作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv20476/
以下、DVD発売元であるKADOKAWAの本作紹介ページよりあらすじのコピペです(青字は筆者加筆)。
=====ここから。
早瀬主税(市川雷蔵)は柳橋の芸者お蔦(万里昌代)と恋仲だった。
彼は十二のとき、酉の市の雑踏で、帝大のドイツ文学教授・酒井俊蔵(千田是也)の懐をスリ損じたが、酒井の温情により家に伴われ、そのまま書生として養育された。
それから十年。学問も修め、立派に成人した主税は、参謀本部に職を得るが、その彼に兄妹のようにして育った酒井の娘・妙子がいつか恋情を向けてくる。
妙子の好意を受け入れては義理ある先生に申し訳ないと決心した主税は、酒井の家を出て、知り合いの魚屋、めの惣(船越英二)の世話で家を見つけ、かねてから恋仲だったお蔦と暮らし始める。
お蔦の姉芸者・小芳は酒井先生の想われ人だったが、将来ある身で芸者を打ちに入れるのは出世の妨げと主税をいさめ、酒井の娘・妙子は実は自分の生んだ娘だと告白し、身分の違う二人が結ばれる不幸を説くのだった…
=====ここまで。
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ついに自宅のPCが壊れました、、、、ガーン。まぁ、10年使ったからなぁ。その間、故障もなく動いてくれていたのですが、数か月前から、ときどき反応が遅くなることがあり、フリーズ回数も増えてきたので、そろそろヤバいかなぁ、、、とは思っていたのですが、それはいきなりやってきました。ハードディスクの警告メッセージが突然現れて、一気に瀕死状態に。
いつかやろうと思っていた、いろいろなデータのバックアップもしていなかったので、どうなることやら……と冷汗ものでしたが、どうにかほぼ全て救出し、かろうじて機能していたROMに避難させることができました。もうUSBメモリーさえも読み取ってくれなくなっていたので、ROMが作動してくれたのが救いでした……やれやれ。
新しくPCを買うにも、なんせ10年ぶり。スペック見てもチンプンカンプンに等しく、よく分からないので、職場の親切なシステム担当者の男性に予算とかメーカーとか条件を挙げて選んでもらいました。今、半導体不足で、やっぱりPC市場にも影響は出ているらしく、メーカーによっては納期がすごく遅くなるものもあったみたいですが、どうにか注文して1週間で新しいのが届きました。
そのシステム担当の人にも「よく10年ももったねぇ」と驚かれたんですが「今は大体5年だよ」と言われ、決してお安くないPCを5年ごとに買い替えるのかぁ、、、とどよよ~んとなりました。私のPCの使い方なんて、ワープロ+ネット(+ときどき画像編集)くらいなもんで、前はゲームもやっていたけど、今は全然だし、それで5年でウン万円ずつ飛んでいくのは、マイクロソフトやらメーカーに都合よすぎなんじゃないのか?と思っちゃいますね。これで3代目ですが、長く使いたいと思っております。初代も、10年くらい使いましたけどね。
で、ようやく映画の感想です。
◆日食見物シーンがっ!!!
最近、原作の方をウン十年ぶりに再読したので、雷蔵は結構好きだし、見てみようと思った次第。……けれど、肝心の終盤の場面が期待外れで、ガックシ、、、でした。
中盤までは、雷蔵の演じる主税の雰囲気と、お蔦さんがイイ感じで、2人の別れのシーンもなかなか泣ける演出で良かったのだけれど、原作の一番の見せ場である、終盤の日食見物シーンがなく、ラスト主税が自殺するオチにもなっておらず、雷蔵が悲しげにたたずんでジ・エンド、、、ってんで、あり~??ってな感じでした。
上記のあらすじには全く出てこないんだが、原作では、恩師酒井の娘・妙子を、成り上がりの河野家が家格を上げるのに利用するため嫁にとりたいと言ってくる件がかなり重要なのだけど、本作では、主税とお蔦の悲恋物語に終始して、原作とはテーマが変わってしまっている。
まあ、小説と映画は別物だから、それはそれで構わないけど、河野家総出で日食を見物する場面で、主税が河野の主を罵倒し、河野家に修羅場が展開されるシーンは、やっぱし見たかったなぁ、、、と。原作での主税の河野に対するセリフはものすごく説得力があり、感動するシーンなので、なおさら、、、。これがあるからこそ、主税のそれまでの優柔不断なキャラが鮮やかに反転して悲劇となるのに、、、うぅむ。
◆その他もろもろ
まあ、それにしても主税の恩師・酒井の描かれ方は、原作よりも酷い。自分も芸者に自分の子を産ませておきながら、芸者に対するあまりにもひどすぎる差別的な言葉の数々は、聞いていて耳を塞ぎたくなるほど。当時はそれが普通だったのかも知れないが、これで人にものを教える仕事をしているんだから呆れるばかり。しかも、お蔦が死にそうになったら「私が悪かった、許せ」とか言っちゃって、ヘンなオジサンだ。あれほど忌み嫌っていた職業の女性が、死にそうになっているからってそこまで態度を変えるって。
とにかく、本作に出てくる社会的地位のある男たちは、みんなサイテー。これが明治のスタンダードだったのかもね。なにしろ、原作の主税は鏡花自身を投影しているとのことなので。尾崎紅葉に芸者のすずさんと別れろと言われ、鏡花自身は別れたように装って付き合い続け、後年、結婚したというのだから、なるほど、日食見物シーンの主税のセリフは、鏡花の本心だったのだろう。道理で説得力があるわけだ。
雷蔵は、相変わらず美しく品があって良かったけれど、見せ場はあんましなかったような。お蔦を演じた万里昌代が美しい。2人の別れの舞台は湯島天神。梅の季節になったら久しぶりに行ってみようかな。
マキノ版、衣笠版も見てみたいなぁ。
婦系図、たくさん作品があるんですねー!
私、原作も知りませんでした!(≧∇≦)
泉鏡花なんですね。
すねこすりさん、雷蔵お好きなんですね!
私、今、BSの午前中にやってる 「座頭市物語」を
録画して喜んで観ています( ^∀^)
勝新はお嫌いですか??
配役が豪華で、見応えあります!!(o^^o)
ところでPC‼️
1週間でお手元にやって来て、良かったですね♪
私も今のPCが3台目で、以前の2台はすねこすりさん同様
10年くらい使いました!(*'▽'*)
なんぼなんでも、5年とか早すぎます!!よね!!
雷蔵は、好きというか、、、まぁ好きなのかな。
何の役を演じても品があるので見ていて嫌な感じはしないですね。
勝新、、、は食わず嫌いです(..)
でも、座頭市は彼の代表作ですもんね。見たことないので見てみたいです。
そんなに豪華キャストなんですね? チェックします♪
PC、キーボードの感じが違うので、まだちょっと慣れません(-_-;)
フキンさんも10年お使いですか。
それくらい使いたいですよね、せっかく買って使い勝手の良いようにカスタマイズしてきたのですから、、、。
とりあえずは新しいのが早く来てくれて良かったです。
むか~しの旅行の画像データとか、全滅したら泣きそうだったと思いますが、救出できてほっとしています(*^-^*)
それはそうと、魔術師、見ました! おもろ~でした!
近々、感想を書きたいと思っています。
キャンディキャンディの考察、興味深く拝読(^^♪スピンオフ「ニール&イライザ」も誰か書いて!
PCぶっこわれ&買い替え、大変でしたね!他人事じゃないですわ。私も買い替えたばかりですが、もう何か調子悪いし!車もヤバい。エンジンかけたら変な音がする💦車も買い替えたいけど、先立つものが…サラ金(死語)で借りようかな…
雷蔵、大好きです!いっとき雷蔵映画にハマってましたが、婦系図は未見!機会があれば観たいです。雷蔵作品では「炎上」と「剣」が特に好きです(^^♪
ニール&イライザ、あまりにもカリカチュアされたキャラで、スピンオフ難しそうですね(^^)
え!車はマズいです、たけ子さん!
やっぱりマツダ車ですか?
雷蔵、そんなにお好きでしたか!
炎上も剣も未見ですが、もしや、たけ子さん、三島好きですか?
私は好色一代男の雷蔵見て、いいな〜と思いました。
炎上見たいです(^^) 原作、三島小説では好きなので、割と、、、。