにしました。
3億5000万円の商談ですので、会社は一気に活気を呈するようになりました。
かつて通っていたカルチャースクールで知り合った女性との会食も再開できました。
妻は、かねてから計画していた、自分の美容室を持つための準備を着々と進めています。 <その6へ続く>
◇ <その6> 恋人の裏切り
よいことはいつまでも続くわけではないということを知る主人公に、新たな試練が襲ってきます。
政府高官をしている、海外取引先の企業のオーナーが失脚してしまいます。そのため、いろいろと手を尽くしたものの、3億5000万円は、回収不能となってしまいました。
金策に走る毎日。元勤務していた銀行も冷たいもので、ましてや他行も掌を返すがごとく、融資をしてくれません。
当然のごとき成り行きで、倒産。社長として9000万円の負債を負担することになりました。
そのタイミングで、自分の美容室の開店が行われました。
妻は、態度を一変。夫婦仲は険悪となり、主人公は主夫となってなんとか結婚生活は続きます。しかし、まともなコミュニケーションもない日々です。
カルチャースクールの女性と会食の機会を作り、抜き差しならない関係になるように画策します。ところが、ことの成り行きで、実現できませんでした。
その背景には、主人公が腰を抜かすようなことが進んでいたのです。
主人公の従弟の家で会食することになり、難とその席に偶然、主人公がいるのを知らずに、その女性が訪れてきたのです。その女性と従弟とことの関係を知った主人公の気持ちはいかばかりでありましょう。 <その7へ続く>
◇ <その7>「 終わった人」の人生の行く末
悶々とする主人公のところに、故郷の高校で同窓会が開催されることになり、岩手に帰郷しました。級友と再会、自営業や、中にはNPO法人を立ち上げて、地方創生を行っているものもいます。
母親にも会え、主人公は、何か新しい生き方もあるのではないかと気がつきます。
主人公は、岩手に帰りたいという気持ちが強くなるのですが妻に対する贖罪ができなくなるということと、内心で葛藤をするのです。
妻に話すと、意外とあっけらかんとして、岩手に帰ることに同意します。しかし、離婚はしないという条件が付きました。
その言葉の裏には、主人公の贖罪において、ジワジワと攻める、真綿で首を絞めるような意図も感じられます。
結局、主人公は新幹線に乗って、岩手への帰途につきます。妻から、一つ後の新幹線で追いかけるから、岩手駅で待つようにと連絡があります。
二人で、主人公の母に会います。妻は、母親に心配かけまいと演技をしてくれます。主人公は、和らいできた妻の気持ちに安堵するところで、終わります。
作者がいう「終わった人」と、読書前の私の「終わった人」という意味に、ニュアンスの違いを感じますが、それを上手に表現できません。
私は、もっと狭く、たとえば主人公の銀行の中で、終わった人として周囲の冷たい目にさらされるというようなストーリー展開を想像していたのです。
ところが、社会的に、価値のなくなった人ではありますが、まだ、社会は、主人公の価値を必要としているというのが、作者のいう「終わった人」です。
ここに作者の大きさを感じました。
「終わった人」というのは、周囲の見方と、本人とでは、捉え方が異なることに気がつきました。自分自身が「終わった人」と気がついたときに、別のステージでの生き方を模索できる人と、それができない人が世の中に入るのではないでしょうか。
後者の人こそ、本当に「終わった人」であって、この本の主人公のように、故郷で、新たな生き方ができるのではないかと、希望を捨てない人は、終わっているのではなく、新たな人生のスタート台に立てるひとなのです。
私も、後者の、本当に終わった人ではなく、本書に描かれている、主人公のような道を見出したいと思います。
(ドアノブ)
ブログで連載しました
<その1>「終わった人」とは
<その2> 主人公の生い立ちと出世街道
<その3> 定年退職者の心理
<その4> 第二の人生が始まる
<その5> 若い社長の突然死
<その6> 恋人の裏切り
<その7>「終わった人」の行く末
■■ 経営コンサルタントの本棚 バックナンバー ←クリック
■■ 【経営知識】管理会計 管理会計を再び紐解いてみてはいかがですか?
管理会計を学んだことのある人は多いと思います。
ところが、理屈ばかりで、今ひとつ面白みがない「学問」であると感じた人も多いでしょう。
ビジネスパーソンは、管理会計を学問と捉えるよりも「経営実務のための経営思想」と捉えてみてはいかがでしょうか?
ますます、わからなくなった!?
と、お感じの方は、ぜひ、当ブログを参考にしてみて下さい。
■ “真”の管理会計とは何かを初心に戻って見直してみましょう
管理会計は、私たちに「気付きの機会」を与えてくれる魔法の力を持っています。たとえば、需要予測をして、売上計画を立案したり、営業部門の課題抽出に使ったりなど、管理会計は現場の実務にとても役立ちます。
一方で、「管理会計は理屈っぽい」「実務とかけ離れている」などと敬遠されがちです。その背景には、管理会計関連書の多くがアカデミックな著者による執筆だからです。経営というのは、泥臭い部分が多いので、現場で苦労している経営者・管理職や担当者の求めているものとは異なるところが多いのです。
筆者は、40余年もの長きにわたって経営コンサルタントとして現場に密着してきました。従来の管理会計がバランススコアカードとか損益分岐点分析とかという経営手法の横割り的な目次構成でしたが、本書は、そのメリットを活かし、かつ利用者が求めている縦割り的な利用法をマトリックスに組み合わせたコンセプトで書かれています。
また、経営コンサルタント団体として最も歴史と伝統のある「日本経営士協会」による、日本を代表する会計学の権威者が培ってきたノウハウを継承して、昨今の経営現場に即する形に管理会計を焼き直しました。その結果、従来の管理会計とは「別物」といえるほど、現場に則した管理会計書になりました。
本書は、「営業・マーケティング編」として記述されていますが、営業職だけではなく、ICTや経営企画などの現場でも役立つ管理会計のノウハウと、自分の仕事に生かす方法を解説した「きょうか書(教科書+強化書)」です。管理会計で「なにができるのか」「どのように取り組むべきなのか」を興味のある項目から調べましょう!
目次
第1章 管理会計を正しく理解する
第2章 需要予測で売上計画を立案
第3章 社内データを活用した顧客戦略に管理会計を活かす
第4章 商品戦略、地域戦略に管理会計を活かす
第5章 市場戦略に管理会計を活かす
第6章 温かい管理に管理会計を活かす
第7章 温かいプロセス管理ができる営業設備
第8章 管理会計で営業力を向上させる
定価:1,800円(+税) A5判/ページ数 359ページ
■ 著者プロフィール
アメリカで経営学、マーケティングを学び、日本の商社で事務機器、印刷機器の輸出入業務や新製品開発と市場導入などを担当。ニューヨーク駐在所長、アメリカ法人役員などを歴任後、経営コンサルタントとして独立。パソコン揺籃期から中堅・中小企業のパソコン活用の啓蒙、ICT活用による経営戦略の指導など、国内のみならずグローバルなコンサルティング活動を展開。現在、日本のコンサルタントの地位向上、若手育成に力を注ぎ、日本経営士協会会長他、各種の要職に携わってきました。
ソフトバンク「営業管理職のためのパソコンノウハウ」、秀和システム「ロジカル・シンキングがよ~くわかる本」「クリティカル・シンキングがよ~くわかる本(秀和システム 今井信行著)」、アメリカ・マグローヒル社「アメリカにとって今が対日進出のチャンス」など、著書や論文・寄稿・講演など多数
■■ 管理会計入門ブログ
定価:1,800円(+税) A5判/ページ数 359ページ
【カシャリ! ひとり旅】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
【カシャリ! ひとり旅】 | |||
東京に残る数少ない、小石川後楽園と共に、江戸初期の大名庭園の一つです。
小田原藩主、大久保忠朝により造営されました。明治に入ると、宮宅の離宮として宮内庁の所有となりました。 回遊式泉水庭園の特徴をよくあらわした庭園で、大泉水を中心とした地割りや、石組の配置が非常に優れています。 【 注 】
写真集は、1と2があります
上記より、リンクされています
|