Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

東京でもっとも話題のスイーツ@イデミ スギノ

2013-02-08 08:58:41 | スイーツ

少し前の週末、お嬢その1ともれなくミニモンスターが遊びに来るというので
世の中が春休みに入る前に、東京スカイツリータウン内にある水族館に
連れて行こうという提案を夫にした。
冬休みの間は、平日でもとてもソラマチなどは混んでいるので、
この期間はまだましなのではないかと思ったのだ。

それがうちに来た翌日インフルエンザを発症してしまいボツに・・・
夫「残念だな~、水族館に行きたかったんだよ」
私「えーっΣ(゜д゜lll)今まで一言もそんな事、言ったことなかったじゃない
夫「考えたらスカイツリーにも登ったことがないし、近くにいるんだから
  興味があったんだ・・・がっかりだな・・・」

だったらさ、すぐ近くなんだし「行ってみようか?」と言えばすむ事だ。
ウチの夫は自分から何かをしたい、どこかに行きたいなどという事がない。
なので、水族館に行きたいと思ってるなんて夢にも思わなかった

で、朝起きてきたお嬢その2「今日水族館に行くんだったんだって
「なにげに楽しみにしていたのよ~」
えーっΣ(゜д゜lll)あなたもですか~
家族がこんなに水族館に行きたがってたなんて、
行けなくなって初めて知った・・・
家族の密かな期待はミニモンちゃんのインフルによってあえなく消え去った・・・

ネットを覗いていると食べログが2012年のランチ、ディナー、スイーツ部門の
トップなんちゃらを発表していた。
で、ザザーっと眺め、めったに食べたいと思わないスイーツも
昨今はどうなっているのかと見てみると、近場に東京で1,2をいつも
争っているらしいお店があった。
京橋の美々卯の裏手の目立たないところにあるらしい。
最近は、目立たないところにあるお店っていうのが一つのトレンドなのか

ちょうど丸善でも覗こうと思っていたので、少し足を伸ばせば京橋だ。
それも高速の日本橋側なので楽勝楽勝

「HIDEMI SUGINO」は元々、神戸北野で有名なお店だったらしい。
それが私の知らない間に東京に進出、押しも押されもせぬ東京での
地位を固めていたらしい。
なんでも世界的な権威のあるスイーツコンテストで日本人の責任者を
努め団体優勝に導いたお方らしいですぞ・・・

店内に入ると、イートインもありそこそこに人もいる。
ショーケースには、さほど種類があるわけではないケーキが
どことなく、有り難味を醸し出しながら並んでいた
見た目の驚きはない・・・よくあるプリチーなケーキの部類。
ショーケースの反対側には焼き菓子やチョコなども。
取り敢えず2個買ってみた。
「洋酒が強いですが大丈夫ですか?」と聞かれる。
全く問題はなく、つねづねもっと効かせて欲しいと思っているくらいだ
ここのケーキ全体が、お酒効かせ気味という事らしい。

シャタンというケーキでタルト生地の中にヘーゼルナッツのフィリング。
マロンクリームに軽いクリームをのせブラックペパーをアクセントとしている。

上のホイップは軽く、かといってコクがないわけではないクリーム。
タルト部分はレベル・・・ただ中のナッツと洋酒がなんともクドい。
洋酒はきかせれば良いというものではないな~と、特にナッツの場合は。
少し後味が悪く、上のホイップで口直し
いや、いや悪くはないですよきっと。あくまでも私には・・という事

ナッツの次は爽やかにフランボワジェ。レイヤーのケーキが好きなんです。
これは非常にさっぱりとして甘味が抑えられたケーキ。
レイヤーになっているおそらくフランボワーズのジェリーにフレッシュ感がある。
しかし、なにか特筆すべきか???となるとない・・・・

賞をとったケーキはイートインでしか食べられない。
帰ってから調べると、なーんと売り切れの日が多く、行列も耐えないとか。
時間帯が良かったのだろうか?全てのケーキが揃っており、行列もなかった。

しかしながら、イデミ スギノが遠い場所にあり、行列となると行くかな~?
いや行かない。
ここのケーキが悪いわけではないのですよ。
もうね、この手のケーキが何十年も前から東京には氾濫しすぎていて
もう感動がなくなっただけ・・・

30年近く前に、シェ・松尾のレイヤーなピラミッドを食べた時には
感動したもの(今は全体的にシェ松尾は甘く感じるの)
いや、もう私にはトップクラスのケーキと言われるものの繊細な違いを
感じられる舌を持ち合わせていないということだと思う。
サダハルアオキでいいもんね~って思っちゃう
今やソラマチでもピエールマルコリーニのチョコも買えちゃう時代・・・
きっと私の中では美食というものの限界が来ているのだな~

それが、ほかの食べ物にも現れているのだ・・・それはまた次回にでも・・・