震災から9日目にして80歳のおばあちゃんと16歳のその孫が無事
救出された。これからも少しでもこんなホッとする話題が続くと良いな。
今回ほど、狭いと思っていた日本がこんなに広いのだと感じた事はなかった。
震災の全体像がなかなか見えなかったからだ。もちろん想定外の津波で
沿岸部の街という街は壊滅状況であり、その街の行政そのものが失われ
機能しなかったという事もあるだろう。
援助の物資は1週間過ぎても行き届かない、それどころか、避難場所その物が
孤立し実態が分からない等は想像はできなかった。
東北太平洋ベルトは物流、エネルギー関連のいわば国の大動脈が通っている
地域である。当然、危機管理のリスクを国家として把握しそれの対策マニュアルが
整備されていると思っていたのだ。今回は10日過ぎても超法規的措置は行使
されていない。されていないというより出来ないのだろう。
まったく無策な国家だ
国と言う概念はかなり新しい概念だ。乏しい知識からの記憶として15世紀以降の
概念だったと思う。その基本的概念は国家は国民を守る。守られる国民は
その権利に於いて義務を負う・・だったと記憶している。日本政府にはその
基本がなかったのだろう。「何十年に1度、何百年に1度のリスクに税金を使う事は
無駄だ」と言い切った政府である。これはこのブログのリンク先のブログに何度となく
国民の安全を守る事から降りてしまった国への警鐘が書かれている。
現地での医療の不足等が報じられても映像で海外の医療チームによる援助が
見られないなと思っていたら、なんでも医療行為の法律によって海外チームによる
医療行為は行えないのだとか・・・そんな事では救える命も救えない
この3連休は計画停電は実施されなかったが、節電はしなければならない。
街中の灯りも暗い。飲食店等は暇な所が多い。ガソリン不足で走っている車も
少ないものね~食料品のあれがないこれが無いと言っているのなら
外食をしてはどうだろう?お店に行けば殆どのメニューは揃っている。
不景気のせいで外食産業はどこも経営が大変だ。そしてこの度の震災。
私達が外食する事で少しは経済が回り、個人宅の節電にもなると思うのだが。
昨日行きつけの中華料理屋「広華」に行って来た。中国人の大将も、ママも
店内も無事で営業していた。こんなに揺れた地震の経験はもちろん初めてで
お客さんの励ましが本当にうれしいと言っていた。
私は餃子が食べたくなるとこの店に行く。
大きめの餃子はお肉が多めでジューシー一皿450円と安く美味しい
茹で餃子の方がもっと好きなのだけれど、今日は品切れ・・・
ここのお勧めは点心類。400円台が中心価格だが大きく美味しい。
ぜひ食べて頂きたいのは「広華特製翡翠なす」と「ピリ辛海鮮焼きそば」
このおナスはニンニクがとても効いていてなんともビールが進む。
絶妙な味付けの海鮮焼きそばは大人気!上海やきそばも美味しい!
今月は玉川高島屋でもイベントに参加しているらしいのでお近くの方は
ぜひ、お買いになって下さい。シュウマイもおおきく美味しいですよ。
「広華」は本所吾妻橋の区役所側の出口を上がってすぐファミマの
2階です。年中無休で営業中
★は点心に限り★★★と0.8 他の料理は★★と半分。
いつも書いていますが基本美味しくないお店は載せていないので
標準は★2つですので、悪しからず<(_ _)>
地震の避難所そのものが孤立し、状態がわからないというのは、阪神淡路大震災でも経験しました。今回と比べるとずっと狭い区域なのに、避難所がどこにあるのかもわからないし、必要な物資もわからない。
TVに映る避難所(これは今回もそうでしょうが、比較的交通の便があって、TVクルーが入れるところ)で、何かが足りないというと、その物資だけがどっと送られてきて、必要なところには届かない。
あの状況から、今も何も変っていないのですね
阪神地区というある意味中央から遠いところで起きたのが、経験が生かせなかったことなのかなあと、あの時のことを思い出しながら、悲しくなります。
スローガンだけは「あの震災を教訓に!」ですが、旗をひらめかせただけだったのですね
だから、「今度こそ必ず学べ!」とミスターxは試されているのでしょうね
やはり政治があの頃から不安定になって来たのもノウハウが蓄積されなかった原因の一つかもですね