Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

スッゴイ効能!ローマンバスとアフタヌーンティー@初秋のロンドン⑯

2017-10-14 08:17:23 | 2017年 初秋のロンドン

バースに来たらローマンバスは見なくっちゃね~
この古代のお風呂がある建物は18世紀に建てられたもので社交場にもなっていて
現在は「パンプ・ルーム」というレストランになっています。
ローマンバスの大部分は中世の頃に埋もれてしまいましたが19世紀末に
再び発見され現在の様な博物館として今日に至っています。

博物館受付~

博物館の中には入ってないけれど
パンプ・ルームを利用したのでバスも見学出来ました~

バースの温泉の起源が書かれておりました

ブリタニアの神話なんて読んだ事ないな~書かれているブラドッドって神話上のブリテン人の王様。
初代のブリタニアの王様はブルートゥスといいブラドッドは10代目の王様。BC863年からBC500年まで治めました。
温泉はローマ帝国統治時代に整備されましたが、それ以前のケルト人の時代から温泉は知られていたとされています。

改訂版神話

「改訂版によればブラドッドは11年間アテネで過ごしハンセン病患者として
この地に戻った。ブラドッドは宮廷に幽閉されたが変装し宮廷を抜け出し3マイル離れたswainswickと呼ばれる
土地で豚飼いになった。ある日、彼は豚が暖かな泥水の窪みでゴロンゴロ~ンして楽しんでいる姿を見た。
豚もハンセン病のかさぶたがあったのだが、そのかさぶたがその泥湯で転げまわっている間に無くなっているのに
気づき、ひょっとして・・・この泥湯はハンセン病を直す効果があるのではないかと考えた。
そんなこんなで宮廷に戻り父である王にこの事を告げブラドッドもすっかり快癒して、
王様になった時に他の患者の為に温泉として整備した・・・」

神話というのは、ある程度、事実も含まれているので、やはり紀元前からケルト人は
この温泉に効能があるとして病人の治癒に利用していたのでしょう。

まさに・・・この温泉は効能が半端じゃないよ~と実感
最近、整備され温泉水も飲用できるようになりました。

おそらくブラドッドの神話から「王様の温泉」と名付けられたのでしょう。

実は私は英国に行く前・・・ペルーから帰ってすぐ位から胃の調子があまり良くなかったわけで。
珍しく胸やけっぽかったりもたれたりって感じで胃薬を常用しておりました~
英国に行く前の日に家人に「ヨーロッパやアメリカに行くと治るよ、いつもそうだから」と
言っていたのですが(本当にいつもは、そうなの・・・硬水が体質に合っているのかもね???)
もたれ感は依然として続いており、この温泉水を飲んだ後はスッキリとその様な症状が無くなった
半端ないぜ王様の温泉

という事でバースに行かれる方はパンプ・ルームでこの温泉水を忘れずに飲んでね~

パンプ・ルームからローマ時代の温泉が見学できます。

今も沸々とお湯が沸き出ておりました~

古代では温泉の効用は神からの贈り物と考えられていたそうでミネルヴァの像も設置されており
現代においても見る事ができ、とても興味深く悠久の時に思いを馳せました~

 飲用できる王様の温泉水のあるパンプ・ルームでアフタヌーンティー。
ランチのコースより少々、お高い。

ここもスイーツだけではなくシャンパンと合わせるように前菜のムースがついておりました~

確か25ポンド前後だったと思うのでロンドンの様な有名どころと比べると割安感はありますね。
お味はいたって普通のサンドイッチ、スコーン、ケーキ、お紅茶でございました~
残ると箱に詰めてお持ち帰り出来ます。

アフタヌーンティーの途中で確かここのレストランはアフタヌーンティーより何か・・・パンが・・・
有名だったような?TVで見たような・・・
という事で店員さんに聞いてみたら「バース・パンですね。食べますか?」と言われたので
これ以上はお腹も空きが無くお断りしましたが。

「ねえ、ねえ、ねえ・・・パンって言ったよねパンってパンっていうところもあるんだ
と話すと、後の二人は「バーンズ」って言ったよと
テヘヘヘヘ・・・って感じ。
どうもこのバースの名物パンは丸い形をしたBUNのようです。
バースに療養に来た患者の為に医師が消化の良いパンを考案して出したのが始まりとか。
なのでキャロウェイシードなど体に良いスパイスをトッピングしてあるパンが本来のものらしいです。
しかし二つに割れているわけではないのになぜに「BUNS」というのだろう

そこで私が気が付いた事は日本でブレッド、バンともに「パン」って言うじゃない
あれはもともとポルトガル語から来たと言われていますよね?フランス・イタリアのラテン語圏では
「パン」の様な言葉になりますが、「BUN」もそれと同じ系列かもね
「Bath bun」とTHとBが重なると「パ」に聞こえますね

バースをあまり堪能せず次なる目的地オックスフォードに向かう事になりました~

 


バースに来たけれどほぼ観光は無し…@初秋のロンドン⑮

2017-10-13 08:22:18 | 2017年 初秋のロンドン

バースはロンドンに次ぐ観光客が多い都市です。
バースは「BATH」と綴りお風呂の「BATH」と同じですね~
AC1世紀頃にローマ帝国支配時に温泉地として発展しました。

あのテルマエ・ロマエも恐らくバースの温泉開発に尽力したに違いありません。
UKがブリタニアと呼ばれていた時代にハドリアヌスの命の下、建設されたのがバースですからね~
この時ローマはこの地をアクア・スリスと呼んでいました。
バースと呼ばれるようになったのは、どうも16世紀の様です。(バース市のサイトを参照しました
5世紀頃にローマがこの地を撤退し温泉も荒廃していましたが、バースと呼ばれるようになった頃から
再開発が行われエリザベス1世の時世に貴族階級などの高級保養地として復活したようです。
都市「BATH」がお風呂の語源なのではなく、お風呂があったから「BATH」と呼ばれるようになったが正解です

起源がローマ帝国と深くかかわっている為にバースはUKの中でローマっぽい街・・・という認識らしいです。

観光はほぼ無し・・・といってもせっかくバースまで来たのでロイヤル・クレッセントは見ておきたかった。
世界で一番美しい集合住宅と言われています。

ロイヤル・クレッセントは18世紀に作られた高級集合住宅です。この時期UKから人気に火が付いたパラーディオという
ヴェネチアの建築家による建築様式で建設されました・・・とさ・・・
な~るほど~オックスフォード・サーカスとかパリとかにもある、この様式はこのロイヤル・クレッセントの成功で
広がったんだね~
イタリアの様式を取り入れたので、なんとなくサンピエトロに似ているような
18世紀末にこのパラーディオ建築がヨーロッパで人気が落ちた頃、今度は北アメリカで人気沸騰し20世紀にかけて
またまたヨーロッパで人気が出たそうです。

巨大建築物で写真に収まりきらないよ・・・

このクレッセント・・・弧を描いた広場・・・サーカスも広場って意味ですね・・・この気持ちの良い広場で
ダックスフンドの一群が走り回っておりました~

10頭くらいいたよ。このロイヤル・クレッセントから5分ほど歩いたところにザ・サーカスという広場があり
そこにもクレッセント状の集合住宅がありUberのドライバーの話しではニコラス・ケイジのお家があるという事でした~

このザ・サーカスとロイヤル・クレッセントは親子の建築家の作品でこちらは父親の作品という事です。
セレブが住んでいるだけあって素敵な住宅ですね~

ここからほどなく作家ジェーン・オースティンの記念館があり、どちらも本物の人間かと思ったよ~

ジェーン・オースティンはバースの出身ではありませんが保養で数年間この地に家族で住んでいた事があるそうです。
代表作「高慢と偏見(Pride and Prejudice)」は個人的に「偏見」という単語を思い出せない時、必ず「高慢と偏見、プライドとなんだったけ~?」
と思い浮かぶ作品ですが読んだ事はありません

その近くの公園でマーケットが開かれていたのでハンドクラフトを買いました~

近くに可愛いカラスが目印のパブがありました~「The Raven」

今、調べたら有名なパブのようですね~パイと自家製エールが人気なんだとか・・・味わいたかった~
この通り(クイーンスST)はあのカンバーバッチで人気だったBBCドラマ「シャーロックホームズ」の撮影場所でもあります。
(ドラマ的にはロンドンって事になっていますが)

バース・アビー・・・バース大聖堂が見えてきました~教会の正式名称はアビー チャーチ オブ セント ピーター アンド セント ポール。

この大聖堂はバース・ストーンで作られているので昔は白く輝く大聖堂として遠くからでも分かったそうです。
そしてこの大聖堂はイングランドを統一した王であるエドガー王が993年に戴冠式を行った教会として有名です。
教会内はとても美しい白い天井とファサード入り口の左右にあるのは「天国への梯子」として有名で
天使が梯子を上っている様子がわかりますね。
この内部が見事という事で見たかったんだけど「バース観光はしたくない!」という意見で内部は
見られるはずもなく・・・アテンドの辛い所・・・
ロンドンからバースまで足を伸ばしてね~見どころの内部も見ないなんてもったいないとしか
観光なし宣言を聞いた朝はアテンドさん、プチ切れ状態でした

このアビーのお隣に有名なローマンバスがあります。
後ほど、ここのカフェでアフタヌーンティーをする事にしております。

アビーの裏手にエイヴォン川があり、そこに架かる橋パルトニー橋はあの映画「レ・ミゼラブル」の
セーヌ河の撮影で使われました~

これも見学は却下され橋の上からチラ見のみ。。。

川の周辺は公園になっておりジェーン・オースティンの本型の花壇になっております。

 

こちらは「聖ヨハネ福音教会」ローマカトリックの教会です。

一回りしたのでローマンバスとアフタヌーンティーに向かいました~

 



 

 


朝食を食べる。そして発音の悪さを認識させられる・・・@初秋のロンドン⑭

2017-10-12 08:24:29 | 2017年 初秋のロンドン

良い具合にお腹も空いて、さあ朝食、朝食~

週末という事で8:30にならなければ食べられないの~

斜めってるカップのセッティング新しいわ~

シリアルは、やはりオリジナルです。

昨夜は地元のお誕生日女子会が開かれていたレストラン。

お庭が眺められる席に陣取る。この時、サービスしてくれる女の子に「この席は眺めが良いからここにするわ~」
と言ったつもりだったが、これが全く通じず

「Here is a table with a nice view」とか言ったと思うけど「view」が通じない
何度か「view」と言っても全く通じない
しょうがないので「scenery」で「あ・・・あ・・・そういう事・・ね」てな具合で
今まで私は一度も「view」という単語をネイティブ相手に発したことはなかったのだろうか
そんな事ないと思うけどな~
これは帰ったら「V」の発音を徹底的に練習しようと思った私でした

基本の朝食~

トーストはトーストスタンドで~プラスチックのスタンドって珍しい~

この厚さですよね~

フルイングリッシュ・ブレックファストを用意してもらいました~
「ビーンズはどうします?」と聞かれたので好きだってわけではないけれどフルイングリッシュ・ブレックファストなので
付けないわけにはいきません。
やはり「ビーンズはいらないわ・・・」と言う方も多いという事ですよね

この盛り付けはお家で参考になりますね?

 

 

 


バースで朝のお散歩~@初秋のロンドン⑬

2017-10-11 08:13:35 | 2017年 初秋のロンドン

朝食前に恒例のお散歩をする事に

前日オーナーからお庭を降りるとキャナルがあり、それを辿って行くと
バースの市街まで20分ほどで行けると聞いていたのでキャナルまで行ってみました~

お庭が素敵だわ~ ここからでもバースの市街が見えるんだ

ホテルは高い所に建っていてキャナルまで徐々に下っています。

りんごが色づき始めています。

それにしても広いお庭~

バース市街がはっきりと見えます。
ハニー・ストーンの街並みです。けれど、とても20分ほどでバース市街まで行けるようには思えないな~

お~キャナルだ~

前のボートはナローボートかな?旗で飾られているボートは何かを運ぶボートかな????
このキャナルはバース市街のエイボン川を経て西はブリストル、東はロンドンまで続いているようです。
昔はブリストルからロンドンまで石炭を運んでいたようですね~

ここまで降りてくるとブーツはグチョグチョ
朝露で芝がグチョグチョ
芝を触ってみると柔らかくて「米国、英国のラフにボールが行ったら朝方は絡まって出すのが大変だろうな~」
等とゴルフの事を考えてみたり

観光などせずに、このホテルに滞在してこのお庭でぼーっとしていたいな~と思いました~

お隣のお家も立派だわ・・・

さあ帰って朝食、朝食

 

 

 


バースで「タスバーグ・ハウス」に泊まる@初秋のロンドン⑫

2017-10-10 08:17:50 | 2017年 初秋のロンドン

「バースに行ったよ~」というと必ず「コッツウォルズに行った?」と聞かれる。
そうかもね~バースまで行ってコッツウォルズに足を伸ばさない日本人はあまりいないのかもね

バースも、あの蜂蜜色のハニー・ストーンの建物が特徴的です。

ロンドンのパディントン駅から1時間半ほどでバースに到着~
途中のどこだっけ・・・とにかく途中まで混み混みだったわ~

UKの列車の面白い所は指定席にはカードが背もたれにピョンとさしてある所。
指定されている席が多くて、空いている席を探すのに苦労したよ~

バースの駅~

ちょろ~っと歩いてUberでホテルまで~
ホテルはセンターから少々、離れているホテルにしたのでした~
カントリ・サイドの朝を味わいたくて。

「Tasburgh House」はブティックホテルの中でも小規模な部類に入るホテルで、お屋敷をホテルに改装したって
感じでした。(そこが魅力で選んだんだけどね)

 

レセプションで出迎えたくれたのは、おそらくオーナーの女性。
とても、とてもチャーミングなおばあちゃまでした~(おばあちゃま・・・というのは気の毒か
話し方とか表情とか全てチャーミング

ステンドグラスが可愛らしいよね~3階建ての最上階なので屋根裏っぽいお部屋になっておりました~


広くは無いけれど、休むには十分な広さがありましたよ~

テディー・ベアが~

なんとも英国らしいでしょ???
お紅茶のセレクトも英国らしい。

階段の踊り場にもミニ・テディー・ベア~

ステンドグラスと外の風景が絵になる~

窓からはホテルの車寄せ側が見えます。

このホテルの各部屋にはこのイングランド出身の著名作家の名前がついていました。
そしてその著書もお部屋には用意されてあります。
私達のお部屋は「Kipling」ほ~あの「ジャングル・ブック」の作家ね~

色々な所に素敵な本が飾られていました~

バースは、すっかり秋の様相でした。