昨年の夏に穴釣りでキジハタを連発した記憶が忘れられず、
能登半島で震災を被ったド真ん中に位置する珠洲市蛸島漁港へ出撃しました。
昨年の暮れ以来の出撃です。
珠洲市の蛸島漁港は2020年の暮れに、私が自分で見つけた大型カレイの
超優良ポイントでした。
「でした」と言うのは、じつは巻網漁船の輪島丸が停泊するから大型カレイが
寄ってくるわけで、
2023年5月の地震で岸壁が壊れてから輪島丸が寄港できなくなり、それと共に
カレイは釣れなくなりました。
私は、将来、定年後の冬季はカレイを釣るために、ここに長く居座るつもりで、
そのための中継地点として、金沢近郊に、2022年にわざわざ秘密のアジトなる
部屋を借りたのですが、
2023年5月の地震、そして2024年の元旦に発生した大地震で大打撃を受けて、
蛸島漁港は完全に壊滅してしまいました。
まっ、カレイの代わりと言ってはなんですが、
食べて美味しいキジハタは私の周囲でも凄くウケが良いので、
これからは夏のキジハタ狙いに、もう少しのめり込んでみようかと思います。
金沢に近い秘密のアジトをPM13:30に出発して、工事だらけのデコボコの
能登里山海道を通って、蛸島漁港にはPM15:45に到着しました。
普通なら90分で到着するのに、今回は135分もかかってしまいました。
途中、未だ手付かずの壊れた街並みの惨状を目にして、
「本当に釣りなどしていて良いのか?」と背徳心に苛まれました。
あちこち地割れだらけで、タイヤが嵌りそう。
そこらじゅう落とし穴だらけ。
以前は立ち入り禁止の看板前まで行けたのに。
立ち入り禁止看板の裏側は濁っていて底が分からない。
うわっ、白灯台が傾いてるやん。堤防そのものが傾いているのか。
震災前は規則正しく積み上げられたテトラが、あちこち崩れてました。
テトラが崩れた箇所は穴が埋まって、浅くなってました。
浅い穴ではキジハタはおらず、カサゴばかり。
地震で残った数少ない深い穴を探して、期待を込めてソフトルアーを落としてやると、
穴の底にキジハタは居ました。ゴッ、ゴンゴン、居たら丸呑みです。
明らかに小さなキジハタは逃がしてやり、カサゴは全てリリースしました。
浅い穴にはカサゴ君が。
コイツも良型だったけどリリース。
キジハタと比べたら、カサゴは身が少ないなあ。
日没で終了。
持ち帰り分は6匹でした。
コイツらはキンキンに冷凍して、ご近所の奥様連中に配る予定です。
オレの株が上がるという段取りです。
あのですね。輪島と珠洲方面へ向かうための行きの道路は整備されてましたが、
帰りの金沢方面へ帰る道路は未だ全然整備されておらず、
「各自、自分で注意して帰れ」という状態。
お陰様で、どうにか国道249号線へ出て、海岸伝いに穴水から七尾、そして金沢へ
帰りましたが、デコボコだらけの夜道はクルマのタイヤにも、かなりダメージが
あります。
秘密のアジトへ180分かけて戻ってきました。
釣り情報や近況がとにかく少ないです。なるべく皆さんの参考になるような記事を
重ねてゆくつもりです。