有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

あちこちで撮ったオオルリ他

2024年05月19日 | 
花撮りの他に鳥や蝶や蜻蛉に虫も撮ると言う沢山の草鞋を(わらじ)を履いてます。
今回はあちこちで撮ったオオルリ(大瑠璃)他を。(撮影日はバラバラです)
まずはオオルリから。

ヒタキ科オオルリ属、本州~九州は夏鳥、沖縄は旅鳥?
歌ってるのでしょうか?私には何も聞こえませんでした。(耳が遠い(T_T)

全長16cm、翼開長27cm。 

オオルリばかりになってしまうので他のを挟んで。(^^ゞ
ツクバネウツギ(衝羽空木)にオナガアゲハ(尾長揚羽)♂。

最初クロアゲハ(黒揚羽)と思いましたが、クロアゲハは尾状突起がもっと短い。
尾状突起が内側に湾曲しているように見えるのでオナガアゲハとしました。
後翅前縁の白い帯状紋はどちらの♂にも有ります。

再びオオルリ。 

吠えてるようです。(^^;) 

箸休めの猛禽、さて何でしょう?尾羽の形からトビ(鳶)では有りません。 

胴体に比べ羽が長いような・・・。 

空背景で逆光になり羽裏や腹が黒くなってしまい特定できず。
足に何か掴んでるようにも見えます。

多分ノスリ(鵟)ではないかと思うのですが・・・? 

またオオルリです。 

これも歌ってるのか吠えてるのか?
歌ってるなら♀を呼んでる、吠えてるなら「縄張りから出てけ」でしょうか。

またまた箸休めのコジャノメ(小蛇の目)。 


そして四度目のオオルリ。 

暗くて画像が暗く画質が荒れてるのを修正してます。 

またしても箸休め、今度はキビタキ(黄鶲)で。 

ヒタキ科キビタキ属、北海道~九州は夏鳥、沖縄は冬鳥又は旅鳥らしいです。
全長14cm、翼開長22cm。

最後はオオルリで。 

オオルリとキビタキの♂は撮れてますが、両方共♀を見た事が有りません。
どちらの♀も地味な色のようなので居ても気が付かなかったのかも?
それとも♀は恥ずかしがり屋さんで姿を見せないのか?
コメント

暗い所は苦手

2024年05月18日 | 生き物
花撮りの序に鳥なども撮ってますが、上手く撮れません。
暗い所が苦手な写真機は感度が上がると画質が荒れてしまって。
以下は遠くのエナガ(柄長)で高い木の葉の中、葉の方が明るい最悪の条件で。
ISO160、f/6.5、SS1/400でしたが肝心のエナガは黒く木の葉だけが明るく撮れました。
かなり修正してもこの程度にしかなりませんでした。(T_T)

同じ木に居た別のエナガ、遠かったので切り取り拡大すると画質が悪くなってしまいます。
多分一眼なら拡大しても画質はそれほど落ちないでしょうね。

同じエナガですが、右側の枝に絡まってる物が気になってます。
蔓でもなさそうだし、木の葉や枝でもなさそう、更に拡大してみたらどうも・・・。
何に見えますかね。(^^;)

後ろ向きのシジュウカラ(四十雀)。 

やはり葉の方が明るいのでシジュウカラが黒くなってしまいました。
修正してここまでに。

2羽が語り合ってるようなエナガ、番でしょうか?

斜面の上の高い木の上の方なので、腹ばかりで殆ど顔が見えず。 

青虫を咥えたメジロ(目白)。 

今度は蝶、コミスジ(小三筋)です。 

ツツジ(躑躅)の花にカラスアゲハ(烏揚羽)。 

アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科、前翅長45~80mm、北海道~九州に分布、蛹で越冬。 

虫を咥えたオオルリ(大瑠璃)ですが、これも背景が明るくて。
一眼ならこんな条件でもオオルリが綺麗に撮れるのでしょうか?

日陰のキビタキ(黄鶲)。 

安物写真機でも陽が当たっていれば綺麗に撮れるのですけど、運次第です。(◞‸◟) 

葉の茂るこの時期は見付けて捉えるのも難しい、私の場合やはり鳥は冬ですね。
コメント

トキの舞う湿原、他

2024年05月17日 | 混在
何時もの湿原にトキが舞いました、と言っても鳥ではなく植物のトキですけど。
数は咲いてましたが、周りの草の方が背が高いので沢山咲いてる様は撮れず。

トキソウ(朱鷺草)。
ラン科トキソウ属の多年草で北海道~九州の陽当たりの良い湿地に分布。
環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知では絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されてます。

名前の由来は花の色が鳥のトキ(朱鷺)の翅色に似てる事からですが・・・似てますかね?(^^;)
残念ながら対照君の届く所に咲いてないので使えませでした。
横に開いた側萼片は15~25mm、唇弁は長さ15~20mm。

トウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔)の花茎が長く伸び、蕾も見られました。 

湿原を後にあちこち回って撮った色々です。
チャイロオオイシアブ(茶色大石虻)。
ムシヒキアブ科イシアブ亜科、体長23~28mm、北海道~九州に分布、全身毛だらけ。

コゴメウツギ(小米空木)にヒメウラナミジャノメ(姫裏浪蛇の目)。 

コミスジ(小三筋)。 

こちらでは良く見られ、既に何度も載せてるので詳細は省略。 

コミスジもコゴメウツギに。 

センダイムシクイ(仙台虫喰)だと思われます。
ムシクイ科ムシクイ属、夏鳥、体長13cm、翼開長19cm。北海道~九州。

ちょっと見ウグイスに似てますが、センダイムシクイは嘴の上側が黒い。
ウグイスの嘴は上下ともに淡黄色。

名前の「センダイ」は鳴き声を「ツルチヨギミ」と聞きなしたからだとか。
歌舞伎の仙台藩お家騒動「伽羅先代萩」(めいぼくせんだいはぎ)の鶴千代君に例えたのが由来。

ツマグロコシボソハナアブ(褄黒腰細花虻)、腰が90°に曲がってます。
ハエ目ハナアブ科ヒラタアブ亜科で本州~南西諸島に分布、体長約10mm。

今季初撮りのダイミョウセセリ(大名挵)。
陽が当たって木の葉が白飛びしてしまいました。

セセリ科チャマダラセセリ亜科、前翅長15~22mm、本州~九州に分布、幼虫で越冬。 

イボタノキ(水蝋樹)。 

昨日も載せたので詳細は省略。 

この木の近くで蝶を撮ってる方が居ました、ウラゴマダラシジミ(裏胡麻斑小灰蝶)だそうです。
調べたらウラゴマダラシジミの食草がイボタノキでした、今度待ってみようかな。

合体するコジャノメ(小蛇の目)。
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科、前翅長20~30mm、本州~九州に分布、幼虫で越冬。

チャバネセセリ(茶翅挵)。
セセリチョウ科セセリチョウ亜科、前翅長13~22mm、本州~沖縄に分布、幼虫で越冬。

トキソウは例年5月下旬頃から、やはり他の花同様今年はかなり早くから咲いてました。 

コメント

木の花が増えて来ました

2024年05月16日 | 山野草
あちこちで撮った花達です。
ユキノシタ(雪の下)、こちらでは今頃見られます。

ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草で本州~九州に分布。 

今頃咲くのに「雪」の名が付くのが不思議ですね。
「雪が積もっても下に緑の葉が有るから」だとか、そんな植物は山ほど有りますけど・・・。
牧野富太郎博士が「白い花がチラチラ降る雪のように見える」と言った事からとも。
そんな風に見えるでしょうか?

イボタノキ(水蝋樹)。
モクセイ科イボタノキ属の落葉低木で北海道~九州に分布。

イボタノキは花冠から雄蕊と花柱が僅かに出るだけ。
同科同属の良く似たネズミモチは常緑で、雄蕊と花柱が花冠から突き出ます。

ナワシロイチゴ(苗代苺)。
バラ科キイチゴ属の落葉低木で全国に分布。

苗代をする頃に実が生る事が名前の由来だとか。
こちらでは既に苗床で育苗してるはず、この実が生る頃には田植えが終わってるかも。(^^;)

ウリカエデ(瓜楓)の実。
ムクロジ科カエデ属の落葉小高木で福島以南~九州に分布する日本固有種。
初見でしたが残念ながら花は終わってました

アギスミレ(顎菫)・・・だと思います。 

スミレ科スミレ属の多年草で分布域の記載が様々で良く分かりません。(>_<)
ニョイスミレ(ツボスミレ)の変種で日本固有種は間違いなさそうですけど。

花はニョイスミレと同じで花での区別は困難なようです。
初期の葉はニョイスミレと同じ深い心形で、花が終わると徐々に三日月形(ブーメラン型)に。
↓の一番下の葉が上の葉と比べ三日月になって行く途中の葉と思われます。

エゴノキ(野茉莉)。 

エゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木で、これまた分布域の記載が色々。
北海道~九州、北海道~沖縄等、Wikiには北海道~沖縄に分布と有りました。


名の由来は果皮にエグミが有るからだとか、エゴサポニンを含み魚毒性が有るようです。
でもこの実はヤマガラ(山雀)の大好物で、実が生る頃にこの木の付近で待っていれば撮れます。
魚には毒でも鳥は平気なようで。

ハンカイソウ(樊噲草)。
キク科メタカラソウ属の多年草で静岡以西~九州に分布、花の直径8~13cmと大型の花。

昨年最初に撮ったのは5月20日でしたが、今年は10日ほど早く咲き出したようです。
原色に近い花色に陽が当たってたので、白飛びしないよう撮ったら暗くなってしまいました。

ナツハゼ(夏櫨)。
ツツジ科スノキ属の落葉低木で北海道~九州に分布。

背より高い所にしか花がなく下からしか撮れませんでした。
なので青空背景で、当然逆光になります。

逆光になるならと思いっきり逆光で露出補正で。(^^;) 

ハンカイソウとナツハゼはほぼ夏の花、例年汗を拭きながら撮る花。
今週末はまた暑くなりそう、土曜の予想最高気温が29℃となってます。(>_<)
コメント

日向の花と日陰のランなど

2024年05月15日 | 山野草
あちこちで撮った日向の花と日陰の花です。(撮った日はバラバラです)
日陰のエビネ(海老根)、ラン科エビネ属で林下に生育、環境省の準絶滅危惧(NT)指定種。

シライトソウ(白糸草)。 

シュロソウ科シライトソウ属で林縁や草地のやや明るい場所に生育。 

ヤマサギソウ(山鷺草)、ラン科ツレサギソウ属で陽当たりの良い草地や湿地に生育。
環境省は指定外ですが、愛知では絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されてます。

再び以下3枚エビネ、林下の沢沿いに咲いてました。 

これも林下の薄暗い所で。

同じく薄暗い林下で萎れ始めたエビネ。 

タツナミソウ(立浪草)、もう終わったかと思ってました。 

シソ科タツナミソウ属で林縁や草地の明るい所に生育。 

まだ蕾のも有りました、ダチョウかエミューの頭の様です。(^^) 

エンシュウムヨウラン(遠州無葉蘭)。
後ろの花と茎にアブラムシが沢山着いてました。

ラン科ムヨウラン属の腐生蘭で東北~九州に分布。 

今年は例年より2週間ほど早く咲き出したようで。
見に行った時は既に終わった花が多く、辛うじて咲いていた花です。

キバナエンシュウムヨウラン(黄花遠州無葉蘭)。 

エンシュウムヨウランの全体が黄色っぽいもの。
花もですが茎も黄色です、ただエンシュウムヨウランと別種又は変種とはなってません。

薄暗く林内に咲いてるので、暗い所は苦手な写真機では綺麗に撮れず。(T_T) 

ウスギムヨウラン(薄黄無葉蘭)。 

ラン科ムヨウラン属の腐生蘭で関東~九州に分布、暗かったので閃光(フラッシュ)撮影です。 

エンシュウムヨウランとの違いは唇弁に赤紫色の毛が有ります。
残念な事に閃光撮影で色が飛んでしまいました。(>_<)

環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知では絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されてます。

日陰と日向の花でした。
コメント

赤い花を見に林道を1km

2024年05月14日 | 山野草
林道に赤い花を見に行って来ました。
載せるのが遅れ、少し日にちが経ってしまってますけど。(^^;)
途中に咲いてたコマユミ(小真弓)。

なかなか上手く撮れなくて、結局黒背景を選んでしまいました。 

林道を1kmほど歩き赤い花の場所へ、目的のヤブウツギ(藪空木)が咲いてました。
一週間前に見にた時は蕾で撮れず、しかしこの日は既に終わり掛けの花も。
早いですね「あっ!」と言う間に花が終わってしまいます。

スイカズラ科タニウツギ軸の落葉低木で山梨以西~山口と四国に分布する日本固有種。 

良く似たタニウツギ(谷空木)は淡紅色で北海道~本州の主に日本海側に分布する日本固有種。 

タニウツギよりもこちらの方が分布域が狭いです。 

目的の花が撮れたので、途中で見付けていた花を撮りながら戻ります。
タツナミソウ(立浪草)。

シソ科タツナミソウ属の多年草で本州~九州に分布。

残念ながらこれも既に終わり掛け、右側の株は既に花が全部落ちてました。
例年よりかなり早く咲いてたようで、見に行かない内に終わってしまうかも。

かと思えば日陰の暗い所に残っていたキンラン(金襴)。
ちょうど木漏れ陽が当たって浮き上がってました。

上からも撮ってみました。 

マルバウツギ(丸葉空木)。
アジサイ科ウツギ属の落葉低木で関東以西~九州に分布する日本固有種。

分布域が北海道~九州の記載も有り迷いました。
国立開発研究法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 多摩森林科学園の記述を採用。

こちらは「卯の花」で知られるウツギ(空木)、詳細は省略。(^^ゞ 

場所を変え様子を見に行ったフタリシズカ(二人静)。
まだ行くのが早く僅かしか咲いてなく、花序が2本だったのはこの株のみで他は一本でした。
花序が一本ではフタリシズカにならないので以下全て同じ株です。

センリョウ科チャラン属の多年草で北海道~九州に分布。 

雄蕊3本、外側の雄蕊の花糸が内向し内側の雄蕊と雌蕊を包み込みます。
なのでとても花とは思えない形に。

また場所を移し杉の木に着いたセッコク(石斛)を見に行きました。 

ラン科セッコク属の多年草着生ランで、これまた分布域の記述が様々。
岩手県のRDBに「分布の北限にあたる」の記載が有りましたので岩手~沖縄としておきます。

環境省は指定外ですが、愛知では準絶危惧(NT)指定種、38府県で絶滅危惧指定となってます。 

今回は黒背景の花が多くなってしまいました。
花の時期が良く分からなくなっており、今期は見逃す花が多くなるかも?


コメント

また花撮り序にの色々

2024年05月12日 | 山野草
毎度お馴染み?花撮りの序に撮った色々です。
ズミ(酸実)の花にコチャバネセセリ(小茶翅挵)。
セセリチョウ科セセリチョウ亜科、前翅長14~18mm、北海道~沖縄に分布、幼虫で越冬。

同じくズミの花に、逆光だったので修正して見えるようにしてます。 

コジャノメ(小蛇の目)。
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科、前翅長22~26mm、本州~九州に分布、幼虫で越冬。

ソウシチョウ(相思鳥)も居ました、何処にでも居ますね。(^^;)
チメドリ科ソウシチョウ属、留鳥、体長15cm、中国南部~東南アジアに分布する篭脱け鳥。
特定外来生物指定種。

森の奥にキビタキ(黄鶲)も居ました。 

ヒタキ科キビタキ属、夏鳥、体長14cm、翼開長22cm、本州~九州(夏鳥)沖縄(冬鳥・旅鳥)。 

アサヒナカワトンボ(朝比奈川蜻蛉)、透明翅の縁紋が白いので♀です。 

こちらは褐色翅で縁紋が白なので、未成熟の♂と思われます。
カワトンボ科カワトンボ亜科、体長42~57mm、本州中部~九州に分布。

再びコジャノメ。 

葉被りのカラスアゲハ(烏揚羽)、前翅長45~80mm、北海道~沖縄に分布、蛹で越冬。 

モンキアゲハ(紋黄揚羽)。
アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科、前翅長50~75mm、本州~沖縄に分布、蛹で越冬。

ツクバネウツギにモンキチョウ。
名前に「紋黄」と付いてるのに翅の紋は白、どうして「黄」と付けたのか謎が解けない蝶。
調べると翅の紋が黄白色だからとなってすが、どう見ても真っ白なんですけど。(^^;)
こちらのが真っ白なだけで他所では黄白色なのでしょうか?

種類が特定できなかった鳥。
ウグイス(鶯)、ムシクイ(〇〇虫喰)の仲間、ヤブサメ(藪鮫)のどれかではないかと。

クロコノマチョウ(黒木間蝶)が日向に居るのは珍しいかも。
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科、前翅長30~45mm、千葉~九州に分布、成虫で越冬。


コミスジ(小三筋・小三条)。
タテハチョウ科イチモンジチョウ亜科、前翅長22~32mm、北海道~九州に分布。 

チャバネセセリ(茶翅挵)だと思います、鱗粉が光って模様が良く分かりませんでした。
セセリチョウ科セセリチョウ亜科、前翅長14~22mm、本州~沖縄に分布、幼虫で越冬。

コミスジかと思いきやイチモンジチョウ(一文字蝶)でした。
しかも良く見ると〇の部分に紋が有るのでアサマイチモンジ(浅間一文字)です。
イチモンジチョウはの部分に紋が無いか有っても薄くて小さい。

飛ばれますが近くの葉上にとまり翅裏が見えました。
アサマイチモンジはの部分に紋が、イチモンジチョウは極めて小さいか有りません。

本州に分布しイチモンジチョウより個体数が少なく、私は滅多に見ない蝶。


今回は久し振りに見たのと、ここで見られるとは思ってませんでした。

序に撮った色々でした。 
コメント

低山は咲き出す花に終わる花(2)

2024年05月11日 | 山野草
昨日の続きです、この山にはズミ(酸実)が点在しています。

深山ではないのですけどミヤマヨメナ(深山嫁菜)が咲いてました。 

キク科シオン属(ミヤマヨメナ属)の多年草で本州~九州に分布する日本固有種。

 野菊の類は秋に咲きますがこれは春に咲きます、花の直径は3~4cm。 

ツクバネウツギ(衝羽空木)もこの山には多いです。
コツクバネウツギ(小衝羽空木)も有ったはずですが場所を忘れてしまいました。(^^;)
ツクバネウツギの萼片は5枚、コツクバネウツギは2~3枚。

カザグルマ(風車)が咲いてましたが既に少し変色が始まってました。
キンポウゲ科センニンソウ属の蔓性落葉木で本州~九州北部に分布。
他では花の色が淡紫色~白のようですが、こちらでは白しか見られません。(T_T)
花の直径は7~12cmと大型。

環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知では絶滅危惧ⅠB(EN)に指定されてます。
花弁に見えるのは萼で花弁は有りません、変色が見られない大写しで撮ってみました。

タンザワウマノスズクサ(丹沢馬の鈴草)がまだ咲いてました。 

大きな葉の透過光で撮ってみました。 

唇弁が淡紅色のエビネ(海老根)。 

淡紅紫色と言った方が良いのかな? 

背景をぼかすのが難しい場所でしたが、近寄って何とか。 

前出とは別のカザグルマ、こちらの方がまだ新鮮でした。 

とは言え二日ほどで変色してしまうのが困りもの。 

ヒトツバタゴ(一葉田子)、通称ナンジャモンジャ。 

モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木で長野・愛知・岐阜・対馬に分布。
自生のものは環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)、愛知では絶滅危惧ⅠB類(EN)指定種ですが・・・。
植栽物がいたる所で見られます。(^^;)

道中に咲いていたキリ(桐)の花。
キリ科キリ属の落葉高木で中国中部原産の帰化種。

高木で高い所に花が咲くので接写するのは難しい花。
しかしホウノキと違い下を向いて咲くのでなんとか撮れます。

気温も高くなり葉が茂り始め、草本より木本の花が多くなって来ました。
コメント

低山は咲き出す花に終わる花(1)

2024年05月10日 | 山野草
低山の花を見に行きました、シライトソウ(白糸草)が点在してます。 

陽当たりが悪い所なのでまだ咲き始めたばかり。 

陽当たりの良い所ではソクシンラン(束心蘭)が咲き始めてます。 

キンコウカ科ソクシンラン属の多年草で関東以西~沖縄に分布。
壺型の花は長さ5~6mmで平開せずオチョボグチのまま。

ツクバネウツギ(衝羽空木)は最盛期を過ぎてしまっていて、ここのは色白の花です。
花冠の内側に黄色の網目状の模様が有りますが、上手く撮れてませんでした。

スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木で東北の本州~九州に分布。 

5枚の萼片が羽衝きの羽に似てる事が名前の由来。 

花冠の長さは2~3cm。
他にオオツクバネウツギ、ベニバナツクバネウツギ、コツクバネウツギ等が有ります。

コゴメウツギ(小米空木)。
名前はウツギですがウツギはアジサイ科、こちらはバラ科になります。

バラ科スグリウツギ属の落葉低木で北海道~九州に分布。 
この花も最盛期を過ぎました。 

ズミ(酸実)。
バラ科リンゴ属の落葉小高木で北海道~九州に分布。

赤い小さな実が生り、リンゴ栽培の初期に台木としても利用され別名コリンゴ(小林檎)。 

蕾は真っ赤なのに開花すると白い花に僅かに赤みが残る程度。
果実が酸っぱいのが名前の由来の一説。

日陰ではまだキンラン(金襴)が見られました。 

陽当たりの良い所ではもう終わってます。 

ホオノキ(朴の木)。
モクレン科モクレン属の落葉高木で北海道~九州に分布、樹木としては国内最大級の葉と花。
葉の長さは30~40cm、花の直径約15cm、開花して2~3日で茶色くなって行きます。
高い所で上を向いて花を咲かせるのと花の寿命が短いので、なかなか綺麗な花が撮れません。

再びキンラン。(^^;) 


ヤマウルシ(山漆)の花も咲いてました。
ウルシ科ウルシ属の落葉低木で北海道~九州に分布、雌雄異株。

円錐花序に小さな黄緑色の花を沢山咲かせ、秋に葉が紅葉して目立ちます。
但し樹液にウルシと同じウルシオールを含み、肌に着くとかぶれるので要注意。

(2)へ続く・・・。
コメント

キジとサギとシジミ

2024年05月09日 | 混在
花を撮りに行く途中の田圃の畔でキジ(雉)♂が休憩してました。 

座ったまま、まさに羽を伸ばしてまったりと。(^^;) 

暫くして立ち上がり、まだ水の入って無い田圃へ降ります。 

農道に車を停め車内から撮ってますが、全く警戒してないようで。
キジ科キジ属の留鳥、全長♂80cm、♀60cm、翼開長77cm、本州~九州に分布。

羽を伸ばしました「最近飛んでないなぁ」てな感じでしょうか。(^^) 

おっと!羽を逆立出ました、もしやこれは・・・。 

予想通りです、上手く撮れませんでしたけど。(^^ゞ 

あまりにもまったりしてたので、動画も撮ってみました。 

キジの次はサギ、と言っても鳥ではなく山野草のヤマサギソウ(山鷺草)です。 

ラン科ツレサギソウ属の多年草で草丈20~40cm、北海道~九州に分布。 

唇弁の長さ10~15mm、距の長さ7~15mm、対照君を入れて撮るのを忘れました。
環境省は指定外ですが、愛知では絶滅危惧Ⅱ類(VU)指定種。

逆光で。 

ラン科の花は何がどうなってるやら?(^^;) 

毎年お馴染みの白井塗装と誤変換になるシライトソウ(白糸草)。
シュロソウ科シライトソウ属の多年草で秋田以南~九州に分布。
↓はまだ咲き始めの花。

咲き進むと花茎が伸び、花被片(白い棒状)が横に広がり刷子状になります。 


オニドコロ(鬼野老)。
ヤマノイモ科ヤマノイモ属の蔓性多年草で北海道~九州に分布。

そっくりさんにタチドコロ(立野老)やヒメドコロ(姫野老)が有ります。 

最後はシジミ、と言っても貝ではなく蝶。
ムラサキシジミ(ムラサキシジミ)ですが、肝心の翅表の紫は撮れませんでした。

翅表は鮮やかですが翅裏は地味です。
シジミチョウ科ミドリシジミ亜科、前翅長14~22mm、関東~沖縄に分布、成虫で越冬。

花がどんどん咲き進み、見に行くのが追い付きません。
平日に行けたらなぁ・・・。
コメント