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朝からものすごい早起きをしていった吹奏楽コンクールは残念なことに銀賞だった。
息子はかなり落ち込んだ。
ただ私は今年の銀が、そもそもまとも。そう思った。
去年のあのボロボロが金だったことの方がおかしい。
そう思うからだ。
当時、息子の部活の顧問は全く楽譜が読めない、指揮ができない、という音楽を知らない。というか知るつもりもないというタイプの人間だった。
なんでそんな男が顧問なのかはわからない。
ただ息子にしたらそんな男に色々言われることが理不尽でたまらなかったのだ。
息子は3歳から和太鼓を始め、ドラムは10年近いキャリアだ。
私でも思う。何を知っててただ子どもだと言うだけでそんなに偉そうに言うのだと。
よくいる。女、子ども年寄りにだけ強いタイプ。
典型的なそういうタイプだった。だから今年の先生は真逆で息子は大喜びだった。
親切丁寧で多少毒を吐いても心がある。ちゃんと意味をわかってくれている。
そういう人間が顧問、副顧問になった。
だから息子は銀という現実をその2人の先生に対してかわいそうで申し訳ないといった。
私は前の担任は何かしら不正をしていたんじゃないかとしか思えない。努力をしている人達をバカにしているとしか思えなかった。
そういうやつは死ぬまで治らない。強いもの、見栄、権力とかそういうことにだけ気持ちがいって平気で他の人をバカにできる。
もしもあれが不正でなかったら、あのときもっと上手だったところが銀であるはずがない。
あれが審査員の本当の能力だったなら、金であるはずの演奏は金であったはず。でもあり得ない銀があった。そしてうちもあり得ない金に選ばれた。
それが能力でなく、不正だと言うことだと思う。
だから今年が本物。
今年は、自分の思うことがあるならちゃんと言うべき。そして先生を本当に大切にするべき。
それがいまだにのうのうと自分を正当化しては今落ち込んでいる子ども達に「この悔しさをかみしめて勉強しろ」と言えるうぬぼれた男が、自分の居場所はないんだと気がつく方法だと思う。
今の顧問を本当に大切にするべき。
それが今まで踏みつけられた生徒達がささやかでも抵抗できる唯一の方法じゃないか。
そういうと母が隣で何度もうなずいていた。息子は「銀はこんな気持ちになるんだね。貴重な体験をしたよ。」といった。