伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

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殉職に思う

2018-05-29 11:46:14 | 元同僚
 常に脳裏にこびりついていて

 時々思い出してはお気の毒に・・・と思ってしまう。


 現役時代

 私の大学の先輩で 美人の教師がおられた。

 そのかたは

 新卒で道東の学校に赴任され小学教師のかたと結婚されたが

 長男が一歳の時に夫は殉職された。

 海でおぼれた児童を助けようとして犠牲になったのだ。

 幸い児童は助かった。

 それで国から年金が出ている・・・退職した現在も


 それがである

 道内でも同じような事故があった。

 その場合は教師も児童も亡くなったので

 国からはお金が出なかったらしい。

 年に一度夫の御霊が靖国神社に祀られていて 先輩も毎年招待?されて行かれる

 そうだが

 その時に旬職された奥様とお話されて

 同じ殉職でも児童が亡くなった場合はお金が出ない・・・と聴いて

 お気のどくだった・・・と話されていた。


 どういう基準なんでしょうネ


 思い出すたびに複雑な心境になる・・・。


 
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久しぶりのタジン鍋と最近の息子

2018-05-28 17:20:28 | 家族
 この数年タジン鍋を使っていなかったが

 先日使用

 野菜をいろいろと入れて上に肉を入れて閉じるだけ

 超簡単なのですがネ

 いつの間にか使わなくなった。


 


 息子も元気らしい

  姪のYちゃん提供


 


 
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ジャコシカ46

2018-05-28 15:17:20 | ジャコシカ・・・小説
岸壁に立った鉄さんは、諦めたように言った。

 「船は無理だなあ」

 それから休憩室に入って、汽車の時刻表を見た。幸い30分後に函館行の各駅停車があった。

 「これに乗ろう。ぼやぼやしていると雪になる。今日までの積雪は、まだ11月だから大したこ

とはないだろう」

 汽車で帰ると聞いて、高志は内心ほつと胸をなで下ろした。

 岸壁から見る海は、シケとまではいかないが、既に大きなうねりが出始めている。

 その波の威嚇的な動きを見ていたら、早くも胃の辺りから酸っぱいものが上がってきそうだった。

 船酔いのことを考えると、雪の坂道を下りることなど何ということはない。

 いよいよとなったら尻で滑り下りれば良い。断然、船よりは汽車だ。

 そう思っていたのだ。

 まだまだ、漁師の道は遠い。

 目的の駅は3っ先だ。ここから6っ先の駅までの線路は、全て海際にある。

 山はいくつもの襞を作って海に迫り、岸は鋸状の断崖を作って海に呑みこまれている。

 線路は海と山が攻ぎ合う、ぎざぎざの断崖を串し刺しにして抜けていく。

 一つのトンネルを抜けると、あっと言う間に次のトンネルに突き進む。

 車内は鋭い陽の光の点滅と、機関車の吐き出すいがらっぽい煙の空気に満たされる。

 峠の向こうの6っ先の駅まではこの繰り返しで、道中のあら方はトンネルの中だ。

 高志は以前にこの近くに住む人に、詳しく聞いたことを思い出していた。

 長いトンネルを抜けた時の一瞬の明るさと、そこに開けた奇岩と絶壁の海岸、そしてその先に広

がる海の景色の話しが鮮やかに甦った。
 

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ジャコシカ44、45

2018-05-27 18:40:10 | ジャコシカ・・・小説
 皆が真顔になって高志を見た。

 慌てた高志が眼の前で、開いた両の手の平を振った。

 「いやあ、それはありません。僕はあの入江がすごく気に入っていますから。最初連れて行かれ

た時から、何かわくわくしています。あそこは流人の島どころか、豪華な秘密のお城みたいな所で

す。日本中探したって、あんな素敵な所はありませんよ。鉄さんだってとてもいい人ですし、僕、

当分出て行く気はありません」

 最後の言葉は千恵を見て言った。

 彼女は気圧されたように、黙ったが、すぐに弾き返すように言った。

 「よかったね鉄小父さん。暫くは楽できるっしょ。それに寂しくないかも」

 「千恵お前はどうしてそう遠慮のない物言いをするかね」

 トキが困った顔で、鉄さんにちよっと頭を下げる。

 「千恵ちゃんの言う通りだよ。猛さんは良い拾いものをしてくれた」

 「ほらあ、鉄小父さんの方が遠慮なしでしょう」

 どっと皆の笑い声が上がった。

 旨いものと酒の力も加わって、その後も部屋の中は明るい笑いと、話し声で満たされた。

 高志はこれは入江の家と同じく、自分にとっては勝手の分からぬ、不思議な初体験の世界だと思

った。

 世の中にはこんな団欒に恵まれた生活もあるのだと驚かされた。ふと自分は、根なし草の

生活を続け過ぎたのかも知れないと思った。

 あたり前の人の生活を、あたり前だと感じられなくなっていたのかも知れないと思った。

 久し振りに忘れかけていた、東京の家のことが思い出された。家出同然であの家を出てから既に

5年が経っている。

 父や母は、そして兄や妹は元気だろうか。今でも自分のことを、思い出すことがあるのだろうか。

 ずるずると芋蔓式に引き寄せられる記憶を、高志は酔いを払うように振り払った。

 
 どんなに酒が入り、賑やかに騒いでいても堅気の暮らしの夜は、時間がくると皆さっと床に着

く。二人の来客も入江の時刻に合わせたように、客間で床に就いた。

 冷えた部屋と寝具を気遣って、トキさんが入れてくれた湯たんぽが、心地良く嬉しかった。


 翌朝は皆と一緒に起きて、懐かしいみそ汁の香りが漂う朝げに着いた。

 心配していた空模様は、どんよりとして前日と変わらない。

 風が無いので凪(なぎ)を期待して、鉄さんと高志は漁協に出勤の清子と一緒に家を出た。

 二階を駆け下りて玄関まで追って来た千恵が叫んだ。

 「春には釣りに行くし山菜取りにも行くから、連れて行って」

 「待ってるよ。いつでもおいで」

 鉄さんが心得顔で言った。

 「清子さんも一緒に来てな。忙しいだろうけれど子供の時みたいに来て欲しいんだ」

 「そうさせてもらいます」

 清子はほっくりと笑って言った。

 彼女は傍にいるだけで、空気を柔らかくする。

 高志はそれとなく、そんな彼女に視線を投げて思った。


 海は期待に応えてはくれなかった。
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キキ頑張っています

2018-05-27 11:54:00 | 愛猫のキキ
 キキの介護をしている娘から

 毎日のように報告の電話が・・・

 先日動物病院へ行き 娘だけ話を聞いてきた。

 内臓の働が弱っていてカリカリを受け付けなくなったらしい・・・

 ニャンコの離乳食をスポイトで食べさせてみたら・・・とのアドバイス


 早速実行するとスプンで二つは食べたという

 その後は自力で少し食べたが

 昨日離乳食の缶詰を変えたら自力で食べず

 食べさせるとやっとちょこっと食べるとのこと・・・

 元の缶詰に替えてみるとのことだったが


 いよいよ食べられなくなったような気がする。


 奇跡を起こすといいのですがネ


 昨日は10日振りのウンチが出たと喜んでいた。


 頑張れキキ


 6月にはかぁしゃんが行くからニァー


 藤の花がきれいに咲いたよーキキ


  


 ララの好きだった裏庭に咲いた藤・・・ララくん空から見てるかい。


 

 5月の初めに行ったときは元気だったのに・・・・

 18日に急変したらしい。

 


 
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