蛙の晩餐会

2011-02-17 19:20:43 | 両爬(Amphibia&Reptiles)


サバクアマガエル(Litoria rubella) Little red frog 



夜遅くにKFPキャンプ場に戻った後、この日も少し外を歩いてみた。
オーストラリアに来てから、寝ている間に降ったかもしれないことを除けば雨は1度も浴びてないけれど、熱帯雨林独特の湿気のおかげで地表や草にはうっすらと露が付いていた。
こうして活動しやすくなった夜には、カエルが多く出てくる。このサバクアマガエルは、日本のアマガエルのように家屋の壁面に張り付いて寄ってくる蟲を狙っていたり、草むらに居たりした。




※追記:判明しました→Jungguy Frog(Litoria jungguy


この不明種、図鑑を立ち読みした時に探せばよかったと後悔した。




オオヒキガエル(Bufo marinus) Cane Toad


この外来種であるオオヒキガエルは、宮古島でいうミヤコヒキガエルの出現率ほど頻繁に出くわした。世も末である。




クツワアメガエル(Litoria infrafrenata) White-lipped Tree Frog


私達に驚き、地面から跳ねて茎につかまったクツワアメガエル。砂利道にいたため腹部が汚れてしまっている。

林縁部には、今日もハナナガバンディクートが数頭、餌を探しにやってきていた。
小学生の頃に少し流行った、なにがしバンディクートというゲームキャラクターの真似をしてなにがしアタック!―なんてふざけながらシャワールームに入った瞬間、私は壁に張り付いていた手のひらほどもある物体にびっくりして飛びのいた。
「クツワ様がいらっしゃったぞ!」
どうやら灯に寄って来た虫がお目当ての様子である。
私達が構わずシャワーを浴びだすと、クツワは迷惑そうに目を細め、伏せた。




やり過ごしモード実施中。“早く通り過ぎますように”



【2010/03/04/オーストラリア Cairns,Australia;Mar. 2010】