漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2024.12.28 ( 第9戦 ) 寒波に負けず座布団ゲット  石川県能登半島西海漁港

2024-12-29 02:26:34 | 海釣り

おとといの出撃で、小名浜港は時期的にまだ早かったかと思いました。

せっかくの連休なんだから、年内にもう1回出撃できるかな?

過去からの実績場所を考えると、やはり能登半島の西海漁港へ出撃してみたい

ですが、この冬最強の寒波のため日本海側はかなりの積雪が見込まれ、

悪天候や道路事情が心配です。

それと、昨日はワックス洗車したので、このまま綺麗なまま正月を迎えたい

という気持ちもあります。日本海側へ出撃するとなると、燃費は下がるし、

車は汚れるし、寒いし、エサの調達が難しいし・・・かなりしんどいです。

それでも、若い頃は滋賀県に20年間暮らしていたこともあり、

凍結した道路も気にせず、タイヤを滑らせながら走り回っていたので、

運転には自信があります。

うーん、どうしようかな? 日本海へ出撃するかどうか戸惑いましたが、

結局のところ、出撃することにしました。

しかし、道路公団の悪意で27(土)、28(日)は休日割引が無いので、深夜割引を

駆使して走るしかないのです。

深谷の自宅を27日PM15:00に出発して、

できるかぎり燃費重視の低速80km/h走行に徹して、北陸道の有磯海SAには

PM20:00頃に到着する予定を立てました。

実際には、上信越道での積雪の影響で、

かなり苦労して走りましたが、北陸道で取り返して、なんとか予定どおり到着。

有磯海SAで軽食、仮眠を取って、深夜零時AM0:00の時報とともに、

再び動き出して、5km先の滑川ICで降りました。

国道8号線でも除雪車の後ろをノロノロ走ることになり、かなりストレスの溜まる

運転でした。

 

現地の西海漁港に28日AM3:45到着。

いつもの新堤防に立ってみると、強い西風がまともに当たっていて、

海面から吹き上げられた潮しぶきが車に吹き付けられ、フロントガラスが塩で

あっというまに真っ白くなってしまったため、このポイントを断念。

代わりに風を背に受けるような場所を探して陣地を築きました。

 

いつものマイルーチン、安全祈願と大漁を祈念します。

まずは能登半島の神様に御神酒を捧げました。

 

 

 

AM5:30  暗いうちからスタートしました。。

 

 

 

雨雲が10分おきに繰り返し通り過ぎてゆきますが、西風も背後の山が遮ってくれて、

悪天候の中でも比較的過ごしやすく、普通の冬の釣り風景でした。

まあ、クルマがあれば、すぐに逃げ込むことができるので、車がダメージを受けなければ、

ずっと戦えます。

 

 

しかし、次第に雪雲が被さってきて、カミナリを伴って猛吹雪が波状攻撃してきました。

クルマから出られません。

 

そんな中で、いちばん左の竿にアタリがありました。

冷たい雨に濡れながら竿を手に持ち、リールをグリグリ巻き取ると・・・

ここの常連の豚くんを早速ゲット。

小名浜のスレた豚と違って、能登半島の豚は正直ですわ。

すぐにリリースすると、またこいつがエサを齧るので、しばらく捕虜として、

釣りが終わるまで、水汲みバケツに収容しておきます。

 

AM6:55

雨が止んだので、エサチェック。4本の竿を左の竿から順番に巻き取って、仕掛けを回収、

そして青イソメを付け直して、力いっぱい遠投してゆきました。

いちばん右の竿を持ってリールを巻き始めると、えっ?異常なほど糸フケが出てました。

こ、これはひょっとして・・・

糸フケを取って、ラインを張って、竿で軽く合わせてみると、かなり重たい感触が伝わり、

一瞬、根掛かりしたような・・・しかしすぐズルーッと引きずるような・・・

リールを巻き始めると次第にゴン、ゴン、抵抗が大きくなり、ラインがキンキンと金属音

を発して糸鳴りしました。

とにかく巻けるだけ巻いて寄せてくるしかない。ばれるなよー。

あと10mほどで水面下に茶色いデカい姿が見えました。

うわっ、タモ使おうか?どうか迷いましたが、ヨリトリゴムの弾力を信じて、

岸壁に抜き上げました。

 

 

 

 

マコガレイ 47センチ メス 抱卵してました。

 

重くてぶっといカレイだったので、

抜き上げたときはゴーマル出たか?と思いましたが、残念、いや、十分です。

 

気温3℃なので、ゴミ袋に包んで、地面に放置しておきました。

 

 

 

ネコに持っていかれないように、クーラーボックスと水汲みバケツで押さえておきます。

 

 

そのあとすぐに雪雲がやってきて・・・

 

 

 

この1匹だけで十分なのですが、まだ始めたばかりで、エサもたっぷり残っているし、

2匹目を狙って、続けました。

 

しかし、その後は何処へ投げても、ここは豚の養魚場かと思うほどの豚だらけ。

捕虜がどんどん増えてゆきました。

 

 

 

収容所が満杯になったので、解放しましたが、まるでシベリア抑留生活ですな。

寒さに生き残れたものだけが生還しました。

私にはウクライナに送られた北朝鮮の兵士の姿がダブりました。

死んでるように見えて、寒さで仮死状態になっている豚たちです。

 

PM15:40

いちばん左の竿がビリビリ震えているのが車から見えました。

どうせまたフグだろうと眺めていると、コツン、コツン、だんだん大きくなって、

さらに竿が引っ張り込まれて、竿尻が浮きました。

慌てて車から飛び出て駆け寄り、竿を持って空アワセを入れると・・・

ラインがキーンと張って、竿が満月のように曲がりました。

力強くゴンゴン抵抗しているのが伝わってきました。

リールをグリグリ巻いているとき、最初はアイナメ?かクロダイ?かと思いましたが

足元まで寄せてくると、茶色い菱形が見えたのでカレイだと確認。

岸壁に抜き上げようとしたときに、コイツも大きいな、と思いました。

 

 

 

マコガレイ  42センチ メス  抱卵していました。

 

デカいゴミ袋がふたつ並びました。

 

PM16:00

エサチェックのために左から2本目の竿を持って空アワセを入れると、ズシッと重さを

感じました。

これは3枚目が来たか?、と思い、リールをゴリ巻きしました。

あと10mほどまで寄せてきたとき、水面下でなんとなく茶色いものが見えたので、

ますますカレイだと思い込んで、足元まで寄せてきて、一気に抜き上げると、

なんと、タコでした。

 

 

このあと日が暮れてきたので、終了することにしました。

 

台所の流しシンクが2匹のカレイで占領されました。久々の光景です。

 

タコも正月休みに酒の肴にしたいと思います。

 

今回の出撃はかなりしんどい釣行でしたが、これだけ釣れたら満足ですよ。

 



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