昨日、涸沼川へ釣行したときのアオイソメが1パック余っていたので、
前々から気になっていたニョロちゃんでも釣りに行くかと思いました。
でも1パックだけでは、一晩粘るには少な過ぎるのでないかと思い、
サンマの切り身を塩で〆て、予備のエサとして準備しました。
夕方になって、自宅の板橋から手軽に行ける荒川へ出掛けました。
荒川の土手は車が入れる場所が少なく、しかも夕方になると、自動で柵が閉まるので、
釣り人の皆さんは自転車かバイクで釣行されます。
が、しかし私の釣道具は重装備なので、それは無理。どうしても車で入りたいです。
という理由で、秋ヶ瀬橋の付近で釣ることにしました。
釣り人があまり居なくて、のんびりと釣りができそうですが、
堰堤の下流側は濁っていて、流木や草木がプカプカ浮いてました。
まずは蚊取り線香を用意して、周囲に結界を張ります。
さてと、釣り始めましょうか。
運良くニョロちゃんが掛かってくれれば嬉しいのですが。
最初に試しでエサを付けずに思い切り遠くへ投げ込んでみました。
気持ちいいですね。
川の水は濁ってゴミはプカプカ浮いてますが、川底はフラットで平らでした。
流心の真ん中を通り越して、向こう岸へ届くほど、遠投しました。
そこからゆっくりオモリをズル引きしても、何も引っ掛かりませんでした。
昨日の涸沼川の様子もそうでしたけど、水面の見た目の様子と川底の様子は
ぜんぜん違いますねぇ。
川底の様子が判ったので、竿2本とも、アオイソメを1匹掛けして、流心より手前へ投げ込んで、
アタリを待ちました。
投げ込んですぐに、竿先を叩くようなアタリがあり、ゆっくりと寄せてきて・・・
ん? フナかな? コイかな? と思いながら抜き上げると・・・
おいおい、ここでもチーバスか。
この後も、ポツポツと同じようなチーバスが掛かってきましたが、全部リリース。
日が暮れて、中秋の満月が秋ヶ瀬橋の向こうから上ってきました。
釣っても、また釣っても、掛かってくるのは20~30cmのチーバスばかり。
派手なアタリをビンビン出してくれるのは嬉しいのですが、
リールを巻いて寄せてくるときの手応えの無さに、だんだん飽きてきました。
うーん、竿1本だけエサを変えてみようと思って、サンマの切り身に変えて
投げ込みました。
さすがに、サンマの切り身では、アタリは遠のきました。
その後もアオイソメを付けているもう片方の竿ばかりチーバスが釣れてきました。
やっぱりサンマなんて食ったことがないから川魚には無理かな?
と思い始めていた時・・・
いきなり、サンマを付けたほうの竿が引っ張り込まれて、
ガシャッ、!!
三脚がなぎ倒されてしまう事件が・・・。
やっ、やばい、竿もっていかれるう・・・
慌てて竿を持って、竿を立てると・・・
川の真ん中あたりでズシッと重くて、ゴンゴン抵抗してます。
投げ竿が久しぶりに満月に曲がりました。
中秋の名月の下で竿満月やあ~ ・・・なんて言う余裕もありません。
最初は、けっこう焦りました。
しかし、バレそうにないと感じると、少しココロに余裕が出てきました。
これ、これ、この引きですわー、たのしー。
鯉かな?
じわじわと手前へ寄せてきて、バシャバシャやってるうちに、
ナマズだと判りました。
まあ、ニョロちゃんでなくても、ナマズでも蒲焼はできるし・・・
と思いながら岸辺へずり上げようとしました。
すると尻尾が見えて・・・
ああー、普通の魚のような尻尾のカタチだあ。
絶望感が漂いました。
あっ、
いや、
コイツ、
うわー、
アメリカナマズのキャット野郎や!!
超下品なヤツ。
食えん。
ホンマ、疫病神やのう。
おまえさんのことを、朝霞のキャット君!! と呼んであげましょう。
おまえさんは、本来なら特定外来魚だからリリースすることはできんのじゃが、
勝手に自分で転がって川へ戻ることはいいんじゃないか?
ということで、
この超キモいキャット野郎から針をはずした後、1分ほど放置していたら、
いちど自分で跳びはねたあと、川へ向かってゴロゴロゴロゴロと転がって落ちてゆきました。
バイバイ。
PM10:00 とつぜん曇ってきて、夕立のような雨が降ってきたので、
中止して帰宅することに。
荒川のセイゴは食えるのか?
試してみようと、この日釣れた大きめの2匹を持ち帰りました。
しかし荒川で釣りをしているのに、フナやコイ、日本のナマズ、ウナギが
釣れんとはどういうこと?
追記
この場所、闇夜に背後の草むらでガサガサと音がしたので、ヘッドライトで照らすと、
アライグマが居ました。