ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

国破れて

2020-05-03 07:39:54 | 暮す
一日中良い天気、2回目の壁塗りを終え、ついでに長板4枚を塗る。ブロックの上に乗せ4段の本棚にするつもり。あっという間にお昼で昨日の残り物で済ませる。昨日、チキンラーメンの出汁に使った鳥もも肉にケチャップと蜂蜜混ぜたソースを塗り焼き、残り物のキャベツを焼き、硬いパンを薄切りにしチーズのっけて焼き、デザートは硬くなったパンの角切りに棗を入れプリン液に浸して焼き、焼き物の日。午後は菜園にて掃除。あっという間に夕方。半地下でラジオもかけず黙々作業しながら、いつか私も、前の住人がそうだったように、この家を去る日のみならず、この世を去る日が来るんだなと思う。あと5年、10年、15年❓明日のことはわからない。幸に夫に仕事がみつかったけど(4年ごとの更新)、これだって保証はできない。今、誰もが明日のことはわからないという気持ちがあるんでは。



もう四年ほど前になるのかなー、里帰りのおりに「二人の桃源郷」というドキュメンタリー映画を東中野で観ました。バカみたいにポロポロ泣きました(半地下の壁にチラシ貼ってます)。と同時に、人間いざとなれば農業に戻れば良いと確信。このご夫婦は子供さんを育て上げてから60歳すぎて帰農。国破れて農地あり。宮本常一の著作に、どの本か思い出せませんが、農家というと代々続いてるイメージがあるけど、そういった農家はまれで、例えば飢饉か疫病で放棄された村に、時が移り、やがていつの間にか一人二人と住み始め村が再生している例があるそうです。このことを思い出しながら、日本には限界集落などあまたあり、いざとなれば帰農という選択があります。実家の昔からのお友達が没落し、家屋敷事務所など全て手放し限界集落に移住し、月5万円で暮らしてます。ニュースでとんかつ屋さんが自殺したと伝えました。コロナが沈静化するのを願いますが、かたや、最悪の状況を想定し、どうしようかと考えるのも必要では。政府は様々な生活の糧を得る対策も提示しなくては。ケベックで大恐慌時代に北の開墾を奨励したように。



実のところ、カンボジアレストラン再オープン信じてません。夫の仕事が7月から週2日モントリオールなので私もついてゆき、夫の勤務中、モントリオール郊外にあるレストランオーナー所有の畑で働こうかと思ってます。お給料なしでも冬に備えカボチャやじゃがいもいただけたらありがたいです。これ作れるほどの場所も自信もありません。5年間、ポルポト政権下の強制収容所で農作業した方達、いろいろ野菜の育て方など学べると期待してます。こちらで農業のアルバイト探しましたがたくさんの応募があったのか見つけれませんでした。見つかっても私のような古希近い婆さんを雇ってくれると思いません。

スローライフとよく言われますが、食品ロスを減らすとか、なるべくできることは自分でしようと思うとなかなか忙しいです。ともあれ、今年は菜園にお遊び気分からちょっとは真面目に取り組みます。


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