漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2018.11.24 大潮の夜 東京湾の中心で愛を叫ぶ 船橋三番瀬

2018-11-25 19:41:22 | 海釣り

11月24日の夜、天気予報は快晴、潮汐は大潮で、干潮時間は23:49

潮位予想は-12cmでしたが、この日は気圧1025hPaだったので、

-12から、さらに-12下がって-24cmまで引きました。

夜10時に板橋の自宅を出発しました。

首都高速の夜のドライブを楽しみながら現地の船橋三番瀬に

到着しました。

海浜公園の前には十数台の車が路駐していましたが、どの車も空で、

みなさん既に海岸へ出られているようでした。

遅れ馳せながら私もキャリーカーを引っ張って、海岸へ出ると、

沖合いかなり遠くまで潮が引いていました。

 

流れ藻のアオサがパラパラ。

暗闇の果てまで、果てしなく砂地が続いてるように感じました。

さらに沖合いまで歩いてゆくと、牡蠣殻が堆積した丘が広がっていました。

いつも沖合い500mぐらいまで歩いた辺りで掘り始めるのですが、

誰も見かけません。先行者たちは、まだまださらに沖合い500mぐらいの

場所で掘っているようでした。

そんなに遠くまで行っても、帰りはめちゃくちゃ辛いしなあ。

いつものこの辺でいいでしょ。

 

ホンビノス貝はものすごく貝殻が分厚くて重いから、獲り過ぎると

帰るときに地獄の辛さに陥ります。

何でもほどほどにしないと。

 

というわけで、500mぐらいの地点で、試し掘りをしてみますが、

毎日誰かが掘っている影響でしょうか?

居る処と居ないところの差が大きかったです。

 

周辺一面、見渡す限りアオサが敷き詰められていて、

アオサを除いて、その下の牡蠣殻が混じったジャリを軽く掘ると、

ゴツンと石コロが引っ掛かる感覚で、ホンビノス貝が獲れました。

ホンビノス貝が塊まっている場所に当たると、簡単に20個ほど獲れました。

 

 

このアオサを集めたら大量の海苔の佃煮ができるのでは

ないかな。

 

 

ヘドロの匂いのするジャリの中に、黒いホンビノス貝が居ました。

 

 

 

ああーしんど。

腰が痛くて痛くて、辛い肉体労働です。

獲り始めたときは数を数えていましたが、

50を過ぎたあたりから忘れていました。

たぶん100個は超えていると思います。

貝を入れたカゴをぶら下げたら、

10kg以上の重さを感じました。

 

もういいでしょ。これぐらいで。

 

 

遠くのほうで千葉の街の灯りや、東京浜松町辺りの灯りが見えました。

私の足元まで全く遮るものは無し。

東京湾の真ん中に独り立っている気分は特別です。

 

 

海浜公園のトイレの水道が使えなかったので、

ドロを落とさずに車へ積み込みました。

 

 

帰りの高速は京葉道の原木ICから乗って、

そして首都高速の経路で戻ってきました。

気が付けば日曜日の午前2時40分。

 

自宅の風呂場は黒い砂だらけになってしまい、流すのに大変苦労しました。

まっくろけのホンビノス貝。

しかし1日経過すると、不思議なことに白く変化してきます。

白く変化した貝は、ドブ臭さも完全に消えます。

ホンビノス貝は水を切っても、冷蔵庫で3週間ぐらい生きています。

とっても生命力が強いので、他人へプレゼントするときは、

掘ってから3日ほど経過したものを差し上げたほうがいいですよ。

 

 

日曜日の夕方、小さいホンビノス貝ばかり選んで、蒸して、中身を取り出して、

クラムチャウダを作りました。