鉄道から離れて・・・・指揮者の小沢征爾氏が復帰するらしい。彼の指揮は若々しい、裏返すと動きが大きく多い。こうゆうタイプは指揮者寿命が短い。
近代の音楽を指揮する機会の多い現代の指揮者は、どうしても動きが多くならざるを得ない。
昔の巨匠といわれる指揮者は、せいぜい20世紀初頭までの曲が中心だから、とりあえず曲が流れ出せば何とかなった。だから歳を追うごとに指揮の動きも小さくなるし、それでよかった。
ところは現代は違う。少し前に亡くなった岩城宏之さんは好例だ。氏は現代音楽を盛んに取り上げた、そのせいで脊椎を痛めてしまったと聞く。
さて小澤氏も、これか
らは眼力とオーラだけでオケを統率してすばらしい音を紡ぎだしてほしい。
ちなみに、私は氏の解釈は好きではない。つまらないと思う。でも名指揮者だということは認めよう。
氏のLPやCDは一枚も持っていない。あくまで、趣味の好みの問題だからお許し願いたい。
クラシックというとしかめっ面で、じっとして聞くなんていうのはどうかと思っている。氏の演奏は真剣に聴かないと良く判らないから聞かない(笑)