一緒に!

重度自閉症・知的障害児の息子と、自閉症と娘たちと夫との暮らしを赤裸々につづります。

児童養護施設の見学会

2022-06-28 14:31:00 | 日記
◆睡眠記録◆
20時半就寝
0時ごろ起床
ベルソムラ使用しましたが、

1時くらいまでウトウト、、そのまま寝るかと思いきや、1時半くらいからだんだんとエンジンがかかってきまして・・・😅


でもエンジンかかっても
薬は飲んでますから、
2時に急にオフ・・になりましたが、
そこで
一発くしゃみをし、(みーくん自身が)
また
振り出し。


さらに1時間騒ぎ立てて、
3時にようやく電池切れ。


またまた久しぶりに長い覚醒時間となりました。
毎日ベルソムラを使用している。


だからなのか、
ここんとこは、
効き目にもばらつきが出始めています。


だいたい平均1−2時間、
1時間で再度寝てくれたらものすごくラッキーってところです。



また、覚醒とは関係ないですが、朝起きたときや、夜中覚醒時の
アレルギー性鼻炎の症状もひどく出ます。


いっぱいくしゃみをすれば、しばらくすれば収まり
1日中、ひどい、というわけではないんですが。


夜中起きて、再び寝ようとしたときに
鼻が詰まって、
溺れそうというか
息ができず、アップアップなってるときがあり、


ちょっと
びっくりしてしまいます💧




こんな年中
アレルギー鼻炎の症状が出ているのは今年になって初めてのことで、
みーくんもこのまま
夫とまったく一緒でこのまま季節関係なく、
なにかと
くしゃみ連発・・・



くしゃみの仕方も夫と似てるし,
ほんとヤダ。。。!!!



夫も鼻をかめません。みーくんももちろんかめません・おまけにみーちゃんもかめないそうです。

鼻のかみかた、かむ感覚がわからないそうです。


もうなんでやねん!!!と私からすればツッコミたいことだらけ💦



私には耳鼻科も皮膚科も無縁だったので、
驚き、、必要以上に心配にもなってしまいます、




これは、、この症状は大丈夫なものなのか,否か、、、そういうことでも
結構
真夜中起きたときに神経は使います。







さて、前おきがいつも通り長くなりましたが、



先日こどもたちが学校に行ってるあいだに、



児童養護施設の見学会があったので
行ってきました。



ずーっと前から行きたいと思っていたのですが、なかなかタイミングが合わず、
ようやく今回参加することができました。



保育士の資格を取るときに
児童に関わる、福祉施設の勉強をしましたが、



実際に目にして、中を見たり、
どのように生活しているのか、
お話しを詳しく聞ける機会なんて、そう無いので、


とても有意義な時間になり、行って良かった、、とても勉強になりました。
いろいろなことを感じて
帰ってきました。




だいたい30名ほどの参加者さんがおられました。



ちょうど
施設の子どもたちも登校中の時間帯だったので、
施設内に子どもはおらず、
ゆっくりと
中も見学させてもらいました。



はじめに
パワーポイントで
施設の概要や、
制度上、どのような子どもたちがここの施設に
どのような手続きを持って入所してくるのか、や、


年々増えてる虐待通報の棒グラフ、など、
データなども確認しながら。



誰1人として
子ども個人が
ここの施設に入りたいといって
来るわけではなく、



行政の措置により入所が決定します。



そして、
ほとんどの子どもは
虐待を受けた経験があり、
保護者から不条理な扱いを受け、


心に深い傷を負って入所してきます。



元々育てにくいタイプの子供
いわゆる
うちの子のような発達障害の子も多く。



感情表現がうまくできない子。
傷を負ってるがためにトラウマが強く、怒ったりすることが難しかったり、




自分の心を表現するのに、
暴言や暴力でしか表現できない子。



こんなところ出ていってやる!!と
かなり遠くまで脱走を図る子。。



学校へは地域の居住地の小中学校に通ってますが、
学力も低い子供が多く、

起こすトラブルも多い。



そのたびに
施設のスタッフさんたち
「うちの子が申し訳ありません、、、」と
頭を下げにいくそうです。



子供にはなかなか
怒ったり泣いたりスタッフさんたち
大人のほうが感情豊かにぶつかっていっても


まったく響かないときも多いそうです。
泣いているのは大人だけ。。。みたいな😅




地域の塾や学校の校長先生、
いろいろな地域の方に
物理的支援や
学力の支援などを受け支えられながら


そして
なにより
施設のスタッフさんたちの
情熱ある体当たりのケア
により




ここの子供たちは
心の回復をはかられつつ、
育っています。




「うちの子」と
「自尊心の回復」というワードを多用していたのが
印象に残りました。



感情の交流は
事情あって苦手な子が多いそうですが、


スタッフさんたちの
思い、
ちゃんと伝わっていると思います!!!




集団生活の中でもひとりひとりを「うちの子」。

ひとりひとりの個を大切にし、
私たちが
家庭で我が子を育てているのと
なんら
変わらずに



悩み葛藤しながらも愛情豊かに
関わっている様子が


どのスタッフさんのお話しからも
伝わってきました。



時には集団から抜いてあげて
一人一人関わり合いを持ちながら
お出かけしたり、


思春期だったら
ストレス発散や進路の話をしたり。



まだ小さな幼児たちが
6、7、人同じ部屋でベッドを並べて寝ている部屋では、


夜勤のスタッフさん1人では
「寝るときにトントンしてー」が
手が足らずに


順番待ちで喧嘩になってしまうこともあるそうです。



切ないなー、、、こんな小さなこ、
不安な夜は夜通しそばに付いててあげたい。。。



ここの施設を出て自立された方の
結婚式を施設内でやり、
バージンロードを施設長が腕を組み歩いている様子や、


赤ちゃんを産んで、
赤ちゃんを連れて、里帰り、、されている
お写真なども
見せていただきました。


こんなに暖かく
育ててもらったら、
卒業後も
戻ってくるよね!!!



ものすごくスタッフさんみんなが仲が良くて、
大変なこと、大変な育児をすべて
日頃から共有して、その上で仲が良い感じがしました。


ユーモアにも溢れていて。



スタッフさんたちの思いに
胸が熱くなりました。



思春期の子供たちは、
実際、
不適切な行動をしてしまうこともあります。


施設の子じゃなくたって、どこの子だってありますが。


そんなとき
「施設の子どもやから」って言われてしまったり、



何かやりたいこと、買ってほしいものがあるとき
「施設やから我慢するしかないか」とは
思わせたくない、と

スタッフさんはおっしゃっていました。


いろいろお金の使い方、おこずかいも
工夫しながら
されています。



子どもたちには
「施設から来てる、って誰にも知られたくない、内緒にしといて。
だから参観日にも来ないで!!
(スタッフさん、若い人がけっこう多いです)
配布物にもわざわざ施設の名前書かないで!!」


なんて言われるそうです。



ちなみに
みーくんが通ってる
支援学校や、放課後デイサービスなどの
障害児施設も


お母さんが
我が子が通っていることを
隠したがる方もおられます。





気持ち、わからないではないです。
でも、、
悪いことをしているわけでもないのに、
隠さないといけないなんて・・・・💦💦


そんなはずはないのに。




みーちゃんやのんちゃんにも
帰ってから
話をしました。




みーちゃんやのんちゃんも
将来、
彼氏や、結婚の話になったとき、



必ず、


ぶつかる壁。



「弟が重い知的障害があるよ」ってことを
伝えたとき、
相手はどういう反応をするのか。


結婚となったら、相手の親はどういう反応をするのか。



とても
重く難しい問題です。
また
話がとても広くなってしまう問題です。
(少々、施設のことからまた脱線してしまいましたね😅)


また機会があれば、
うちの娘ふたりにこのことを話したときのことを書こうと思います。




施設で育ったって聞いても、
重い障害がある、って聞いても



「そうなんやぁ。で、施設ってどんなところ??」って
普通に受け入れて、
わからないことは
知ることから始める。




そう有りたいよね、と
話しました。
実際問題、そのとき、になってみたら
難しい壁がいくつもあるのかもしれません。



でも偏見を持たないために
まずは
知ることが必要だと、
改めて感じさせてくれた、見学会。



みーくんのことも。
毎年


居住地の小学校に
みーくんに負担をかけてまで連れて行き、
交流をさせてもらっています。



みーくんはこう言う子。
大きな声を出したり
じっと出来なかったり、
みんなと同じことはできないけれど、



みんなと同じように育ち
みんなと同じ人間なんだよ。



みんなと同じように愛されて、
みんなと同じように
自分なりに頑張っています。


知らないときに感じていた
高い壁のようなものが


知ってみると
身近に感じられ、壁が取り払われるような感覚になります。



みーくんの交流も
そんなことが目的。




この施設の見学会も。


ある保護者の方が感想で述べておられました。



「うちの子どもと同じクラスに
ここの施設の子どもが何人か居られて、
我が子から、施設のことを聞かれたのですが、
なにも
答えられない自分に気づき、
今回参加させてもらうことにしました」と。



ほんとにおっしゃる通り、
大人でも
経験したことないこと、
見たことないことは、



まだまだ知らないことで溢れていて。


我が子から聞かれても
なんて
答えたらいいのか、わからないこと
よくありますね。


すごく真面目で素敵な保護者の方だなぁと
感じました。




参加者さんすべての感想を目にしましたが、
どの方の感想も
感銘とスタッフさんたちへの尊敬と感謝の言葉で溢れていて。


やはり知ることは大切だし、
もっと広く
皆が
自分のこと、として捉え
地域の大人みんなでどんな子どもの成長も見守っていく、


というふうに考えられたら素敵だなと思いました。
口でいうのは 簡単で、
実際は
難しいことなのだとは思いますが、


少しでも・・・・。