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戦後80年"石破談話"に警戒論噴出 本心にある筋金入りの反日・媚中史観に要注意 2025.02.19

2025年02月20日 05時40分30秒 | 日記

戦後80年"石破談話"に警戒論噴出 本心にある筋金入りの反日・媚中史観に要注意

<picture>戦後80年"石破談話"に警戒論噴出 本心にある筋金入りの反日・媚中史観に要注意</picture>

 
石破首相は新談話を検討しているのか(内閣官房内閣広報室)

 

《ニュース》

今年の8月15日、戦後80年の節目を迎えるにあたり、石破茂首相が談話発出に意欲を示していると取れる発言をしており、自民党内などに警戒感が広がっています。19日付産経新聞などが報じています。

 

《詳細》

一つの発端は、石破氏が1月29日に出席したシンポジウムで「今年は敗戦後80年だ。あえて"敗戦後"と言うが、"終戦"では事の本質を間違える」「今を逃して戦争の検証はできない」などと発言したこと。

 

続く同31日の衆院予算委員会でも石破氏は、「なぜあの戦争を始めたのか、なぜ避けることができなかったのか、なぜ途中でやめることができずに、あのような東京が焼け野原になり、広島・長崎に原爆が落ち、大勢の方が亡くなったのか。まだその記憶をきちんと自己のものとして持っておられる方々がおられるうちに検証するというのは、80年の今年が極めて大事だ」と語り、談話発出に意欲を持っているのではないか、との推測が広がっています。

 

これに対し林芳正官房長官は2月18日の衆院予算委員会で、「現時点で新たな談話を発出するかは決定していない。これまでの経緯も踏まえながら、さまざまな観点から考えたい」と明言を避けています。

 

公明党の斉藤鉄夫代表はかねてより80年談話を「出すべき」と発言するなど前向きで、2月7日には「被爆80年であるので、核廃絶に向けた80年談話という趣旨で(出すべきだと)申し上げた」と語っています。

 

一方、自民党の保守系議員からは、石破氏が談話を出すことで、10年前に安倍晋三首相(当時)が出した戦後70年談話から、内容が後退するとの懸念の声が出ています。石破氏を始めその周辺に、安倍政権時代に非主流派として過ごした議員が多いこともあり、同政権に対抗する意味も込めて新談話を出そうとするのではないか、との警戒も出ています。

 

産経新聞によると、岩屋毅外相も「50、60、70年と出して80年で出さないのは……」と他議員に語るなど、談話発出に意欲的だといいます。

 

《どう見るか》


日本の戸籍で国籍欄に「台湾」表記が可能に、アメリカは政府文書から「台湾独立不支持」削除 「台湾は既に中国と別の国」と認め、信仰国による中国包囲網を 2025.02.18

2025年02月19日 05時28分05秒 | 日記

日本の戸籍で国籍欄に「台湾」表記が可能に、アメリカは政府文書から「台湾独立不支持」削除 「台湾は既に中国と別の国」と認め、信仰国による中国包囲網を

<picture>日本の戸籍で国籍欄に「台湾」表記が可能に、アメリカは政府文書から「台湾独立不支持」削除 「台湾は既に中国と別の国」と認め、信仰国による中国包囲網を</picture>

 

《ニュース》

日本人と結婚した台湾出身者などが戸籍の国籍欄に「中国」ではなく「台湾」と記載できるよう、法務省が省令を改正すると発表しました。アメリカでは国務省が、ウェブサイト上の文章から「台湾の独立を支持しない」という一文を削除しています。

 

《詳細》

日本ではこれまで、日本人と結婚した台湾出身者について、戸籍の「国籍」欄には「中国」と記載されており、日本に帰化した台湾出身者も同様に、帰化前の国籍が「中国」と記載されています。法務省は今年5月に省令を改正する際、この記載欄を「国籍・地域」に変更し、「台湾」との表記も可能にする方針を明らかにしました。改正前に結婚や帰化をした場合も、申し出があれば変更を認める方針です。

 

既に住民票や在留カードといった公的文書で「台湾」との表記が認められているため、この改正で統一されることになります。さらに、婚姻や離婚の際に、日本の法律だけでなく相手の国・地域の法規定が考慮される場合があることも理由の一つ。そもそも、台湾出身者からは、「中国」ではなく「台湾」と表記することの要望があったといいます。

 

台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の前駐日代表だった謝長廷(しゃ・ちょうてい)台湾総統府資政(顧問)は、自身のフェイスブックアカウントで、この改正を聞いて「思わず涙があふれ、胸が熱くなった」と言及。8年以上前に駐日代表になって以降、多くの在日台湾人から相談を受けており、自身も非常に理不尽と感じていたこと、日本側に「台湾」と記載できるよう働きかけてきた経緯があることなどを明かしています。

 

また、アメリカでは、国務省が米台関係を説明するウェブサイト上の「ファクトシート」から、「台湾の独立を支持しない」という一文を削除しました。さらに、新たに「われわれは両岸(台湾と中国)の相違が強制のない平和的手段により、両岸の人々が受け入れられる形で解決されることを望む」と記載。台湾の国際機関への参加を支持するとしているほか、トランプ新政権が力を入れる防衛協力にも触れています。

 

《どう見るか》


人物伝 発明王エジソンはなぜ成功したのか 「成功すべくして成功するには、やはり根性、根気が要る」 今の時代にこそ「運・鈍・根」が必要である 2025.02.17

2025年02月18日 05時23分34秒 | 日記

人物伝 発明王エジソンはなぜ成功したのか 「成功すべくして成功するには、やはり根性、根気が要る」 今の時代にこそ「運・鈍・根」が必要である

<picture>人物伝 発明王エジソンはなぜ成功したのか 「成功すべくして成功するには、やはり根性、根気が要る」 今の時代にこそ「運・鈍・根」が必要である</picture>

 
トーマス・エジソン(1847~1931年)は、電話や白熱電球、直流発電機、蓄音機、映画等、生涯に約千三百もの発明や、改良を行った「発明王」として知られる。(イラスト:水谷嘉孝)

 

発明王のトーマス・エジソンは1914年、研究所として使っていた工場が火事で全焼し、ほぼすべての実験道具や資料などを失ったとき、こう語った。

 

「これでまたゼロから研究ができる」──。

 

この時、エジソンは67歳という年齢であったというから驚きである。

 

本誌3月号記事「エジソンと大平正芳から『「運・鈍・根」の仕事成功学』を学ぶ」では、「1%のインスピレーション」を得るためにエジソンが重ねた努力と、人並み外れた根気について紹介した。

 

本欄では、エジソンの「考え方」をさらに深掘りすることで、私たちが学べることについて考えてみたい。

 

 

「何に挑戦すべきか」を考え抜いたからこそ、失敗してもあきらめずに挑戦し続けられた

後世において、エジソンは、「どれだけ失敗しても諦めなかった偉人」として紹介されることが多い。

 

冒頭の火事のエピソードのように、それは事実だが、その歩みを丹念に追ってみると、発明に取り組む前の段階で、「何に挑戦すべきか」を考え抜いていたことが分かってくる。

 

「その発明にどれだけの意義があるか」「その発明は成功させられるか」ということについて考えを詰めていき、「この発明は人々のために必要である」「実現は可能だ」という確信を得ていたからこそ、どれだけ失敗しても、「うまくいかない方法を見つけただけ」と言って、諦めることなく挑戦を続けることができた。

 

例えば、白熱電球の実用化に挑戦していた頃、エジソンは、この発明が人類にもたらす影響が絶大なものになると確信していた。当時、用いられていたガス灯とアーク灯は重大な欠陥を抱えていたからだ。

 

街路灯として多く用いられていたガス灯は値段が高く、爆発の危険性もあった。室内で用いると壁が黒ずむだけでなく、酸素を燃やすため、頭痛やめまいに苦しむ人も出てくる。知らぬ間にガス漏れが起きるリスクもあった。

 

それよりも明るい光を放つアーク灯への期待感が高まっていたが、アーク灯は2本の炭素棒の先端で放電させて発光する仕組みで、炭素棒の強度が低く、燃え尽きてしまうため、寿命が短いという欠点があった。さらに、光量の調節ができず、明るすぎ、最後には燃えさしが飛び散るので室内の使用には適さなかった。

 

つまり、廉価な白熱電球を普及させれば、誰でも室内で安全な明かりを灯し、夜にも仕事をはじめ様々な活動ができるようになる。その経済効果は、計り知れない規模になることが見込まれていた。

 

エジソンは1878年にアメリカ西部を旅した際に、とある工場で、発電機を用いて8基の小型アーク灯に光を灯す実験を見学した後、フィラメント(電灯の芯)を用いて多くの白熱電球を灯すアイデアを公表した。


家族の信念と愛の絆を描いた映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』 2025.02.16

2025年02月17日 05時22分38秒 | 日記

家族の信念と愛の絆を描いた映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』

<picture>家族の信念と愛の絆を描いた映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』</picture>

 

 

全国公開中

 

 

《本記事のポイント》

  • 家族の崩壊を防ぐ信仰と愛の絆
  • 子供たちを信じ切る親の慈愛のありがたさ
  • 活動を支えてくれる家族への感謝

 

 

実在の兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」が辿った驚くべき実話を映画化。10代で作った1枚のアルバムが、夢破れてから約30年後に"埋もれた傑作"として再評価され、注目を集めた兄弟とその家族の半生を感動的に描き出す。

 

1979年、ワシントン州にある田舎町フルーツランド。1600エーカー(=6.47497平方メートル・東京ドーム約138個分)もの広大な農場を営む家で生まれ育ったドニーは、10代になると音楽に夢中になり、兄とデュオを結成する。息子たちの才能を信じて父が敷地内に建てたスタジオで、ドニーは1枚のアルバム「Dreamin' Wild」を完成させた。

 

家族に支えられながら情熱を注ぎ込んで作ったアルバムだったが、世間からは見向きもされず、夢に手が届くことはなかった。

 

それから約30年後、思い描いていた夢とは程遠い人生を送っていたドニーは、コレクターにより発見されたアルバムが再評価され、"埋もれた傑作"として人気を博していることを知る。思いもよらない成功に家族は喜ぶが、ドニーは家族の温かい見守りの中で、目を背けてきた過去や感情と向き合うことになる。

 

 

家族の崩壊を防ぐ信仰と愛の絆

この映画の特徴は、息子の過ちによって財産を失う悲劇に見舞われながらも、家族が結束し、変わらぬ絆を育み続けることの美しさである。

 

10代のドニーは2枚目のアルバムを作るべく、単身ロサンゼルスへ行き、ある音楽プロデューサーの下で楽曲作りに打ち込むが、大金を騙し取られる。そして父親はその借金を背負い、農場の大部分を失ってしまう。しかし、父も家族もドニーを責めることなく、一致協力してその天賦の才能の開花に協力できたのだから、それで良しとする。

 

このようなエマーソン一家の献身の奥には、神への信仰と、お互いをいたわりあう愛の心があった。才能を過信し、過ちを犯した息子を決して責めることなく、それぞれが自分にできることに前向きに取り組みながら、神に祈りつつ前進していく姿がとても心を打つ。

 

監督と脚本を手がけたビル・ポーラッドは、「(この映画には)静かなシンプルさがあります。信念と家族、罪悪感、責任とは何かを掘り下げながらも、最終的には"癒やし"について描きます。今、この世界は癒やしを必要としています。だからこそ、私はこの物語に心惹かれたのだと思います」と語っている。

 

アメリカ社会を支えてきたキリスト教信仰の奥深さと、家族への限りない信頼と思いやり。そして、他を助けるために勤勉に働くことへのゆるぎない信念。アメリカの古き良き信念がたっぷりと描かれているところに、この映画の得も言われぬ魅力がある。

 

 

子供たちを信じ切る親の慈愛のありがたさ

この映画のもう一つの魅力は、ドニーの音楽的才能を伸ばすべく、あらゆる援助を惜しまず、そしてトニーが挫折した後も、決して後悔することのない父親ドンの信念と慈愛の姿である。

 

映画の最後には、父親に経済的な負担をかけた自責の念がドニーを追い詰め、音楽的インスピレーションから遠ざかっていったことが彼自身の口から打ち明けられる。

 

それでもドンは、息子に神から与えられた才能を開花させるために、自分の持てるものすべてを差し出したことに、何の後悔もないと言い切る。夜中に息子が作った楽曲がスタジオから漏れ聞こえてくるのを、時間も忘れて聞き入ったことが、何よりも父親としてのドンの幸せだったのだ。

 

こうした父親のゆるぎない信念が、中年期のドニーを挫折から立ち直らせ、再び創作への道に立ち戻らせていく姿は感動的だ。

 

大川隆法・幸福の科学総裁は、親が子供に与える精神的影響の大きさについて著書『エル・カンターレ 人生の疑問・悩みに答える 幸せな家庭をつくるために』で次のように指摘している。

 

まず、親のほうが『心の調和』をする必要があります。子供に対しては難しいことを教える必要はありません。心の調和をした親がその感化力でくるんでやれば、自然自然に、素直に、真理に沿った生き方をするようになってきます。

 

その心の調和を図る、いちばん大事なことは何であるかということですけれども、やはり、『愚痴』とか『不平不満』、それから『怒り』、また『人を恨む心』、『人に対して悪口を言う心・傷つける心』、こういうものを、親が子供の前では絶対に実践して見せないことです。

 

子供に接するときには、『あたかも鏡を見ているがごとく、自分が映っているのだ』と思って、そうした『澄んだ心』で接することが非常に大事です

 

 

活動を支えてくれる家族への感謝

また、この映画では、ドニーとペアを組む兄ジョーの献身にも光が当てられている。

 

ジョーは、才能あるドニーにとって、ソロ活動の方が、チャンスが広がると考え、ロサンゼルス行きを勧める。そしてドニーが騙されて帰ってきた後は、トラクターの保守修繕で生計を立てながら、農場を守り抜いていく。

 

映画のラストは、ジョーの献身がデュオの生命線であったことに気づいたドニーが"音楽的才能のないジョーが足を引っ張る"として責め続けていたことを謝罪し、才能を超えた音楽のスピリットに目覚めていくところが感動的に描かれている。

 

神から与えられた才能に感謝しつつ、また同時に自分を支えてくれた人々への感謝の心に目覚めることで、トニーは再び創造の喜びを取り戻すことができたのである。

 

大川隆法総裁は感謝の大切さについて著書『太陽の法』の中で次のように指摘している。

 

自分をしっかりと反省ができたならば、つぎは、それをどのように心で、どのように行いで、あらわしていくかです。すなわちそれは、感謝行ということになります。では、感謝行とはどういうものでしょうか。

 

人々に、『ありがとう』ということですか。確かに、それもひとつです。しかし、ほんとうの感謝行とは、もっと積極的なものです。つまり、『あなたは、他人に一体何をしてあげたか』、そこに、ほんとうの感謝行がありますそれは、やはり愛なのです。与える愛です。与えつづける愛です。無償の愛の実践なのです。これが、ほんとうの感謝行のあり方だといえます

 

家族の信念と絆、そして互いに感謝しあいながら、前向きに生きていくことの大切さを描いた本作品は、家族という存在もまた、神から与えられた贈り物であり、感謝と思いやりによって家族の絆を守り育んでいくことの大切さに改めて気づかせてくれる。(T.T)

 

『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』

【公開日】
全国公開中
【スタッフ】
監督:ビル・ポーラッド
【キャスト】
出演:ケイシー・アフレック ボー・ブリッジスほか
【配給等】
配給:SUNDAE
【その他】
2022年製作 | 111分 | アメリカ

公式サイト https://sundae-films.com/dreamin-wild/

 

 

【関連書籍】

 

エル・カンターレ-人生の疑問・悩みに答える 幸せな家庭をつくるために

『エル・カンターレ 人生の疑問・悩みに答える 幸せな家庭をつくるために』

大川隆法著 幸福の科学出版

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入

 

 

太陽の法

『太陽の法』

大川隆法著 幸福の科学出版

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新型コロナ責任論に市民権問題……トランプ政権の関税以外の対中新政策【澁谷司──中国包囲網の現在地】 2025.02.15

2025年02月16日 05時39分51秒 | 日記

新型コロナ責任論に市民権問題……トランプ政権の関税以外の対中新政策【澁谷司──中国包囲網の現在地】

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澁谷 司

 

アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

トランプ政権による対カナダ・メキシコ・中国への関税が世界の耳目を集めている。

 

われわれは、関税だけに目を奪われがちだが、同政権は他にも重要な対中政策の転換を行っている。

 

 

中国人"出生による市民権"取り消しによる動揺

その一つが、トランプ氏が就任初日、"出生による市民権"を取り消す大統領令に署名したことで、これが中国人に大きな影響を与えている(*1)。

 

例えば、米国で出産するつもりで最近入国したというある中国人女性は、このニュースを聞き「まさかこんなことが起きるなんて、夢にも思わなかった」とメディアに語っている。

 

彼女は1月中旬、子供に米市民権を持たせるため、米国で出産するつもりで南カリフォルニアにやってきた。出産予定日は2カ月後である。けれども本大統領令によって、市民権は取り消される公算が大きい。

(*1)2025年1月21日付『万維読者網』

トランプ大統領が「紙ストローの使用を終わらせるための国家戦略」策定を命じる 日本も企業サービスを邪魔するプラ規制をなくすべき 2025.02.14

2025年02月15日 05時23分43秒 | 日記

トランプ大統領が「紙ストローの使用を終わらせるための国家戦略」策定を命じる 日本も企業サービスを邪魔するプラ規制をなくすべき

<picture>トランプ大統領が「紙ストローの使用を終わらせるための国家戦略」策定を命じる 日本も企業サービスを邪魔するプラ規制をなくすべき</picture>

 

《ニュース》

アメリカのトランプ大統領が、「紙ストローの強制使用を終わらせる」とする大統領令に署名しました。今後、政府機関での調達を行わないほか、3月27日までに、「紙ストローの使用を終わらせる国家戦略」を立てるよう命じるものです。

 

《詳細》

トランプ氏は、紙ストローについて「破れたり折れたり割けたりした。熱いものを入れると長く持たず、数分か、数秒しか持たない。ばかげている」と酷評し、政府機関の紙ストローの購入を停止することを命じました。

 

バイデン前政権下では、プラスチックごみの削減のため、プラスチック製のストローをはじめ、食べ物や飲み物の包装やボトルを連邦政府の調達から排除するとしていました。また、ワシントン州シアトルやカリフォルニア州、ニュージャージー州なども、飲食店がプラスチック製のストローを提供することを規制し、紙ストローへの切り替えを進めています。

 

今回発表された大統領令では、紙ストローに含まれる化学物質が「人体への健康リスクをもたらす可能性がある」ことを問題視しているほか、「紙ストローが高価かつ、消費者が複数の紙ストローを使用しなければならないこともある」ということ、「紙ストローを製造する際のCO2排出量や水の消費がプラスチック製よりも多いなど、環境負担が重い」といった問題点を指摘しました。

 

《どう見るか》


日米仏の「3空母」がフィリピン沖で初訓練し、中国を牽制 同盟国との軍事連携を粛々と強化するトランプ政権 2025.02.14

2025年02月15日 05時22分41秒 | 日記

日米仏の「3空母」がフィリピン沖で初訓練し、中国を牽制 同盟国との軍事連携を粛々と強化するトランプ政権

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米空母「カール・ヴィンソン」。

《ニュース》

日本の海上自衛隊と米海軍、仏海軍は2月10日から18日にかけて、日米仏による初の共同訓練「パシフィック・ステラー」をフィリピン東方の太平洋で実施しています。

 

《詳細》

訓練に参加している大型艦艇は、海自の事実上の空母である護衛艦「かが」、米海軍のニミッツ級航空母艦「カール・ヴィンソン」、そして仏海軍の空母「シャルル・ド・ゴール」です。海自のプレスリリースには書かれていませんが、アメリカ側の情報によると、仏海軍は攻撃型潜水艦も随伴しているようです。

 

3カ国が、中国が存在感を高めるフィリピン周辺で訓練を行うことは異例の出来事です。この訓練実施により、中国に牽制する狙いがあることは明らかでしょう。

 

これに先立ち、石破首相とトランプ米大統領は7日に行った日米首脳の共同声明で、「南シナ海における中国による不法な海洋権益に関する主張」や「中国による東シナ海における力または威圧による現状変更」に強い反対を表明していました。

 

《どう見るか》


米露首脳が電話会談、ウクライナ戦争終結へ向け交渉開始 米国防長官は「ウクライナの領土回復は幻想」と言明 2025.02.13

2025年02月14日 05時17分40秒 | 日記

米露首脳が電話会談、ウクライナ戦争終結へ向け交渉開始 米国防長官は「ウクライナの領土回復は幻想」と言明

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画像: Phil Mistry / Shutterstock.com

《ニュース》

トランプ米大統領は12日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、プーチン露大統領と1時間半近く電話会談し、ロシア―ウクライナ戦争の終結に向けて、米露の交渉団が「直ちに交渉を開始することで合意した」と明かしました。その後、ウクライナのゼレンスキー大統領とも電話会談しました。

 

《詳細》

トランプ氏はプーチン氏との電話会談後、ホワイトハウスの大統領執務室で記者団に対し、プーチン氏と近いうちにサウジアラビアで会談するだろうと語りました。また、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟することや、ロシアがクリミア半島を併合した2014年以前の領土をウクライナが完全に回復することは、「現実的ではない」と述べました。

 

トランプ氏はトゥルース・ソーシャルへの投稿で、「長時間でとても建設的な」プーチン氏との電話会談の中で、ウクライナや中東、エネルギー、人工知能(AI)、米ドルなど、さまざまな話題について議論したと指摘しました。

 

そして、「我々はロシアとウクライナの戦争で大勢の死者を出している状況を止めたい。プーチン大統領は、私が選挙活動のモットーとして強力に掲げてきた『コモンセンス(常識)』という言葉さえ使った。我々はそれを共に強く信じている。お互いの国を訪問することを含め、とても緊密に、連携していくことで合意した」と述べました。

 

トランプ氏によると、バンス副大統領とルビオ国務長官が14日にドイツで開催される「ミュンヘン安全保障会議」に出席し、ゼレンスキー氏と3者会談する予定です。ルビオ氏やラトクリフ中央情報局(CIA)長官、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)、ウィットコフ中東担当特使らが米国側の交渉を主導することになっています。

 

米露電話会談に先立ち、ヘグセス米国防長官は、主権国家としてのウクライナをアメリカは支持するものの、最終的にNATOへの加盟を認める和平合意は現実的でないと指摘。「幻想的な目標を追い求めることは、戦争を長引かせ、さらなる苦痛を引き起こすだけだ」などと述べていました。

 

また、米露の交渉の結果、ロシアで拘束されていたアメリカ人男性が釈放され、11日にアメリカに帰国したとも報じられています。トランプ政権が発表した11日の声明では、「ロシア側からの誠意の表れ」だとし、「ウクライナでの戦争を終わらせるために、我々が正しい方向に進んでいることを示すものだ」と強調しています。

 

《どう見るか》


9割の国が削減目標の提出間に合わず パリ協定"空中分解"の現実に日本は目を向けるべき 2025.02.12

2025年02月13日 05時19分02秒 | 日記

9割の国が削減目標の提出間に合わず パリ協定"空中分解"の現実に日本は目を向けるべき

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《ニュース》

地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」の参加国のうち、9割が期限内に温室効果ガス削減目標を提出できなかったことから、世界的に機運が停滞していると指摘されています。

 

《詳細》

パリ協定は5年に一度、参加国に新たな削減目標を提出することを求めています。2月10日がその期限でしたが、195参加国のうちわずか十数カ国しか提出できず、主要な排出国を含めた9割が間に合いませんでした。AP通信など、各国メディアが報じました。

 

数少ない提出国のうちの一つがアメリカですが、バイデン前政権が昨年末に提出したものであり、トランプ新政権が協定離脱を決定しているため、破棄される見通しです。

 

排出量の多い中国、インド、欧州連合(EU)などは、提出が今年後半など大幅にずれ込むと見られています。日本も目標値案を昨年末に取りまとめましたが、1月26日まで実施した意見公募の内容を現在精査中で、3月末までに閣議決定して提出する意向だといいます。

 

主要先進国G7では、アメリカを除けば、最も急進的に脱炭素政策を進める英国しか、目標値を提出していません。

 

各メディアは「アメリカの気候変動政策の方向転換が他国の取り組みを妨げている」(ロイター通信)などと報じています。

 

《どう見るか》


高校無償化の議論加速も、すでに相当な税金が投入されている 無償化で負担をゼロにしても、そのツケは子供に増税として返ってくる 2025.02.12

2025年02月13日 05時18分01秒 | 日記

高校無償化の議論加速も、すでに相当な税金が投入されている 無償化で負担をゼロにしても、そのツケは子供に増税として返ってくる

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《ニュース》

教育無償化をめぐる議論が加速しています。特に少数与党である自民、公明両党と、高校授業料の完全無償化を求める日本維新の会との間で駆け引きが続いています。

 

《詳細》

国の現行の制度では、年収910万円未満の世帯に年間11万8800円を上限に支援し、公立高校の授業料を実質無償しています。私立高校の場合は、年収590万円未満の世帯に年間39万6000円を上限に支援しています(高等学校等就学支援金制度)。いずれも世帯収入や家族構成によって支援の有無や額が異なります。

 

この制度をめぐり、与党と維新ともに「所得制限を撤廃する」という方向で議論を進めていますが(所得にかかわらず公立高校の授業料を実質無償化)、「私立高校を無償化するか」で意見が対立しています。

 

維新の案が私立の高校生に最大年63万円を支給するのに対し、与党側は公立・私立問わず年11万8800円を支給し、私立の無償化については再来年度以降に持ち越すとするものを提示。両者は合意に至らず、議論は平行線が続いています。

 

自治体レベルでは教育無償化が広がっています。維新が議会の過半数を占める大阪府は今年度から、授業料の完全無償化を段階的に進め、私立高校に通う生徒に年63万円まで支援しています。東京都も独自の制度を設けており、世帯年収が910万円未満であれば、授業料を実質無償化しています。

 

国民の間では「私立まで無償化すべきではない」という批判の声は根強くあるものの、無償化の路線に傾きつつあると言えます。しかし、現行制度によって、すでに相当な税金が教育政策に投入されている中で、さらに無償化を進める根拠は十分ではありません。

 

《どう見るか》


温暖化の影響で世界の植生が2020年に過去20年間で最大に 食糧問題解決には農地が増えるCO2増加が圧倒的有利 2025.02.11

2025年02月12日 05時52分56秒 | 日記

温暖化の影響で世界の植生が2020年に過去20年間で最大に 食糧問題解決には農地が増えるCO2増加が圧倒的有利

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濃い緑が打たれているアフリカのサハラ砂漠の南端や、ロシア北部やヨーロッパ、インドで特に緑化が進んでいる(画像:Remote Sensing of Environment(2024))。

《ニュース》

2001年から2020年までの観測データによると、世界の植生は2020年に最も増えており、地球温暖化が大きく影響している、という研究結果が発表されました。

 

《詳細》

この研究は米農務省森林局やデューク大学の研究チームによるもので、2020年まで20年間の地球観測衛星データを解析したところ、世界の森林や草原、農地などの植生が20年に最も増えていたことが分かりました。とりわけ緑化が進んだ地域として、アフリカのサハラ砂漠の南端やユーラシア大陸の北部、インドなどが挙げられます。

 

2020年に最大になっていた理由として、チームは当初、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で人為的活動が減少し、大気汚染が減少したり、日照が増えたこと、人間による撹乱が減ったことの影響を検討していました。しかし、実際にはコロナの影響はわずかであり、気候変動、CO2濃度の上昇、気温上昇が重要な役割を果たしていたといいます。

 

特に、温帯と寒帯における影響が大きく、例えば寒帯の針葉樹林は、気温が上がったことで植物の生育期間が長くなったといいます。

 

なお、24年にはイギリスの研究チームが、温暖化の影響により、南極で緑化された地域が過去35年で14倍に増えていることを発表していました。南極の土壌は、存在しないかやせているため、植物のほとんどはコケ類ですが、コケが増えるうちに土壌が豊かになり、他の植物が成長する可能性もある、としています。

 

《どう見るか》


インバウンド消費を狙い、外資の海外移転を阻止する北京【澁谷司──中国包囲網の現在地】 2025.02.10

2025年02月11日 05時42分42秒 | 日記

インバウンド消費を狙い、外資の海外移転を阻止する北京【澁谷司──中国包囲網の現在地】

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澁谷 司

 

アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

中国の飲食メディア「紅餐網」によれば、同国では2024年の1年間で、コーヒー、ベーカリー、鍋、お茶、ビュッフェ、軽食、ファーストフードなど幅広いジャンルの飲食店が多数姿を消している(*1)。

 

統計によれば、昨年だけで300万軒近くの飲食店が閉店し、過去最高を記録したという。

 

中産階級の資産が縮小し、消費のほとんどが合理的かつ実用的な"コスト・パフォーマンス"追求型の需要だけになっている。

 

統計では、中国の飲食店数に対する人口の比率は現在1000人対7軒で、その割合は世界第1位だという。この数字は、中国の飲食業界が深刻な供給過剰に陥っていることを示す。

(*1)2025年1月21日付『中国瞭望』

 

 

消費停滞をインバウンドで埋めようとする習政権


幸福実現党 はしもと修一氏が神奈川県寒川町議選で再選を果たし、2期目へ モットーは「現場主義」「心に寄り添う政治」 2025.02.10

2025年02月11日 05時41分41秒 | 日記

幸福実現党 はしもと修一氏が神奈川県寒川町議選で再選を果たし、2期目へ モットーは「現場主義」「心に寄り添う政治」

<picture>幸福実現党 はしもと修一氏が神奈川県寒川町議選で再選を果たし、2期目へ モットーは「現場主義」「心に寄り添う政治」</picture>

 

任期満了に伴う神奈川県寒川町議選(定数18)が9日に投開票され、幸福実現党公認候補の橋本修一(はしもと・しゅういち)氏が再選を果たした。

 

神奈川県育ちのはしもと氏は、進学塾室長、介護福祉士、ケアマネージャーなどの経験を政治の場で生かしていこうと、2021年に初当選した。

 

議会では、文教福祉常任委員会副委員長や東海道新幹線新駅対策特別委員会委員、寒川日台友好議員連盟事務局長などを歴任。新型コロナワクチン(遺伝子ワクチン)の副反応の実態を訴えたり、増税や将来負担に繋がる税金の使い方の見直しを提言するなど、町民に寄り添う施策はもとより、社会情勢や国際情勢を視野に入れながら、大局的な視点で活動を続けてきた。

 

はしもと氏は、「現場主義」「心に寄り添う政治」をモットーに、主に5つのビジョンを掲げている。

 

(1)すべての人が輝く町へ! ─健康寿命の延伸、介護予防の推進─

寒川町バリアフリー基本構想を進め、共生社会の実現に向けて取り組みます。健康寿命の延伸や高齢者への雇用を推進し、地域で生涯現役人生に向けた取り組みを活性化します。福祉・スポーツ活動の拠点となる施設の整備、維持、管理に取り組みます。

 

(2)さむかわをモット豊かに! ─未来への繁栄の礎を築きます─

創造性の高い企業家を養成するためのスタートアップ企業への支援を働きかけます。将来負担に繋がる税金の使い方の見直しを進めます(次世代への投資や資産に繋げる)。

 

(3)子どもたちの夢と希望が叶う町へ! ─頑張る青少年を応援します─

いじめ防止の徹底のために、支援機関との連携による効果的な取り組みを推進します。不登校の課題解決や、校内フリースクールの設置など、公教育のあるべき姿を提言してまいります。

 

(4)安全・安心のまちづくり! ─町民の生命と財産を守ります─

公園・道路・河川の草木の管理、整備を進め、美しく住み良いまちづくりを目指します。町道の歩道整備を計画的に推進し、子どもや高齢者、障がい者が安全に暮らせる町を目指します。道路冠水の改善に向け、側溝などの排水施設の管理を進めます。

 

(5)さむかわをモット元気で便利に! ─次世代を見据えたまちづくり─

町民皆様のニーズにお応えできる利便性の高い公共空間を目指し、公共施設の再編や町づくりに取り組みます。町内の移動手段に困っている皆様のために、地域公共交通の利便性を高める提言を行ってまいります。寒川町の歴史(神社・遺産・文化財)をPRし、観光周遊ルートの構築、整備に取り組みます。

 

【関連サイト】

幸福実現党HP はしもと氏の紹介ページ

https://hr-party.jp/member/shuichi-hashimoto/

 

はしもと修一公式サイト

https://hashimoto-shuichi.com/

 

【関連記事】

2021年2月7日付本欄 神奈川県寒川町議選で幸福実現党公認の橋本修一氏が当選

https://the-liberty.com/article/18065/

 

2025年1月27日付本欄 幸福実現党 須藤ゆき氏が静岡県菊川市議選で再選を果たし2期目へ

https://the-liberty.com/article/21933/

 

2024年9月9日付本欄 幸福実現党が台湾の立法院で「台湾関係法 試案」を発表 「日本と台湾は『自由、民主、信仰』の価値観を共有し、普遍の価値を守り抜くパートナーである」と宣言

https://the-liberty.com/article/21656/

 

2024年8月31日付本欄 際限のないバラマキに「待った!」 幸福実現党が「小さな政府・安い税金」議連を立ち上げ 政府の仕事の減量、減税、規制撤廃で「自由の創設」を目指す

https://the-liberty.com/article/21643/

 

2024年3月号 日本神道の源流 「天御祖神」は世界の文明に影響を与えた - 地域シリーズ 西神奈川 (記事内にはしもと氏のインタビューを掲載)

https://the-liberty.com/article/21181/

 

2023年11月18日付本欄 台湾で肌で感じた、幸福実現党が掲げる「自由・民主・信仰」への大きな期待 【日台友好議連・台湾視察/特別ゲスト講演会レポート】

https://the-liberty.com/article/21032/


イエスの弟子ペテロの裏切りと後悔をモチーフにしたルーマニアのサスペンス映画『おんどりの鳴く前に』 2025.02.09

2025年02月10日 05時28分35秒 | 日記

イエスの弟子ペテロの裏切りと後悔をモチーフにしたルーマニアのサスペンス映画『おんどりの鳴く前に』

<picture>イエスの弟子ペテロの裏切りと後悔をモチーフにしたルーマニアのサスペンス映画『おんどりの鳴く前に』</picture>

 
画像:Mistervlad / Shutterstock.com

 

全国公開中

 

 

《本記事のポイント》

  • ボスに牛耳られるルーマニアの地方の実態
  • 欲望と正義の間で揺れる人間の"悪の凡庸さ"
  • あの世で神の前に立つときに、必要なものとは

 

 

ルーマニア・モルドヴァ地方の静かな村の中年警察官イリエ。鬱屈とした日々を送っている彼の願いは、果樹園を営みながら、ひっそりと第二の人生を送ること。しかし平和なはずの村で惨殺死体が見つかったことをきっかけに、イリエはその残忍さと直面する。欲望と正義の間で揺れるイリエがたどり着く、結末とは──。

 

監督は長編2作目『Două lozuri』(2016)で同年のルーマニア興行収入1位を獲得した新星パウル・ネゴエスク。本作では、ルーマニア・アカデミー賞(GOPO賞)6冠の快挙を成し遂げた。

 

 

ボスに牛耳られるルーマニアの地方の実態

本作の興味深い点は、EU加盟国でもあるルーマニアの農村に、今もはびこっている因習深い統治の実態が描かれていることである。

 

学習院女子大学の中村崇文教授によると「ルーマニアの孤立した地域では通常、司祭と村長が村内での数え切れないほどの犯罪や権力の濫用(ウクライナ人とのタバコの密売、熱狂的な罪、木材と関わるビジネスなど)の共犯者である。警察官はたとえ何が起こっているのかをよく知っていたとしても、見て見ぬふりをするのである」(映画パンフレットより)という。

 

映画では村長が神父と共謀してある男を殺し、男の妻を我が物にしようとする。村でただ一人の警察官であるイリエは、村長の暴虐を見て見ぬふりをし、ひっそりと第二の人生を送ることに関心を向け続ける。

 

しかし、新しく着任した新人警察官ヴァリが村中で聞き込み捜査を行い、混乱を巻き起こす。イリエは村の掟を踏みにじるヴァリが危険にさらされることを慮り、捜査をやめさせるものの、その忠告を聞かなかったヴァリは、村長の差し金によって、村の荒くれ者たちに半殺しにされてしまう。

 

背骨を折られ、舌を切られた無残なヴァリの姿に取り乱すイリエ。事なかれ主義に生きていた彼の中に、何かが目覚め始める。

 

平穏な人生を望むのか、正義に生きるのか、人生の岐路に立たされた警察官イリエの心の葛藤が、ルーマニア農村の陰影ある美しさを象徴として巧みに描かれている。

 

 

欲望と正義の間で揺れる人間の"悪の凡庸さ"

イリエの願望が果樹園を購入して、第二の人生をのどかに暮らすことだと知った村長は、ぴったりの果樹園を譲渡することで、イリエを抱き込もうと画策する。

 

果樹園を貰い受けて、悠々自適の将来を手にしたイリエは足しげく果樹園に通い出し、将来の人生の構想に夢中になろうとする。しかし、果樹園主としての余生は、村の残忍さの一部となることにほかならないという冷厳な事実を次第に自覚し始める。

 

しかも、自分の手に入れたものが、同僚の犠牲の上に築かれたものである事は否定のしようがない。イリエは寝付けなくなり、酒の力を借りるようになる。

 

イリエのごとく、自分の安楽な生活と引き換えに、他の人間を犠牲にしても厭わないような人間の愚かさを、ユダヤ人哲学者のハンナ・アレントは、ユダヤ人をガス室送りにしたナチス・ドイツのアイヒマンへの裁判を傍聴した手記の中で"悪の凡庸さ"と表現した。

 

この"悪の凡庸さ"について、大川隆法・幸福の科学総裁は『大川隆法 思想の源流』の中で次のように指摘している。

 

(ユダヤ人にとって)「アイヒマンは、やはり、悪魔でなければいけないわけです。"あくまでも悪魔"でなければいけないわけです。すごい悪魔で、"悪魔のナンバースリー"か何かでなければいけないぐらいであるはずなのに、アレントは、『凡庸で平凡だ。陳腐だ。あまりにも平凡で、誰でもやるようなことをやっただけだ』としました。

 

要するに、若き日にハイデガーから、『人間というのは、デンケン(denken)、考えるということが大事なのだ』ということを繰り返し教わっていたけれども、このアイヒマンは、『"デンケン"できないドイツ人』だったわけです。『考えることができず、ただ、命令どおり、マニュアルどおりに全部やっていただけの人間で、これは村役場に勤めている人間と変わらない。どこにでもいる』ということです。ある意味では、それはそのとおりでしょう

 

不正がまかり通る中で正義を貫こうとすれば、たちどころに爪弾きにされたり、攻撃されて窮地に陥ることは、ままあることではある。

 

しかし、逆に、たとえ目の前の問題をうまく切り抜けたとしても、最後は、死んだ後に霊魂となり、すべてを見通している仏神の前に立たされることになる。その真実について、この世で生きている間に考えを巡らさないことそのものが、人間の愚かさの根源であると言えるだろう。

 

 

あの世で神の前に立つときに、必要なものとは

この映画のクライマックスは、立て続けに自らの愚かさを見せつけられたイリエが、最後に警察官として"自らの正しさ"を証明する行動に出るところである。

 

その姿は聖書外典に描かれた、イエスの弟子ペテロの最期を彷彿とさせる。

 

イエスの最期が迫る中で、ペテロはイエスから「今日、ニワトリが鳴くまでに、あなたは三度、私を知らないと言うだろう」と予言される。

 

その予言が成就した後、ペテロは激しく後悔し、その後、弟子のリーダーとしてイエス教団をまとめあげ、最後にローマで処刑されたとされる。

 

聖書外典であるペトロ行伝によると、ローマで布教していたペテロは、迫害が激しくなるのを目の当たりにして、市外へと逃れる道すがら、ローマに向かうイエスとすれ違ったという。

ペテロが「主よ、どこへ行かれるのですか」と尋ねると、イエスは「あなたが、私の民を見捨てて逃げるので、私が代わりに行って、もう一度、十字架にかけられるのだ」と答える。ペテロは急いで引き返し、逆さ十字にかけられて殉教したのだという。

 

大川隆法総裁の著書『地獄に堕ちないための言葉』には「主への信仰を護れ。この世は仮の世である。信仰している自分を守り抜くことが、全てを守り抜くことになるのだ」と説かれている。

 

田舎のごく平凡な中年警察官を主人公にしながら、欲望と正義の間で揺れる人間の愚かさを巧みに描いたこの作品は、ルーマニアの人々に深く根付くキリスト教的価値観と、死後に裁きが待っており、神の前に立たされた時に、「その御顔を見つめることができる人間なのか」を自ら問いかけながら生きることの大切さを、改めて思い出させてくれる。(T・T)

 

『おんどりの鳴く前に』

【公開日】
全国公開中
【スタッフ】
監督:パウル・ネゴエスク
【キャスト】
出演:ユリアン・ポステルニクほか
【配給等】
配給:カルチュアルライフ
【その他】
2022年製作 | 106分 | ルーマニア・ブルガリア合作

公式サイト https://culturallife.co.jp/ondori-movie

 

【関連書籍】

 

大川隆法 思想の源流

『大川隆法 思想の源流』

大川隆法著 幸福の科学出版

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入

 

 

地獄に堕ちないための言葉

『地獄に堕ちないための言葉』

大川隆法著 幸福の科学出版

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入


日米首脳会談、ひとまず成功裏に終わる 「日米の新たな黄金時代」を拓くには、石破政権は対中国で方向転換が必要 2025.02.08

2025年02月09日 05時25分17秒 | 日記

日米首脳会談、ひとまず成功裏に終わる 「日米の新たな黄金時代」を拓くには、石破政権は対中国で方向転換が必要

<picture>日米首脳会談、ひとまず成功裏に終わる 「日米の新たな黄金時代」を拓くには、石破政権は対中国で方向転換が必要</picture>

 
日米首脳会談で握手を交わす石破首相とトランプ米大統領(画像はトランプ氏のトゥルース・ソーシャルへの投稿より)。

《ニュース》

訪米した石破茂首相は現地時間7日、首都ワシントンD.C.のホワイトハウスでトランプ米大統領と初めての公式会談を行いました。石破氏はトランプ氏が就任後に対面で会う2人目の外国首脳となりました(1人目はイスラエルのネタニヤフ首相)。

 

《詳細》

石破氏は会談の冒頭、「日本とアメリカは今、非常に緊密な関係にあるが、それは全て1期目のトランプ政権でトランプ大統領と、今は亡き安倍元総理大臣との2人によって礎が築かれた」と指摘。今後も力を合わせ、さらに世界が平和になり、人々が夢と希望をもって生きていくことができるよう努めていきたいと語りました。

 

さらに「トヨタ自動車の豊田章男会長は、トランプ大統領が再び就任することを心待ちにしていた」と述べた上で、トヨタや大手トラックメーカーのいすゞ自動車がアメリカで新たな工場の建設を計画していることなどを説明。日本の対米投資は世界最大規模であり、アメリカの雇用創出に貢献していると伝えました。

 

トランプ氏は会談の冒頭、「私は来週、他国と互恵的な貿易を行うことについて発表する予定だ。貿易だけではなく、他にもいろいろなことを発表するつもりだ」と述べ、新たな関税政策を打ち出すことを示唆しました。この対象国に日本が含まれているかは不明です。また対日貿易赤字を縮小し、対等な関係にしたい旨を語りました。

 

少人数での会談を30分ほど行った後、両首脳は食事をとりながら意見を交わす「ワーキングランチ」を行いました。その後そろって記者会見し、会談の成果を共同声明として発表。共同声明では、暴力の続く混乱した世界に平和と繁栄をもたらす「日米関係の新たな黄金時代を追求する」という決意を示しました。

 

中国の脅威を念頭に、安全保障分野では、日米同盟はインド太平洋及びそれを超えた地域の平和、安全及び繁栄の礎であり続けることを強調し、日米同盟の抑止力・対処力をさらに強化すると指摘。また経済分野では、互いに利益のある形でアメリカから日本への液化天然ガス輸出を増やし、エネルギー安全保障を強化することなどを発表しました。

 

トランプ氏は記者会見で、「慢性的な貿易赤字は我が国の経済を弱体化させている。日本との貿易赤字は1000億ドルを超えているが、これを解消するつもりだ。率直に言えば原油とガスだけですぐに解消できると思っている」と語り、北部アラスカ州でのパイプライン建設などを手掛ける日米の合弁事業の立ち上げを目指すとしました。会談でトランプ氏は、関税についてはあまり話さず、液化天然ガスのビジネスに関して、多くの時間を割いたといいます。

 

石破氏は記者会見で、対米投資額を1兆ドル(約150兆円)といういまだかつてない規模まで引き上げたいとトランプ氏に伝えたと明かしています。また、中止命令が出されていた日本製鉄によるUSスチール買収計画について、トランプ氏は「USスチールを所有するのではなく、多額の投資をすることで合意した」と指摘。石破氏は「どちらかが利益を得るというような一方的な関係にならないことを大統領との間で強く認識を共有した。大きな成果だと考えている」と述べています。現時点では、これが日本製鉄の計画を認めることを意味するのかどうかは不明です。

 

また、石破氏はトランプ氏の印象について、「テレビで見ると、声高でかなり個性が強烈で、恐ろしい方だという印象がなかったわけではないが、実際にお目にかかると、誠実で強い使命感を持たれた方だと感じた」などと語り、トランプ氏の笑顔を引き出していました。

 

初めての日米首脳会談は、ひとまず成功裏に終わったと言えるでしょう。会談は穏やかな雰囲気で、共同記者会見で2人の掛け合いが会場の笑いを誘う場面もありました。

 

ただ、ここからが正念場です。共同声明で掲げたように、石破政権が本気で「日米の新たな黄金時代」を拓くつもりであれば、特に対中国での方向転換が不可欠となります。

 

《どう見るか》