ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

振り向けばむなしき影や春の昼

2021-05-03 05:45:25 | 暮す
レストランを辞め4日勤務を断ってから生活に余裕が出てきたのか この頃知らず知らずに自分の意識の流れを追っている。1日が朝から夜まで 照ったり陰ったりと光と影を織りなすように私の意識も晴れたり曇ったりと刻々変化する。



根が単純おめでたい上に大雑把 アッパーな性格だが 昨日 年に数回襲ってくる虚しき想いにとらわれベッドでゴロゴロしていた。夫が外の空気を吸ってみたらと促し 長靴にゴム手袋で菜園に出た。 草取りを始めるとだんだん調子が出てきて楽しくなってきた 昨日まで無かった植物が芽を出している 百合 撫子 金魚草 エトセトラ。買い置きの球根を植えようと半地下に降りて手に取るといつの間にか芽吹いている なんという生命力。どこに植えようかあれこれ思案しながら植える そうだ ご近所の園芸店がオープンしたはず行ってみよう。 お馴染みのおじさんがお客様に色々説明していた 手が空いた隙に立ち話しながら 菜園はいっぱいいっぱいで もう植える空き地がないのと言うと いくらでも場所は見つかるもんだよと流石商売人 種から蒔いた花が育つ嬉しさを思い出し 菜園が色とりどりに華やかになるよう3種買った。



昨日今日 2日間のお休みで大判ショール編みが進みやっと完成 去年の11月に取り掛かり半年かかった。いつ仕上がるのか見当つかなくても編み続けてるといつの間にか完成に漕ぎ着ける これが編み物の面白さ。よし 少し休んでから 以前より もうちょっと頭を使って毛糸や色を真剣に選ぼう いつか納得のゆく作品に仕上がるのが目標 まだまだまだ。



レジダンスで急に認知症が進む人たちを目にしながら 認知症の進行に興味が湧き調べる。 認知症予防運動を知り左右の手をずらしながらするグーチョキパーの練習をし 脳が衰えてるのを実感。また老人を怒鳴りつけたりする行為は認知症を悪化させることも知った。お局さんの一人があるお婆ちゃんを怒鳴り 彼女は怒りデイレクターに言いつけた。私は仕事が割と早い方でそれが気に食わないのか あんた年寄りでしょそんなに急いで働くんじゃないよと怒鳴った それを聞いていたある女性が あんなこと人前で言うもんじゃないあまりにも失礼だと言った。そのお局さんが私に言った みんなが私のことフォル(キチガイ)と呼ぶけど 以前はこんなんじゃなかった 過労故なのよと 同情しない 彼女の狡さ 現場にほとんど顔を出さない上役にはペコペコ(あの態度を見たらげんなり)自分より下と見るやいばり怒鳴り散らす。先週入った新人さんが(若くかわい子ちゃんで素直な娘)1日で辞めた。疲労が溜まってきたのか私に一日代わりに働いて欲しいとバツ悪げに頼んだけどやんわりキッパリお断り。

明日は仕事 夫に娑婆に出かけますと言います。娑婆なんだよね でも生きている実感があるんです 何よりもお給料があるのは嬉しい。ふと このお局さんのおかげで仕事にありつけ感謝したほうが良いのかな なんてね。