昨夜、秘密のアジトに宿泊した私は、日曜日の2日AM3:45 には
西海漁港の新堤防に立っておりました。
カレイは早朝の薄暗い時間帯にエサを求めて動き回ることが多く、
「早朝に1匹ゲットしたら、あとが続かずそれっきり」・・・
カレイ釣りでよくあるパターンです。
なので暗いうちから準備して、釣り始めも早めましたが、4月に入ると
夜明けも早くて、完全に睡眠不足です。
今回、構えた陣地は昨年まで砂利運搬船がずっと係留してあった処です。
最近は運搬船を見かけないので、ここから投げ込むことにしました。
ここの底は砂地で、昔、砂利運搬船の下からイシガレイを釣り上げた
ことがあります。
まだ暗いうちのAM5:00にスタート。
紅イソメをたっぷり付けて4本の竿を広角に投げ込みました。
エサ取りの小さなフグは居るようです。
各竿の竿先がビリビリ震えてエサが齧り取られました。
暗いうちに小さいクサフグを4つ掛けました。
AM5:45
正面に投げ込んだ竿のトップが繰り返しビリビリ揺れていましたが、
どうせフグの仕業であろうとそのまま放置していました。
10分ほど経過して、エサを付け替えようとその竿を持って、リールを
巻きかけた時にいきなり重量感を感じて、竿が曲がり、ラインが
キーンと糸鳴りがしました。根掛かりではありません。
重々しい何か付いてます。しかもゴンゴンと強い抵抗も感じます。
これ、フグじゃないわ。
慎重にリールを巻いて寄せようとすると、BX-Tの竿が満月になるほど
曲がり、ゴンゴンと抵抗しながら下へ下へ潜ろうとするのを感じました。
魚の大きさが尋常でないことが判りました。
強烈な締め込みでした。
姿は見えませんでしたが、かなりの大物であることは判りました。
カレイならたぶん40cmは軽く超えているだろうと思いました。
もしシーバスなら70cm級でしょうか。
こちらヨリトリゴムを噛ましているので、ハリスが切れる心配は
ありませんでしたが、
リールを巻いている途中で魚が何回か締め込んだのをかわして
近くまで寄せてきて、あともう少し、力糸の結び目が水面に見えた
ときに、突然ふわっと軽くなりました。
あれっ? 外れてしもたがな。逃げられたか?
ここ何年も掛けた魚を外したことがなかったのに・・・。
回収した仕掛けを見て、ハリスは切れていないし、
エサが付いたままの針も伸びていませんでした。
なんでや?
すっぽ抜けか?
おそらく呑込んだ針がすっぽ抜けたんだと思います。
それからは、この取り逃がした魚のことで頭がいっぱいでした。
空アワセを入れなかったことが敗因でしょうか。
後悔してます。
うわー、今日はあかんわ。この手に残る感触は二度と来ないわ。
失望感の中で、黙々と15分間隔でエサを付け替えて、
打ち込み直す作業を続けました。
完全に日が上ると、フグのアタリも無くなりました。
その後、AM9:00ごろ、船外機を付けた小型のボートが岸壁近くを
直進してきて、乗ってた漁師と目が合いましたが、そのままの
スピードで私の目の前を通り過ぎてゆきました。
たぶん大丈夫かな?と思いましたが、それが大丈夫ではなかったのです。
三脚に立てた竿が引っ張られて、三脚ごと倒されました。
竿4本のうち3本のPEラインを切られてしまいました。
くそー、おっさんしばいたろか!!
船、沈めたろか!!
ほんま腹が立つー。
もう朝から踏んだり蹴ったりですよ。
仕掛けを作り直して、投げ直しているときに、私のこのブログを
読んでくださっているふたり連れの釣り師が来られ、
いろいろとお話をさせていただきました。
少しは心の平常心を取り戻すことができました。
感謝しとります。
その後も顔なじみの地元のカレイ狙いのおっちゃんが軽バンで
様子を見に来られて、しばし談笑。
今年のカレイの少なさは異常だそうです。
先々週、私もボウズを喰らった大波止の先端で、
このおっちゃんも昨日竿を出したそうですが、
全くアタリが無かったそうです。
うーん、例年でもカレイ釣りは難しいのに、今年はやはり異常なんです
かねぇ。
それにせっかく訪れたチャンスに取り逃がしてはダメですねぇ。
AM11:30 エサ切れのため終了しました。
今回の土日も徒労に終わりました。