元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

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決算委員会 ②

2012年09月25日 18時48分39秒 | 地域について
 

 少しずつ秋らしくなって来ましたね。我が家でもコスモスとススキを飾り、秋を取り入れてみました。


 それでは本題に。
 1日遅れで、決算委員会での福祉費の質問について書きたいと思います。


 【保健福祉費について】(要旨)


 <新・出生前診断について>

 最近メディアにおいて、高齢出産や以前ダウン症の子どもを出産経験がある方等を対象とした、「新出生前診断」を取り上げられるているが、今の時点で区としてできることは少ない。
 しかしながら、区民の方から問い合わせがあった際に、出生前診断と新出生前診断の違いや内容及び検査を受けられる病院等を説明できるようにしておくべきである。

 また、この検査は、ダウン症を始め障害が認められた際、「育てる準備ができる」「治療可能な先天異常を発見し対応できる」という前向きな面もあるが、やはり「中絶が増える」「中絶を行うことは障害者廃絶につながってしまうのでは」など心の負担が重くなるケースが出るであろう。「命の決断」という表現を使われることも多い。
 そういった意味で、心のケア、カウンセラーの充実が必要となってくる。例えばイギリスは、新出生前診断に対する国の方針や社会的整備がある程度整っているようであるが、日本はまだその状況にない。

 区としては、今のとことろできることは少ないが、「心のケア」の部分については準備しておくべきである。


 <トキソプラズマ・サイトメガロウィルスについて>

 トキソプラズマ及びサイトメガロウィルスの母子感染が問題になっているので、その症状、危険性、感染予防啓発を区としてしっかりと情報発信されたい。


 <マンモグラフィーについて>
 
 練馬区健康推進センターのマンモグラフィーについては、8年が経過して老朽化している。医師会と協議のうえ、「女性の命を守る」という観点から、最新の物を導入されたい。


 <高齢者向けレシピ本『わかわかかむかむ元気ごはん』について>

 

 介護予防推進の観点から、練馬区が発行したこのレシピ本は、1,400冊売れ、概要版1、2については、3万6千部配布した実績がある。
 また、この本のデザインはについては、区民ボランティアの方々・日本大学芸術学部及び和洋女子大学の学生さんが関わってオシャレなデザインに仕上がっているので評価が高い事業であった。
 「敬老館の利用案内」を始め、今後区の発刊物には学生さんや区の若手職員など若い感覚を活かされたい。

 また、このレシピメのニューを区役所内の食堂で提供されたい。


 <喫茶コーナーについて>

 障害者の方々が運営する喫茶コーナー「我夢舎楽」については、防災上、来客数増加の観点から西庁舎10階から1階に移転したことは評価する。
 現実に、来客数と売り上げ共に増加しているので、これからもご努力いただきたいが、
今後の課題となってくるのは、障害者の方の更なる雇用拡大と運営の面での組織強化である。
 また、喫茶だけではなく、障害者福祉作業所で作った製品を常設的に販売できるようにするべきである。
 従って、区内の障害者施設が協力し、運営組織の一本化を図る必要があるので、区としてバックアップされたい。

 以上ですが、またまた時間が足りませんでした