映画 ご(誤)鑑賞日記

映画は楽し♪ 何をどう見ようと見る人の自由だ! 愛あるご鑑賞日記です。

ウエディング宣言(2005年)

2014-10-13 | マイケル・ヴァルタン



 イケメン外科医の息子を、どこの馬の骨とも知れない派遣社員女に奪われるのを阻止しようとする、かつての花形テレビ司会者のオバサン。原題“Monster-in-law”の通り、モンスターなMother in lawが大暴れするドタバタラブコメ。、、、ごーん。

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 本作を見る前、ジェニファー・ロペスに対して、全くと言っていいほど先入観はありませんでした。彼女の出演作も、多分『アナコンダ』くらいしか見たことない(つーか、アナコンダでの彼女の印象はほぼゼロ)ですし。

 でも、彼女のルックスは、チャーリーのキャラに正直合っていない感じがしましたねぇ、、、。いや、後半、ジェーン・フォンダ演じるところのモンスター姑ヴァイオラに逆襲するところからは合っているのですが、だからダメだなと。

 前半、マイケル・ヴァルタン演じるケヴィンに見初められ、かなり強引に口説かれるのですが、その時のチャーリーは非常に可愛らしいわけです。可愛らしい女性が、モンスター姑に強く立ち向かうからこそ、ドラマになる訳で、ジェニファー・ロペスが立ち向かっても「やっぱりコイツやったね」としか思わないでしょ。いかにも逆襲しそうにない可愛らしいルックスの女性がやるからこそ面白くなると思うんですけれど・・・。

 ジェニファー・ロペスは、チャーリーを演じるにはゴツ過ぎます。可愛くないわけじゃないけれど、ゴツいのですよね。体形も醸し出す空気も。すごい逞しそうだもの、一見して。

 本作は、引退宣言していたジェーン・フォンダの復帰作だったとか。彼女の出演作もあまり見ていないので、彼女への思い入れもゼンゼンないけれど、憎ったらしいモンスターおばさんを体当たりで演じておられました。彼女ほどのキャリアの女性が、なぜ本作を復帰作に・・・? と疑問に思ったけれど、インタビューで「復帰作にシリアス系は避けたかった」みたいなことを言っていて、まあ、そういうものなのかなぁと。リハビリってやつですかね。

 内容では語ることもほとんどない底の浅い話ですけれど、どうも、ラストのハッピーエンドへの持って行き方がつまんないですね。ヴァイオラの姑(最初の夫=ケヴィンの実父のお母さん)が突如現れ、過去のヴァイオラ自身の嫁としてのダメっぷりを思い出させ、それを機にヴァイオラが目を覚ます・・・、みたいな、ものすごく陳腐な展開。あんな壊れたオバサンがそれくらいのことで「気付き」を得る訳ないでしょーが、と突っ込みたくなります。

 ここは、当然、イイ子ちゃんの息子とモンスターとの直接対決をさせるべきでしょう。イイ子ちゃんでしかなかった息子にキョーレツな一撃を喰らわされるくらい(多分、現実ならそれでも全然ダメだと思うけど)のことがないと、あんな暴走オバサン、変わりっこありませんて。

 でも、本作でのケヴィンは、本当にただただイイ子ちゃんで。いくら、ジェーン・フォンダとジェニファー・ロペスを見せるための映画だからって、安易過ぎでしょ、シナリオが。

 ま、私が本作を見た目的は、両主演女優などでは全くなくて、ただただマイケル・ヴァルタンを拝みたかったからなのでした。最近、「アリー・myラブ」を久しぶりに見ていて、もともと、チョイ役のジョナサンを演じていた彼が素敵だなーと思っていたのだが、あのドラマもオンエアされて既に10年以上、、、ジョナサンも素敵というより、可愛いなー、とオバサンになった私の目には映ってしまった、、、トホホ。

 でも、本作での彼は、37歳ですかね。相変わらずおキレイでした。あまりにもキョーレツな女性2人に挟まれ影薄かったですけどね。彼が、ジェーン・フォンダを(もちろんセリフでですけど)ぶちのめす意外性溢れるシーンが見たかったよ。


J.Loがゴツ過ぎて意外性まったくナシ




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