太安万侶は言います。
”然上古之時、言意並朴、敷文構文句、於字即難。”
と。
上代のことですから、その意味も言い方も共に朴、即ち、宣長は
「奥ありげに、理(ことわり)めきたるすじはさらになかりしなり。」
と説明しています。それを今風に解釈して、漢文の文章に書き表すことが大変難しいことだと・・・
ということは、文字(漢字)は、まだ、我が国に入って来たばかりで、十分にその文字を使って日本の当時の様子を文章にすることが大変難しいと言ったのです。漢字の持つ意味とわが国の言葉の意味が大層異なっており、その歴史を上手に伝えることができないと嘆いているのです。
この短い文を読んだだけでも 如何に、当時の我が国の歴史を史実と間違いなく書き表そうとしていたかという「太安万侶」の意気込みが感じられるます。
”然上古之時、言意並朴、敷文構文句、於字即難。”
と。
上代のことですから、その意味も言い方も共に朴、即ち、宣長は
「奥ありげに、理(ことわり)めきたるすじはさらになかりしなり。」
と説明しています。それを今風に解釈して、漢文の文章に書き表すことが大変難しいことだと・・・
ということは、文字(漢字)は、まだ、我が国に入って来たばかりで、十分にその文字を使って日本の当時の様子を文章にすることが大変難しいと言ったのです。漢字の持つ意味とわが国の言葉の意味が大層異なっており、その歴史を上手に伝えることができないと嘆いているのです。
この短い文を読んだだけでも 如何に、当時の我が国の歴史を史実と間違いなく書き表そうとしていたかという「太安万侶」の意気込みが感じられるます。