台風16号。
直撃じゃないかとネットで見る度に思っていたけれど、ホントに来るのかなという程直前まで静かなものだった。
息子の部活に迎えにいって、家に帰るころになると徐々に雨が強くなりはじめて2人で家中の雨戸を閉めた。
母が何度も電話をしてくる。
避難してこいと言う。いやしかしそこも土石流危険区域じゃないか。自分が来ればいいじゃないか。
そういうやり取りをしていた。
停電したときの食べものも準備したし、ポットにもやかんにも水をいっぱいに入れたし湯船のお湯も捨てずにとっておく。
懐中電灯もロウソクも準備したし携帯の充電もフルにした。
とうとうやつは上陸した。
息子は爆睡。2階の部屋は揺れるのに無敵で爆睡。
猫のシマちゃんは初めての台風でオロオロしている。
シマちゃんを抱いて、毛布を持って息子の部屋へ行く。
怖いからいっしょの部屋で寝ようかと思って。
でも予想以上に2階は揺れた。
やっぱりやめてシマちゃんと下に降りてきた。
外の音が怖いからテレビをつける。
どうやら台風の目は真横にいるようで、うちの近所の様子がテレビで流れていた。
母が電話してきた。どうやら実家は長いこと停電していたようだ。うちは電気がついている。
なんとか寝ようと思って電話を切って目をつぶってみるけど怖い。風の音が怖い。
ありえない叩きつけるような音がする。外がどうなっているのか見て見ようか・・・・
でも去年、私はそれをして足に怪我をして血まみれになった。
「絶対外を見に行かないぞ」
何が起こるかわからないからシマちゃんと毛布にくるまってじっとしていた。
友達が「こんなに怖いのはないよ」とメールしてきた。
「うん。私もだよ。こんなに怖いのはない。ずっと竜巻なんじゃないかって思えてきた・・・」
違う友達も「怖すぎる!」とメールが来た。
「うん。ホントだよ。猫もびびってる」そう伝えると「怖いって口に出して良いのかなって思ったくらいビビってんだよ。」と彼女は言った。
「車大丈夫かな。家の外とか飛んで行ってるんじゃないかな」そうやって2人とも怖がっていた。
そんなところに東京の友達が電話してきた。
「大丈夫?NHKみてたら都城って言ってるよ。鹿児島の風とかマジで危ないよ。」
私は「こんなのがこのあとそっちに行くんだって思うとホントにみんな逃げなって言いたくなる。宮崎とかね、毎年台風は来るからそれなりに被害は出てもどこかなれたものだよ。でも関東とかいつも台風が来ないところはさ、被害が大きいでしょ。そっちで1人で台風を耐えるのは怖いだろうから実家とかに行きなよ。」
そういうと「仕事だもん。いつのまにか終わってるよきっと。こっちに来る頃には弱くなってるからさ。」と言った。
それからしばらくして川が気になって河川事務所のライブを見ると凄い水位の近所の川が映った。
橋まで1mもあるように見えない。
「あんなに広い川なのに、こんなに上まで水が来てる。」
2階に上がって普段着に着替えてビニール袋にタオルとか色々入れてリュックに詰めた。
「ともかく2階にいよう」
しばらく息子の部屋でゴロゴロとしていた。
でも揺れる。それにうなり声のような風の音が下の部屋より激しくてすぐに挫折してリュックとシマちゃんを抱いてまた下の部屋で毛布にくるまっていた。
友達にメールした。返事が来るとは思っていなかった。
とにかく怖くて「怖い」と連発して送った。
facebookでもみんなが怖いと言ってるのを見て慰め合うようにしてコメントで「私も怖いよ」と夜中の台風で数少ないこの恐怖を共有してくれそうな人同士でもてあましていた。
頭から毛布にくるまってイヤホンをして音楽を聴いてみた。
でも地鳴りのように風の音が体に響く。
またすぐに挫折して起き上がってテレビを見ながらひっきりなしになる速報の音に反応しながら、がたがたという音に反応するシマちゃんを見ていると、自分が怖がっているからこの子は寝ないのかも・・・という気持ちになって、無理矢理寝ようと思った。
目をつぶっていると友達さんから電話が来た。
怖がっていることを心配しているのかと思ったら「ほかにも助けを求めている人はいるんだ」といわれ撃沈してメールなんてしなきゃよかったと考えていたら風が大人しくなった。
すると母からまた電話が来て「なんか静かになってきたね。ここは電気がつかないからお前は今、台風の目がどこにあるのかテレビでみられるの?」そういったので確認すると隣じゃなくなっていた。
「うん。さっきは隣にいたけど今はちょっと進んでる。」
そういうと急に眠たくなって「寝ようか・・・」とさっさと電話を切った。
シマちゃんももう眠っていた。
またまた安上がり。
今日は多分なんだかんだで90円くらいかなあ〜
ナムルを作ってビビンバ丼だ!
息子よ、早く風呂からあがれ。母はお腹すいたぞよ。🍴
今日はなんとお弁当を忘れていった。
なので学校へ行って、靴箱を見つけたので押し込んできた。
気がつくかなあと思っていたら昼休みに電話が来てた。
電話に出るのが遅かった・・・・ということで弁当が靴箱にあるとは知らずに一日を過ごし、夕方帰るときに気がついたらしい。
グランドの駐車場に迎えに行くと、弁当を食べていた。
「今!!!!」
と、いうと「腹が減って仕方なかったんだもん」と言った。
そんなわけで晩ご飯は軽い感じで・・・ということになった。
あほか!
カイワレハム巻き
チーズのササミ巻きカツ
パプリカとハムとパスタのハーブ炒め
プチトマト
カリカリ梅干し入りゆかりごはん