2021年GWは、東京では3回目の緊急事態宣言が発せられていますが、
私は釣りのターゲットを夏の魚に切り替えて、新たなる釣り場を開拓
しようと計画しておりました。
夏の魚と言ってもキスではありません。私の技量では飛距離は出ないし、
昼間の暑さに弱いので、必然的に夜釣りのターゲットになります。
夜釣りで一発大物と言えば・・・そりゃ真鯛でしょ。あるいはクロダイ
やスズキもいいなあ。でも過去の経験から、クロダイやスズキはなんと
なく簡単に釣れてしまいそうな感じがするのですよ。
だから真鯛を永遠の目標にしたいです。
過去に釣り上げた鯛系のお魚はここで記録しております。
ずっと昔から、どこか堤防からのブッコミで、真鯛の狙える場所を探して
いたのですが、偶然にも能登半島の能登小木港の地図でマダイと表記
されていることを発見。
ついこの前までカレイを狙いに通っていた蛸島漁港よりも少しだけ
近い位置に、マダイが釣れる場所があるのか?
これは是非とも自分で確認してみたいと思いました。
4月29日PM13:30に板橋の自宅を出発。
国の意地悪な政策で、GWと言えども、人の流れを抑えるために、
高速料金の割引は無く、平日と変わりない料金。
こちらとしては時間はいくらでも有り余っているので、
ならばできるだけ国道を走って、料金を節約することにしました。
まずは国道17号線を走って高崎まで行き、高崎から国道18号線を
使って上越まで行こうとしたのですが、カーナビが何を血迷ったか
高崎から東吾妻町までの国道406号線を選択してしまい、
さらに長野原町までの国道145号線、さらに草津町から中野市までの
国道292号線を選択してしまったので、夜中にガスが立ち込める視界
ゼロの残雪深いヘアピンカーブだらけの峠道を、超のろのろ運転で
進むことになろうとは・・・。
ほんと良い経験をさせて戴きました。二度と走ることはないでしょう。
上越までちょうど300kmを10時間かけて到達し、
上越から国道8号線で氷見まで180kmを4時間かけて進み、
氷見から能越道で能登小木港まて70kmを2時間かけて到達しました。
能登小木港には4月30日AM4:00なんとか到着しました。
高速道路には乗らずに、全て国道を走ったので、さすがに疲れましたわ。
トータル550kmを15時間かけて走破した自分を褒めてやりたいです。
GWですが釣りのためにやってきた車の台数は10台ぐらいでした。
薄明るくなってきたAM5:00には、皆さんゴソゴソ動きだしたので、
私も堤防の先端付近で陣地を構えました。(下図赤マル付近)
堤防先端の傾いている赤灯台が気になります。
昼間なので、マダイは釣れないと思うので、丸セイゴ15号ハリス4号の針に
アオイソメを房掛けにしてブッ込みました。まだカレイ、アイナメ狙いかな。
投げ竿は私だけで、他の皆さんは全員ジグルアーまたはエギングでした。
ちよっとここで能登小木港を紹介します。
堤防先端付近からの360°の風景です。
ちなみに(図中アオマル付近)はケーソンになっていて、カメの手が群生して
いましたので、クロダイ落とし込み釣りなどには魅力あると思います。
さらにケーソン根元から伸びる白灯台の堤防もマダイポイントらしいのですが、
その前、全面におびただしい数の漁業漁網が仕掛けてあって、投げ込むには
困難そうでした。
さてと、日の出前に、4本の竿を投げ込んで、アタリを待っていると、
遠く西の方から、底引き網を引く二隻の漁船が近づいてきました。
こっち来るのかな?
4本とも急いで巻き上げます。
うわっ、ギリギリ近寄ってくる・・・
堤防ギリギリに、こするように、網を引いてゆきました。
コラーッ、嫌がらせか?
もうね、・・・最初から戦意喪失ですわ。
堤防の先端は結構水深があり、しかも潮の流れが速いので、鯛系の魚には
向いていると思いますが、海底はシモリが多く、海藻の根掛かりが多いです。
かなりしんどい釣り場ですな。
AM5:40
エサチェックのために足元へ落としていた竿を巻き上げると、重たい感触
を感じながらゴリ巻きして引き上げると、28cmのマコガレイが釣れました。
見事な保護色。堤防のセメントに同化してます。
持ち上げても見づらいです。
その後は、流れ藻も引っ掛かり、巻き取ると、毎回重たいのですが、
掛ってきた魚類はカレイでなく、小さいカジカばかり。
1匹目
2匹め
3匹め
4匹め
コイツは磯ベラ↓↓ エサ取りはコイツだけか。
コイツは小さいカサゴ↓↓
AM9:00ごろからアタリも無くなってきたので、休憩し、クルマに戻って
爆睡しておりました。
PM16:00ごろに目覚めて、再び釣りを開始しようとしましたが、
豪雨で防戦一方、動けず。
そのうち東からの強風が吹き荒れて、時化てきました。
これは夕方になっても収まる気配がなかったので、
場所を移動することにしました。(図中ミドリマル付近)
この場所も前面にいたるところに漁網、カゴが仕掛けてあり、非常に投げにくい
場所でした。
しかも強風の向きが東から南へ変わり、まったく防ぐことができず、
最初から大変やり難く感じましたが、
クルマを横付けできたので、そのまま夜釣りに突入、PM22:00まで粘りました。
しかし、この場はエサ取りさえおらず、あげくの果てには、あの憎たらしい
ケムシが掛ってきたので、戦意喪失となり、撤収しました。
総括として、能登小木港は水深があり、潮流もあり、鯛が好みそうな場所ですが、
風の影響を受け易く、根掛かりも多いので、もう少し海底の様子を知る必要が
あります。
ウキフカセ釣りには大変向いているようです。
ブッコミ派の私にはかなり難しい場所ですなあ。