元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

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特別定額給付金の途中報告

2020年05月21日 15時36分04秒 | 練馬区について
練馬区においても、特別定額給付金の手続きおよび給付については、しっかりと体制を作り大きなトラブルもなく進行しているとのことであります。

手続きの進捗状況としては、約5万人強区民の方の分が処理できているとのことであります。
細かい数字については、来週開催される所管委員会に向けて集計中とのことですので、あらためてご報告させていただきたいと思います。

振込の日付については、当然のことながら基本的に一番最初にスタートしたオンライン申請の方が早いわけですが、オンラインであっても多少遅れるケースも出てきます。

その例としては、
①半角で記載すべき数字などが全角で記載してあった場合は、区の担当者が確認しながら訂正しなくてはならない。
②世帯主と世帯主ではない家族の方両者から、申請がきているケースもあり確認に時間を要する。
などです。

これらのチェック機能をシステム上作らなかったのは、明らかに総務省サイドのシステムの甘さと言わざるを得ません。

そしてオンライン申請に必要なマイナンバーカードにしても、今回のことで区に申請にいらした方が多かったわけですが、カードが手元に届くまでには、通常時であっても2~3週間かかるので、人によっては、申請書をダウンロードするか、送付されてくるのを待った方が早かったとなるわけです。

日本におけるマイナンバーカードは、普通に生活している分には持っていなくても大きな支障がなく、アメリカの社会保障番号のように事実上の国民総背番号のような位置づけにはなっていないので、これまでも普及が進みませんでした。
例えば、クレジットカードを作るにも社会保障番号がないと厳しいアメリカに比べて、日本では運転免許書やパスポートで作ることができるわけで、緊急性に乏しいのが現状です。

今回の給付金申請の件で、マイナンバーカードの普及が増えたの事実ではありますが、国民意識としてはまだまだという印象です。
また、オンライン申請にしても、使えるスマホの機種が限られていましたし、バーコードリーダーを購入するにも売切れや高齢者の方には理解しずらかったなどの課題が残ります。

従って現状においては、バーコードが入った申請書がアナログではありますが一番わかりやすく、処理する側も正確に処理しやすいとなるわけです。

もちろんこれからは、マイナンバーカードが当たり前の時代が訪れるのでしょうが、スタート時点でのいろいろな甘さが今回出てしまったという印象は拭えないというのが率直な思いです。