この3連休を利用して、福島県の相馬港まで遠征する予定でした。
しかし、23日の天気予報を見ると、猛烈に気温が下がるらしく、
積雪の心配や路面凍結の心配が出てきたため、急遽もっと南に位置する
小名浜港に変更することにしました。
小名浜港は相馬港よりも水深があり、大型マコガレイの実績も多い。
それだけに場所取りの競争が激しく、特にこの季節は寒さをしのぐために
クルマを横付けにできる旧市場前のT字堤防、ララミュウ周辺、アクアマリン
周辺などの有名場所は、前日の晩からの車中泊があたりまえになっています。
そういうわけで、私も22日の晩から出撃することにしました。
深谷の自宅から小名浜港まで距離にして230km、時間にして約3.5時間。
途中の行程で高速道路を使うのは、北関東道の太田桐生ICから乗り込んで
友部JCまで進み、そこから常磐道へ乗り継いで北上して、いわき勿来ICで降りる
区間の185km。なので、ちょうど日付が変わる夜12時を過ぎてから高速道路を
降りてこなければETC深夜割引が適用されないので、早過ぎてもいけません。
いわき勿来ICを出る時刻から逆算して、自宅の出発時刻をPM21:00にしました。
予定どおりいわき勿来ICを降りて、小名浜港にAM1:00過ぎに到着しましたが、
入りたかった場所は何処も先客が居て、しかたなく空いていた旧市場前の
T字堤防の中央あたりで陣地を構えました。PM1:30に4本の竿を放り込んで
スタートしましたが、思ったより水深が浅く、しかも足元からの近投エリアは
海草が繁っている? ロープが沈んでいる? 根掛かりが連発しました。
困ったなあ、どうしよう?場所を替えようか?と思案しておりました。
が、その後の2011年3月の東日本震災で海底の様子が変わってしまったと聞いて
います。
しばらく釣りを中断して、クルマで暖を取って、次の移動先を探しながら
なにげなく前方の堤防の端っこを眺めていると、堤防の先端を占拠していた釣人が
道具を仕舞って、立ち退くようで・・・これはチャンスとばかりに、間髪入れずに
素早く占領しました。こういうときの動きの素早さは、元関西人の気質でしょうか?
ずるさ、セコさ、一級品の特技です(笑)。
AM2:00 出撃前に考えていたT字堤防の先端に、幸運にも陣取ることができました。
右のララみゅう方向の船道へ2本、正面の沖一文字の方向へ2本、合計4本を投げ込み
ました。
この場所も堤防の中央周辺と底の様子はさほど変わりませんが、船の通るミオ筋は
かなり深くなっています。20m程度ありそうです。
また潮目ができ易くて、水がよく動くようです。
クルマを横付けできる有難さ。重宝します。
沖一文字は震災後に埋め立てが進んで、橋が架けられました。
将来は商業マートになるようです。
今は工事で通行できませんが、完成すると一般客に開放されるようです。
私が釣りを続けられる年齢までに完成するのでしょうか?
昔は一文字に渡る専用の渡船がありました。
あそこには大きなカレイが居るんです。大判マコの他にナメタも居るんです。
AM2:30 から始めた堤防先端での釣りは、何者かにアオイソメをジビジビ齧られるだけで
何もゲットできずに朝を迎えてしまいました。
気温0℃、とにかく寒いです。
足の裏、足首、腰、首の後ろ・・・あちこちにホカロンを貼り付けてます。
雪と小雨が絶えず降ってきて、さすが東北地方の冬ですな。
クルマから10分も離れていると、コメカミのあたりがキーンと痛くなってきます。
今日はサビキ釣り師は見かけません。
エギ師やアジング釣り師も見かけません。
皆さん投げ竿でブッコんで、クルマの中で暖を取りながら、アタリを見ています。
巻き網漁船やトロール漁船が停泊する港なので、水深はあります。
低水温の季節に大きいサイズのカレイやアイナメを狙うには水深重視です。
午後から雨が止みましたが、気温が正午で3℃、水温も下がったようで、
ジビジビ齧るエサ取りも午後から全く居なくなってしまいました。
仕掛けを回収しても、房掛けにしたアオイソメがビローンと伸びて戻ってきます。
満月の大潮なのになー、この活性の低さでは・・・
・・・
・・・
・・・
今日もだめか。
この日、根性を出して24日AM1:30まで粘りましたが、獲物はフグ1匹のみで
終わりました。
うーん、2024年は完全に負のスパイラルに嵌ってしまったようです。