ちびたの日常

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この人には

2011-06-14 | 私のお仕事(本業)

いろんな話が飛び交う。

そんなに悪い人にも見えないのにと思えるような人や、逆にこんなに裏表がある人なのにどうして誰も気がつかないのだろうとかいろんなことを思う。

ある上司が私の同僚が頑張っていることにケチを付けた。

私はある意味自分が彼女の上司なのと、彼女が頑張っていることを知っているから精一杯反論した。

それでも彼女が個人的に頑張っていることを「会社に取って得か。マイナスに働いているなら叱らなきゃならない」そう言った。

私は「地域の為に自分の時間を割いてボランティアで働いていることに、徳だとかそんだとかが先煮立つってどういう意味ですか?少しも尽くさずに先に利益を得ることを考えるとはどういう意味ですか?地元があって初めて仕事がもらえるのであって、社員が率先して自分から貢献しようとしていることなのに、マイナスに働いているなら叱るということの意味がわかりません。マイナスってどういう状態ですか?たとえば残業せずに委員会などへ参加することですか?それは1年中続くとでも思っていますか?……」怒濤のごとく言い続けた。

 

ムカついてムカついて、言いながらこんなやつと仕事なんかするもんかと思っていた。

自分の席へ帰ってからも別の課の主任へ「私はね、ここに骨を埋めるがさらさら無くなったわ。社員をまず否定することから始めるような人には従わない。それが気に入らなければ首にでもすればいいのよ」

一人で怒っていると別の上司が来てなんて言われたんだと聞いてきた。

言われたことを全部言った。

すると「あいつは自分もできないことなのにとにかく相手を批判することから始める。俺だって応援しようって言うけどな。よく言ったな。なんか嫌な展開になりそうなら俺が言うから今日のことは心配するな。」

私は以前いた部署でこういう風に上司に守られているという感覚はなかった。

自分のことは自分で守らなきゃいけないと思っていたし、そう言うことが結構辛かったからこそほかの人には同じ思いをさせまいとしてしまって、言えないことを変わりにいってしまうようなところがある。

でも今は前より味方がたくさんいる。一人で闘っているという感覚もない。

最近仲良しの隣りの主任も私と同じだったらしい。

自分で自分を守るという感覚。それが私や私の上司のそばに来てからは、私たちはその彼を一人で立ち向かわせたりしない。

会議の場でもみんなでフォローする。

一人で立ち向かうときもある。でも孤独なことじゃない。

いざとなったら即興で団結するようなチームプレーができるようになってきた。

 

ある日、突然に、会社と家の往復しかしていなかった引っ込み思案の女の子が、地元の為に何かできることをしようとしている。

それを「会社に取ってそれが徳なのか」としか言わない器の持ち主を私は好きになれなくて、私の権限以上の発言をしたと思う。

だけどそれを私の上司と営業の仲間やシステムの主任はわかってくれていて、何より心強いのは役員の半分以上が私を守ってくれるような姿勢でいてくれることだ。

それでも今日、私がムカついて許せなかった人に私がとことん嫌われたらこの会社にいづらいことだろう。

彼以外が私の味方についてくれる気がしても、それでも敵に回してはいけない人なんだろう。

だけど私は曲がったことが嫌い。だから撒かれることもない。

そのときはそのときで私に神様がメッセージをくれてるんだと思うことにする。

自分を信じて行動する。


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