有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

低山は咲き出す花に終わる花(1)

2024年05月10日 | 山野草
低山の花を見に行きました、シライトソウ(白糸草)が点在してます。 

陽当たりが悪い所なのでまだ咲き始めたばかり。 

陽当たりの良い所ではソクシンラン(束心蘭)が咲き始めてます。 

キンコウカ科ソクシンラン属の多年草で関東以西~沖縄に分布。
壺型の花は長さ5~6mmで平開せずオチョボグチのまま。

ツクバネウツギ(衝羽空木)は最盛期を過ぎてしまっていて、ここのは色白の花です。
花冠の内側に黄色の網目状の模様が有りますが、上手く撮れてませんでした。

スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木で東北の本州~九州に分布。 

5枚の萼片が羽衝きの羽に似てる事が名前の由来。 

花冠の長さは2~3cm。
他にオオツクバネウツギ、ベニバナツクバネウツギ、コツクバネウツギ等が有ります。

コゴメウツギ(小米空木)。
名前はウツギですがウツギはアジサイ科、こちらはバラ科になります。

バラ科スグリウツギ属の落葉低木で北海道~九州に分布。 
この花も最盛期を過ぎました。 

ズミ(酸実)。
バラ科リンゴ属の落葉小高木で北海道~九州に分布。

赤い小さな実が生り、リンゴ栽培の初期に台木としても利用され別名コリンゴ(小林檎)。 

蕾は真っ赤なのに開花すると白い花に僅かに赤みが残る程度。
果実が酸っぱいのが名前の由来の一説。

日陰ではまだキンラン(金襴)が見られました。 

陽当たりの良い所ではもう終わってます。 

ホオノキ(朴の木)。
モクレン科モクレン属の落葉高木で北海道~九州に分布、樹木としては国内最大級の葉と花。
葉の長さは30~40cm、花の直径約15cm、開花して2~3日で茶色くなって行きます。
高い所で上を向いて花を咲かせるのと花の寿命が短いので、なかなか綺麗な花が撮れません。

再びキンラン。(^^;) 


ヤマウルシ(山漆)の花も咲いてました。
ウルシ科ウルシ属の落葉低木で北海道~九州に分布、雌雄異株。

円錐花序に小さな黄緑色の花を沢山咲かせ、秋に葉が紅葉して目立ちます。
但し樹液にウルシと同じウルシオールを含み、肌に着くとかぶれるので要注意。

(2)へ続く・・・。
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