有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

何時もの湿原に久し振りに

2024年05月02日 | 山野草
4週振りに何時もの湿原を訪れてみました。
入り口の有報道に咲いていたシロバナタツナミソウ(白花立浪草)。

シソ科タツナミソウ属の多年草で本州~九州に分布。
ただ種類が多く国内だけで20種類以上、周辺で見られるのが5種類程有るようです。

こちらがその内の一つオカタツナミソウ(丘立浪草)。 

シソ科タツナミソウ属の多年草で本州~四国に分布する日本固有種。 

普通植物は下部の葉が大きく上部が小さいですが、これは逆の上部の葉が大きいのが特徴。 

立浪草の花の下唇には白地に暗紫色の斑点が有りますが、こちらはは薄いか斑紋の無いのも。 

コマユミ(小真弓)にそっくりのニシキギ(錦木)。
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で北海道~九州に分布。

コマユミの葉は先が尾状に尖りませんが、ニシキギは急に細くなり尖ってます。

簡単な見分け方は枝にコルク状の羽が有る事、撮ったつもりが画像が有りませんでした。

ミカワバイケイソウ(三河梅蕙草)が咲き始めてました。 

シュロソウ科シュロソウ属の多年草でコバイケイソウの変種、中部地方に分布。

 環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)、愛知では絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されてます。
残念ながら今年は裏年で開花する株がかなり少ないらしいです。(株は沢山有るものの蕾が無い)

風車も咲き始めてました。
キンポウゲ科センニンソウ属の蔓性落葉低木で本州~九州北部に分布。
環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知では絶滅危惧ⅠB(EN)に指定されてます。

タチシオデ(立牛尾菜)、ユリ科シオデ属の多年草で本州~九州に分布。
残念ながら既に実になってました。(T_T)

トウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔)の赤い葉が目立つようになってます。 

モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草食虫植物で北陸、東海、近畿以西に分布。 

もうスイカズラ(吸蔓)が咲き出してました。 


スイカズラ科スイカズラ属の半蔓性常緑木で北海道南部~九州に分布。
咲き出しは白で徐々に黄色くなっていく事から「金銀花」の別名が有ります。


キンランが咲いてるかと思いましたが既に終わってました。
スイカズラは例年黄金週間が終わる頃からですが既に咲いてました、やはり温暖化?
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