ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

記念撮影

2020-08-23 00:15:15 | 菜園
3日連チャンのお休みは最高。昨日は編み物クラブ、今日は午前中菜園で遊び、お昼から義父母の結婚記念日のお祝いで義妹の新居建設中のお庭でパーテイー、明日は自分の隠れ部屋に引きこもる予定。

すぐ近くの園芸店が店仕舞い、毎年捨て売り価格の最終日。1、2万円する果樹や樹木が2000円まで下がります。ここで目の色を変えて買いまくってはいかんと言い聞かせる。来年に向けて菜園を拡張するつもりなので木々類は見送り、その代わりに多年草を買いました。すでに花は終わってるけど、これから植えてしっかり根づけば来年開花します。まともに買えば5千円ぐらいなのがなんと総額800円で手に入りました。それで記念撮影。我が菜園は赤、オレンジなどの暖色系の色が足りないと思うので来年はああしようこうしようと夢が膨らみます。また、野菜が豊作だったのでコンクリート板を引っ剥がし畑部分を増やします。



新聞で日本の経済悪化の記事が載りました。かたや農業従事者の人手不足とのニュースも。こちらでも似たようなもんです。日本でもケベックでも最低賃金労働ならあるんです。むしろ人手不足。個人的な考えですがどんな仕事でも経験してみると色々なことに目が開かれます。色々な人に会い、色々なお話を聞き、それは人生を豊にしてくれると思ってます。学問とは大学にゆくだけではないです。



私はカンボジアナレストランマダムから大学の授業にも勝る人生観がひっくり返るような経験してます。従業員をこき使いながら、そのもうけたお金でカンボジアの村に村民の願いだった仏教寺院を建立した。2億円したそうです。ちっちゃな寺院かと思いきやオープンセレモニーにインドの高僧を招きビデオで式典を観ながらその大きさ立派さに驚きました。建立者として歴史に残りますねと冗談言うと寺院はみんなのもので私達はもう一切関係ないし名前も記録に残さないと話してました。1月に亡くなられたお父様のお葬式で、何人もの方からこの一家が孤児院に多額の寄付をしたり、たくさんの困ったカンボジア移民を助けたことなど伺いました。一人の人間に宿る様々の矛盾、聖と俗、寛大さと残酷さ、苦悩と歓喜、愛と憎しみエトセトラ。彼女を受け入れることは矛盾だらけの自分や人間そのものを責めるのでなく受け入れることじゃないかと思いました。私は彼女と知り合い少しは寛大な気持ちが育ったことに感謝します。

レストランなんかやめちゃえ、同じ1日働くにしてもレジダンスで働く方がずっとメリットがあるじゃないかと言われましたが色々考えてレストランに残ります。レストランマダムを搾取マダムと悪くいいますがそれはお門違いです。何もかも承知で働いてるのは私でマダムになんの責任もありません。やはり得たものは低賃金とはいえお金とお金には代えられない意識変革というものがあります。

義妹の新築中の家の内部を見学しました。暖房設備が見当たらないのでたづねると床から部屋全体が暖まるようできており温度の調節も自由自在、テクノロジーの進化に驚きました。ふと思ったのよ、韓国のオンドルと呼ばれてる床下暖房と同じじゃないかと。この最新型機能設備を備えた家も20年、30年後には昔風の流行遅れの家になるのだろうか。