漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2021.2.15  今シーズン12枚目ゲット 新しい発見も・・・ 石川県能登半島蛸島漁港

2021-02-16 12:30:00 | 海釣り

兵庫の実家で所要を済ませた後、2月14日、実家から東京の自宅へ戻る途中に

かなり遠い能登半島へ寄り道してきました。

名神高速道路の米原JCから北陸道へ入って能登半島を目指しました。

天気も良く、日曜日の昼間のドライブ気分でした。

米原周辺から見える伊吹山は奇麗でした。

 

 

釣りエサを買うために、途中、北陸道の敦賀ICで降りて、魚流さんでアオイソメと

ユムシを購入しました。

魚流さんは広い店内に多くの熱帯魚を飼育販売しておられるので、

エサの水槽も循環海水を流していて、エサの生きの良さは日本一だと思います。

ほんと懐かしいなあ。昔、私が滋賀県に住んでいたころ、必ずここでエサを購入して

ました。

 

 

 

昔から釣エサをだいたい4000円ぐらい買って、そのあと向かいにあるローソンで

人間のエサ1000円ぐらい買います。←釣り人でないと理解できない使い方です。笑。

敦賀でエサを買っておくと、金沢のフィッシャーズさんで買う手間が省けます。

 

釣エサ屋は日曜日の夕方は早く終わり、しかも月曜日は定休日であることが多いので

月曜日に釣りをする場合は、なるべく前日の日曜日の昼のうちにエサを購入しておく

べきです。しかし、新しいエサの仕入れは火曜日であることが多いので、日曜日の

エサは在庫残りであることが多く、在庫切れ、エサ切れの場合もあります。

 

今回も日曜日の昼過ぎに、いきなり魚流さんにお邪魔して、青イソメ4000円を注文

したところ、在庫3300円分しか手に入りませんでした。

ユムシも20弾注文したところ、13弾しか手に入りませんでした。

 

 

敦賀の魚流さんとこで生きの良いエサを購入したので、北陸道の金沢西ICで降りて

金沢市街を走る手間が省けました。

金沢森本ICから能登里山海道へスムーズに乗り継ぐことができたので、珠洲市の蛸島漁港

にはPM16:30に到着しました。

昨年の暮れからここへ通うようになって、今回が3度目になります。

これまで2度の釣行で、港内でカレイが溜まるポイントがだいたい判るように

なりました。そのポイントへは、漁港内にある燃料供給設備や魚貝選別の機械設備が

ある場所から投げ込むのが最も近いと思ったので、

足元がかなりごちゃごちゃしいてる場所ですが、そこに陣地を構えました。

夜釣りをするのには、引っ掛けてこけないよう足元に注意。

過去2回ここへ来た時には、ここの設備は全く稼働していませんでしたので、

ここから投げても、地元民へ迷惑はかからないだろうと思い、夜釣りを始めました。

 

 

過去2回の釣行は下の写真に写る広い岸壁から投げ込んでました。↓↓

 

 

 

1時間毎にエサをチェックして投げ返します。

夜釣りではケムシしか掛かってきませんでした。

フグもアナゴも居ません。

15日AM3:00ポツボツと雨が降り始めました。

まあ、車を横付けしてますから大丈夫ですけど・・・。

 

 

このまま朝を迎えて、カレイに集中しようと思っていましたら・・・・

15日AM4:30  とつぜん、設備照明が点灯して、私の陣地の背後で、

フォークリフトがパレットを忙しく運び始めました。

えっ、ここ、動かすの?

どうやら月曜日の早朝からここの設備で仕事するみたいです。

作業員は私には何も言ってきませんが、

私の車の近くをフォークで頻繁に行ったり来たりします。

「邪魔やったら、邪魔って言ってくれたらええのになあ。」

「どけ、って言ってくれたらええのに。」

地元民様のご迷惑にならないように、この場所を立ち退くことにしました。

道具を片付けて、過去2回釣っていた岸壁へ移動して釣り始めることにしました。

 

過去2回はここに大きな漁船が停泊していました。

この日はあの遠洋漁業サイズの大型船が停泊していませんでしたので、

ガラーンと広くなった岸壁の真ん中あたりに陣地を築きました。

しかし、なんか嫌な予感がします。

 

 

 

ここでは、ダイソーで110円で買ってきて、改造を加えたジェット天秤27号を

試してみることにしました。

なかなか良く飛んでくれましたわ。

 

雨の中、4本の竿を広角に投げ終えて、車に入って、濡れたジャージを乾かしていると、

広い岸壁の、私の陣地の後ろのほうに、ダンプカーが数台集まってきました。

なんやろ?

ダンプを注視してみると・・・

ダンプの荷台は空だし、何かを待って待機しているみたいです。

ダンプの運転手は私を見ているようです。

 

そして私は再び車の中から、正面の海のほうを見て、投げ終えた4本の竿を見つめて

おりました。

 

そしたら・・・

 

遠く漁港の外海からサーチライトを照らしながら、大きなサイズの漁船?貨物船?が

ゆっくり入港してきて、船首が転回してこちらへ向ってくるではありませんか。

 

やっ、やべー。

ここに停泊するのか?

ちょ、ちょっと待ってよ。

慌てて車から飛び出して、竿のリールを高速回転させて巻き取ろうとしましたが、

さきの、27号天秤がよく飛んでくれたので、距離が出ていて、なかなか思うように

巻き取れません。

右の竿から1本ずつ巻き取って、やっとこさ2本巻き取ったときには、大型船は

もう目の前に近づいていました。

焦って、慌てて3本目の竿を巻き取ろうと竿を持ってしゃくって、

オモリを浮かせようとしたら、ズッドーン!!やたらと重たいではありませんか。

おいおい、よりによってこんなときに掛かるなよ。

竿がぐいぐいしなって、リールを高速で巻けません。

大型船のサーチライトが私を照らしています。

もう、泣きそうでした。

どうにか足元まで寄せてきて、ぐいっと、竿を満月のように曲げて

カツオの1本釣りみたいに岸壁の上へ引っ張り上げました。

魚は大きなマコガレイですが、全く喜ぶ余裕がありません。

そのまま放置して、すぐに4本目の竿を必死に巻き取りにかかりました。

 

 

泣きそうになりながらどうにか4本の竿を巻き上げて、船が横付けできるように

しました。

大型船は幸いにも私の駐車した場所から少しだけ左前方に停泊してくれました。

 

そこで釣り上げたマコガレイの大きさを測って、写真を撮りました。

 

 

 

マコガレイ39cm オス でした。

射精後の薄っぺらいカレイでしたが、なかなかパワフルに抵抗しました。

今シーズン12枚目のデカいマコガレイです。

 

このカレイを〆てクーラーボックスに入れて、あらためて海を見たら、

2隻目、3隻目、4隻目の大型漁船が続いて入港してきました。

慌てて、釣り座を片付けて、再度、岸壁の端のほうへ移動しました。

 

 

 

入港した大型漁船団から何やら荷物をダンプカーに積んでます。

月曜日の早朝から漁港が活発に仕事を始めました。

私がここで、のほほんと釣りをしていてはいけないような罪悪感を感じましたので

この場を去ることにしました。

 

・・・

・・・

・・・

 

そこで、・・・

 

蛸島漁港から6km離れた飯田港へ転進しました。

この飯田港は以前から注目していた場所ですが、

何故か邪魔が入って、いままでゆっくり釣る機会が無かったところです。

 

 

 

 

ここは意外と水深が深くて、しかも底はドロ底で、海藻も少なくて、

カレイやアイナメや鯛系の投げ釣りやブッ込み釣りには最適であると思われます。

オモリが着水してから道糸がかなりスルスル出てゆきます。

おそらく水深15mぐらいあるのではないかと思うのです。

水深があるということは、外気温の変化に影響されにくく、

大型サイズの魚が底に居ると考え易いです。

 

この雨で工事していた場所から、濁りが流れ出して、

次第に海水が黄色く濁り始めました。

 

 

どんどん濁った真水が流れ込んで海水の色も変わってきました。

投げ込んだエサもそのまま戻ってきました。

これではダメですね。コンディションが悪すぎます。

うーん、どうしようか?

 

ふと、堤防の外側を覗いてみたら、濁りが入っていません。

4本とも堤防の外側へ投げ込みました。

堤防の外側も水深がかなりありました。

 

 

 

 

 

今回はアタリは出ませんでしたが、かなり有望な場所だと思います。

15日PM16:00 エサ切れのため終了。

終日かなりきつい雨の中での釣りでしたが、多くの新しいことを知ることができました。

今後の参考になれば幸いです。

 

帰りは平日ですのでETC深夜割引料金を活用して、

16日AM1:30に板橋の自宅に帰還しました。

 

 

 

 

缶ビールを片手に、持ち帰ったマコガレイをしみじみ眺めておりました。

もう少しじっくりとコイツの引きを楽しみたかったなあ。

私の釣りは、釣り針を飲み込ませてバラシを少なくすることを重視しておりますので、

釣り上げた魚から針を回収するのは、たいてい自宅の台所です。

 

 


2021.2.11 天気は申し分なし。しかし・・・  石川県能登半島西海漁港

2021-02-16 09:53:53 | 海釣り

2月10日の夕方、兵庫県にある実家で用事があったため、板橋の自宅を出発しました。

ところが西へ向けて深夜に新東名高速道を走っている途中で、

ふと、実家での用事は12日であることに気が付いてしまい、何故私はこんなに早く

自宅を出発してしまったのか?

間違って1日早く出発してしまったことに気付いた私は、途中の名神高速道の米原JCで

急遽、北陸道に乗り継いで、目的地を能登半島へ目指して北上してしまいました。

大河ドラマ「麒麟が来る」の見過ぎでしょうか? 米原からどんどん北上する際に、

長浜、小谷城跡、越前朝倉一乗寺、加賀、手取川・・・、

かつて織田信長や柴田勝家が北陸地方を攻め上がった時のような意気揚々な気分に

私も気合いが高まりました。

しかし、平日なので夜間に釣エサ屋が開いていません。

北陸道の金沢森本ICからは能登里山海道に乗り継いで時間調整しながらのろのろ走り、

11日AM5:00 能登島へ渡る手前にある釣エサ屋「つり浜」さんでエサを買うことに

しました。

店主:「いらっしゃい。」

私 :「アオムシ(アオイソメ)4000円分くださーい。」

店主:「赤いのもあるよ。アオイソメの赤いヤツ。混ぜとこか?値段はいっしょやで。

    皆さん、最初はアオムシと赤いのんを半分ずつ買って行って、

    次に来た時はだいたい全員「全部赤いヤツ」って注文するわ。」

私 :「アオムシと色が違うだけやろ?

    深い海の底で本当に青と赤の区別がつくんやろか?」

店主:「つくんとちゃうか? 赤いほうが食いがええみたいやで。」

   「どうする?使ってみるか?」

私 :「ほんなら2000円分ずつ、半分ずつするわ。」

 

 

 

私 :「ところでカレイ釣れてる? ぜんぜん情報が無いから判らんのよ。」

店主:「わからん。ずっと天気が悪かったから。誰も竿出してないわ。」

私 :「ユムシある?」

店主 「無い。」

 

 

そこから35kmある西海漁港へ急行しました。

いつもの新堤防の中ほどの場所に陣地を構えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

風も無く、気温も低くなく、2月にしては快適なコンディションです。

しかし、平日だからなのか誰も居ません。

漁協も仕事してません。

 

ルアーマンも居ません。

 

 

 

釣り始めて30分経過してエサをチェックした時に、竿に重さを感じました。

しかしカレイでなくてガッカリ。

このタコなんやろ?

イイダコより大きいけど、マダコより細いか? 色や模様が気持ち悪いです。

スマホで調べてみると「ワモン(和紋)ダコ」らしい。

 

 

 

 

さらにエサチェックを繰り返していると・・・

北陸名物、居酒屋のお通し。バイ貝の登場です。というよりバイ貝のオンパレード。

 

 

 

ヒトデやケムシが居ない代わりにバイ貝ばかり釣れてきました。

オレの釣り針をガッチリと咥え込んでいますが、元気に動き回っています。↓↓

 

 

くそっ、カレイはおらんのか?

とってもヒマです。

 

 

うーん、とってもヒマです。

ふと私の陣地の横に山のように積んである漁網に目をやると、

網目の大きさに首をかしげます。

網の目の大きさは20cm四方あります。

これでどんなデカい魚を獲るのでしょうか?

オレの竿にもドデカいヤツ来てくれ~。

 

 

 

 

神様ぁ、どうか私にドデカいヤツを・・・

と願っていると・・・

 

キターッ!!

 

・・・ ・・・。

 

夕方になってきました。

 

 

9回裏のサヨナラ大逆転を狙って、赤いイソメを団子のようにして投げ込みました。

 

 

しかしねぇ・・・

 

期待に反して・・・ゲームセット。

結局のところ、カレイは現れませんでした。

場荒れしているのか?

産卵したあとの休息状態なのでしょうか?

なので、アオイソメと赤いイソメの差は見られませんでした。

 

暗くなったので、早々と道具を仕舞い込んで、兵庫県の実家へ向いました。