退屈しないように シニアの暮らし

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さて何をしようか

泣かないで、花を見なさい

2014-09-02 05:35:17 | 韓で遊ぶ

傲慢な蛍
尻から蛍火という光を出す蛍はひそかに星の光よりも自分のほうが美しいと思った。だからある日星を見て言った。
「おそらくお前たちより私たちがもっと美しいはずだ。お前たちはあまりにも遠くにあってちらちらするだけだ。光っているのではない。何よりも遠いということは美しくない。」
星はそんな話をする蛍が見苦しくばかげて見えたがそのまま黙っていた。すると蛍はだんだん挑戦的になった。
「何人かの愚かな人間がお前たちを見て光っていると言ったことは本当に間違っていたのだ。そうだ、お前たちも光っているとしよう。だが、お前たちは1分に何回光る。2回。3回。私たちは80回は光る。だから、私たちが夜空に飛ぶと「わあ、蛍火だ」と人々が喜んで声を上げるんだ。だが、お前たちを見て喜んで声を上げる人がどこにいる。」
蛍はどんどん傲慢になった。もはやはっきりと自分の蛍火で星の光に対抗できると思った。
「お前たちを光っていると思ったのは何人かの人間たちの愚かさからだ。人間たちは時々なぜそのように愚かなのかわからない。」
星たちは蛍のそんな傲慢のし放題をこれ以上放置することはできなかった。だから、ひとつの星が静かに口を開いた。
「蛍や、お前のその傲慢さがいつかはお前の光を失わせることになる。お前がそんな傲慢感を捨てて謙遜になる時、やっとその光をもう一度取り戻すことができるのだ。」
今、私たちが暮らすこの地で蛍火を見ることができるだろうか。蛍が依然と傲慢にしているからこの地から蛍火が消えてしまった。しかし、いつか彼が自分の間違いに気づいて謙遜になった時、私たちの傍に愛らしい蛍火として帰ってくるのだ。
コメント
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