ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

向日葵

2019-09-09 10:55:24 | 菜園
  北国は秋風にひらく向日葵よ

 向日葵が咲くともう秋。去年ひまわりの種をとり小屋にほっぽりばなしにしておいた。試しに今年植えたら元気な花を咲かせてる。真冬にマイナス30度にまでも下がる小屋で生き延びていた。なんという生命力。

 菜園の始末に入っている。体力が落ちるばかりなので毎日ひとつづつ。昨日は菖蒲の植え替え、トロピカル植物ジャスミンを室内に移動。今日はキューリの後始末。疲れを感じない楽しいと思えるところでストップ。実母も義母も80過ぎて、一日根つめて働き一週間ぐらい寝込んでたのを見てるので一日8時間労働でなく、毎日1時間労働で8日かけることにしてる。これぞ働き方改革。庭仕事の嫌いな夫の手をかりずにできるので夫も満足。

 ここんとこ来客が相次いだ。まずはボランテイア仲間の2人の女性を夕食に招待。ああ、ケベックだなーと思うのは二人とも70過ぎていて2回離婚している。それでワインが進むにつれて一人がボーイフレンドを探してるけどいい男に出会わないと言う。彼女曰く「女はね、やはり触られなければ干からびるのよ。恋って大事なの。」こちらではいくつになっても恋する。離婚、再婚、再再婚なんてありふれてる。子供さん達も離婚したご両親にボーイフレンド、ガールフレンドができないと心配する。寂しくないのかと。その幸福追求エネルギーに脱帽。

 高校資格取得学校に通うダイアナがこれまで通り週一遊びに来たいと言う。が、お互いの時間がかみあわない。それで朝8時15分から休憩はさんで10時15分までがお互いに都合がつく時間帯。夫と来るか来ないか、かけをした。二人とも「あのすっぽかしの名人でいつまでも眠りたい姫がくるわけがない。」どっこい来ました。彼女とのおしゃべりはいつだって刺激的。なんでこの娘はそれこそ何でもしってるんだろう。毎回長くて3ページほどのテキストを用意し、一緒に読み、わからないところを教えてもらうのだが、IN FINと言う意味がわからないというとラテン語なんだって、フランス語でFINALEMENTにあたると言う。歌が大好きでポルトガルと吟遊詩人の歌手二人を紹介してくれた。
 
 朝ご飯を食べてないというので(朝は食欲ないとか)せめてトーストとミルクぐらいとりなというとこくんとうなづいた。目玉焼きにハム、チーズ、フルーツをそえるとペロリと平らげた。授業料払ってないので、朝ご飯ぐらいですむなら私には安いもんです。夫は朝っぱらから大変じゃないかというけどとんでもない。ダイアナから出張授業受けてるようなものです。彼女の教え方はとても上手い。そして12月にはれて高校卒業資格を取れる予定。