ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

満月

2017-10-07 09:48:07 | 暮す
 満月に女が子を連れ家を出る

昨日、右お隣さんのコスタリカ人の奥様が突然お子さんを連れ家を出た。涙でぐしゃぐしゃだった。つい先日60万するソファーをご夫婦で買ったばかり。いつもは夜遅くまで明かりのある家が夜8時で真っ暗だった。資産家のご主人、骨癌でもう長くないのは目に見えている。それで残された奥様と子供さんのために家を改築し困らないようにあれこれ手を尽くされていた。家はこじんまりした小さな住まいだけど、毎年一家でコスタリカに里帰りし、自家発電のある電気自動車に乗り夏はヨットで遊ぶ。それが突然の離婚とは。ご主人側の家族は嫁を恩知らずめとののしっているという。保証された生活を捨て外国人というハンデを背負いながら母子家庭への道を選んだ奥様。

右隣さん、左隣さん、お付き合いが長く、どこか身内のような気がしないでもない。思えばなんだらかんだらと楽しいお付き合い。その片一方が消えてゆく。とくに息子さんは私達夫婦がえんやこら重いものを運んでたりすると頼まないのにお手伝いしてくれた。雪かきも、芝刈りもしてくれた。御礼にお小遣いをあげると「そんなつもりじゃないです」と断ってた。いつのまにか、ほんのお小遣程度で私たちがお世話になっていた。

日本は中秋の名月であちこちでお月見があったよう。