私も初耳のことでビックリで、いっしょに落ち込んだ。
そして彼は言った
「みんなが許してくれるって思ってる意味がわからない。」
同感だった。
本当にお金は人の人生が姿を変えたもの。
こんなこといつまでもやってちゃいけない。こんな風に聞こえない、見えない振りをし続けてはいけない。
肩書きは責任の所在であってその人が偉いんじゃない。
いつになったらそのことに気がつくんだろう。
昨日、仲良しの先輩といろいろ話していて「私は専業主婦で終わらないらしい」と言う話しになった。
そういわれたからだ。
でも先輩はズバリと言った。
「お前は専業主婦かパート程度で治まっていなきゃいけない」
「もしそうも言ってられなかったとしてもお前の立場を考えないやつをまわりにおいちゃいけない」
ビックリな感じだった。いつも男みたいだとか言われてきたのに専業主婦がいいぞと言われたのは初めてだった。
でもその後、いつも父に言われている核心を突かれた。
「お前のは仕事をするとかそんな簡単なことじゃない。人を守ろうとして自分が苦労を背負い込むだけだ。自分で止めを取れないやつだ。お前に甘えるやつがいると永遠にそれを背負い込んで辛くなっていくだけなんだよ。仕事ができるとかカッコイイだけの話しじゃない。どうせ自分がやれば相手も喜ぶし誰も傷つかないくらいに思ってるだけだろう。」
ああたぶんそういう心境だ・・・と思った。
だからそうかも知れない・・・・と言った。
「お前のことをあいつなら大丈夫、あいつはやるやつだからって言うやつがいるだろう。オレも聞いたことがある。だけどオレから言わせたら勝手なことを言うやつなんだそういうやつは。結局、お前が自分で戦うように仕向けている奴らだってことだ。そんなやつに限って自分はお前に甘えているんだ」
すごいなあと思いながら泣けてきた。フタを2重にも3重にもしてそんなことないって隠していたものを実はスケスケで見られていたようで、ダテに30年のつきあいじゃないんだなってつくづく思った。
そんな私を見て「お前は馬鹿か?そんなことに気がつかないわけがないだろう。オレの嫁より長いんだからな。」と言っていた。
そうだねえ、私の父親よりつきあいが長いねえというと「俺達はみんなそうだろう。俺達の前でお前は今みたいな強がりを言わなかっただろう。いつからそんな風になったんよ」
仲間って良いなあと思っていると「仲間って良いなあって思ってるだろ」と言われた。
ということで「ごめん。うちの軒下の蜂の巣が嫌だから取って。」というと「おう・・・まこち・・・」といって取ってくれた。