使わなかった写真フレームにおばちゃんの写真を入れてみた。
まだ生きているような気分だ。
彼女は占いで素晴らしい運勢だと言われたことがある。
でも彼女は難病だったし彼女の息子は38歳で死んだし、離婚はするしで素晴らしいとは何がそうなのかわからないと私は正直思った。
私は停止の年で流れに任せた方がいいという時期だ。
何かを失うかもしれないし、難しいことが起こるかもしれない。
もう実際難しいことは起こってるけど。
占いの通りになるなら私は大事にしているものを失くす。
そこに逆らわない方がいいけど、と、いうことは占いは当たるということになる。
おばちゃんのように素晴らしい運勢と言われて波乱な人生を過ごすと占いなんてただの統計だと思えるけど
もし私が停止の時期らしく何かを失うならただの統計ではなく根拠のある推測だということになるのか。
おばちゃんとコローの絵をみて、よく近代絵画の話をした。
あんな親戚は他にいない。
私に美術大学へ行けと言ってくれた人だった。
もっとおばちゃんが元気で長生きしていたら私たちはもっと芸術的な話をしたりして楽しくしていただろう。
最近ホログラムで絵を描く鳥の絵描セットを買った。
それをまだ作ってないけど、もし彼女なら私が描いた鳥の絵をなんと言って評価するんだろう。