この8年、ずっと仕事でいっしょにいた仲間達と仲良しデザイナーがいる店で集まる。
大概アウトドアの話しになる。
新しいブランドのテントの話しから太陽光クッキングだの屋外調理のこだわり料理に話し。
変態山集団のマニアックさが炸裂する。今年の冬は新しい山用の防寒着を買った。
私達は写真撮りを兼ねてしょっちゅう行っていたので寒暖の差に体調を壊すんじゃないかとそんなことを心配していた。
防寒着を普段から着ていたので山用だから麓にじゃ無敵だ。今年の冬は短くかんじた。
みんなで食べる地鶏も面白い。
備え付けの岩塩も「ヒマラヤだね。」「え?ヒマラヤなんですか?」「そうだよ。ヒマラヤは海底だったんだよ。あそこの地層には鉄がある。このピンク色は鉄分だ」
などと変態になる。
「黒曜石は姫島で買えたりしますか?こっちのは色が赤茶けています。色はどこも同じですか?・・・」私の変態が顔を出す。
みんなで「よし!大分へ行こう。次の全国はみんなで行くぞ!!!」
そんな強い盛り上がり。
テレビのカーリングを見ながら「チームを作るノウハウとは奥が深いね」という賢い集団の会話も始まる。
でも実生活は賢くないので2次会は餃子へ行く。
そこで「柱状節理で定規を作ったら売れるんじゃないのか?」「いや、漬け物石の集団に見えるだろ」と盛り上がる。
やっぱり変態だ。退職後はどうか石と山と宇宙を語るスナックを開いてくれとリクエストする。
「よし。スナック柱状節理だ。おつまみはヒマラヤ岩塩だな」とアホなことをいいながら3次会はムール貝を食べに行く。
2枚貝は良いよねといいながら4次会の焼き芋カクテルで謎の10人の夜に終止符が打たれる。
気がつくと11時30分。なんという落ち着きのなさ。