漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2024.12.28 ( 第9戦 ) 寒波に負けず座布団ゲット  石川県能登半島西海漁港

2024-12-29 02:26:34 | 海釣り

おとといの出撃で、小名浜港は時期的にまだ早かったかと思いました。

せっかくの連休なんだから、年内にもう1回出撃できるかな?

過去からの実績場所を考えると、やはり能登半島の西海漁港へ出撃してみたい

ですが、この冬最強の寒波のため日本海側はかなりの積雪が見込まれ、

悪天候や道路事情が心配です。

それと、昨日はワックス洗車したので、このまま綺麗なまま正月を迎えたい

という気持ちもあります。日本海側へ出撃するとなると、燃費は下がるし、

車は汚れるし、寒いし、エサの調達が難しいし・・・かなりしんどいです。

それでも、若い頃は滋賀県に20年間暮らしていたこともあり、

凍結した道路も気にせず、タイヤを滑らせながら走り回っていたので、

運転には自信があります。

うーん、どうしようかな? 日本海へ出撃するかどうか戸惑いましたが、

結局のところ、出撃することにしました。

しかし、道路公団の悪意で27(土)、28(日)は休日割引が無いので、深夜割引を

駆使して走るしかないので、深谷の自宅を27日PM15:00に出発して、

できるかぎり燃費重視の低速80km/h走行に徹して、北陸道の有磯海SAには

PM20:00頃に到着する予定を立てました。実際には、上信越道での積雪の影響で、

かなり苦労して走りましたが、北陸道で取り返して、なんとか予定どおり到着。

有磯海SAで軽食、仮眠を取って、深夜零時AM0:00の時報とともに、

再び動き出して、5km先の滑川ICで降りました。

国道8号線でも除雪車の後ろをノロノロ走ることになり、かなりストレスの溜まる

運転でした。

 

現地の西海漁港に28日AM3:45到着。

いつもの新堤防に立ってみると、強い西風がまともに当たっていて、

海面から吹き上げられた潮しぶきが車に吹き付けられ、フロントガラスが塩で

あっというまに真っ白くなってしまったため、このポイントを断念。

代わりに風を背に受けるような場所を探して陣地を築きました。

 

いつものマイルーチン、安全祈願と大漁を祈念します。

まずは能登半島の神様に御神酒を捧げました。

 

 

 

AM5:30  暗いうちからスタートしました。。

 

 

 

雨雲が10分おきに繰り返し通り過ぎてゆきますが、西風も背後の山が遮ってくれて、

悪天候の中でも比較的過ごしやすく、普通の冬の釣り風景でした。

まあ、クルマがあれば、すぐに逃げ込むことができるので、車がダメージを受けなければ、

ずっと戦えます。

 

 

しかし、次第に雪雲が被さってきて、カミナリを伴って猛吹雪が波状攻撃してきました。

クルマから出られません。

 

そんな中で、いちばん左の竿にアタリがありました。

冷たい雨に濡れながら竿を手に持ち、リールをグリグリ巻き取ると・・・

ここの常連の豚くんを早速ゲット。

小名浜のスレた豚と違って、能登半島の豚は正直ですわ。

すぐにリリースすると、またこいつがエサを齧るので、しばらく捕虜として、

釣りが終わるまで、水汲みバケツに収容しておきます。

 

AM6:55

雨が止んだので、エサチェック。4本の竿を左の竿から順番に巻き取って、仕掛けを回収、

そして青イソメを付け直して、力いっぱい遠投してゆきました。

いちばん右の竿を持ってリールを巻き始めると、えっ?異常なほど糸フケが出てました。

こ、これはひょっとして・・・

糸フケを取って、ラインを張って、竿で軽く合わせてみると、かなり重たい感触が伝わり、

一瞬、根掛かりしたような・・・しかしすぐズルーッと引きずるような・・・

リールを巻き始めると次第にゴン、ゴン、抵抗が大きくなり、ラインがキンキンと金属音

を発して糸鳴りしました。

とにかく巻けるだけ巻いて寄せてくるしかない。ばれるなよー。

あと10mほどで水面下に茶色いデカい姿が見えました。

うわっ、タモ使おうか?どうか迷いましたが、ヨリトリゴムの弾力を信じて、

岸壁に抜き上げました。

 

 

 

 

マコガレイ 47センチ メス 抱卵してました。

 

重くてぶっといカレイだったので、

抜き上げたときはゴーマル出たか?と思いましたが、残念、いや、十分です。

 

気温3℃なので、ゴミ袋に包んで、地面に放置しておきました。

 

 

 

ネコに持っていかれないように、クーラーボックスと水汲みバケツで押さえておきます。

 

 

そのあとすぐに雪雲がやってきて・・・

 

 

 

この1匹だけで十分なのですが、まだ始めたばかりで、エサもたっぷり残っているし、

2匹目を狙って、続けました。

 

しかし、その後は何処へ投げても、ここは豚の養魚場かと思うほどの豚だらけ。

捕虜がどんどん増えてゆきました。

 

 

 

収容所が満杯になったので、解放しましたが、まるでシベリア抑留生活ですな。

寒さに生き残れたものだけが生還しました。

私にはウクライナに送られた北朝鮮の兵士の姿がダブりました。

死んでるように見えて、寒さで仮死状態になっている豚たちです。

 

PM15:40

いちばん左の竿がビリビリ震えているのが車から見えました。

どうせまたフグだろうと眺めていると、コツン、コツン、だんだん大きくなって、

さらに竿が引っ張り込まれて、竿尻が浮きました。

慌てて車から飛び出て駆け寄り、竿を持って空アワセを入れると・・・

ラインがキーンと張って、竿が満月のように曲がりました。

力強くゴンゴン抵抗しているのが伝わってきました。

リールをグリグリ巻いているとき、最初はアイナメ?かクロダイ?かと思いましたが

足元まで寄せてくると、茶色い菱形が見えたのでカレイだと確認。

岸壁に抜き上げようとしたときに、コイツも大きいな、と思いました。

 

 

 

マコガレイ  42センチ メス  抱卵していました。

 

デカいゴミ袋がふたつ並びました。

 

PM16:00

エサチェックのために左から2本目の竿を持って空アワセを入れると、ズシッと重さを

感じました。

これは3枚目が来たか?、と思い、リールをゴリ巻きしました。

あと10mほどまで寄せてきたとき、水面下でなんとなく茶色いものが見えたので、

ますますカレイだと思い込んで、足元まで寄せてきて、一気に抜き上げると、

なんと、タコでした。

 

 

このあと日が暮れてきたので、終了することにしました。

 

台所の流しシンクが2匹のカレイで占領されました。久々の光景です。

 

タコも正月休みに酒の肴にしたいと思います。

 

今回の出撃はかなりしんどい釣行でしたが、これだけ釣れたら満足ですよ。

 


2024.12.26 ( 第8戦 ) なんとしても1匹上げたい  福島県いわき市小名浜港

2024-12-27 10:56:19 | 海釣り

太平洋側のカレイを狙うために、今年のうちにマイポイントの海底の状況を

確認しておきたい・・・。

昨シーズンに見つけた小名浜港のマイポイント。半年経過すれば、その間に

船の出入りで底の状況が変わっているかもしれません。

やはり定期的に新しい情報を入手しながら、自分で現況を確認しておかなくては

次の出撃の時に確率の高い戦略を練れないと思うのです。

カレイ釣りは決してアタリハズレ的なギャンブルであってはならないのです。

それと、先月に亡くなられたカレイ職人ささしゅんさんを偲んで、彼を思い出し、

師の志しを引き継ぐべく、あらためてカレイ釣りへの情念に染まりたくて、

この場所で、今年中に是非とも1匹釣り上げたくて、出撃した次第です。

 

勤務先の仕事納めが25日でしたので、仕事を終えてから、自宅に戻って、風呂、

晩メシを済ませてから、PM20:00に出発しました。

深谷の自宅から小名浜港まで220km。3時間ちょっとで到着します。

北関東道の桐生足利ICから乗り込んで、友部JCで常磐道を北上して、いわき勿来IC

で降りるのですが、平日なので、なるべくETC深夜割引を利用したく、

26日の午前零時を過ぎてからICを降りるように速度を調整しながら、高速道路を

ノロノロ走り、さらにパーキングで寄り道しながら、ゆるーく走行しました。

 

小名浜港の旧市場前堤防へ到着したのは26日AM1:00。

なんと、小名浜港のイオンや港湾関係周辺の全てが真っ暗でした。

停泊している船舶も夜間照明が全く無くて、静まり返って異様な光景でした。

クリスマスの夜なのに、どうして?・・・平日だから?・・・。

 

釣りの前にいつもの神事を行います。

「小名浜の神様ぁぁぁぁー!!  どうか私にゴーマル特大カレイを恵み賜ぇぇぇー!!」と、

「無事故で無事に家へ帰れますように」

なるべく神様を味方に付けておかねば・・・

 

 

 

この場所の近くにある釣具店の自販機でアオイソメ50グラム500円を8パック購入。

ちょっと細いけど、そのぶん匹数が多いから房掛け向きかな?

 

前回の釣行で余ったエサで作った塩いそめ ↓↓

 

AM2:00 釣りスタート。

いつものように4本の竿で広角に投げ分けて始めました。

 

 

暗いうちは何処へ投げても、投入してからすぐに、竿先に付けたLEDランプがビリビリ、

チョンチョン、小刻みに揺れて、アタリが頻発しましたが、全て針に掛からず。

小名浜のフグはかなりスレていて、ほんと賢くて憎たらしいです。

 

朝になりました。風も無く、気温5℃、とても穏やかでした。

相変わらずフグの猛攻が続き、塩イソメの房掛けすらすぐに無くなってしまいました。

 

 

AM7:00~8:00 ほんの1時間ほどですが、

フグとは違って竿先を引っ張り込むアタリが混じりました。

竿を持って、軽くあわせると、良型のキスが釣れました。

 

さらにエサを付け直して投げ込みなおすと、竿先を叩く派手なアタリで、

2匹目の良型のキスが釣れました。

どうやら左の船の下にキスの群れが居るようです。

 

 

 

越冬キスなのか? それとも水温が高くて、まだキスの季節なのか?

キスが2匹続けて釣れたので、一瞬、ハリの大きさを丸セイゴ15号から変更しようか?と

思いましたが、誘惑に負けてはいけません。あくまでも狙いはカレイです。

 

 

すぐにキスも居なくなり、

次は姿を見せないフグとヒトデとの闘いになりました。

 

 

 

頻繁にエサを付け替えていると、平和なハトが寄って来て、おねだりしてきました。

もう、うっとおしい、蹴るふりをしても逃げません。

おまえらここが日本やから馴れ馴れしく居れるんやぞ!! 平和に感謝せい!!

ついでにオレにも感謝せい!!

これが中国やったらおまえらすぐに焼き鳥やぞ !!

 

 

 

 

PM15:00 

根気強く、青イソメを付け直して投げ直してましたが、どうやらカレイが居そうにないので、

場所をプチ移動して、外側へ投げ込むことにしました。

4本投げてみて感じたのですが、以前よりかなり浅くなりましたか?

以前より根掛かりしなくなったように感じます。 底が砂に埋もれてしまいましたか?

 

 

 

 

PM20:00

とつぜん突風が正面から吹き出して、竿を振れなくなってきたので、釣りを止めました。

小名浜港のマイポイントにはカレイは居なかったです。


2024.12.15 ( 第7戦 ) お神酒が効いたか念願のマコちゃんゲット 石川県西海漁港

2024-12-15 18:25:38 | 海釣り

昨日の惨敗の後、いったん秘密のアジトに戻り、風呂、食事、睡眠・・・

冷え切った体に目いっぱいエナジーチャージを施しました。

先週にイシガレイを釣ったので、きっとマコガレイも居るはず・・・

ほんと、なんの根拠も無く、強い思い込みです。

そして執念深く、再び西海漁港へ出撃しました。

昨日と同じ現場にはAM4:00に到着。

満月の大潮なんですが、日本海側では潮の満ち引きは僅かで、日本海側の釣りは

潮の干満による時合いよりも、日照時間や天候に左右されることのほうが大きいです。

天候は昨日より更に酷くなっており、パチンコ玉ほどの氷(雹)がパチパチ音を立てて

弾丸のように降り注いできました。車の天井が凹みそうで、怖かったです。

雹や雪が10分間隔で降ったり止んだりの繰り返しで、止んでいるときを見計らって、

車から出て、せっせと釣り座の支度をしました。

 

じつは青イソメが大量に残っていて、塩イソメにしてしまうのも勿体なくて、

本日の午前中だけやってみて、その短い時間内で、全て使い切るつもりでした。

15号丸セイゴ針にイソメを5~6匹房掛けにして、4本の竿で広角に放り込みました。

 

この広い漁港を貸し切り状態です。釣り人は誰も居ません。

漁協も休みのようです。漁船も一隻も動きだしません。

 

 

 

AM6:00釣り開始。

AM6:00で気温1℃ 超寒いです。

エサのアオイソメが氷ってしまいそうです。

 

 

暖房を効かせた車から、4本の竿先に付けたLEDライトを注視してましたが、

強風で揺らされるだけで、魚からのアタリは見られませんでした。

雨が小降りになると車から出て、エサをチェックをして、打ち直してましたが、

昨日よりも確実に活性が下がっていて、仕掛けを回収しても針に刺したアオイソメが

ダラーンと伸び切って戻ってくるだけでした。

今日は豚さんもお休みか。

エサが齧られなければ、針に新しいエサを付け足せません。

それでもよく動くイソメを選んで無理やり針に付け足して、投げ込み直しました。

 

AM7:00

カーラジオから7:00の時報を聞いて、ちょうど雨が止んでいたので、

4本の竿のエサを交換しようとして、竿先を見たら・・・ん?・・・

右から2本目の赤い竿だけラインが大きくフケてました。

竿を持ってリールを5回転ほど回して糸フケを取り、ラインを張ると・・・

グゥゥと重たい感触が伝わってきました。

こ、これはもう、カレイでしょ。絶対にカレイでしょ。

軽く空アワセを入れてからリールをグリグリ巻くと、かなり重たい感触が伝わり、

コン、コン、と抵抗してきました。

魚であることは間違いなさそうでしたが、フグやアナゴかもしれません。

「お願いだから巻いている途中で浮いてこないで!! 」

掛けた魚は、海底を這うようにして足元まで寄ってきました。

足元で浮かすと、薄茶色のまだら模様のカレイが浮上してきました。

よっこいしょ、と抜き上げると・・・でっぷり肥えたマコガレイでした。

 

 

 

 

 

マコガレイ 37 cm ( メス )    抱卵してました。

 

 

もうね、神様に感謝ですよ。ほんと、有難うございます。

2024年シーズンでマコガレイがやっと釣れました。

今日、もし、惨敗で終わってしまったら、日本海側でマコガレイを狙える場所は全滅で、

震災の影響、ほとぼりがさめるまで、今シーズンは能登半島から撤退するつもりでした。

 

 

本日、開始1時間で、最初からマコちゃんゲット。今がチャンスタイムかもしれません。

2匹目のマコガレイを狙って、アオイソメの房掛けを集中砲火、ガンガン打ち込みました。

 

すると、次第に竿先に大きなアタリが出だして、動きが車の中からでも、

はっきり見えるようになりました。

 

打ち込み直してすぐに竿先を叩くような大アタリで・・・

おっ?2匹目が来たかな?

竿を持って、期待してリールをグリグリ巻き取りますが・・・

 

残念ながら2匹目は常連客のブタ様 ↓ ↓

 

 

さらに、

3匹目もブタ様 ↓ ↓

 

どうやらブタ軍団を目覚めさせてしまったようです。

 

さらに

4匹目?かと思って、リールをグリグリ巻いて寄せてきたら・・・

昨日、力糸から切れて飛んで行った私の仕掛けでした。

回収できましたな。

 

 

AM8:00 ごろから天候が猛烈に悪化して、台風のように横風が吹き荒れました。

車がゆっさゆっさ揺らされます。

三脚が倒されるわ、竿が飛ばされるわで・・・これ以上の続行はムリ。

1時間経過しても小降りにならなかったため、釣りを断念しました。

 

 

深谷へ戻るのにも苦労しそうだし、マコちゃん1匹だけで大満足です。

2024年元旦の大地震以来、先週のイシガレイ、今週のマコガレイが釣れてくれて、

本当にありがとう。

私にはこの場所が、残された唯一の場所、頼みの場所なんです。

自宅からの距離がたとえ500kmだとしても、「あそこへ行けばマコちゃんが必ず釣れる」

確信の場所なんです。


2024.12.14 ( 第6戦 ) 討ち入りが返り討ちに  石川県西海漁港

2024-12-14 20:04:29 | 海釣り

日本海側は先週からずっと寒波でぐずついてます。

先週に続いて今週も西海漁港へ出撃しました。

 

天候は決して良くないですが、凪で穏やかでした。

暗いうちから準備をして・・・

「カレイはきっと目の前のどこかに居る・・・各々方、心してかかれーぃ!!」

 

そして神様に御神酒をします。

神様、ぜひとも追い風をおねがいします。

今週も愚かな私にデカいヤツを1匹恵んでください。

 

 

先週、漁船に仕掛けを4本まとめて切られたので、今回は道糸沈めを使用しました。

面倒くさいですが、ひと投げごとに、オモリを道糸に掛けて沈めました。

これでうっかり眠ってしまっても大丈夫です。

せっかく道糸を沈めているのに、この日は1隻も前を通らない・・・なんで?。

 

 

氷雨が5分おきに降ってくるので、クルマの中から竿先を注視しておりましたが、

 

 

最初の獲物は「貝」でした。

 

「まず隗より始めよ!!」ってかぁ?

 

そして、いつもの常連さんの登場です。

 

 

 

 

午後から天候が少し良くなって、釣り易くなりましたが、カレイからの魚信は皆無でした。

 

暗くなったPM17:00まで粘りましたが、御神酒の効果も無く、惨敗に終わりました。

マコガレイが居るのか?居ないのか? 判りません。


2024.12.8 ( 第5戦 ) ここはアカン!! 見掛け倒しもええとこ  富山県魚津補助港

2024-12-08 16:38:17 | 海釣り

前日のエサが余ったので、8日の朝から初めての場所で竿を出しました。

場所は魚津補助港です。

 

前日からの寒波で、外海が荒れていたので、港内へマコガレイが入り込んでいるのでは? 

と思い、最初に魚津漁港へ行ってみました。

しかし、多くの釣り人が未明から場所を占領していて、入れそうな場所が無かったので、

隣の補助港で竿を出してみました。

私が到着したとき、角地に1台、車中泊しておられましたが、運良く?どこかへ去られた

ので、入れ替わりで私が入りました。

雨具に着替えて、陣地をつくって、4本の竿を広角に投げ入れました。

下の写真の右側2本の竿を船道へ。左側2本を適当に広い漁港内へ。

 

 

水汲みバケツで水を汲むと、かなり暖かいです。2週前にイシダイを釣った時にも

水温が意外と暖かくて驚きましたが、富山湾はまだ水温が高いのか?

なんか最初から嫌な予感がしました。

 

4本の竿とも前日の仕掛けのまま、青イソメ3匹掛けで放り込んで、様子をみました。

 

とにかく寒さと強風、豪雨で、エサの付け替えもうまくゆきません。

車から竿先を注視してアタリを待ってますが、なかなかアタリが出ません。

雨が弱くなるごとにエサチェックするためにリールを巻き取りますが・・・

 

 

うわっ、ケムシやん。嫌われ者のウミケムシ。

ケムシが釣れることと比べると、まだフグに盗られて素バリになるほうがマシです。

 

次もケムシやん。

 

その次もケムシやん。

 

どこへ投げてもケムシばかり。

 

お星様もひとつ。

 

いちばん左の竿だけ足元に落として、少しだけ浮かせて置きました。

足元で水深5メートルほどありました。

「灯台元暗し」の格言どおりに、足元で何か来てくれれば良いのですが・・・。

エサチェックのために引き上げてみると・・・

なんと1本の針なのに、アオイソメを3匹掛けていたので、そこへ3匹のハオコゼが

ぶら下がって上がってきました。

 

 

ハオコゼも水槽で飼うと、なかなか可愛いヤツなのですが、投げ釣りでは嫌われ者。

 

ダメだこりゃ。

 

AM7:00から9:00までの2時間だけやって、霙が雪に変わってきたので、帰りの天候を

心配して釣りを中止しました。

この場所は嫌いなヤツばかり釣れてくる嫌な場所でした。

たぶん、もう二度と来ないでしょう。


2024.12.07 第4戦目にしてやっと1枚  石川県西海漁港

2024-12-07 20:31:32 | 海釣り

11月16日の出撃からカレイ狙いでやってますが、今年は水温が高いせいなのか

カレイの乗っ込みは遅れてました。でも12月に入って、急に気温が下がり始め、

富山湾の氷見周辺で大型マコガレイが釣れ始めました。

もうそろそろ私の竿にも掛かってくれても良さそうなものですが・・・。

今週の土日は超寒波が北陸地方に被さって、7日の気温は5℃でした。

雪こそ降ってませんが、とても冷たい氷雨が絶えず降り続いてました。

 

先週に冬タイヤに履き替えておいて良かったです。

来る途中、上信越道の通過点である妙高高原は積雪で、

上越までの下り路面も白くなってました。

 

 

寒波に対応すべくクルマ横付けできるカレイ釣り場を探しました。

アジサビキ釣りなら、たいていの漁港の岸壁で可能なのですが、カレイ狙いとなると

ずいぶん違います。多数の竿を遠くに投げ込むため、漁船の通航に邪魔しない場所を

選ばねばなりません。べつに岸壁でなくても砂浜からでも可能なのですか、

雨の日は釣り具やクルマや服装など、あらゆるところに砂が付着して、とても厄介に

なります。雨の日は釣りしないほうが賢いのですが、サラリーマンには土日しか

ないのです。土日が雨でもやるしかないのです。

というわけで、雨対策をしっかり施してやってきました。

 

クルマ横付けとなると西海漁港の新波止しかないのですが、漁船が前を通るため、

4本の竿を絶えず注意しておかなければなりません。

漁船のエンジン音が聞こえると、急いで巻き上げないと、船底でラインを切られます。

この日も雨の日だから漁に出ないだろうと油断していて、4本ともラインを切られました。

 

 

 

 

 

 

本日も神様にすがるしかないでしょ。

神様にたっぷり献上しました。

私もたっぷりです。

 

 

仕掛けは2024年バージョンです。

これは、新しく赤色のケミホタルを装着したのですが、

低温では化学反応が遅くて、暗いです。

 

 

AM7:00 スタート。

投げ込んですぐに竿先を軽く叩いたり、ブルブル震わしたりして、ショウサイフグが

掛かってきました。

 

スタートからずっとフグフグフグフグ・・・フグの無間地獄でした。

午前中はけっこう真面目にアタリに対応して、リールを巻いていたのですが、

釣れてくるのが全部フグばかりだと、集中力が途切れて、気持ちもダレます。

午後から眠気も手伝って動作が緩慢になって、目の前でアタリが出ても

放置して、クルマの中でスマホをいじってました。

 

PM14:45   

いちばん左の竿がずっとブルブル震えてました。

エサの付け替えのために竿を手に取り、

どうせフグだろうと荒っぽく空アワセを入れると・・・

ズドンと重たい感触、そしてグイグイ引き込む力強さ・・・

それまでのフグたちと全然違う力量、

来た来た来た来たあああああーーー!!

こ、これは絶対カレイでしょ!! と信じて、重たいリールをグリグリ巻きました。

最後まで足元まで浮いてこないところからの、ボワッと茶色いひし形が見えてきた時の

感動は涙物でした。

足元まで来て、水面で少し暴れましたが、ヨリトリゴムを信じて、

岸壁に抜き上げることに。

神様、どうか、ポトン、サヨナラだけはやめておくんなまし。

せーの、で、竿の弾力を利用して、岸壁まで引っ張り上げました。

 

岸壁にあげてみてビックリ。

なんとイシガレイでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

あとで、腹を開けたらきれいなオレンジ色の卵が入ってました。

抱卵してました。

イシガレイ 42センチ (メス)

 

 

夕刻までにもう1枚釣ってやろうと、イシガレイが釣れた周辺へマシンガンキャスト

してみましたが、

 

 

派手なアタリで良型キス、

 

そして、ラスト1投で竿先を叩く大きなアタリ。

しかしリールを巻き取る段階で判りました。

最後の最後までフグでした。

 

 

デカいマコガレイが欲しいのですが・・・。

いや、イシガレイで十分です。

終始冷たい雨の中での釣果です。

これで十分です。

 


突然の訃報に驚きました。涙。

2024-12-04 23:55:32 | その他

鹿嶋や小名浜で活躍されていたカレイ釣り職人の

ささしゅんさん がお亡くなりになりました。

突然の訃報に涙です。

アメーバブログの更新が遅れていたので、ちょっと気にしていたのですが、

まさかこんなことになっていたなんて、とても悔やみきれません。

今年の春に小名浜港で一度だけご一緒させて頂いたときは、

とても楽しく充実した時間を過ごさせていただきました。

 

 

尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。

この冬は是非とも鹿嶋港で一緒に竿を並べたくて、

カレイシーズンを心待ちにしていたのに・・・残念です。

大事なものを失ってしまって、心にぽっかり穴が開いてしまったようです。

ご冥福をお祈りしています。

 

ささしゅんの投げ釣り日記

2024年12月17日には上記ブログは削除されてました。

まるで投げ釣りの教本のような内容だったのに、とても残念です。

 


2024.11.24 ( 第3戦 )魚津で初めて竿を出す。 富山県魚津漁港・諏訪神社前

2024-11-24 17:01:31 | 海釣り

昨夜は石川県の秘密のアジトで暖を取り、熱い風呂に入って、ぐっすり眠りました。

やはり宿で一泊するのとしないのとでは疲れ方が全然違いますね。

深谷から直行直帰の弾丸釣りツアーをすると、疲労困憊、かなり後遺症が出ます。

日曜日の未明AM1:30 酒飲んで爆睡していた私は、パカッと目覚めました。

そして何処からともなく天の声が聞こえてきました。

どうする?このまま深谷へ帰りますか?

それとももう1回出撃しますか? エサのアオイソメはたくさん残ってますよ!!

うーん、でも出撃するにしても、少しでも帰りの道程に有利な場所で竿を出したい

です。ならば富山県の魚津で竿を出してみたいです。

今年2024年は積極的に富山県での釣り場へ新規開拓するつもりで出掛けました。

経田漁港、生地漁港、立野の浜など。

これも冬場のカレイのためです。最近は投げ釣りする人が少なくなって、なかなか

信頼できる情報やデータを入手できません。自分で試してみて、良いポイントを

探すしかないのです。

経田漁港、生地漁港、立野の浜、・・・前評判では、これらドン深と思われる

場所にデカいヤツが居ると聞きましたが、しかし実際に初めて竿を出してみると

・・・経田漁港、立野の浜はかなり浅く、意外な感触でした。

元旦の能登半島の地震の影響で富山県沿岸も浅くなった?意外でした。

 

ずいぶん以前に、水深のある釣り場を探していた際に、富山県魚津の諏訪神社前が

雑誌で紹介されていました。

その記事には、「足元からドン深で砂地の底。ヒトデがめちゃくちゃ多い」と

書いてありました。私はこの記事に強く惹かれ、能登半島へ出撃する途中に、

途中にある魚津市のこの場所の様子を見るために過去2回寄り道をしました。

しかし、2回とも2月から4月にかけての夜であったので、ホタルイカを掬う

人々が縁日のようにお祭り騒ぎをしていて、とても投げ釣りができる状態では

ありませんでした。

今回はまだ11月であるし、空いているにちがいない。そう思って秘密のアジトを

AM3:00に出発して、AM5:00に諏訪神社前の公衆トイレ横の駐車場に到着しました。

日曜日なのに現地にはルアーマンの車が2台駐車していただけで、ガラーンと

空いてました。

明け方の気温6℃でしたが、昨夜から降り続いている雨がまだ降っていました。

 

 

私の左には遠く離れた処にルアーマンが4名。

ちらっと観察していると、40cmぐらいの細長いカタチの魚を釣り上げてました。

サゴシ? エソ?

 

さらにその向こうにはミラージュランドの観覧車が見えますねえ。

 

 

 

 

足元はすごく安定していてとても釣り易いです。

しかし油断してると落とし穴に落ちます。

 

私の右には、近くにルアーマンが1名  

やはりサゴシらしき魚を釣ってました。

ずっと向こうに見えるのが魚津漁港です。

 

 

日曜日なのに閑散としていて、

投げブッ込みをやっているのは私独りだけでした。

 

 

 

AM6:00  釣り開始。

昨日の残りの赤イソメを本日使い切るつもりで、4匹房掛け

 

足元から30mほどは平らな浅い砂底で、そこから沖に向けて急激に落ち込んでいました。

遠投のつもりでやや力強く仕掛けを振り込むと、着水からかなりのラインがスルスル

出てゆきました。

仕掛けを回収すると、落ち込んでいる箇所にラインが擦れて根掛かりしたようにオモリに

何かが絡んで非常に重く感じますが、じつは根掛かりではなく、竿を立ててグイーンと

曲げてゆっくり引っ張ると、少しずつですがオモリがゆっくり手前に寄って来て、

しかも針も取られませんでした。

この感触は黒部生地漁港と同じでした。

しかしほぼ100発100中そうなるので、最初からちょい投げ、近投の浅場で勝負する

ほうが良い結果になるかもしれません。

今回ヒトデは全く居ませんでした。

暗いうちは竿先が震えるような細かいアタリで、エサを取られてましたが、

明るくなってくると、アタリが無くなって、エサがそのまま残って帰ってきました。

 

じっと海面を見つめていると、足元まで頻繁にサゴシなどフィッシュイーターが

イワシなどベイトを追いかけ回していました。

 

フグなどエサ取りたちも逃げたのかもしれません。

 

AM7:30 

とつぜん派手に竿先を引き込んで、鈴がジャンジャン鳴りました。

久々の大アタリです。

竿を掴んであわせると、けっこうグイグイ抵抗して寄ってきたのは・・・

 

小さいイシダイ でした。26cm 。

イシダイです。サンバソウと呼ぶなら大きなサンバソウです。

シマダイとも呼ばれますが、シマダイと呼ぶなら大きなシマダイです。

魚体に触れるとかなり暖かいです。富山の海の中はまだ夏なのでしょうか? 

大きなアタリを出してくれる魚は外道でも楽しくて大歓迎です。

 

AM8:00

また同じような大アタリで、三脚の上で竿が踊りました。

コイツも強く抵抗しながら寄せてきました。

 

 

さきほどのより少し小さいイシダイ。 24cm。

サンバソウとかシマダイとか呼んではいけません。

小さいけどコイツは立派なイシダイです。

 

サンバソウぐらいの大きさでも、身が甘くて、とても美味しいので、リリースせずに

大切に持ち帰りました。

昔からイシダイが別格で美味いことは私も知ってたんですよ。

 

 

 

 

うーん、夕方まで粘ればあと5匹ぐらい追加できたかもしれませんが、初志貫徹で

あくまでも狙いはカレイです。

カレイ道を極めようとする私としては、外道狙いへ走ってはいけません。

釣った2匹とも魚体に触れると暖かかったので、水温はまだ高く、これでは冬の魚たちは

まだ来ていないだろうと考え、「ここには、まだカレイはおらん!!。」という結論です。

なので、

AM8:30  撤収することにしました。

 

魚津漁港の堤防に高く積み上げられたテトラポットを眺めていると、

「磯場とほとんど変わらないやん」と思え、ひょっとしてそこはイシダイたちの楽園

なのかもしれません。

近くにもっと大きいサイズのイシダイが潜んでいるかもしれません。

この場所、とても気に入りました。

 


2024.11.23 ( 第2戦 )いままで躊躇してましたが確かめないと・・・  石川県珠洲市蛸島漁港

2024-11-23 23:05:32 | 海釣り

9月に奥能登に線状降水帯が発生して、元日に被った震災の上に、さらなる被害が重なりました。

山間部から土砂が一気に流れ出して、洪水を引き起こして、飯田湾へ流れ込みました。

当時のニュース映像では茶色い泥水が民家を圧し潰して、流されて山積みにされた木材で

漁港は埋まってましたが、あれから2か月が経過して、さて海底の様子はどうなんでしょうか?

カレイが乗っこんでこれる状態なのでしょうか?

 

金曜日の仕事を終えてから徹夜で運転して、深谷から500km離れた奥能登の珠洲市蛸島漁港に

到着したのは23日(土)AM4:30。

 

 

日付が変わる午前零時を過ぎてから北陸道の小杉ICで降りて、ガスチャージ。

これより能登半島奥への侵入は深夜に給油できるスタンドが無いため、しっかり満タンに

しておく。

そして先週の西海漁港への出撃のときに残った大量の青イソメを塩漬けにして持参したので、

今回は上州屋新高岡店で赤イソメ550円のパックを4パックと、1個220円のユムシ弾を5個

購入しました。

上州屋さんも11月までは週末24時間営業してますが、12月に入ると夜間は閉鎖、

今後は冬季のエサの入手が困難になりそうです。

 

蛸島漁港へ到着すると、

驚いたことに、7月に来た時には未だ更地だった漁港内に、無数の仮設住宅が建てられて、

被災された家族が暮らしていたことです。

下の写真の黒いコンテナボックスのように見えるのが仮設住宅ですが、トレーラーの

土台に乗せられたまま設置されて高床式住居みたいな形式までいろいろ並んでました。

 

そんな被災された人々の前で釣り座を構えるのはちょっと気が引けますが、

私だってカレイ釣りに人生を賭けて活動しているのです。

堂々と胸を張って4本の竿を投げ込みました。

 

 

 

 

でもねえ、漁港内はまだまだ危険地帯だらけです。

漫画でしか見たことのないような深い地割れだらけです。

 

 

 

 

 

 

 

車から竿先のアタリが見えるギリギリの距離まで車を寄せますが、うーん、やりにくいなあ。

4本とも遠投せずに、近投20mほどから、竿を軽く振って自然に飛んで行く程度の距離60m

の範囲で広角に投げ込んで、車の中からアタリを注視しました。

 

 

何処へ投げてもドロ底です。ブスッとオモリが底にめり込んで、さびくとやや重いです。

竿を立てるとオモリがズルーッと寄ってくる感じです。

根掛かりは皆無。

 

未明の暗いうちからスタートしましたが、生の赤イソメは小フグに瞬殺されて

すぐに素針になって戻ってくるため、持参した塩イソメを中心にエサを選択しました。

 

それと、今回からフグ除け赤パイプの上から、蛍光玉とカレイが好むLEDケミホタル赤色を

両方とも取り付けました。ただケミホタル赤のサイズが37mmしかなく、それを内径6mm

シリコンチューブで留めているので、かなりやぼったいです。25mmがあればもっとスッキリ

するのですが。

 

 

 

生より塩イソメのほうがエサ持ちは良いのですが、塩イソメが水分を含んでふやけてくると

やはり小フグの猛攻でした。一緒ですわ。

そしてケムシも一度だけ掛かりました。

 

でも、チャンスタイムが来るまで生イソメは温存しておきます。

 

 

開始2時間ほど経過して、そうそう、忘れてましたわ。

海の神様に御神酒をしておかなければ。

いつものように神様にはたくさん、私にはちょびっと。

 

 

 

気温は5℃ですが、強い氷雨が10分間隔で襲ってきました。

氷雨が来ると車の中で避難、止むとエサの付け替え、・・・なかなか忙しいです。

 

 

4本の竿を振り込んでは回収・・・繰り返していると、次第に晴れ間が多くなってきました。

 

 

するとどうでしょう。

幸せの虹が掛かりました。

 

俺には見えるぞ、復興の希望の虹が。

まるでファティマ第3の予言に現れたマリア様のようです。

 

 

 

しかし、

朝マズメのチャンスタイムは何も無し。

AM8:00~10:00ごろのカレイタイムも何も無し。

昼過ぎのPM13:00~14:00ごろの潮変わりの時間帯も何も無し。

 

カレイの気配無し。代わりにフグの気配大いに有り。

これではお手上げです。

PM14:00撤収しました。

 

やはり輪島丸の漁船軍団が停泊しないとカレイが寄ってこないのかな。

 


202411.16  待ち望んだカレイの季節ですが緒戦は完封負け  石川県西海漁港

2024-11-17 21:18:20 | 海釣り

年々接岸の時期がずれ込んでいるカレイの投げ釣りです。

昔は10月の第4週目あたりからポツポツ釣れ出していましたが、最近では11月の第4週目?

いや12月に入らないと釣れ始めません。これも地球温暖化による水温の低下が遅いから

でしょうか。だけど、私のような気の早い釣り人も居れば、カレイだって気の早いカレイも

居るでしょ。

2024年のカレイ狙いも今週からスタートすることにします。

シーズン目標は30cm以上をシーズン終わりまでに合計10匹以上釣り上げること。

カレイなら種類は問わないけれど・・食べるならナメタ、マコ、マ、イシガレイの

順ですかな。ヌマガレイは食べたくないです。なおホシやマツカワガレイなどは

未だに釣り上げたことが無いのでわかりませんが、

まあ、とにかくデカいカレイが釣れりゃなんでもいいです。オヒョウでもOK。

但し、ヒラメやウシノシタは除外します。

なるべく能登半島で釣り上げたいです。昨シーズンは能登半島の震災以降、

能登では1匹も釣り上げていません。地震や豪雨の災害からより早い復興を願って、

能登の海の環境も早く戻って欲しいです。

ずっと昔から定年後のセカンドライフは能登半島で竿を振ること、と夢見ていたことも

あって能登への愛着も強く、なるべく将来に役立つような現地でのデータ収集に

撤したいところです。

 

今週は15日(金)PM19:30に深谷の自宅を出発して、上里SAから乗り込んで、すぐに

上信越道へ乗り込み、上越JCを経て、北陸道を南下。

北陸道の小杉ICで降りて、上州屋新高岡店でアオイソメ4パックと紅イソメ4パックの

合計8パックを購入して、西海漁港へ向いました。

 

16日(土)AM2:30 現地に到着。曇り空ですが、天気予報を信じて、駐車場で

荷物を作りました。

投げ竿4本とルアー竿1本、リール5個、三脚2本、60cmタモ、

クーラーボックス、水汲みバケツ2個、釣りエサ、氷、おやつ、ペットボトル茶3本、

27号オモリ12個、などなど・・・超重装備。

とにかく重たいです。・・・新しくパックパッカー用の60リットル容量の背負いリュックを

アマゾンで購入しましたが、パンパンです。・・・これを背負って、いちど屈むと、

膝の筋肉だけでは足を伸ばせません。

大堤防の先端までに数カ所の大きな段差や階段があるので、キャリーカーや台車を

利用しても手間は同じぐらいかかります。

 

AM3:00  大堤防のやや真ん中、いつものポイントに陣地を築きました。

AM4:00  4本の竿の準備が整いました。

 

まずは海の神様へ無事故・無災害を願いまして、祈祷のお神酒です。

神様へたくさん、私にちょびっと、です。でもジャンボボトル(笑)

 

 

さあ、釣りを始めますか。

2024年のカレイ仕掛けです。2023年バージョンから変更無しです。

 

ヨリトリゴムとパラゴンを直結して、石鯛用パイプ天秤にパラゴンを通して、

27号弾丸オモリを取り付けました。

投げ込むときは先オモリ仕掛け、海底では遊動式仕掛け、短ハリスでカラミは皆無です。

そして大物が掛かったときはヨリトリゴムが効果を発揮します。

 

ササメの管付きヒネリの丸セイゴ15号ハリに、ハリスのフロロカーボン5号を結び、

さらにフグ除け赤パイプと発光ビーズを取り付けてます。

ダミーのソフトルアー3本をフグ除け赤パイプに取り付けて、

その下のハリには本物のイソメを3匹房掛けです。

 

ダミーのイソメはTEMU通販で購入しました。今回初めてテストしました。

ダミーイソメにあらかじめ前日から味塩とマルキューのアミノ酸パワーをふりかけています。

 

こんな仕掛けでほんまに釣れるんか?と思われるでしょう。

でも釣れました。この日、唯一、ハリを咥え込んだバイ貝です。唯一の獲物でした。

しかもダミーも全部呑み込んでましたよ。

 

 

 

曇り空でしたが、ときどき美しい満月が釣り座の正面から照らしました。

あと2時間ほどで西の山陰に満月が沈んで朝になります。

 

この満月が沈むと、代わって背後からお日様が射してきます。

 

 

 

 

16日(土) AM4:00 から釣り始めて、満月が沈み、AM6:30 朝になって太陽が上り、

そして昼になって、潮の流れが変わり、さらに午後になって、そしてまた夕刻になって

PM16:30 日が暮れて、PM17:00 暗くなりました。PM19:00 夕マズメのチャンスもなく、

ここまで釣りを始めてから13時間、「カレイよ頼むから1匹釣れてくれ」と願いながら

黙々と4本の竿を睨み続けて、30分ごとにエサ交換して、投げ直しました。

エサチェックするも、何者にも齧られず、ビローンと伸び切ったイソメが戻ってくるだけ

で、フグさえ喰わないとはいったいどういうこと?

 

回収して戻ってきたエサに触れると、めちゃくちゃ冷たかったことに驚きました。

海の底は思ったより水温が下がっているようでした。

えっ、水温が急激に冷えて魚たちの活性が下がったのか?

 

それでも暗くなったらアナゴは来るだろう、と思い、カレイは諦めて、ターゲットを

アナゴに切り替えようと、仕掛けやエサを交換しているうちに、雨が降り出しました。

ここまでずいぶん体力を消耗しているし、もう頑張る気力も途切れていたので、

撤収しました。

 

この日はカレイだけではなく、他の全ての魚種の活性が異常に低く、天気が良かった

にもかかわらず、だれも釣れてなかったです。

 

二週前の3連休のときは、鯵やサゴシが回遊してきて、ルアーロッド1本だけ持った

軽装備なアングラーたちが、わんさか押しかけて賑やかな釣り場だったのに、

この日は皆さん黙々と竿を振って、やがて無言で次々立ち去ってゆきました。

早朝から鯵を狙ってサビキで頑張っていた人たちもAM10:00にはぜんぜん釣れずに

帰ってゆきました。

 

完封負けですな。

 


2024.11.3 昨日に続いて再び狙ったアナコンダ  石川県西海漁港

2024-11-05 00:25:28 | 海釣り

3日は終日好天に恵まれて、PM15:00に西海漁港に到着したときは、駐車場は

満杯で、大勢の釣り人がいました。

見ていると、サビキでは良型アジ、サバ、グレなどがけっこう頻繁に釣れてました。

またルアーでは良型カマスが多く掛かってました。

釣り人が多かったので、比較的に空いている堤防の先端で陣地を構えました。

 

 

昨夜、投げ練してたとき、ほんまに養殖いかだまで届いたんやろか?

私の技量では届きそうで届かない距離で、過去に一度も届いたことなんてなかったのに。

 

 

 

 

PM15:30 スタート。

この日は明るいうちからスタートしました。ひょっとしてカレイが寄っているかも、と

思ったからです。

あさの釣具店で購入したアオイソメだけ持って、最初からアナゴ狙いで来ました。

荷物が重いので、極力不要な道具は車に置いてきました。

 

明るいうちは投げる練習をしてました。が、やはり何回投げてもいかだに届きませんでした。

 

 

陽が暮れてきました。

 

 

 

 

暗くなって、

 

PM17:45 

右から2番目のLEDランプが明確に10㎝ほど何度も上下にお辞儀しました。

竿を持って空アワセを入れると、ばっちり掛かりました。リールをグリグリ巻いてくると、

強い抵抗ですが重さが足りません。かんたんに水面をバシャバシャはたいたので、アナゴ

だとすぐに判りました。

堤防へ抜き上げると、55cmのアナゴ。

 

 

アナゴにしたらけっこう良型で、これ1匹で家族全員が十分楽しめそうな大きさですが、

昨夜釣ったアナコンダ級の重量感を覚えているので、なんだか足りない感じです。

 

PM18:00

いちばん右の竿先のLEDランプが先ほどと同じく何度も細かくお辞儀しました。

またアナゴかな?と思いながら、竿を持って空アワセを入れると、掛かりました。

リールを巻くと強い抵抗を見せますが、何か引き具合が違います。

途中で浮いてこないし、何度か底へ突っこみました。

足元まで寄せて、海中から水面へ浮かせて、ゆっくり抜き上げたとき、初めて

クロダイだと判りました。

 

 

 

 

メジャーで測ると25cm。デジカメ撮影だけして、リリースしました。

こんな赤パイプを付けたハリスでも喰ってくるんですね。

 

PM18:20

エサを付け換えるために左から2本目の竿を持って空アワセを入れると、何か重たいもの

が掛かってました。海底で少し抵抗しますが、とにかく重い感触でした。

アナゴ? カレイ? フグ? なんだろ?

リールをグリグリ巻いて、底から引っ張り上げるて、暗闇の中でヘッドライトで照らすと、

甲羅にまだら模様が入った台湾ガザミでした。

甲羅の幅が25cmぐらいある大きなヤツでしたが、タモ網を車に置いてきてしまったため、

このまま抜き上げようとして、水面から1mほど上げてぶら下げたときに、

ポトッと外れて堕ちてしまいました。あー、とても残念です。

 

このあとPM23:00 エサが切れるまで続けましたが、全くアタリが出ませんでした。

さらに昨日も出たゴマ粒ほどの鮮やかなブルーの発光体がアオイソメを齧りだした

ことで一気に嫌気が差しました。

 

 

11月4日の翌朝、ゲットしたアナゴの下処理をしました。

ふつうの大きさのアナゴなんですが、やはり貧相に見えます。

 

カレイが来るまで、アナゴで我慢しますか。

 

[ 追記 ]

私が過去に釣りあげた最大のアナゴは、2017年11月25日に福島県小名浜港の大剣埠頭で

釣りあげた100cmです。

千葉県の長浦を主戦場とされているぴーぴーさんのブログの中に私が釣りあげたアナゴの

写真が掲載されています。

ぴーぴーの釣り日記 アナゴダービー

2017.11.25 巨大アナコンダ釣れてくれて困りました。 福島県いわき市小名浜港 - 漁師じゃないんだから・・・


2024.11.2 低気圧の通過後 アナコンダ級2匹げっとー  石川県西海漁港

2024-11-04 20:14:48 | 海釣り

11月2.3.4日の三連休。天気予報によれば、台風21号崩れの低気圧が2日に

本州を通過する予定で、石川県も1日夜から雨が降り出して、2日も朝から

雨天でした。しかし低気圧が太平洋寄りに通過したので、北陸地方の能登半島は

2日の午後3時頃から急速に回復しました。

私は金曜日に仕事を終えた後にすぐにでも能登へ向って、2日の朝から竿を出して

早場カレイを狙ってみるつもりでしたが、まだ時期的にカレイが釣れる見込みは

薄いし、そこへ大雨が降るとなると、海も荒れるし、無謀としか思えず、

日中の釣りは取り止めることにして、自宅をゆっくり出発することにしました。

そうなると、日テレの金曜ロードショーで放映予定の「ゴジラ-1」を最後まで

見てから出発することにして、さらに、「急ぐ必要がないのなら下道で行くか」

と考えて、行程が片道400km有るところのうち、関越道を120kmだけ走り、

あとの残り280kmは国道253号と国道8号をちんたら走ることにしました。

それでも2日の午前8時には能登に在る秘密のアジトに到着して、朝メシを

食べながら金沢放送のテレビ番組を見てました。

ずっとパソコンで雨雲レーターと睨めっこ。

 

さて、午後3時ごろには低気圧が通過して青空が拡がってきましたが、代わりに、

北から南へ、もの凄い強風が吹き荒れました。

「うーん、このぶんだと海は大荒れかな」と思いましたが、現地に行って海況を

見て、風や波が収まったら竿を出してみようと思い、強風の中、秘密のアジトを

午後5時に出発しました。

しかし、西海漁港に午後6時に到着すると、なんと、嘘のように風が止んで、

漁港内も外海も池の水のように凪でいました。空を見上げると満天の星空が

拡がってました。

立地的に西海漁港が北風に強い場所であることは理解できますが、

全国的に荒れ模様の、この天候の流れで、この場所だけがまさかの晴天で無風で

快適な状況であるとは誰も考えなかったでしょう。

駐車場には誰も停めておらず、エギング、アジング、メバリング、タコ師、

チヌ師、そしてアナゴ師( たぶん石川県でオレだけ )

だれひとり来てませんでした。

 

夜なのでカレイは釣れないので、主にアナゴ狙いになりますが、釣り場の底の

状態を探るため、竿は4本出すことに決めて、リール4個、三脚2個、氷を詰めた

クーラーボックスなど、かなりの重装備で重たい荷物を担いで、大波止を歩きました。

 

10月12日に釣っていた場所より左の、養殖のために係留してある漁船が3隻、その後ろ

に1隻、そのやや後方から養殖いかだの周辺を狙えるところに陣地を構えました。

泣きたくなるほどの満天の星空なのに、月は出ておらず、とにかく暗く、

竿4本の仕掛けをセットするだけで1時間ほど経過してしまいました。

 

 

 

 

 

この日は集魚剤を仕掛けに取り付けました。

 

この日準備したエサは、鳥皮で作った偽ユムシ、トリ貝刺身、イワシ、アオイソメなど

いろいろ付けてブッ込んでみることにしました。

 

先週の残りの偽ユムシ ↓↓

 

チヌを釣った実績のある刺身用トリ貝を近所のスーパーで買い、味シオで〆たもの ↓↓

 

先週の残りの塩イワシ ↓↓

 

フィッシャーズ上越店で購入したアオイソメ ↓↓

 

 

PM19:15  釣りスタート。

竿4本ともやや右方向へフルキャスト。養殖棚に届くよう頑張って投げ込みました。

竿4本に洗濯バサミストッパーを取り付け、三脚に鈴を取り付け、

竿先に付けたLEDランプをじっと睨んでました。

 

PM19:35

いちばん右の竿のLEDが1度だけ15cmほどおじぎしました。

そのあとピクリとも動かなかったがラインが大きくたるんでいたので、

竿を手に持って、たるんだラインを巻き取って、大きく空アワセを入れると、

ドスンと重たい手応え。

一瞬、根掛かりしたような感触のあと、さらにそこから奥へ引っ張り込むような

強い抵抗を感じたので、BX-Tの竿をグニャーと曲げたまま、リールを無理やり

グリグリ巻いて、寄せてきました。

カレイに似たかなりの重量感だったのですが、寄せてくる途中で水面を割って

バシャバシャ抵抗しながら寄ってきたので、

これはアナゴだわ、すぐ判りました。

足元まで寄せてきて、力糸がリールに食い込んだのを確かめて、

よいしょっと、堤防へ抜き上げました。

 

75cm アナコンダ級 ゲット。 

アオイソメに喰らいついてきました。やはりアナゴにはアオイソメです。

 

PM20:00ごろ

イワシを付けて投げんでいた竿がとつぜん大きく引っ張りこまれそうになり、

ストッパーが外れてラインが5mほど引き出されました。

慌てて竿を手に持ち、出て行ったラインを巻き取って、大アワセを入れると、

ズシッと重量感を感じたのですが、リールを巻き始めたときにフッと抜けたように

軽くなりました。回収したイワシは齧られてなく奇麗な姿で戻ってきたので、

相手がなんだったのか? イカなのか? カニなのか? ・・・です。

このあと、竿3本はアオイソメ、残る竿1本はイワシでやりました。

 

PM21:15

右から2本目の竿先のLEDが小さくビビッと揺れました。

このアタリの出方はたぶんフグの仕業だろうと思い、しばらく放置してましたが、

エサを付け替えるために回収しようと竿を手に持って、空アワセを入れると、

予想もしてなかったドスンとした重量感と、そのあと強い抵抗を感じました。

期待せずに持った竿だっただけに、ちょっと焦りましたが、リールを強引に

グリグリ巻いて寄せてくると、やはり途中で水面に浮いてバシャバシャしたので、

これはアナゴだと確信が持てました。

よっこいしょ、と堤防へ抜き上げました。

 

76cm アナコンダ級 ゲット。 2匹目。

こいつもアオイソメに喰らいついてきました。やはりアナゴにはアオイソメです。

 

PM22:00ごろ、暗闇の中、堤防の上を動くヘッドランブがちらほらと見えはじめました。

エギングかな? 釣り人が増えてきました。

私もこれまで2匹ゲットしているので、満足感と疲れが出てきました。

2匹目以降アタリが出ないし、退屈なので、投げ練を始めました。

YouTube番組でやってた「遠投での飛距離を伸ばすフォーム」を思い出して、

オモリの垂らしの長さを増して、空を仰いで、上向きにフルキャスト・・・

えいっ、と気合を入れて思い切り投げ込んだら、はるか前方の海上で、

カァ~ン!! と漁港中に響き渡るデカい音がしました。

・・・どうも養殖いかだのフロートになっているドラム缶にナマリが当たったようです。

恥ずかし~。

さらに懲りずに、今度はやや左向きに遠投したら、船を係留しているロープを

跨いだらしく、無理やりリールを巻いて引っ張って回収しようとしたら、

仕掛け全部を取られてラインが途中から切れました。

 

PM23:00 ごろ

潮が変わったのか? 投げ込んだエサのアオイソメがジビジビ齧られ、

齧られた部分が 点状のゴマ粒ぐらいの大きさで、奇麗な蛍光ブルーの発光体が

付き始めました。

夜光虫なのか?何なのか?分かりませんが、過去から夜釣りをしていると、

何度か経験したことがあり、この発光体にエサが喰われ出すと、以後全く釣れなく

なる経験があります。

 

PM23:30

釣りを終了しました。

 

翌朝、11月3日、ゲットした2匹のアナコンダの下処理をしました。

 

 

 

 

 

腹を開いたら、2匹とも白い房状の卵を持ってました。

 

 

 

けっこうな身の量ですよ。

折りたたんで、ジップロックに入れて、冷凍庫へ。完了です。

 

アナゴは釣れたその場でナイフで〆て、延髄切りしてしまえば、死後硬直もし難いです。

〆ないで自然に弱らせて死後硬直させてしまったら、硬く縮んでゴムホースみたいになって

なかなかフワフワの状態に戻らないですよね。延髄切りできるナイフは必携です。

さらにウチへ持ち帰ってから、酢酸を染み込ませたキッチンペーパーで皮を拭いてやると、

ヌルヌルが秒速で白く固まって、簡単に洗い流せます。

そして内臓と骨を外してしまえば、白身に血が残るようなこともなく、雑味もなく、

大変美味しく戴けます。

アナゴって、他の魚と比べると、食べられる身の部分が多いですよね。

昔からウナギは高価で、それと反対にアナゴは安価でした。

関西出身の私は子供のころ、アナゴの箱寿司(押ずし)をよく食べてました。

なのに、最近では、スーパーで焼きアナゴや煮アナゴを見かけなくなりました。

自分で釣るしかないのかな。


2024.10.26 開発試作品を検証するが・・・  新潟県柿崎海岸

2024-10-27 11:31:57 | 海釣り

かなり以前から、高騰するエサ代に悩まされてきました。

自宅の近所で何処かアオイソメ、岩虫、ユムシなど、自然に生息している場所はないものか?

最近はミミズさえ見つけにくいのに、海釣りのエサをタダで調達するのは限りなく難しいです。

では破格の値段で販売している釣エサ屋は何処かにないものか?

探してますけど、そんな情報って無いですねぇ。

近況では青イソメ50g600円、岩虫50g1200円、ユムシ1個230円、・・・高すぎます。

北陸や常磐の海へ出撃する度に、毎回ガソリン代、高速道路代、釣エサ代の、この3つが

大きな出費で悩みのタネとなっています。

よくルアーで釣ったらどうなの?と訊かれますが、ルアーでもよく釣れると言われるルアーは

もの凄く高価だし、ルアーマンの皆さん、あまり言わないけれど、フラットフィッシュや底物

を狙って1日中釣っていればすぐに10個ぐらい根掛かりでロストしますよ。

全く釣れないとすぐに飽きてしまうし・・・。

それにキスやカレイはルアーでは釣れません。

暇さえあれば、自分なりにいろいろと安価な代用品を試してきました。

近所のスーパーで売ってる塩サバや、イカ、アサリ、小エビの冷凍シーフードミックス、

さらにバナメイエビ、ほたるいか、イワシ、いろいろ試してきました。

結果は少々釣れるし、調達が非常に便利ですが、しかしスーパーで購入してもそれにりに

高価なエサ代になってしまいます。

もっと画期的なエサは見つからないものか・・・

たとえばハゼ釣りの特効エサがホタテ貝柱だったり・・・そんなものです。

今回も、投げブッ込み用の安価なエサの開発を試みてきました。

今回は業務スーパーで購入した鳥皮2kg880円を使ってユムシの代用品として作成して、

試してみました。

 

 

400gほど解凍して、そこへ集魚剤、オキアミ、防腐剤を添加して、手でこねてから

ユムシの形に丸めて整形。

 

 

 

 

 

 

 

 

どうですか?ユムシに見えませんか? これなら1個10円ぐらいですよ。

冷蔵庫で一晩寝かせてから、新潟県柿崎海岸でテストしてみました。

 

 

今年のGWに真鯛2匹ゲットした場所へPM14:00に到着しました。

柿崎中央海水浴場の西端、柿崎川の右側の砂浜に陣地を構えました。

私の左側には河口で頑張るルアーマンたち。

 

 

 

この日、中央海水浴場では、パラセーリングの人たちで海岸を占領されてました。

珍しいのでしばらく見学してました。

北から南へ風が吹いていて、風に引っ張られるようにして海上を沖のほうまで

滑ってましたが、1方向からの風に対してなぜ元の出発地点へ戻ってこられるのか?

とても不思議でした。

 

 

 

 

 

夕刻まで時間を潰して、PM16:00ごろから鯛狙いで始めました。

いちおう、私が、最近、集魚用のネリエサを取り付ける仕掛けでブッ込んでみました。

 

 

左側にダミーの竿を1本並べて、ルアーマンがこっちへ投げ込んでこないように結界を

張りました。

 

 

 

小さい生春巻きのように鳥皮を巻いて、輪ゴムで固定。

冷蔵庫で一晩おくと、身から水分が抜けて、締まって、かなり硬くなっていました。

 

 

投げ込んで15分間隔でエサチェックのために回収すると、何者かに少しずつ齧られて

小さくなって戻ってきました。

竿先に取り付けたLEDランプを睨んでいると、明確なアタリは出ませんが、しかし、

モゾモゾ、モヤモヤ、微妙に竿先が震えているように感じます。

PM21:00ごろ一度だけLEDランプがビビッと1cmほど揺れ動いたように見えたので、

回収すると、ベイビーなフグが掛かってました。

 

 

仕掛けを回収したら素バリで戻ってくることも何度かあったので、鳥皮がフグに喰われて

いる事実は確認できましたが、その他の魚にはどうなのか? 居るのか居ないのか?

喰っているのか喰ってないのか? 判りませんでした。

試作品の鳥皮はどんどん減ってゆきましたが、スカッとした大きなアタリは一度も

出ませんでした。海の中にはこんな小さいフグばかり居るのでしょうね。

 

海岸でクーラーボックスに座りながら、独りで頭上にさんざめく星たちを眺めて、

スマホで日本シリーズを観戦しながら、それでも、目だけは竿先のLEDランプを注視して

PM23:00まで粘りました。

日没から吐く息が白く煙って、季節は着実に冬へ向っていました。

冬のカレイが待ち遠しいです。


2024.10.19 やはりぜんぜん釣れない    新潟県出雲崎漁港

2024-10-20 05:27:44 | 海釣り

全国の釣り人を代表して、その趣味の奥深さを心優しく演じてくれた

俳優の西田敏行さんがお亡くなりになりました。

心からご冥福をお祈り申し上げます。

今週末は西田さんを偲んで、全国の釣り人が竿を振るのではないでしょうか。

 

さて、今年2度目の出雲崎漁港。やはりぜんぜん釣れませんでした。

19日(土)未明から竿を出してましたが、全くアタリ無し。

景色はとても良いのに、見掛け倒しもいいとこ、です。

釣れない原因はズバリ、水深が無くて浅いからだと思います。

 

出雲崎漁港は深谷の自宅から距離にして片道約200kmで、小名浜や上越と

同じほどの距離で、比較的近いのですが、

周辺に釣エサ屋が無いので、柏崎で調達してから北上するか、または

寺泊で調達してから南下するか、けっこう面倒臭い場所です。

 

今回は自宅の冷凍庫の奥で眠っている塩イソメ、オキアミ、冷凍エビを持参して、

関越道の長岡ICから国道352号線に沿って、直接、出雲崎漁港へ向いました。

17日(金)PM22:00に出発して、現地には18日(土)AM1:45に到着。

 

AM2:00スタート。

あまり人気の無い漁協前岸壁の端が空いていたので、そこに陣取りました。

天気予報では朝から雨が降り始めるので、車を横付けできる場所を優先して

確保しました。

サーフリーダーBX-Tの赤竿2本で陣地を構えました。

 

仕掛けは夏の真鯛釣り仕掛けをさらに改良して、オモリ近くに喰い渋りイエロー集魚剤、

丸セイゴ15号にホンテロンGP5号を結んで、さらにフグ除け赤パイプを装着。

そしてエサは冷凍オキアミと塩イソメを付けて投げ込みました。

 

 

 

 

風は無く、10月の夜だというのに気温22℃もあり、異常に蒸し暑いです。

フリースを着用して竿を投げると汗ばんだので、車に戻ってエアコンをつけてました。

投げ込んで竿先のLEDランプを注視して睨んでましたが、ずっと待ちぼうけでした。

ずっと魚信は皆無。

港内はとても浅いですね。どこに投げてもオモリが着水してすぐに底に着きました。

水深4~5mぐらいしかないのでは? 何もない平坦な砂底でした。

しかし、15分間隔で仕掛けを回収すると素針で戻ってくるので、ステルスなフグだけは

居るのでしょう。

 

スーパームーンから2日経過したお月様が明るく照らしてくれました。

 

アタリが出ないまま、明るくなってきました。

私の横のほう、漁協前で夜間ずっとサビキ釣りしていた釣人たちには、

たまーに、良型アジが掛かっていたようです。

しかし一晩粘ってアジが1~2匹では・・・なんとも。

 

 

 

この日、唯一の獲物はアズキ色の貝でした。

 

昼間の気温は25℃まで上がって、しかも蒸し暑いですが、

季節は秋なんでしょうねぇ。

アタリが出ない竿先はアキアカネが安心して休める絶好の居場所ですか。

 

AM11:00  対岸に見える赤灯堤防のほうが釣れそうに見えたので、移動しました。

他の釣り人はどんどん帰ってしまって、漁港では私だけになってしまいました。

 

 

 

 

 

 

何処へ投げても水深は4~5mしかなく、海藻も無いベタ底の砂地です。

足元を覗くと、黒点のように見える無数のフグベイビーたち。

 

 

PM13:30  曇ってきて、雨が降り出したので、撤収しました。

 

やはり新潟県の上越から寺泊までのエリアは、どこも水深が無くて、

魚影がとても薄くて、投げブッ込み釣りには向いてないです。

 

 


2024.10.13 やればやるほど凄くミステリアスな場所  富山県生地漁港

2024-10-14 22:39:00 | 海釣り

( まず3連休のはじめ10月12日(土)AM7:30   )

 

今年の5月の始め、ゴールデンウィークのときに初めて生地漁港で竿を出しました。

黒部川の河口に位置して、さすがドン深の富山湾だなと感じた場所でした。

投げ込んで50~70m付近で急激に谷底へ落ちるように深くなっていて、オモリが着底

するまでに、かなり長くラインがスルスルとリールから送り出されます。

今度はリールで巻き取るときには必ず落ち込みの角で根掛かるように重たくなります。

それをクリアすると海岸まで平坦な棚になっているようです。

初めて竿を出したときには近投で平坦な砂底で37cmマコガレイをゲットしました。

私はブッ込み専門なので、底の状態をもっと詳しく知ろうと思ってますが、

私以外のほとんどの釣り人はルアーやカゴサビキなので、底にこだわらず

あまり構わずに釣っておられるようです。

60~70mぐらいまで青物が回遊して近寄ってくるらしく、皆さんよく飛ぶジグで

釣れているようです。

でもジグを沈めすぎたり、底を這わすと、根に掛かってロストするようです。

この場所と似た感覚になるのが、敦賀半島の浦底のポイントとよく似ていると

思います。

冬のカレイ釣りに向けて、この場所をもっと知っておきたいと思い、12日の朝に

5月と同じ場所に陣取って投げこんでみました。

 

 

私の右側はコンクリート護岸が連なっていて、そこに青物狙いのルアーマンが大勢

居ました。

ルアーマンたちは砂浜が嫌いなのかな。

 

 

私の左側、漁港の堤防まで砂利浜が拡がっています。

比較的空いていました。

 

 

この場所は、すぐ後ろに車を駐車できるので、ものすごく距離が近くて便利です。

しかも夜中は等間隔で常夜灯が点いていて、防犯的にも安心です。

 

 

海は凪いでいて、透明な水で、自然を感じます。

 

 

アオイソメを付けて投げ込んで、すぐにコツンとした小さなアタリがでて、

チャーリーが釣れてきました。

 

しかし、アタリはそれっきりで、仕掛けを回収するたびに何者かに齧られて素バリで

戻ってきました。

うーん、犯人はフグなのかなぁ。

2時間ほどやってましたが、1度だけ何の前触れも無く、いきなり右側の竿が引っ張り

込まれて、竿尻が浮いて、三脚の上で水平になりました。

あわてて竿の尻を掴んで、竿を立ててリールを巻きましたが、軽い・・・。

抵抗も無く回収すると、針の結び目からハリスが切られていました。

これって本当にフグの仕業なんでしょうか? フグが竿尻を浮かすのか?

AM8:30になるとほとんどのルアーマンが撤収して居なくなりました。

AM10:00 私も撤収。

しかし頭の中は、いきなり引っ張り込まれた大アタリのことが忘れられなくて、ずっと

気になったままでした。

 

 

( 3連休の帰り10月13日(日)PM23:15   ふたたび犯人捜し )

 

あきらめきれずに再び生地漁港の砂利浜へ戻ってきました。

PM20:00ごろ、富山湾対岸の氷見周辺では強風が吹いていたので、とても心配しましたが、

黒部川河口の生地漁港は、なんと無風。波も無かったです。氷見では気温15℃だったのに

ここ生地漁港ではなぜか22℃で、暑いぐらいでした。

 

 

私なりに投げブッ込み用の開発品として、練りエサの集魚剤を投げ仕掛けに取り付ける

ことも試してみました。

エギをぶら下げるパーツが、うまい具合に手を汚さずに練りエサを掴むことができます。

 

 

 

竿を持っていかれないように、今回は洗濯バサミのストッパーも取り付けました。

 

まだユムシ弾が8発残ってましたし・・・このまま捨てるのも勿体ない。

 

 

そしてアオイソメもまだ1,000円分ぐらい残ってましたし・・・

リベンジするしかないでしょ。

 

 

あと2時間ほどで、月が富山湾へ沈んでゆくので、竿先に付けたLEDランプと月を同時に

眺めながら、夜景を楽しんでました。周辺は真っ暗ですが。

 

 

 

さて、投げ込んで15分間隔で投げ直してましたが、竿先のアタリが皆無なのに、

仕掛けを回収すると、素バリどころかハリスがスバッと切られて戻ってくることが

多発しました。

硬いホンテロンGP5号のハリスがスバッと切られるなんて。

犯人はたぶんフグやろ・・・と思いますが、実体が無いのでなんとも言えません。

ほんまにステルスなブグ野郎の仕業なのか? それともタチウオのような鋭い歯を持つ

ヤツが潜んで居るのか?

そこで、ホンテロンGPの上からフグ除けの赤パイプを被せて、投げ込むことにしました。

 

 

ビニル赤パイプがずれないように結び目を付けます。

 

この場所ではユムシ弾も齧られてどんどん減りました。

 

すると、・・・ ・・・

 

すぐに竿先に付けたLEDランプがコツコツと揺れて、アタリが明確になりました。

巻き取ると、やはりフグでした。

 

1匹目は15cmほどのショウサイフグ

 

2匹目も10cmほどのミニフグがユムシを咥えてきた。

コイツ何フグやろ? クサフグ?・・・判らんけど、とにかくフグ。憎いフグ野郎です。

 

こんな小さいヤツらにホンテロンGP5号が噛み切られているのか?

70cmの大アナゴでも切れないハリスが、こんな小さなフグにスパッと切られているのか?

・・・

・・・

ほんと信じられません。

硬いモノフィラメントのほうが切り易いのかな。

フニャフニャのPEラインでハリスを結んで再トライしてやろうかな。

待ってろよ、黒部のフグ野郎!!