天気予報によれば、今週は15日(土)だけ穏やかで、16日(日)から急激に崩れて
寒くなるらしい。春めいて花粉が飛び散っているというのに、いまさら、また
寒の戻りになるとは。なかなか能登半島の天気が読めません。
今シーズンはこれまで22戦出撃して30㎝以上のカレイを5匹ゲットしました。
シーズンの目標達成まであと5匹釣らねばならないのですが、4月末迄の2か月で
あと5匹釣るのはかなりきついです。東北地方や北海道ではデカいカレイが海底に
敷き詰めたようにうじゃうじゃ居るかもしれませんが、関東以西では数も少なく、
どんどん釣り難くなっています。
今シーズンは小名浜港ではゼロ、実績が出ているのは能登半島の西海漁港のみです。
その西海漁港でもぜんぜん釣れない日が多いです。
深谷の自宅から西海漁港まで430kmあって、高速代とガソリン代だけで2万円近く
かかってます。これにエサ代、食事代を加えると、全部で3万円近くかかってます。
うーん、何故こんなこと続けているのでしょうか?自分でも解らなくなります。
今週は体調もイマイチで、懐事情も余裕がありません。なのに金曜日の夜には
無意識にハンドルを握って、アクセルを踏んで、高速をガンガン走って石川県まで
やってきました。ハンドルを握っているときは、体が軽く感じて、頭が冴えて、
ほんと、実に楽しいのです。ひょっとして釣りよりも車の運転が楽しいのかも
しれません。
15日の未明、AM2:50 に西海漁港に到着しました。気温2℃、意外と寒いです。
2週前に車から離れて漁港の大堤防まで行っても全く釣れなかったので、
今回も最も楽チンな漁港奥に陣地を構えました。
いつものように、西海漁港の神様に御神酒を捧げました。
AM3:30 釣りスタート。
青イソメを丸セイゴ15号に"これでもか"というほど山盛り付けて、力いっぱい投げて
ぶっ込みました。
30分ごとに仕掛けを回収して、エサを付け足しますが、回収しても何者にも齧られず
伸びきって戻ってきました。
フグも、ヒトデも、ケムシも、あずき色の巻貝も、何も掛かってきませんでした。
朝マズメのチャンスタイムも、何も起こらずに過ぎてゆきました。
ああー、今日もダメかな。でもカレイは居るはずなんだけどな。
居るけど口を使わないのかな。でも何かの拍子にスイッチが入ってアタリが出るかも。
昼に移動して午後から別の処でやろうかな?
いろいろ考えましたが、動かずここで粘ることにしました。
日本海なので潮の満ち引きは小さいのですが、この日の西海漁港は昼に干潮ピークを
迎えて、午後から急激に満ち潮に変わって、かなり速く流れだしました。
AM12:10
やや左に投げ込んでいた左から2番目の竿に、初めて大きなアタリが出ました。
竿を持って空合わせを入れると、おっ、けっこう重い。リールをグリグリ巻くと、
巻き始めは重たかったのですが、途中で軽くなり、水面を割りそうになったので、
こりゃフグだろうと思いながら巻いていると、突然締め込んで底へ潜ろうと抵抗しました。
なんとか抵抗に耐えて、足元まで寄せてくると、茶色い菱形。
うわっ、カレイやん、やりましたなー。
でも、このカレイ頭がデカいぞ。尻尾が可愛いし、ひっくり返すと白地に黄色い筋が
有ったので、マガレイでした。
マガレイ 36センチ ( 抱卵していたのでメス )
チャンスタイム到来と思い、4本の竿とも青イソメを山盛り付けて、ドボン、
放り込みました。
PM13:00
真正面に投げ込んだ右から2本目の竿が何度もしつこくお辞儀しました。
竿を持って空アワセを入れると、フグのようなカレイのような判断のつかない重量感が
伝わってきましたが、リールを巻いている途中で猛烈に抵抗し始めたので、
これはカレイだと確信して、寄せてきました。
今度こそマコちゃんか?と思いながら岸壁へ抜き上げましたが、こいつも
マガレイでした。
マガレイ 38センチ ( 抱卵していたのでメス )
明確なアタリが出たのは、2匹のカレイのときの2回だけでした。
昼のほんの1時間ほどの、短い時合いでした。
その後もエサを付け直しながらPM16:30まで粘りましたが、再び静寂が訪れ、
何者にも齧られることなく、終了しました。
腹を開いてハラワタを取り除くと、奥に卵巣が見えました。
今回、マガレイ 38cm、36cm の2匹でしたが、同サイズのマコガレイと比較すると、
リールを巻く時の重量感がイマイチ物足りなく感じられ、少し残念に思いました。