離婚歴のある私が一番肝に銘じていたことで、親に一番最後まで黙っていた方がいいと思うことは 旦那の悪口です。
話している自分は「ただ聞いて欲しいだけ」の場合が強かったりします。
でも親からすると「娘をいじめている男」になる瞬間です。
自分自身の愛情が冷めたとかそういうことではないのに、親からは「そんな男といていいの?」というオーラを感じます。
親にしてみれば「この人は娘を幸せにしてくれる人なのか?娘を悲しませて当たり前のように振る舞っていないか?」などと心配します。
それを娘にぶつけます。
黙って「あなたの人生だから」と見守ってくれるようなできた親がそんなにたくさんいるでしょうか。
実際もし、私も我が子が結婚して苦労していたら「私の子供をいじめているの?どうして大事にしてくれないの?」と言うような感情が芽生えるでしょう。
私は前の夫と別れるとき、人生の先輩という意味もあって母に悩みを話しました。
そして、まるで交通事故でもおこして自分を見失いがちになっている加害者のような状態の私に「別れるなら早い方がいい」と言い続けました。
私は自分の心がコントロールできる状態ではありませんでした。
そして母の言葉が誰より正しいと思ったのです。
そして私は今でもときどき思います。
「私は被害者じゃない。加害者だったかもしれない。」
自分がかわいそうで仕方がなかった。
でも、今の私の強さをそのとき持っていたらもう少し違っていたのかな。
相手に期待して自分で自分を追いつめたのに、何かいじめられていたような気分だった。
母にかわいそうなことをした。乗り越えられずに。
母は私に「おまえは今からたくさんいろんな人に会うんだから、2度も同じ苦労をしないようにしなさい」と言います。
昨日、母は私にいろんな話しをしました。
前の夫と離婚する直前のころと同じように、私が苦労するのは嫌だとたくさん話しをします。
ただ私の心はその頃と違い、コントロールできています。
そして肝に銘じていたのに、つい母に愚痴ってしまったことを後悔しました。
この反応は予想がついていたのに私は頼るところを間違った。
私が味わっていることを背負わせてしまった。
案の定自分のことのように悩んでしまった。
ごめんね。私はもう大人で、お母さんが思うほど幼くはない。
だからお母さんが話すことはわかるけど、決断は自分でするんだよ。
と、心の中で小さく思っていました。
客観的な考えが必要になるような大切なことは、親には一番最後に話すべきだと(寂しいことだけど)思ってしまいました。